東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【出前講義】青森県立八戸高等学校・学部説明/模擬講義「農学・生命科学入門」(8/25)

2015年8月25日 (火)

 愛媛・今治はまだ、夏のような気温で、外ではセミがずいぶん鳴いていましたし、気温も暑い盛りは過ぎたとはいえ。。。それでも。一転、青森・八戸では、秋風が吹いているというか、歩いても心地よいくらいの気温になっていて、秋が近いというか、冬が近いというか、。。そんな季節の変わり目を感じることができるのも、日本が南北に長いから。九州に朝方上陸した台風からの影響が気になるところですが。。。そんな八戸。SSHの関係で青森県立八戸北高等学校へ出前講義に伺って以来。3.11のことを物語る木材を利活用したものや「蕪島」のボードも。蕪島には、確か、アブラナが植えられていたような。。。ただ、元々の自生個体は、何かの影響でなくなってしまったというのは、少し残念というのを昔聞いたことが。。。そんなことを思い出させてくれるwelcomeでした。

20150825180928-6d142de0b71b1de60ca6da94c5fa44ca4a05ec08.JPG20150825181003-ed616472688edfe69ac19709a285b30668ce267d.JPG 青森県立八戸高等学校から出前講義の依頼をいただいたのが、6月終わり頃の出張時。入試課にいろいろな学部へのリクエストがありましたが、農学、生命科学関係の所は、渡辺が逆指名。はて??と思ったわけです。なにかあるなと思いつつ、日程的に少し大変でしたが、逆指名はありたいことですので。学校の周りは、防風林、防雪林でしょうか。立派な木で囲まれていて、講義までの間、少し時間がありましたので、先生方と少しお話しをする時間があり、その時に伺ったのが、渡辺の逆指名の理由。以前、青森県立三本木高等学校での出前講義でお世話になった先生からのご紹介と。。。ありがたいことだなと。。。。

20150825181022-27ee9ae7f028f611417f85cdb04a3a99b646d9e5.JPG20150825181047-142a85e67709454d0380ebf78d21f1d1094aa0fe.JPG20150825181128-03d5ef7eda44212832a68b098ab246d01a454ffa.JPG 講義は「農学・生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」と題して、2hrの講義時間のうち、前半がサイエンスの話として、植物の生殖から自家不和合性まで。後半の1hrが渡辺のこれまでの歩みを紹介しつつ、進路、人生をどう考えるかというキャリア教育の講義。来月、母校の愛媛県立今治西高等学校での出前講義で予定している講義パターン。いつもなら、かなり前半を話しすぎるのですが、今回は、作物の花の名前を多く知っており、周りをしっかり観察しているなと。そんな立ち上がりでしたが、ヒマワリの上のハチがどこに行くのか。違う花にいくと、種の障壁がなければ、雑種ができるわけですが、夏の花として、ヒマワリ以外になかなか名前が出ず。。。とうとう「チューリップ」が出たのは、。。。。普段からの観察というか、「旬」に対する感覚を持つことが大事なのではと。自殖弱勢がおきるとこんなことがということを、ダーゥインの実験から紹介したり、自家不和合性の動画、リンゴの自家不和合性と受粉樹を使っても、ちゃんと「ふじ」ができることなど、理解してもらえたのでは。自家不和合性など、前半の話は、渡辺のHP仙台放送ニュースアプリで、記事を見ることができると思います。そちらも是非、参考にしてみて下さい。

20150825181159-b39fee23ac633805197d975f17257712ba44ba81.JPG20150825181224-68c37fa3f5b802d41580dbf5dd01e5bf9228a427.JPG 後半のキャリア教育では、高校生としてというか、大学に来るまでにこんなことを学んでほしいというようなことであったり、自分のこれまでをしっかり振り返って、将来を考えてほしいと。そのためにも、ぜひ、数学の問題集は答えを見ないで、できれば、答えを書いた冊子を使わずに、解くことの大事さ、それが考えることにつながるからと。また、大学で何を学んだのか、もちろん、今に至って振り返るとですが、。。パソコンのブラインドタッチであったり、相性であったり。。。もちろん、これで飯を食うという心構えで3年の時のノートは、今でも使っているとか。どこかで何をするかが明確になれば、やることは見えてくると思いますので。今日のことをきっかけにして、将来を考えることになればと。。。質問コーナーでは、植物工場のことであったり、農学部と理学部生物の違いなどなど。とてもよい質問でした。質問をためらった方は、レポートに書いておいて下さい。なにより、皆さんからのレポートがもどってくるのを楽しみにしておりますので。

20150825181332-5ceaadec593ad7ec27e01c28ef94362ccaad0130.JPG20150825181348-77f97403ce136105352cfc592243b2b30520e064.JPG いつも最後の集合写真を忘れるので、講義枠を統括頂いていた波多野先生に最初に、写真の話をしておいて、無事、全員で世界に向けて情報発信。今日の話を聞いて、なるほどと思ったり、農学、植物、遺伝学についての見方が変わったという方。是非、渡辺の研究室で一緒に研究できるのを楽しみにしていますので。最後になりましたが、赤坂校長先生、小山内先生、嶋先生、波多野先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。初めての学校でしたが、こちらもよい刺激を頂きました。今後ともよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 講義が終わったあと、全体の部屋に戻るまでの間、統括頂いていた波多野先生と今日の講義全体について、盛り上がることができたのは、ありがたい限りでした。大学で実験をしていても、うまくいかないことは、たくさんあるわけで。そんな将来の上がり下がりをこの受験というのを通じて、学んでほしいという先生の言葉に感動でした。ありがとうございました。是非、次回以降、使わせて頂きます。

 PS.のPS. 前にも書いたかも知れないですが、来年の3月には、東北新幹線は、北海道へ。というか、北海道新幹線に。仙台ではあまり実感がないですが、八戸当たりに来ると、すぐそこのような気がします。仙台から函館までの時間を考えると、楽しくなりそうです。

20150825181415-67cd5e91d4a6a41ed745409e77ee51203facdb66.JPG PS.のPS.のPS. 時代の流れかも知れないですが、ホームには安全柵が。。。いつから「いい」加減ということを忘れてしまったのか。。。そんなことを思い出しつつ。高校時代の物理IIの講義で、比較的高速でホームに入ってくる電車に近い場所は、空気の流れの関係で、電車に引き込まれるというのを思い出したり。何ともいえず、複雑な思いでした。。。物理は得意でなかったので。。。

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【出前講義】愛媛県立今治西高等学校・蛍雪大学・特別講義、実習「農学研究に求められるもの--観察力、異分野融合力--」(8/23-24)

2015年8月24日 (月)

 また、猛烈な台風15号が西南諸島から九州を北上するコースで。石垣島での最大風速が70m/hとか。。。子供の頃の台風も結構すごかったイメージがありますが、50m/hを超えてくると。。。ちょっと想像できない風速で。。。仙台はその影響というよりももう1つの日本の東側を通過する台風16号の影響でしょうか。金曜日からぐずつきはじめ、週末もかなり湿度が高かったような。。。いずれ、気象の変化に合わせて考えないと。。。

20150824165524-f1428ac786458e62dde4e2407aa05ba8a5b365b0.JPG そんな中、金曜日の「楽しい理科のはなし2015--不思議の箱を開けよう--」は、かなり好評でした。ちょっとfollowできないかなと思えるような人数でしたが、それでもTAの学生さんたちとお手伝いstaffの方々の頑張りで。なんとか。TAの学生さんたちからも大変だったけど、楽しかったので、また、来年もというような声も頂き。。。少しほっとしています。土曜日をはさんで、日、月と母校の愛媛県立今治西高等学校での出前講義。例年、1ヶ月くらい後に、2年生向けに進路教育というか、キャリア教育というか、そんな講義が計画されているのですが、1ヶ月早く昨年から始まったという「蛍雪大学」の講師をお願いされ。。。久しぶりの母校へ。この「蛍雪大学」が始まったのは、卒業生で、現在大学院生の方々が、母校に何か恩返しをできないかと言うことだったと。渡辺がそんなことを考えるというか、出前講義を始めたのは、5年ほど前。そう考えると、立派なものと言うより、感動でした。さらに、蛍雪大学を行うまでにも、数多くの前打合せなどをしており、まさに次世代を担う若い人材がさらなる若手を育成しているなと。ということで、。

20150824165638-bd6e03273edc9af9dd8668e25aa0f98a26b66c90.JPG20150824165707-021270fb356944814e43d7af0f0e955423586ab9.JPG 日曜日の最終打合せには、渡辺は最後のところで参加してくれている大学生、大学院生に挨拶を。こうした経緯を知っていれば、もうすこし話す内容を変えたのですが、しっかりと将来を見すえて、やられている学生さんたちには、少し失礼だったなと。反省でした。

20150824165826-2d1e06da15d1929a887ca070d2a41307bce50e4c.JPG20150824165849-ac1a457d820c3a1cf0f749cc415745853c08e7bc.JPG 月曜日は、7:50という高校時代でもかなり早い集合時間。やられる学生さんたちの熱意と気合いを感じながら。もちろん、集まる生徒さんたちも、講義が始まる30minほど前には、全員そろっていて、これも感動。ということで、1コマ目の講義の時間は少し長めだったですが、「受験・大学体験談」をスタート。渡辺と一緒にやってくれたのは、広島大・医学部の学生さん。農学の専門ではないですが、農学についての概要とご自身の受験談。年齢が近い分、受講生にはインパクトがあったのでは。

20150824170112-6d9b33917e2729f60a1ab54a33d399b4cc6b257b.JPG20150824170137-fcc50b2331aaf8355a14fd0146d988c06ed02562.JPG 渡辺の受験は、30年以上前。センター試験と言うよりも、共通一次の時。ただ、なぜ、農学をやるようになったのか、理工学系志望だったので、物理、化学の受験だったけど、遺伝学をやるという点では、問題ないというか、有利という感じのこと。また、遺伝学をやるきっかけになった「謎のコメが日本を狙う」という番組を見たこと。さらには、東北大を受験するきっかけになったこと。などなど、少しは、受験についてのヒントになったのではないかなと。また、多くの高校生が大学に進学することが目的になっていて、そのあと、なにをするのかが明確でないというようなことを別の機会に伺い、大学で渡辺としては、何を学んだのか。それがどの様に今にいきているのか。さらには、いろんな選択肢があったけど、東北大・農で植物育種学を日向教授の下で学んだので、今があると。なので、ぜひ、将来のことを考えてほしいと。また、農学という分野が、みんなが考えているよりも遙かに広い分野をカバーしていて、名前としては、あまりかっこよくなかも知れないですが、いろいろな角度から物事を考えるという意味では、よい学問分野だと。。。

20150824170211-099b07b6834e0926e7cd4e5fcc5de141ae21426d.JPG20150824170320-133b40493c2f07cb88e07c8d5749db40b80e9bc6.JPG この後の2, 3コマは、「体験型進路授業」ということで、金曜日のイベントで行った「花の解剖」。金曜日の小学生ではない訳なので、キクの花の分解が中心でしたが、その花を分解することで、花弁にどんな特徴があるのか、花弁の内側がどうなっているのか、という普段は考えないようなことを考えてもらいながら。。。農学という分野に進む方は少ないかも知れないですが、ものを壊して、はじめて組み立てることができるわけです。そんなものづくり、科学をする、考えるということの基本的なことを学んで頂けたのではないでしょうか。

20150824170604-a69ad6eeb9394e595767ae35b44788499ba44824.JPG20150824170625-0cfdb2f50a61c98c11be4fc18926f782cd38d482.JPG 本来なら、この分解をすると言うことに終始する予定でしたが、生物の小野先生が、とあるところとのコラボで、日立の走査型電子顕微鏡をレンタル(中部大学・井上徳之
先生提供)されており、せっかくでしたので、花のいろいろな部分を拡大してみることで、なぜ、植物が水をはじくのかなど、現在の工業製品にも応用されていることがわかったのではないでしょうか。

20150824170655-73cfc083fa20f031b3bfc1d7a85efab80a6e7adc.JPG20150824170716-b2a68e753d446a161863948978bf4d9dc9816e3f.JPG 午後からは、大学生、大学院生と高校生との受験相談会。渡辺ももちろん、welcomeでしたが、あまり出番はなく、最後に東北大を受験することを考えているという方に、東北大のすごいところは、工学部の電気、金属、材料系だと。ぜひ、仙台、東北大にいらしいて頂ければと思います。楽しみにしておりますので。

 最後になりましたが、今治西高・山田校長先生、玉井教頭先生、村井進路課長、蛍雪大学・大屋代表、佐伯副代表をはじめとする関係の先生方、蛍雪大学を支える多くの大学生、大学院生の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。こうした卒業した大学生中心のイベントに渡辺のようなものを加えて頂き、ありがとうございました。若い後輩たちががんばっているのを拝見して、感動でした。次年度以降も継承され、さらには、このつながりでできたメンバーでのさらなる別の形でのコラボができればと思います。ありがとうございました。

20150824170816-aa54ec1bcadac78f0bdf32ca4e97e498881c4a95.JPG20150824170839-872939c695410274f37de51b208bda91e1006ab1.JPG
 わたなべしるす

 PS. 秋以降の出前講義に向けて、西条農高・別府先生とも時間を頂き、話をすることができました。ありがとうございました。また、うまくコラボできればと思いますので。

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はむちゃん(岩本さん)~心の闇~

2015年8月24日 (月)

こんにちは。M1の岡本です。
今回は、なべさんが先に触れましたが、僕からも先週の金曜に行われた「楽しい理科のはなし」について書こうと思います。

金曜はかなり雨が降っていたのにもかかわらず多くの来客があり少し驚きました。
これもでんじろう先生の名前の力かと。
10:30~18:00までに2回ほどチャーリー西村さん(でんじろう先生の一番弟子)のショーがあったのですが、あまりにもお客さんが多かったので見ることができませんでした。少しだけでもみたかった・・・oTL


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辺本さんがこの写真を見た時に、「後ろの風船ほしーい」
さすが辺本さんです!ふつうはチャーリー西村さんに目が行くところを後ろの風船に目がいくとは!!
その才能に頭が上がりませんわm(__)m

なべ研のブース自体としては、開場して30分ぐらいは来客もまばらでみんな余裕があったのですが、
徐々に人が増えてきて

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長蛇の列。やぶぁい人の量。僕たちてんやわんや。
終いにはエアコンが壊れて蒸されていくブース。大変でした・・・

でも、話をよく聞いて一生懸命花を分解している子供たちを見ていると楽しかったし、ちゃんと教えてあげなきゃ!と思い、疲れも吹っ飛びました。

20150824152648-884a8980009fb745ade21d5e0dc7c21b798c2673.JPG20150824152803-44e0add26eb32de008d23dc0d833ba279bc252d1.JPG












終わりに近づいてくると、さすがの岩本さんも疲れたのか

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こんな顔をしながら

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ピカソばりの傑作を生み出していました。
        題名「心の闇」
どれが何を表しているのか僕にはまっっっったくわかりません。


そんな1日でしたが、とても楽しく充実した日になりました。

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おわり


M1 おかもと

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【出前講義】東京エレクトロンホール宮城で「楽しい理科のはなし2015--不思議の箱を開けよう--」(8/21)

2015年8月21日 (金)

 昨日までは何とか空が持ちこたえてくれましたが、今日から予報ではしばらく雨模様。昨日は、大学本部周辺の草刈り。帰り道に通ると、枯れ草というか、草の何ともいえないにおいが、。。。うちの研究科は、今日と明日だったような。いずれも雨という予報で、今朝からやっていたようですが、何とかなったのか。。気になるところですが。。。せっかく草刈りをしても、この長雨では、雑草にとっては、うれしい雨となってしまったのでは。何とも難しい今年の天気です。夏が終わったようで、秋の長雨となったのか、にしては、気温がかなり高めに推移するようで。今日も気温が高くて、湿度もかなりあって。。。これではさすがに体力が持たないという感じ、そんな週末、金曜日。

20150821222047-04c9cdd2cf2207508ab04938e60bcd3f8ca2c4c9.JPG 昨日の夕方は、平成27年みやぎ県民大学「植物の品種改良~毎日の食卓を見る眼が変わる~」と題して、一般市民向けにお話しを。30-40人くらいだったでしょうか。一転、今日は、6/29(月)に仙台市立泉ヶ丘小学校で行った「楽しい理科のはなし2015」の続き

20150821222143-c748482a868125976ca98965a781919d60b05fad.JPG 場所を東京エレクトロンホールに移して、午後の2回は、チャーリー西村サイエンスショー(米村でんじろうサイエンスプロダクション所属)も。渡辺の所の企画は、「植物の花の不思議」。いつもHPに書くことですが、昔は、学校の帰りにいろいろなものを壊しながら、道草をしていました。ゴミ捨て場には、テレビとか、ラジオとか。それを壊すと楽しい電機部品がたくさんありました。でも、今は集積されすぎていて、トランジスタとか、コンデンサとか、抵抗とか。。わからないわけです。でも、昔から変わらないのは、植物。品種改良をされたとはいえ、がく、花弁、雄しべ、雌しべがあるわけです。それがどうなっているか。分解して、はじめて、全体がわかるわけです。でも、今は、学校の帰り道にそうしたことをやるのが難しいとか。そんなことをしている子供がいたら、ご近所様から、学校に電話がかかるとか。なぜ、子供がその場でしかられないのか。。。。昔の子供は上手に、周りを見て、やっていたようなこともあるかも知れないですが。。。そんな風にして生きてきた今の大人が子供の心を考えられないのは。。。と思うわけです。で、思い切って、花をばらばらにして、その花のことを考えるのは、大切なことだろうと。そんな思いで企画したわけです。

20150821222242-5ea8b225b865aa83d9bbddf43287dc6bb5facc0d.JPG20150821222307-c74a61ac5fe37a7e17e36e4a3ba09af000b713dd.JPG 東京エレクトロンさま、河北新報社さまのご尽力で、たくさんの種類の花を用意頂きました。また、花を並べたあと、シールする秘密兵器がこの3Mの装置。簡単にできていますが、今回は大活躍。10:30のスタート時は、あまり来客もなく、ゆったりとしていました。

20150821222400-b1ea12c4f614a6c029812c12b470a86a03bb3b92.JPG20150821222426-72380fba864b6d0f5c21fa7b485c063549dda9b8.JPG ところが、11:00過ぎには、ここに表せないような、大人数に。机を4つ用意頂き、最初は、ゆったりと花の分解をしてもらっていましたが、あっという間 に行列ができることになり、これではいけないと、机に座る子供たちの人数を多くして、最大で、4つのテーブルで、20名を超えるような方々に解剖をしても らいましたが、それでも行列は伸びる一方。

20150821222632-14e65ba829378f140a4375bcb0a4bf3be3e6dbe3.JPG20150821222709-859e30d8fd564a2fdb88b7b26e3154e4694c6b99.JPG おまけに、渡辺のブロックだけ、空調が壊れていたらしく、来客の熱気も相まって、空調の効きすぎで寒いことを想定していましたが、あっという間に、暑さが充満して。。。用意頂いた専用の用紙、300枚は、お昼過ぎには、全部なくなり。。。そのあとは、こちらで用意したコピー用紙に。その当たりは、計算ミスで、申し訳ありませんでした。。。シールする秘密兵器のローラーはなくなり、何度も取り替えて。。。最初は不慣れでしたが、最後には、かなり手慣れたものに。。。。で、シールしたものは、学生さんが周りをきれいにしてから、手渡し。1ヶ月くらいは、保存できますので、また、是非、トライしてみて下さい。

20150821222807-401709dbadec700ebb52490bc61474756cb77da8.JPG20150821222829-1415c9c78550f77c98f10fa8f858c3bf67f77ef6.JPG20150821223219-2bd60a2a3926d9dbeb396ae932806adecd2df3e5.JPG その10:30-17:30までの間に、チャーリー西村サイエンスショー(米村でんじろうサイエンスプロダクション所属)もあったとか。その当たりの取材は、写真班の増子さんが。かなりすごかったと言うことでしたが、この写真からも、そのすごさが伝わってきました。というか、ちょっとだけ見たかったなと。どんな風にインパクトがあるようなことをするのか。出前講義の参考になるのではと。。。

20150821222907-f9c81722bc214f5fbd4540dd77b484afc9073c19.JPG20150821222939-c5433b6115de6cedc15be5b2e54a34c78ccd51d7.JPG 午後も空調はうまく機能しなかったようですが、代わりに扇風機を容易頂き。。。。スタッフも来客も、少し落ち着いたような。。。いずれ、あっという間に、300人以上に花を分解、並べてシールしてもらいました。たぶん、実施した人数は400名を超えていたのではないかと。子供さん、親御さんを含めて。見ていただけの親御さんもかなりいましたので、来場頂いた人数は、500-600名くらいでしょうか。終わりまでに。さすがに、学生さんとお手伝い頂いた3名のスタッフさんも終わり頃は、がんばる力を最後の最後まで振り絞って頂いた、そんな感じでした。サイエンスショーに来られた伊藤さんもお手伝い頂きました。ありがとうございました。

20150821223042-d203dc89ecfebb7634370ff8e1eebea047cdaf16.JPG20150821223111-af43671e8db58d50e607bc0fd92ff1a9d865e100.JPG 17:30過ぎには、ほぼ、来場者も少なくなり、撤収。最後には、全スタッフでの写真といかなかったですが、会場とlabにもどってから集合写真。お手伝い頂いた、増子さん、伊藤さん、辺本さん、岩本君、岡本君、工学部の宮澤さん、たまごでもお世話になっている須藤さん、それから渡辺の所の3名のスタッフさん。本当にありがとうございました。みなさんの高い機動力と判断力があればこそ、これだけの多くの方々に楽しんで頂けたと思います。ありがとうございました。

20150821223319-214f120b8b0a8590e1cb6be89e067c85eb81724b.JPG20150821223342-8656f7ccb09d4a4b47f1ffdce4633922f3c9481c.JPG

 わたなべしるす

 PS. 途中で、河北新報社の方から取材もありました。また、新聞紙上で公開されるのではと思っております。楽しみにしております。というか、その前に皆様にお知らせしたいと思います。

 PS.のPS. 最初から5枚目の写真に、実験をやってもらう皆様のサンプルとして、宮澤さんが作ってくれたのが壁に貼り付けられていますが、他の学生さんたちもトライを。うちの岩本君はさすがに疲れたからでしょうか。「心の闇」というお題で。。。また、拡大写真はそのうちに。。。

20150821223432-12eac6997fc6e0050d84424d73e4367455499a40.JPG PS.のPS.のPS. スタッフの方の中には、数年前まで工学部でパートさんをされたいたという方も。機械系で。渡辺の高校の先輩の教授の方をご存じであったり、科学者の卵養成講座のことをご存じだったり。世の中の狭さを今日も感じました。びっくりでした。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS.のPS. おかげさまで、今週、仙台放送のニュースアプリによる「遺伝学から見た食卓革命」も、今日で無事、終了。たくさんの方に、見て頂いたのでは。ありがとうございました。まだというかた、このHPとの連動企画です。明日からの食卓を見る感性というか、へーと思うようになると。食事が。

 PS.のPS.のPS.のPS.のPS. 先週の土曜日が、渡辺の小学校、中学校の時の同級会。その関係で、旧友からのいろいろなmailを。ありがたいことです。その中に、そういえば、このHPで書いたことがなかったのかも知れないですが、キャリア教育の講義でよく話をする、小学校の卒業文集に書いたのは、「ゆめは科学者になることです。」。。。今のような科学者になるとは。何のことはない、マジンガーZ、科学忍者隊ガッチャマン、仮面ライダーなどの科学者、教授、博士を見て、かっこいいと。。。今のこともたちは、どうなのかなと。。。。
 

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東北大コラム第5回「農作物の自殖と他殖」掲載中

2015年8月21日 (金)

今日でラストの第5回。そして今日は東京エレクトロンホール、大盛況でした。ありがとうございました。

学生メンバーも、サポートとしてすごく頑張りました!私は、さらにそのサポート兼カメラマンとして、のんのんしてました。皆、すごく頑張ってましたよー。そして、すごい人でてんやわんやでしたよ。ご来場の皆さまありがとうございました。そのうち、詳細がダイアリーに載ると思います。

と言う訳で本題。今回のコラムでは植物の自殖と他殖について説明しています。

めしべの上にのった花粉の動きを示す動画からスタートです。植物の花には、めしべ、おしべが同居する場合もあるため、自分の花粉がめしべについて、自殖になる確率が高いんです。そして、それは植物にとって一番簡単で確実な繁殖方法でもあります。しかし、それでは集団が均一になり、遺伝的多様性が保てないんですね。そのため、植物は様々な方法で他殖を優先するようにしているんです。当グループで研究している、自家不和合性もその仕組みのひとつなんですよ。

勿論、自殖のメリットもあります。それはコラム内で触れてますので、要チェキラ!ですよ。

NewsReleaseでは、農耕のはじまりと作物の自殖化について、アブラナ科植物の自家不和合性について詳しく説明しています。渡辺教授の専門分野ですから、補足もいつもより多めでお送りしております!

スマートフォンのかたは、こちらからアプリをダウンロードしてご覧いただけます。



マスコ

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