東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

  • TOP
  • 研究室ダイアリー

研究室ダイアリー

≪ Prev 163  164  165  166  167  168  169  170  171  172  173

【出前講義】宮城県宮城第一高等学校・平成27年度理数科「課題研究中間発表会」講師(9/8)

2015年9月 8日 (火)

 8月上旬くらいまではあり得ないくらいの暑さで、そのあとは、一転して、長雨で涼しくなり。。。少なくとも暑さと乾燥、涼しさと雨を足して二で割ると、平均化されるような気はしますが。。。もう少しバランスがないと。9月最初の出前講義は、宮城県宮城第一高等学校での理数科「課題研究中間発表会」講師。4月に出前講義7月には研究訪問。この発表会の講師は、去年から分野ごとの発表会となり、大学教員からのコメントも。渡辺の担当は生物。高校時代はあまり得意でなかったのですが。。。研究という点であれば。

20150908141733-29056ac58ba50c19b2e38c20969a16ebb5c83ae4.JPG 最初に、渡辺から簡単な挨拶。本来なら今週、来週と2週に分けての発表会の予定が、来週の渡辺の出張の関係で、今週に圧縮となり、申し訳ありませんと。。。また、課題研究をやる腕の大事なポイント。それは、答えがないことにチャレンジすること。なのに、普段の学習では、答えだけ出なくて、その答えにいたる過程も示されているというWorkbook形式が多いのは、いかがなものかと。。。

20150908141804-639500bc5a97dbcb864015518d9e02686cf7b1fe.JPG20150908141824-1d1ef3716e892ab147bd595441e63ac05b8a0f01.JPG さて、発表のあった研究内容は、アリ、恒常性、線虫、二足歩行、単為生殖関連。いずれもチャレンジなことをされていて。去年も同じようなテーマを伺っているのですが、去年のことは忘れて、同じような質問をしていたら、申し訳ありません。というか、是非、先輩方の研究をfollowすることは大事ですので、これをきっかけに、そのさらに先達の研究も理解して、実験をしてほしいなと。発表は、いずれもしっかりとしていました。最近はこうした機会が多いからでしょうか。まとまった話であったり、質疑応答でもちゃんとしていて。一方で、いずれの実験も始まったばかり。少しずつdataが出ているものもありましたが、いくつかの大事なポイントが欠落しているような所も。たとえば、対象区を何に持ってくるのか。実験結果をどの様に分類して、その比較をするのか。扱う集団が雑ぱくであれば、それをいかに均一にするか。計測した値は、実際の現象の何を見ようとしているのか。分類上、その周辺の属、種がどの様な形質を示すのか。というようなことを、それぞれの課題で、followすれば、最終的にはよくなるように思いますので。がんばって下さい。

20150908141848-2cd90afdf5aa0939bd9cf69ce264c64ff51e2cb2.JPG20150908141909-cb9af10d62e2bc9b33dfc750fa042e8de70f2820.JPG 最後のコメントとして、すごい実験をすることも大切だが、自然界で何が起きているのか、形態的変化、分類というような基本的な観察を重視してほしいな。何よりも研究の基本ですから。また、最初のコメントに続くことですが、普段の教科の学習の中で、考えると言うことを大事にしてほしいと。いつも書くことですが、今の教員をされているような先生方の世代は、数学の問題集は問題と答えだけ。解答は、数字だけ。過程を考えることの大切さ。失敗して行き止まりになったり。これでは解けないとか。それはまさに、課題研究で行うことと同じ。課題研究力を上げるために、普段の教科の学習で、答えを見ないで、考える習慣をつけることの大切さを。コメントしておきました。講義が終わったあとに、指導されている先生方から、この数学についてのコメントがぴったりはまったようで、賛同を得られたのは、何よりでしたし、今後の改善点ではないかと。高校教育、それ以前の教育を含めて。

20150908141929-2b30acbc1807881e52342a56adb7cc813c378404.JPG 最後になりましたが、今回の企画を頂きました、理数科の鈴木先生、柏葉先生をはじめとする関係の先生方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。さらによりよい方向に進んでほしいと。


 わたなべしるす

 PS. 校内、発表会で「科学者の卵養成講座」の受講生、修了生にお目にかかることがあり、声をかけて頂きました。ありがたいことです。たまごで学んだことを、高校生活にもいかして下さい。

 PS.のPS. netによると、学内というか山の上は、たいへんなことになっている様子。渡辺が学生の頃は、ヘルメットをかぶった人たちが、講義の時に来るなどはありましたが、。。。このnetの時代。とんでもないことを、ちょっとしたことでやってしまうと、あっという間に拡散して、収拾がつかなくなる。現実とバーチャルが実は一体だったと言うことに、こんなことがあると気がつかされるのでしょうか。いずれにせよ、とんでもないことです。。。「◎△の品格」というたぐいの本がたくさんあったような気がしますが、「東北大の品格」というようなものが緊急出版されてもよいのではと思うような。。。何ともいえない気持ちになったのも事実です。先達には、八木・宇田アンテナの八木先生、宇田先生、マグネトロンの岡部先生、KS鋼の本多先生をはじめ、すごい方々がたくさんいましたので。ちゃんとして欲しいものです。

ページの一番上へ

歴史、湘南カラー、戦略(9/4)

2015年9月 4日 (金)

 今年もあと4ヶ月。あっという間に2/3が終わった。。。。これまで何回も使ったtermの「歴史」。それくらいなんというか、重要と思っている。というか、最近はそんな風に感じる。今の研究の歴史が始まったのは、渡辺が関わったのは、1987年。ぼちぼち、30年になろうとしている。その間に何があったのか。それは渡辺自身が一番よくわかっている。あんなこと、こんなこと。大変だったこと、ほっとしたこと。ただ、実験を始めた頃、昔を振り返ること、つまり、先達が何を考え、何をしようとしていたのか、考えたこともなかったが、何かをきっかけに、日向先生の元で学位を取った方々が、何を考え、何をしようとしたのか、そんなことを知ったら、これから先のことを考えるヒントになるのではと思った。これが理系的発想なのか、文系的発想なのか。それはよくわからない。ただ、今までの人間の歩みを振り返って、その中を整理して、これはniceだなとか、これは、ちょっと。。。なぜ??ということがある。それをきちんと考えると、これから先、何をしたらよいのか、ヒントになると思う。少なくとも最近は。そう考えると、歴史を様々な軸でとらえて、その軸の交差点のようなところを見たら、意外なものが見えてくるような気がする。たぶん。そのためにも、文系的発想が必要な気がするのだが、世の中はそうでもない方向に行こうとしている様な感じを受ける。

20150904214237-778e124404342d39cf5642b0b32f5c02e5c4b4a5.JPG そんな方向性。それは今に始まったことでなくて、それまでのまさに歴史の積み重ねとして、方向性があるような気がする。もちろん、途中で、電車のレールのポイントが切り替えられるように、違う方向になることもある。ゆとりだったのが、脱ゆとりになった。ただ、脱ゆとりになったというが、高校数学の数研出版の問題集。オレンジ色と緑色。昔で言えば、湘南カラー。東海道本線の普通電車の色が緑とオレンジだったので、そんなように、呼ばれているのかも知れないが。あの問題集にはお世話になった。問題だけ書かれてあり、答えは数字だけ。解法はなし。ところが、最近のは数学だけでなく、Workbook形式。となりに答えを並べて、学んでいたのは、かなりびっくり。これで考えるのだろうか。脱ゆとりというのは、ゆとりが大事にしようとしていた「考える」ということをしなくなることなのか、。。。ちょっと心配になる。

20150904214319-b048cb45ff1580c7304f17e9158cf112498a3a3b.JPG そんな考えるというか、学校の帰り道で何をしようかと考える時間があったのは、小学校のころ。いろんなことをやった。秘密基地も作った。遊ぶことであれば、次は何をしようかと考えた。そんな2kmの通学路をそれ以上に歩きながら。そんなことをしたおかげだろう。なにをするときも、何を秘密基地で、どこでクワガタムシがいるのか、など、誰とどこで情報をshareするかを考えるようになった。小さな時から、その世代ごとに何を学ぶか、そんなことを遊びを通じて、また、湘南カラーの問題集で学んだのだろう。たぶん。そんなので、戦略を磨いたのかも知れない。ということは、今、なにをすべきで何に力を注ぐべきなのか。。。。こんなことをしている場合ではない。答案を書いて、議論をして、論文を書かないと。そんなことを考えた週末金曜日であった。


 わたなべしるす

ページの一番上へ

忘れないよ、坂園さんは栗好きってこと。

2015年9月 1日 (火)

こんにちは、D1の辺本です。
昨日のダイアリーで既に知っている方が多いかと思いますが、
坂園さんはナベ研を去り、今日から新しい場所で頑張っておられます。
ということで、昨日は坂園さんの旅立ちを祝ってケーキ会をしたのです。

今回は、三越仙台店にあるテラスエル杜の館のケーキ。
美味しそうなケーキ達がお皿に並べられていきます。
20150901173608-88254e4db9d7939b4cb04d3c3c8ec68c50b649b5.JPG
増子さんが持っているケーキは今回の中で一番高いケーキよ!
皆でそれぞれ目当てのケーキを選んで食べました。
20150901174017-25d803b6fb171a86928296cde86649457540e2f7.JPG
なべさんはいつものショートケーキかと思いきや、メロンに。
ますこさんは服と同じ色の抹茶のやーつ。
私はお高いやーつ。ボリューミーなマンゴーケーキでした。
20150901174126-14548adcb0c2007d792aeb91f96f03b3d9aad023.JPG
岩本くんはショートケーキ、良かったねー。
高田さんはモンブラン、甘いやーつ。
伊藤さんはチーズケーキを選んでいました。
20150901174233-80f48bb86eefe161e50f79ed6cc6516e7cff08ca.JPG
坂園さんは、やっぱりモンブラン。
工藤くんはハートのやーつ。中はピスタチオです。
渡邉くんも伊藤さんと同じチーズケーキ。
そうそう今回、渡邉くんはカメラマンとして頑張ってくれました。
20150901174314-72bca4a96fe882a56f1edc11a75f2f8644ca2ed3.JPG
パパラッチのように坂園さんを撮り続ける、渡邉くん。
その姿を優しく見守る優しい先輩、なべもとさん。

最後に坂園さんとナベさんから一言ずついただきました。
坂園さんが初めてナベ研にやってきたのは、震災の前日。
2人とも、当時のことを思い出しながら話してくださいました。

そして!なんと坂園さんからラボメンバーにプレゼントがー!
時計を寄贈していただきました。ありがとうございます!!
カチコチせず静かで、スタイリッシュな時計、大切に使いますね。
20150901174453-be8182a61c5080e9d0eee8983ef9125a773f6c94.JPG

ケーキ会後には、集合写真を撮りましたよ。
工藤君が素敵なポジションに。あ、岡本くん来てたのね!
岩本くんと渡邉くんは手を繋いでるし・・・皆自由だなー。
写真は早速フォトフレームに入れて坂園さんにプレゼントしました。
坂園さん、みんなのこと忘れないで頑張って下さいー!!
20150901180229-014c377a7fdbd93537185d4dacf2949b76856baf.jpg
いやーでも寂しい寂しい。寂しいです。
昨夜、坂園さんから頂いた優しい言葉に思わず号泣した私。
今日も増子さんが思い出させるから、真っ昼間から泣いちゃったじゃないですかー
(いや、増子さんのせいではありません・・・ごめんなさい。)
歳を取るにつれ、涙腺がどんどん緩んでいくのを感じます。困った。
いろいろ緩みを締めて9月も頑張ります!

D1 ナベ

ページの一番上へ

最後の一日

2015年8月31日 (月)

8月最終日となりました.
私が子どもの頃は今日まで夏休みでしたが,全国的に見ると
すでに新学期が始まっている地域も多いようですね.

さてさて私事ですが,わたくし坂園は本日限りで渡辺研究室を去ることとなりました.
なんて中途半端な時期にと言われそうですが,ポスドクのような有期雇用の研究職だと
年度途中で異動することはそれほど珍しくはないのですよ.
公募要項の採用日欄に「可能な限り早く」と記載されていたりもします.
将来研究者を目指す方々は,頭の片隅にでも覚えておくとよいかもしれませんね.
(もちろんまったく異なるキャリアパターンもありますよ)
そうは言うものの,研究計画は年度単位で立てられることが多いので,
イレギュラーといえばイレギュラーなのかもしれませんが・・
年度途中で抜けることを許してくださって,渡辺先生には大変感謝しております.


昨年でしょうか・・ラボのおかし置き場で見つけて食べた
フォーチュンクッキーのおみくじに,
"Your place in life is in the drivers seat"
と書かれていました.
PANDA EXPRESSも案外いいこと言いますねー.
ちょうど悩んでいた時期でもあったため,大いに勇気づけられた言葉でした.

***

渡辺研究室へ初めて訪れたのは忘れもしない2011年3月10日.
翌日は,誰もが知っている東日本大震災当日です.
3月11日16:10発のフライトで帰るつもりだった私は,
結果としてその後1週間を仙台で過ごし,当初の予定より1ヶ月遅れの
5月1日付けで渡辺研究室へ移ってきました.
当時は混乱が続く中,公私ともに数多くの方にあらゆる面で助けていただきました.
現在ももちろんですが,いくら感謝しても足りないくらいです.

生きていると,いつ何が起こるか分かりません.

***

渡辺教授をはじめ,植物生殖遺伝分野の皆さま,共同研究先の先生方や学生さんには
大変お世話になり,それから数多くのご迷惑もおかけしました.
初めて経験することが多く,振り返ればなかなかに濃度の濃い年月でした.
次の職場も片平キャンパス内なので確実に見かけると思いますが,
万が一私が見慣れない格好をしてても素通りしないでくださいねー.

皆さまの研究の益々のご発展を祈っております.
実験も遊びも,何事も楽しんだもの勝ちですからね.

ありがとうございました!

20150831213015-9e66f6ad7af231d3149b62f3790815e14e6618bb.JPG坂園

ページの一番上へ

【お知らせ】仙台放送ニュースアプリ「東北大コラム」、8月掲載教員一覧、大学top pageに掲載(8/31)

2015年8月31日 (月)

 すでに2週間前になるのかと、時間がたつのを速く思っていますが、仙台放送ニュースアプリ「東北大コラム」に「遺伝学から見た食卓革命」と題して、8月17日(月)~21日(金)に、記事を「仙台放送ニュースアプリ」から閲覧できるようになっていました。

20150831173646-3ab85ccdc6e64ba212fc49d5a38a30187f66c99f.JPG ちなみに、
 第1回:江戸時代の遺伝学
 第2回:ゲノム情報の光と影
 第3回:すごい「トウモロコシ」の作り方
 第4回:食卓に並ぶ農作物のクローン技術
 第5回:農作物の自殖と他殖

 今は、たぶん、アーカイブスとしてみることができるようなことを聞いているのですが、渡辺は未だにガラパゴスを使っているので。。。確認ができていませんが。8月は夏休みだったり、諸般の事情があったようですが、大学top pageに渡辺の記事が掲載されたことが他の先生方と一覧で。。。ありがとうございました。また、連載開始からは、広報のtwitterですが、つぶやいて頂いたようです。こちらもありがとうございました。

20150831173708-c09f71e0e2a1335ae782a89f4f4098fcf4468436.JPG これまでの記事に書いてあるとおり、スマホでの記事と渡辺のHPにその続きを持ち込んだ、連動企画になっていますので、。。。是非、どちらもお楽しみ頂ければ。もちろん、すでにご覧頂いた方。改めて、見てみるのも。是非是非に。

 というお知らせでした。


 わたなべしるす

 PS. 記事とは独立のことですが、渡辺の研究室でPDし、その後、韓国に戻られたPark博士。今月から、permanent positionとして、Assistant Professorになられたと。。。夕方に電話を頂きました。これまで以上に連携して、共同研究を展開できればと。連絡、ありがとうございました。

20150831173737-db9c943b74e496e22ba99bcf5f3ee12559578b91.JPG

ページの一番上へ

≪ Prev 163  164  165  166  167  168  169  170  171  172  173

ARCHIVE