2025年度の生命科学研究科 説明会の日程が確定しました。今年度同様に研究科での研究活動などを広く学部生に公開するという企画。説明会の詳細は、また、このHPからお知らせしますが、5月10日(土)の午前、午後を使って、研究科の説明、ポスターセッション、研究室公開を行います。こちらは対面でのイベント。加えて、その翌週の5月17日(土)にはオンラインで、研究室メンバーと交流する機会を設けます。
これらのイベントへの参加登録などについては、また、詳細が決まり次第、お知らせしますので、時々、HPを見て頂ければと思いますし、多様なルートで説明会についてお知らせしますので、是非、ご参加下さい。
渡辺の研究室ではどんなことをやっているのか?まずは渡辺のHPを見て頂ければと思います。ベースは植物の生殖システム、つまり、自殖・他殖、自家不和合性、受粉反応など、生殖の入口の部分を研究しています。数多くの研究室と共同研究をしているのも大きな特徴。また、遺伝学、生理学、細胞生物学、生化学など、多様な手法を駆使して、植物の生殖システムを明らかにすることが研究室の目標です。動くことができない植物が構築した自殖も他殖もできる生殖システムを一緒に解析できるメンバーをお待ちしております。
わたなべしるす
【お知らせ】2025年度 生命科学研究科 説明会の日程が確定(2/10)
2025年2月10日 (月)
【研究成果】アブラナ科作物の黒腐病に関連したレース特異的マーカー開発「Plant Breeding Biotechnol.」「J. Genel. Plant Pathol.」(12/17)
2024年12月17日 (火)
今年度の9月30日まで当研究室の客員教授であった韓国・順天大・Park教授とは、出張時、JSPS・二国間交流事業等を通じて、共同研究を展開し、2023年にもアブラナ科作物の黒腐病についての研究成果を発表してきました。今回も、Park教授とのコラボにより、アブラナ科作物の黒腐病のレース特異的マーカー開発(レース4, 8, 9)ということで、2つの論文発表となりました。
その2つの論文は「Mao et al. (2024) Identification of Xanthomonas campestris pv. campestris races 4 and 9 by molecular marker-based approach. Plant Breeding Biotechnol. 12: 157-174.」と「Mao et al. (2024) Molecular marker development for specific amplification of Xanthomonas campestris pv. campestris race 8 causing black rot disease in Brassica crops. J. Genel. Plant Pathol. (in press)」。
来年以降もよい形でコラボできればと思います。
わたなべしるす
【お知らせ】ふくしまサイエンスフェスティバル(福島県立福島高等学校SSH事業)に協力(12/22開催、11/21)
2024年11月21日 (木)
数日前は12月初旬の寒さで、初雪、初霜、初氷という状況。ところが今日の日中は、15oCを超える状況。12月になっても10-15oCの最高気温。冬らしくない暖かさです。12月中旬以降は平年並みの寒さとか。というか、そうあってほし今日この頃。
この年末のこの時期になると、SSH事業の運営指導委員を仰せつかっている、福島県立福島高等学校の「ふくしまサイエンスフェスティバル」が開催されます。一昨年度からはbeforeコロナと同じ開催形式。13年連続の参加となります。渡辺の企画は「バナナからDNAを抽出しよう」という実験を担当します。今年も福島県立福島高等学校の生徒さんたちがサポートしてくれますというか、最後は生徒さんたちだけでできるようにサポートしますので、多くの子供さんたちに参加頂ければと思います。
例年であれば、土曜日開催の場所が「こむこむ」だったのが、今年は日曜日開催で場所が「アオウゼ」に変更。例年よりも会場は広いとのこと。是非、たくさんの方にいらしてください。
日時:2024年12月22日(日) 11:00~15:30
場所:福島市アクティブシニアセンター・アオウゼ
(渡辺の実験は、11:15-11:45, 13:00-13:30, 13:45-14:15, 14:30-15:00の4回実施)
↓クリックでポスターのPDF版がダウンロードできます(size=2.70MB)
ポスターにあるとおり、当日は、福島県内の企業、大学、高校なども企画を出しています。もちろん、入場無料。少しでも科学に触れる機会が増えることは、よいことかと思いますので。たくさんの来客をお待ちしております。
わたなべしるす
【お知らせ】林真妃助教が2024年度『はばたく若手支援事業』に採択されました
2024年10月10日 (木)
当研究室の林真妃助教が以下の課題で2024年度『はばたく若手支援事業』に採択されました。
採択課題:物理学的計測との融合によるアブラナ科植物の自家不和合性における細胞物性制御の検証
『はばたく若手支援事業』は、東北大学で今年度から始まったものです。東北大学はかねてより「若手躍進イニシアティブ」を謳い、若手研究者が躍進する大学として、様々な取り組みを行ってきました。
本プログラムは、その一環として、博士号取得後8年未満の全ての分野の東北大学の若手研究者を対象とし、その独創的な研究活動のみならず、新たな研究領域の開拓や融合研究の創出に資するネットワーキングについても支援を行うものです。研究支援者であるURA(University Research Administrator)が若手研究者に伴走し、外部資金の獲得等を含めて様々なニーズに寄り添い、さらなる研究の発展を支えていくことがプログラムの特徴として挙げられます。
尚、本プログラムは、第一三共株式会社「はばたく次世代」応援寄付プログラムの支援を受けて実施されています。
【お知らせ・緊急告知】2024年度「中級アカデミック・ライティング」、10/7(月)の5コマ目でスタート(9/26)
2024年9月26日 (木)
先週末の雨以降、最低気温は15-20oCくらい。最高気温も25oCに届かずという状態。もう少し晴れてくれると、植物にはありがたいですが、外での作業を考えると、これくらいの気温、日照はやりやすいかと。去年も同じくらい暑かったのを思い出すわけですが、今年はこの後、気温、日照がどのように推移するのか。
今年度もカレントトピックスとして、「中級アカデミック・ライティング-現代的課題に関する文献講読とレポート作成-」という講義を開講します。講義は月曜日の5コマ目。15回の講義を4名の教員が担当し、渡辺は11/11, 18の2回のみを担当します。自然科学系の科学的な論文がどのように書かれているのか、図書館が有する膨大なdatabaseを効率よく利用して、文献を調査する、そんなことを講義、実習します。2回目の実習はdatabaseに詳しい図書館の方が検索実習を担当してくれます。「習うより慣れよ」というところだと思います。
それ以外の3名の先生方から、人文社会科学系の研究論文、実際の論文執筆に対する考え方などの講義があります。加えて、提出したレポートに教員がコメントし、多様な角度から示唆・コメントをくれる希な講義です。5コマ目で他にもこれという講義と重なる等あるかも知れないですが、しっかりした文章力を養成することは、一生の宝物。是非、受講を検討してみてください。渡辺の講義は11/11, 18の2回。お目にかかるのを楽しみにしています。