今日から11月。今年も残すところ、2ヶ月。残された時間でどこまでやりきることができるのか、第72期ALSOK杯王将戦リーグを見ていると、改めて実感。最後まで歯を食いしばって頑張ってみるしかないのだと。。。
10/20(火):上島町4小学校(魚島小、弓削小、生名小、岩城小)合同・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
離島の4つの小学校を結んでの合同ふるさと出前授業。これまでも旧玉川町の九和小、鴨部小、玉川中の3つの合同はあったものの、4つ(魚島小、弓削小、生名小、岩城小)は初めて。また、4年生に「花の不思議な世界」を講義するのも初めて。そんな緊張感を和らげて頂いたのが、教育長をされている高橋典子先生から児童の皆さんへの温かい言葉。また、潤滑油的な立場として、教育委員会で指導主事をされている八木先生が各学校への発言を促して頂き、スタート。
花の写真から名前を当てる、花から結実するまでに起きていること、リンゴの話でしたが、ミカンのことと対比しながら結実までに起きることを考える理科ができたと思いました。理科というと覚えることと思いがちかも知れないですが、これまでに学んだことを基礎として考えることの大事さは伝わったかと思います。
講義の最後には質問、気がついたことを各学校から。また、4つの学校を代表して魚島小学校の4年生から今日の学びとお礼の言葉を。とてもしっかりしていました。4つの学校といういつもと違う環境でしたが、このことを大事にしてこれからも学んで下さい。
わたなべしるす
【アウトリーチ活動】上島町4小学校(魚島小、弓削小、生名小、岩城小)合同ふるさと出前授業(11/1)
2022年11月 1日 (火)
若手の会に参加してきました
2022年10月26日 (水)
益子です。お久しぶりの投稿です。
お久しぶりというか、初回以来でした。こんにちは。
最近仙台市内の木々が少しずつ色付いてきて、ふく風は冷たく感じます。秋だなあ
さて、渡辺研メンバーは10月23日から25日にかけて、湯河原で開催された学術変革領域・挑戦的両性花原理 若手の会に参加させていただいておりました。
全国各地から領域に関わる先生方や学生さんが集まり、交流を深めるという趣旨のもと、研究発表やOstagramを使用したレクリエーション、BBQなど、イベント盛りだくさんの3日間でした。
高田さん、林さん、福島さんはポスター発表に参加しておられました。お疲れ様でした。
鈴木さんと伊藤さんは研究室に残って、植物のお世話などを担ってくださりました。ありがとうございました。
今回の感想を一言で言うと、楽しかった!です。
研究発表やディスカッションを通して伝わってきた他大学の学生さんの研究に向き合う姿勢には刺激を受け、自分も頑張らなきゃなと思いましたし、講演では普段なかなか触れない情報学分野などの研究のお話も聞くことができて、新鮮で学びが多い会でした。
参加することができて良かったです。
会を運営してくださった関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
領域代表の赤木先生が、こういった会で生まれた交流がきっかけとなって、何か新しいものが生み出される可能性に期待している というようなお話をされていて、本当にそうなったら素敵だなと思いました。
様々な人たちと積極的に交流するのって大事ですね。インドア体質ですが、心得たいです。
本記事を書くにあたり、スマホの写真フォルダを見返しましたが ほとんど写真を撮らなかったことに気付きました...
唯一撮っていた、宿の部屋からの景色を載せておこうと思います。
海が見えてうれしかったです。
益子
【アウトリーチ活動】仙台市立桜丘小学校・理科特別授業、今治市立国分小学校・ふるさと出前授業、今治市立桜井小学校・ふるさと出前授業(10/18, 20, 21追記)
2022年10月19日 (水)
外国為替市場の円相場が1ドル=149円台に。32年ぶりの円安とか。32年前。1990年といえば、博士課程後期の1年。その翌年から助手に任用されたので、学生最後の年。海外出張がなかったので、イメージがないですが、いずれ果てしなく昔の水準。これでよいのかと思うわけですが、何かできないのも歯がゆいわけです。そんな10月中旬。現地とリモートでの出前講義が忙しくなりそうです。
10/18(火):仙台市立桜丘小学校・理科特別授業「環境問題を多角的に考える」
今年度の仙台市教育センターからの理科特別授業は桜丘小学校。担当頂いたのは、昨年度と同じく佐藤先生。渡辺の講義へのご指名、ありがとうございました。玄関の所に、welcome boardを用意頂きました。感謝です。
午前中は6年生に「環境問題」。去年は5年生として「花の不思議な世界」の講義を。リンゴを使っての講義をしたことを多くの方々覚えてくれていました。で、肝心の「環境問題」。「地球温暖化」ということがイメージされるようでしたが、もっと身の回りの教室、クラス、学校、通学路、などいろんなことが「環境問題」ということを再認識。地球レベルの大きな問題に関心を持つことは大事なこと。それに加えて、身近な事象の環境問題も考えるようにして下さい。また、これをきっかけとして、年明けの理科の時間に学習する「理科」としての環境のことをより深い学習になるかと思います。さて、来年からは中学生。中学校に進学してもがんばって下さい。
PS. 午前中の講義は教育センターでこの理科特別授業を統括されている川口先生と本学農学部の先生が見学。次年度に向けてよい情報交換もできました。ありがとうございました。
10/18(火):仙台市立桜丘小学校・理科特別授業「花の不思議な世界」
午後からは5年生にリンゴを素材にした「受粉から受精」までのことを。理科を担当されている佐藤先生から「受粉・受精」について理科の時間に行った時に、児童の皆さんで疑問に思ったことを整理して見せて頂き、それについての解説というか、説明を。そうしたら、もうちょっと難しいこんなことが起きているよということを話しましょうとなり、小学校5年生ですが、大学生の「生殖」のところでの講義のような形に。それでもしっかりついてきてくれたのは、さすがでした。
この説明を終えて、本来の講義で話す内容に。理科の時間にしっかり学習し、最初の話をfollowできたから、こちらからの質問にもスムーズに応答。理科の授業は覚えることと思っているかも知れないですが、そうではなく、今日のように考えることの大切さを忘れないで、これからも学習して下さい。
10/20(木):今治市立国分小学校・ふるさと出前授業「キャベツとブロッコリー」
この日の午後はリモートでの「ふるさと出前授業」を今治市立国分小学校へ。先月の立花中学校以来。今年度は「キャベツとブロッコリー」。最初は植物の形作りの復習から入り、キャベツとブロッコリーの生長を追った写真から類似性と違いを。それらを踏まえて、キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜるとどうなるのか。観察して、考える理科。
対面であれば、とりのこ用紙(模造紙)に書くのですが、リモートということで、パソコンに絵を描いて共有して、質疑応答まで。8つのグループごとに。なぜ、自分たちのideaの絵を描いたのか、その理由をしっかり説明できているところもあり、他のグループの参考になったと思います。普段の理科は覚えることが多いかも知れないですが、自然を観察して、考える理科にして下さい。
10/21(金):今治市立桜井小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
前日に続いてのリモート「ふるさと出前授業」は、今治市立桜井小学校へ。渡辺の母校。桜井小学校のHPを見ると、創立150周年。渡辺が卒業してから44年(??)。もしかしたら、小学校に入学前か入学した頃に、100周年だったのかも。学校の日記をめくってみると、昔の写真が。渡辺がいた頃に近い時代のも。懐かしい限りでした。
本題のふるさと出前授業は「花の不思議な世界」。リンゴの花が咲いてから結実するまでの不思議を写真、動画を見ながら考えるもの。直接の後輩になるので、講義のスタートはその話から。何回行っても感動です。こちらからの問いかけにパソコンの前に来て答えてくれたのですが、たくさんの方々が答えてくれて、講義の後半には手を挙げて前に来てくれたみんなで相談しての回答。なかなかよいチームワークでした。
これからは「ミカン」の季節かも知れないですが、「リンゴ」を食べて、観察したり、考えたり、実際に何かにチャレンジすることを思い出して下さい。
わたなべしるす
【アウトリーチ活動】山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス、今治市立立花中小学校・ふるさと出前授業、岩手県立一関第一高等学校・SSH探究研究指導(9/15, 27, 28追記)
2022年9月16日 (金)
先週はすこし涼しかったのですが、台風の影響なのか、気温は平年より高め。台風の勢力がずいぶんとpower upしたような。。。気候変動でしょうか。もちろん、農作物への影響も問題になってくるわけで。。また、2019年から始まった日々の問題が解決の方向とか。。。実際どうなるかはわからないのですが。
9/15(木):山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス「バイオ産業科学と社会課題」
夏休み前のリモートでの出前講義が7月7日。秋から冬にかけての実施はこの枠で。いくつかのことが重なり、今回は現地で。前回とは異なる生徒さんたちが参加。導入の1hrは「野菜、果物の分類」。分類というと古いことのように思うかも知れないですが、植物の特徴を理解して、どこが同じでどこが違うのか。ある意味、観察するときの基本。○◎科という名前は知らなくても、特徴を見いだすことは大事なこと。今回も実物を用意していただき、グループごとに発表。なぜそんな分類をしたのか、ということも。ぜひ、観察する観点を大事にして下さい。
後半はその植物の生殖とキャリア教育。少し駆け足になったかも知れないですが、観察して、なぜかということを考える習慣がついたのではないかと。また、将来を考えることの大事さも。質問の時間もポイントを押さえた質問が多く、なかなかniceでした。レポートを楽しみにしております。最後の代表者の挨拶もとてもしっかりしていました。受講生それぞれが講義のどのポイントがよかったなど、違うと思いますが、講義で話した大事な点をこれからの毎日の学習、将来に活かしてもらえればと。
PS. 講義の合間、終わりに「課題研究」について、SSH担当の鈴木先生、山口先生と情報交換。次への発展につながりそうな打合せでした。
9/27(火):今治市立立花中学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
中学校での出前講義は渡辺にはかなり少ない頻度。主に高等学校、小学校。ふるさと出前授業でも数回の実施のような。今回の立花中学校は渡辺が高校生の時の通学路の途中の中学校。担当頂いた谷川先生には、2017年に魚島小中学校でのふるさと出前授業でお世話になり、今回の立花中学校での実施になりました。ありがとうございました。で、この状況なのでリモートでの実施。
リンゴの花を見るのは珍しいですが、ミカンの花から結実は見ているという生徒さんも。受粉反応、自家不和合性などを説明したのですが、中学校で花粉管の中に分化した特殊な細胞も今では学習するらしく、こちらが驚きでした。学校の周りの自然を観察することでさらに学びを深めてくれると思っています。感想が届くのを楽しみにしています。
PS. 出前講義当日の夕方には、立花中学校のHPにふるさと出前授業の記事がupload。ありがとうございました。
9/28(水):岩手県立一関第一高等学校SSH高志探究IIB中間発表会・指導、助言
翌日の午後は、一関一高へこちらもリモート。物理、化学、生物などに分かれての大学の教員からの課題研究への指導。渡辺の担当は生物の2つの研究。30minの持ち時間で問題点を指摘して、次につなげるのか。こちらからの研究を展開する上でのきっかけなどになればと。
是非、なぜそれを行うのか、この実験をするのは「なぜ」に対する「どのような解答」を与えてくれるのか、そんな風に考えて見て下さい。次の発表を楽しみにしています。
わたなべしるす
【リモート・現地でのアウトリーチ活動】みらい型科学者の卵養成講座・特別講義、岩手県立一ノ関第一高等学校・SSH特別講義(7/30, 8/22)
2022年8月22日 (月)
6月末に梅雨が明けるという普通ではない天候。8月は比較的雨が多く、ずいぶんと湿度も高い時期があったですが、お盆を過ぎた頃から少し空きらしい乾燥した空気に。オミクロン変異のBA5系統のためか、コロナ感染の拡大が。そんな中、感染対策をして出張しての現地での講義も。これから先感染がどうなるのか。そんな8月。
7/30(土):みらい型「科学者の卵養成講座」特別講義「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」
昨年度は探求型とみらい型の併走。今年度はみらい型でのスタート。いくつかの事案が並行して走っていることもあり、事務局の方々に全面的にお世話になっている状態。第2回目の講義として、自家不和合性の講義。予習の動画と当日のプレゼンは少し角度を変えた見方で。少しイメージが変わったようでしたが、レポートを見る限り、概ね、植物の生殖がいかにいろいろなシステムに変化をして、挑戦的であるかということの理解は頂けたかと。
質問ができるポートフォリオも用意されており、そちらに質問をたくさん頂きました。こちらの説明で十分だったでしょうか。この記事が出る頃には夏が終わろうとしていますが、秋にかけて「果実」が成熟する時期。その過程をしっかり観察してみて下さい。
8/22(月):岩手県立一ノ関第一高等学校・SSH特別講義「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」
ほぼ、1ヶ月ほど前に山形県立東桜学館高等学校に出張。今回は岩手県立一関第一高等学校へ。1年生5クラスへの講義なのですが、2022年3月16日のM7.4の地震の影響で大きなホールが使えず、2クラスへの現地での講義と3クラスへのリモート配信。これをハイブリッドというのでしょうか。講義の内容は、課題研究をどのように行い、調べたり、考えたりすることに重きをおくことの大事さ、それをベースにした日々の学習など。参考になったでしょうか。
また、日々、考えることがこれからの大学、職業選択という「キャリア形成」には重要なこと。渡辺のこれまでのキャリアというか、人生の道のりを話すことで受講生の方々の参考に。最後は質問の時間。5つくらいの質問だったでしょうか。なかなか難しい質問も多かったですが、答えになったでしょうか。少なくとも参考になっていればと。
講義のあと、SSHを担当されている先生方と意見交換会。短い時間でしたが、よい形での情報交換でした。運営指導委員も仰せつかっているので、何かあればmailでご連絡下さい。ありがとうございました。
わたなべしるす