東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

  • TOP
  • 研究室ダイアリー

研究室ダイアリー

≪ Prev 163  164  165  166  167  168  169  170  171  172  173

ケーキを食べたよ.

2015年8月20日 (木)

「若いの!ダイアリー書いといて~」というナベさんの声が,
僕よりも学年の下の岡本くんの脇を超えて僕に回ってきました.(伝令役,ナベモトさん)

筋肉先生(岡本君)には刃向えません(笑)
岡本君が筋肉先生になったのは昨日の事,最近筋トレを始めた僕に対し筋トレ法を伝授してくれました.


「ありがとう.筋肉先生!!」


来月にはムキムキになってみせます!!
そしてここだけの話,先生は最近運動不足で筋肉が衰えてきているので,密かにナベ研の筋肉ポジションを狙っています!

もう体が薄っぺらいとは言わせない!M2イワモトです.



ここから本題!!

甲子園の決勝戦の日
仙台育英vs東海大相模の試合を観ながら,ナベさんの故郷の今治の小学校の校長先生から頂いたロールケーキと柚子ジュースを食しました.

20150822142746-e97157de23ab095994dbf7b4d67c4938f20a6184.JPG
甲子園は大変な盛り上がりでした,必死で祈る僕の頭に悪戯をするナベモト氏と増子氏.

20150822142939-ad738e52e6e5cfeef24a35bbc8d48bae0d6c8ed6.JPG
この後,仙台育英は同点に追いつきました!!真剣な顔で応援する,高田さんと筋肉先生.

20150822143146-b4788a15d85214bc85ffac7bc297f630a5f283ab.JPG
結果は残念でしたが,試合中何度も鳥肌が立ついい試合でした.感動しました.仙台育英の皆様お疲れ様でした.

また,今治の小学校の校長先生,ケーキとジュースありがとうございました.ナベさんをはじめラボメンで美味しく頂きました!!

20150822143437-aee518107b45044ef6bc89392d06fdc861ccc8f6.JPG

ページの一番上へ

【出前講義】平成27年みやぎ県民大学「植物の品種改良~毎日の食卓を見る眼が変わる~」(8/20)

2015年8月20日 (木)

 さすがに気温が下がってくると、吹く風も涼しくなり。最高気温も26oC台。猛暑日が続いた頃から見たら、10oCちがいます。水田の稲穂もデンプンが蓄積されはじめ、夜温が下がるのは、今年の米の品質には、よい影響ではないかと。。。

20150820203957-e033a11b4c4641994a887ea3149e36c5c74fcb5d.JPG 昨日は、福島高校のSSHの運営指導委員会。福島も日中は少し汗ばむ陽気でしたが、夕方には気温も下がり。翌日、今日の夕方は、昨年に引き続き、「平成27年みやぎ県民大学」。昨年同様に、金属材料研究所・電子材料物性学研究部門の松岡隆志先生からのお誘いで。全体のテーマは、「地球にやさしいエネルギーと環境・省エネルギー技術~太陽電池・半導体・超伝導・植物の品種改良~」というとてもheteroな組合せ。渡辺も子供の頃は電気好きで、AMラジオなどたくさん組み立てたのを覚えています。はんだとはんだごてがあれば、何か工作をしたいなと思うくらいですが。。。残念ながら、そんな設備もなく、また、回路図を書くなど。。。無理なので。

20150820204023-a88c0b1a82ea9b8bd5b8347bbc946ed08fcfe9dc.JPG 電気と植物の接点。あるようでないような。。。民間伝承のようですが、雷が落ちると、シイタケがたくさん生えるとか。というわけで、関係はあると思いますが。。。講義がどの様に盛り上がるのか、少し不安もありましたので、最初に、渡辺が現在、仙台放送ニュースアプリに連載している「遺伝学から見た食卓革命」のご紹介を。。。すぐに見てほしいと言うよりも、今回の講義にあわせるかのように、公開されているので。忘れないうちにと言うことで。というより、講義を改めて考えるときなどのヒントになればと。そんなイントロから始まり、「地球にやさしい」ということで、もちろん、省エネルギーにつながればよいわけですが、なによりも、毎日の食卓に並ぶ、野菜、果物、穀類は重要な食糧。それなくしては、生活できないことは、参加者も当然のこととして、理解頂いており。。。その上で、農作物の花とその農作物の関係。意外と知ってそうで、知らないこと。と思いましたが、1つを除いてだったでしょうか。知っておられて、。。感動でした。というか、聴講にこらえる方々の意識の高さを感じた一面でした。

20150820204051-4dd89477b0e317afa67578260c3acd159171e3bf.JPG 植物もストレスに弱い、そのストレスで収量が減る。それは、地球にやさしくない。というような観点で、前日までの太陽電池・半導体・超伝導にあわせたつもりだったですが、うまく受け止めて頂けたか。。。その中でも、F1雑種育種の雑種強勢は、興味を持って頂き、こちらもずいぶん説明の時間を。。。品種改良のコストはかかるわけですが、その分、エコになっている訳なので。。。品種改良の重要性は、理解頂けたのでは。最後のところで、時間がなくて、数枚のスライドを飛ばして。質問コーナーに。遺伝子組み換え作物のこと、それにまつわる世界情勢、陸稲の利用の可能性など、かなりと言うよりも、渡辺よりもかなり学習されているのだと、実感した瞬間でした。ありがとうございました。ぜひ、HPでもまた、ご覧頂ければ、幸いです。また、何よりも、日々の生活に植物の潤いが持てるようになれば、。。。そんなことを思って終わったのでした。

20150820204117-06dd7b50c0987912600b82c8b62a3fdfb5edf901.JPG 最後になりましたが、こうしたアウトリーチ活動の場を提供頂きました、金属材料研究所の松岡先生をはじめ、関係の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。また、次年度も誘って頂ければ幸いです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. あすは、いよいよ「楽しい理科のはなし2015--不思議の箱を開けよう--」を東京エレクトロンホール宮城で、開催。すごい人数になるというので、今から少々、戦々恐々としていますが。何とかなってくれることを祈りつつ。何より、雨は降ってほしくないなと。。。


 

ページの一番上へ

東北大コラム第4回「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」掲載中

2015年8月20日 (木)

なんだかんだで後半戦。そして今日は決勝戦。「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」が仙台放送ニュースアプリで掲載中です。今回は、世代が長い作物(果樹を例に)の品種育成・頒布について触れています。

昨日触れた、一代雑種育種法は非常に強力な育種法。しかし、親世代が純粋種でないと効果が薄い可能性があったり、世代が長い品種には使いづらいという弱点があるんですね。親を純粋種にするのにも時間がかかるので、花がつくまで十年単位みたいな果樹の育種には使いづらいのです。

そこで、果樹の育種では掛け合わせによって得られた集団からスペシャル良い子を選び取る、という手法が取られます。そのスペシャル良い子を品種の原木とし、接ぎ木で「クローン」として殖やすって訳ですね。本編ではリンゴメインで説明してますが、NewsReleaseでは、柑橘品種について触れてます!現在、柑橘では沢山の品種がお目見えしてます。当研究室では、渡辺先生が愛媛県出身という事から、多くの柑橘品種に触れる機会を頂いてます。その時の印象や感想が、NewsReleaseで使用の図版作成に生かされているのです。いつもごちそうさまです!

スマートフォンのかたは、こちらからアプリをダウンロードしてご覧いただけます。


マスコ

ページの一番上へ

【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH平成27年度第1回運営指導委員会(8/19)

2015年8月19日 (水)

 先週の雨のおかげでしょうか。仙台も少し風が涼しくなり、9月上旬までは暑さが残るにせよ、少し秋らしくなってくるのではと。。。そう考えると、やっぱり、30年ほど前にアブラナの研究を始めた頃より、半月くらいでしょうか。暑さが続いているのは。これが「温暖化」の目に見える部分という気もします。

20150819171441-aeed6addba63714987faa6678529e0186a74c3d8.JPG さて、福島県立福島高等学校のSSHも今年が2期4年目。4月には、キャリア教育の講義で伺いました。そんな中で、今年度も運営指導委員を仰せつかり、また、委員長職を昨年度に引き続き。今年度の初めに、東北地区のSSH継続、新規申請がことごとくだめだったという「東北ショック」がありましたので、何とか、3期目につながるように、という一方で、SSHにも「グローバル化」の波は着日に来ており、これをどう受け止めて、clearするのかというのは、大きな問題のような気がしました。外見的には、何となく英語をしゃべることができるようになったかも知れないですが、その中身、つまり、高校生として、なにをすべきなのかなど、「考える力」の養成が一方で重要な。。。どう対応するか、重要な問題であろうと。。

20150819171527-b58c2c2bbc48be8a9056745e13448e4e8486c210.JPG 会議では、今年度の取組とその方向性。昨年度と同様に様々なことにトライして、課題研究、グローバルという名前の海外との連携、地域への還元、などなど。活動内容は、いずれも評価できる内容。あとは、3期目に向けて、何を次の目玉にするのか。ということではないかと。。。一方で、SSHとは独立事象にしてはいけないかもしれないですが、「基礎学力問題」。この30年、右肩下がりになっているように見えるのは、何が原因なのか、SSHの実施によって、この問題が回復すれば。。。その意味では、子供の頃からの経験。どれだけ、いろいろなことをやって、失敗して、それを経験値とするか。改めて大事なことなのだろうと。。。改めて小中高大、その先の社会に出て、人材がどう育成されたのか。横串というか、縦串というか、それをちゃんとしないと。どこがボトルネックになっているのか、見えてくるような気がしました。

20150819171724-e235d91157eb55a9e10cd1341d79896529969b51.JPG 議論の多くの時間は、SSHはもとより、高大連携を含めた昨今の教育問題。それらをいかに解決するかによって、SSHでの成果も大きくなるでしょうし、その先の大学、社会での活躍も。何より、教育が明治以降、ここまでしっかりしたシステムができあがったからこそ、現在があるわけです。もちろん、様々な紆余曲折があったわけで。。改めて、その歴史を振り返り、なにが鍵となっていたのか、理解することが、次期の申請に向けても大事なことなのだろうと。。。

20150819171757-a4db8e42b48ba7d896bd6ec2c616342dd3f9e95b.JPG ということで、今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、教頭先生、県教委の先生方、国分先生、細谷先生、原先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度、さらなる発展を祈念しております。今まで以上にコラボしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. いつもいらっしゃる橋爪先生は、生徒さんたちと海外での発表への招待とか。何とか実験をする時間をとることができればと。。。ふと、そんなことを。

 PS.のPS. 終わったあと、他の高校でのSSHでの課題研究の連携について。研究内容は。。。秘匿事項になるのだと思いますので。。。ここでは記しませんが。おもしろいことを考えておられて。運営指導委員として、何かできることがあれば。年度末の発表会などを楽しみにしております。

ページの一番上へ

東北大コラム第3回「すごい『トウモロコシ』の作り方」掲載中

2015年8月19日 (水)

今日で3回目になりました。「すごい『トウモロコシ』の作り方」が掲載中です。今回は、現在の作物品種育成のメインストリーム、一代雑種育種法について説明しております。


今から数十年前・・・市販の種子から育てたトウモロコシは実入りが良くて甘かったのに、自家採取のトウモロコシはスカスカで甘くなかった、という渡辺教授・少年時代の実体験から着想を得ております。

News Releaseの補足では、一代雑種育種法の原理、雑種強勢について触れています。トンビの子がタカを生む、と申しますが、雑種強勢はまさにそれ。親よりも飛びぬけて良い形質を得られる、魔法の組み合わせについて説明しています。その原因は詳細には、未だ謎らしいですね。

実は一代雑種育種法ですが、家畜品種育成にも良く使われています。食肉用の豚で、"~~三元豚"という品種を聞く事があるかと思います。これは、3種類の純粋種を組み合わせてますよ、という意味です。知ってた?私はこないだまで知らなかったです。

反面、純粋な種である、それぞれの地方の在来種についても大きく見直されてきています。京野菜、加賀野菜について描いてますが、当研究室に北陸出身者が多いためです。

20150819110556-26ce2be8601a086e94305030f13edeaa466fa099.jpg


スマートフォンのかたは、こちらからアプリをダウンロードしてご覧いただけます。

マスコ

ページの一番上へ

≪ Prev 163  164  165  166  167  168  169  170  171  172  173

ARCHIVE