なんだかんだで後半戦。そして今日は決勝戦。「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」が仙台放送ニュースアプリで掲載中です。今回は、世代が長い作物(果樹を例に)の品種育成・頒布について触れています。
昨日触れた、一代雑種育種法は非常に強力な育種法。しかし、親世代が純粋種でないと効果が薄い可能性があったり、世代が長い品種には使いづらいという弱点があるんですね。親を純粋種にするのにも時間がかかるので、花がつくまで十年単位みたいな果樹の育種には使いづらいのです。


2015年8月20日 (木)
なんだかんだで後半戦。そして今日は決勝戦。「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」が仙台放送ニュースアプリで掲載中です。今回は、世代が長い作物(果樹を例に)の品種育成・頒布について触れています。
昨日触れた、一代雑種育種法は非常に強力な育種法。しかし、親世代が純粋種でないと効果が薄い可能性があったり、世代が長い品種には使いづらいという弱点があるんですね。親を純粋種にするのにも時間がかかるので、花がつくまで十年単位みたいな果樹の育種には使いづらいのです。
2015年8月19日 (水)
先週の雨のおかげでしょうか。仙台も少し風が涼しくなり、9月上旬までは暑さが残るにせよ、少し秋らしくなってくるのではと。。。そう考えると、やっぱり、30年ほど前にアブラナの研究を始めた頃より、半月くらいでしょうか。暑さが続いているのは。これが「温暖化」の目に見える部分という気もします。
さて、福島県立福島高等学校のSSHも今年が2期4年目。4月には、キャリア教育の講義で伺いました。そんな中で、今年度も運営指導委員を仰せつかり、また、委員長職を昨年度に引き続き。今年度の初めに、東北地区のSSH継続、新規申請がことごとくだめだったという「東北ショック」がありましたので、何とか、3期目につながるように、という一方で、SSHにも「グローバル化」の波は着日に来ており、これをどう受け止めて、clearするのかというのは、大きな問題のような気がしました。外見的には、何となく英語をしゃべることができるようになったかも知れないですが、その中身、つまり、高校生として、なにをすべきなのかなど、「考える力」の養成が一方で重要な。。。どう対応するか、重要な問題であろうと。。
会議では、今年度の取組とその方向性。昨年度と同様に様々なことにトライして、課題研究、グローバルという名前の海外との連携、地域への還元、などなど。活動内容は、いずれも評価できる内容。あとは、3期目に向けて、何を次の目玉にするのか。ということではないかと。。。一方で、SSHとは独立事象にしてはいけないかもしれないですが、「基礎学力問題」。この30年、右肩下がりになっているように見えるのは、何が原因なのか、SSHの実施によって、この問題が回復すれば。。。その意味では、子供の頃からの経験。どれだけ、いろいろなことをやって、失敗して、それを経験値とするか。改めて大事なことなのだろうと。。。改めて小中高大、その先の社会に出て、人材がどう育成されたのか。横串というか、縦串というか、それをちゃんとしないと。どこがボトルネックになっているのか、見えてくるような気がしました。
議論の多くの時間は、SSHはもとより、高大連携を含めた昨今の教育問題。それらをいかに解決するかによって、SSHでの成果も大きくなるでしょうし、その先の大学、社会での活躍も。何より、教育が明治以降、ここまでしっかりしたシステムができあがったからこそ、現在があるわけです。もちろん、様々な紆余曲折があったわけで。。改めて、その歴史を振り返り、なにが鍵となっていたのか、理解することが、次期の申請に向けても大事なことなのだろうと。。。
ということで、今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、教頭先生、県教委の先生方、国分先生、細谷先生、原先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度、さらなる発展を祈念しております。今まで以上にコラボしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. いつもいらっしゃる橋爪先生は、生徒さんたちと海外での発表への招待とか。何とか実験をする時間をとることができればと。。。ふと、そんなことを。
PS.のPS. 終わったあと、他の高校でのSSHでの課題研究の連携について。研究内容は。。。秘匿事項になるのだと思いますので。。。ここでは記しませんが。おもしろいことを考えておられて。運営指導委員として、何かできることがあれば。年度末の発表会などを楽しみにしております。
2015年8月19日 (水)
今日で3回目になりました。「すごい『トウモロコシ』の作り方」が掲載中です。今回は、現在の作物品種育成のメインストリーム、一代雑種育種法について説明しております。
今から数十年前・・・市販の種子から育てたトウモロコシは実入りが良くて甘かったのに、自家採取のトウモロコシはスカスカで甘くなかった、という渡辺教授・少年時代の実体験から着想を得ております。
News Releaseの補足では、一代雑種育種法の原理、雑種強勢について触れています。トンビの子がタカを生む、と申しますが、雑種強勢はまさにそれ。親よりも飛びぬけて良い形質を得られる、魔法の組み合わせについて説明しています。その原因は詳細には、未だ謎らしいですね。
実は一代雑種育種法ですが、家畜品種育成にも良く使われています。食肉用の豚で、"~~三元豚"という品種を聞く事があるかと思います。これは、3種類の純粋種を組み合わせてますよ、という意味です。知ってた?私はこないだまで知らなかったです。
反面、純粋な種である、それぞれの地方の在来種についても大きく見直されてきています。京野菜、加賀野菜について描いてますが、当研究室に北陸出身者が多いためです。
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マスコ
2015年8月18日 (火)
実験、研究というのを初めて、30年近くになる。30年の間に、世の中の時間軸がずいぶんと速くなった。あり得ないくらい。。。論文を投稿するとき、昔なら、印刷をして、図版のための写真を準備して。写真は基本白黒で、暗室で自分で準備。組み写真を作り、ケント紙に貼り付け。それぞれに図表の番号を入れて。。。指定された部数、準備をして、Editorial Office、Editor-in-Chiefに送る。2ヶ月くらいは、何も反応がない。というか、最初の頃は、すぐに反応が来るような雑誌に論文を投稿できないのもあったが。仕方なく、待っていて、それでもだめなときは、日向先生にお願いをして、OfficeなどにFaxで、われわれの論文がどうなっているかを聞いてもらうと。もう少し待ってね、というようなたぐいの返事が来るのがほとんど。。。ただ、準備というか、実験・研究の準備から実施、論文作成の過程は、どこまで「こまやかに」、注意力を持って実行できるかというのは、とても大事なこと。可能な限り「こまやかに」ということに注意しながら、。。。
時間軸が速くなった関係というよりも、Internetの普及かもしれない。移動中であろうとどこであろうと、仕事が舞い込んでくる。おかげで「ゆったりと」、物事を考えるようにならない。netを切ればよいだろうと、言われるかもしれないが、1日mailを閉じると、30通もmailがあるので、放置すると、あとが面倒になるだけ。。。なんとか、ならないのだろうか。Internetは、何があってもAとBとの間で通信が切れないようにするというので、網目状になっているというのが、そもそもの発想らしい。たしかに、。。。「ゆったりと」ものを考える時間がない分、網の目状に張り巡らせた「共同研究網」をいかに活かしていくか、そんなことなのかもしれない。
師匠の日向先生、同じく、共同研究先の師匠であった磯貝先生。だけでなく、師匠として接して頂いた多くの先生方は、いずれも「どっかりと」構えて、落ち着いておられた。渡辺はというと、どうも落ち着いていない。昔の方が大学というか、文科省から来る予算が黙っていてもある程度あったが、今はそうはいかない。場合によっては、赤字から始まるのではと言うようなことも、ありと言われたり、。。。困った時代になった。なので、予算を取りそくると、1年間たいへんと言うよりも、研究室が成り立たなくなる。それまで継承していたものを、継承できなくなる。頭を抱える。。。いくら、予算がどうのこうのというのはあっても、その「どっかりと」という落ち着きはどうにも身につかない。何とかしないといけないが。で、この3つの言葉。渡辺が通った小学校の校歌の中のことば。6年間歌い続けて、頭の中で簡単に流れるのに、それが未だに実行できていない。。。何とも情けない。改めて、小中高の校歌を思い出し、日々の生活にいかすことを考えないと。。。そんなことを思い出させてくれた、小中学校の同級会であった。ありがとうございました。というか、運営をしてくれた方々に、感謝です。ありがとうございました。![]()
わたなべしるす
PS. 驚いたのは、小学校の1番の校歌。都として長い間続いたのは、京都なのに、何故、奈良なのか。その当時は、何も思わなかったが、今となって、共同研究をしていると、偶然にしてはよくできすぎと思った。せっかくなので、小学校の校歌を記しておく。
今治市立桜井小学校 校歌
1. 桜 桜 桜井の 小学校の子どもらは
すこやかに うるわしく きっぱりと おおらかに
いにしえの 奈良の都に さく花の におう光と
2. 桜 桜 桜井の 小学校の子どもらは
こまやかに ものを見る ゆったりと 考える
さざれ波 志々満 白浜 すそのひく 唐子の山と
3. 桜 桜 桜井の 小学校の子どもらは
ユーカリの 木のように どっかりと こしをすえ
石鎚の 肩の白雲 海わたる 夜明けの風と
2015年8月18日 (火)
東北大コラムの第2回「ゲノム情報の光と影」が掲載中です(仙台放送ニュースアプリでの連載)。今回は、次世代DNAシーケンサーがもたらしたゲノムサイエンスへの革命、全ゲノム情報がもたらす未来についてです。ゲノムってなに?という方のために、豆知識でゲノムについても説明してますよ。
HP連動企画「News Releaseでの補足」では、ゲノムの本体「DNA(デオキシリボ核酸)」がどのように遺伝情報をコードしているのか、DNA情報を読み取る機械「DNAシーケンサー」はどのような原理で情報を読み取っているのかについて解説しています。個人の全ゲノム情報が安価で調べられようになる近未来、こんなやりとりが行われる可能性も否定できません。
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マスコ