展開ゼミを含めて、今年度が10年目になる「web上に観察記事を書き、こちらがそれにコメントするという得意な形式の講義」。今年度も、カレントトピックスという講義枠で、後期の木曜日、5コマ目に開講します。10月5日の木曜日が第1回目の開講日になります。web上でのやりとりということで、10名限定です。
第1回目は片平キャンパスの「生命科学プロジェクト総合研究棟(D04) 」の103室で、この講義で求めているweb上での文章力、観察力を養成するとはどういうことなのかを概説します。その講義に参加するためには、シラバスに記したとおり、あらかじめ、渡辺にmailで連絡をください。その時、学部、学籍番号、名前、講義を受講するに当たっての抱負・受講理由を記してください。そのmailに対して、こちらから、受講生の申し込み番号を返送します。10名までが受講できます。また、昨年度は約半数の受講生が特定の学部に偏り、モチベーションが維持されたなかったことから、基本、1つの学部から2名とします。
【受講要件】
(1) 【初回のみの片平でのmeeting】にきちんと参加できる方
17:00から開催予定です。1-2hrで栽培に必要な資料、植木ばち、栽培用の土、種子などをお渡しします。また、必要に応じて、受講生相互に交流ができる方。
(2) シラバスの内容を熟知して、【作物を積極的に管理・栽培しようという心意気】のある方
シラバスに詳しく記載していますが、本講義は作物を栽培し、その経験を自らの学びにします。そのため、作物をちゃんと育て・観察し・収穫する、という強い意志が必要です。今年の秋は暖かいとはいえ、仙台の冬の寒さでも継続できる方。また、鉢栽培は栽培難度は高めです。
(3) 栽培で学んだことを【ブログにて報告】できる方
栽培の様子はブログで報告頂きます。ブログの管理画面を開き、自ら記事作成できる方。PCから投稿すること。観察はしたけど、記事をuploadしなければ、講義に参加したことにはなりません。もちろん、ブログを書くマニュアルは提供します。
週1回それなりの文章量(写真つき)です(+中間報告と最終報告はもっとボリュームあり)。それができる・やってみたい方の参加を歓迎します。作物を客観的に観察し、それを他人に分かりやすく正確に伝え、そしてコメントをもらって次に生かす。これを定期的に行うことで、アウトプット力を鍛える訓練に繋がると考えています。まずは、昨年度までの記事を見て判断してください。
一生を通じて他に無い経験だと思いますので、ポジティブに捉えて取り組んでみてください。もちろん、コロナ禍で、受講生が置かれている環境は、様々かと思います。川内での教養の講義は途中で放棄ができないとのこと。。。(渡辺が学生の時は、可能というか、何となく判断されていました。)。なので、上記のことを読んで、できそうという方、チャレンジをお待ちしております。
ということで、今年も多くの皆さんとお会いできるのをスタッフ一同、楽しみにしています。まず、今回のが第1報です。申し込みが始まったら、また、ここからお知らせします。
わたなべしする
PS. 今年度はコメント担当のパート職員・尾形さんが復帰。あのおもしろいコメントが帰ってきます。そんな楽しみもあります。
【お知らせ・緊急告知】2023年度「カレントトピックス・野菜栽培を通じた「双方向」での文章力養成へのトライ」後期に開講 (定員10名)
2023年9月 5日 (火)
【研究成果】アブラナ科植物における自家不和合性のSRK下流因子・MLPKを必要としないS対立遺伝子系統を発見「Plant Reprod.」(8/4)
2023年8月 4日 (金)
アブラナ科植物における自家不和合性のSRK下流因子であるMLPKの同定が2004年。alternative splicingがあるのを見つけたのは2007年。SRKの下流にはMLPKが必須と思っていたところ、MLPKが機能しない(劣性ホモ)遺伝的背景でも自家不和合性が生じる系統を、この度発見。この発見をどの様に活かすのか、もちろん、これからの課題です。
で、肝腎の論文は「Ohata et al. (2023) MLPK function is not required for self-incompatibility in the S29-haplotype of Brassica rapa L. Plant Reprod. 36: 255-262.」。pdfはオープンアクセスになっています。是非、ご一読頂ければ、幸いです。
わたなべしるす
【研究成果】低照度状況の生育改善に希土類金属の添加が効果あり「Plants」(8/4)
2023年8月 4日 (金)
立命館大の石水先生との共同研究を始めたのは・・・。ずいぶん前になりましたが、こちらで至らないことが多く、ようやく形にできました。希土類金属はrear earth金属ともいわれ、半導体などで重要な金属。そんな金属イオンに植物の生長を促す効果があるということになり、あれこれのトライを行い、低照度状況の植物の生育を回復できる効果を発見。発表まで長くかかったのですが、辛抱強くコラボ頂いた石水先生に感謝です。これからもお世話になります。
で、肝腎の論文は「Iguchi et al. (2023) Lanthanum supplementation alleviates tomato root growth suppression under low light stress. Plants 12: 2663.」。pdfはオープンアクセスになっています。是非、ご一読頂ければ、幸いです。
わたなべしるす
【研究成果】ザゼンソウの花粉発達とsuger transporter「Physiol. Plant.」(8/4)
2023年8月 4日 (金)
21st COE、宮崎大、研究室のクロスアポイントメント准教授としてお世話になっている稲葉先生との「ザゼンソウの花粉発達とsuger transporter」についての共同研究結果が論文として発表されました。7月中にはacceptになっていたのですが、こちらが余裕がなくて、websiteの記事になっていませんでした。ご容赦ください。
で、肝腎の論文は「Koyamatsu et al. (2023) Molecular characterization of SrSTP14, a sugar transporter from thermogenic skunk cabbage, and its possible role in the developing pollen. Physiol. Plant. 175: e13957.」。pdfはオープンアクセスになっています。是非、ご一読頂ければ、幸いです。
わたなべしるす
【著書増刷】「エッセンシャル植物生理学-農学系のための基礎-」、第2刷完成!!(6/30)
2023年6月30日 (金)
昨年の10月20日に出版した「エッセンシャル植物生理学-農学系のための基礎-」。それからほぼ8ヶ月の6月15日に、好評につき、増刷となり、第2刷が完成しました。第1刷ができたときと同じように、何か別のことに追われていて、気がついたら月末。慌てて、紀事をuploadと思いまして。 第1刷ができたあと、直接、間接的にいくつかのミスをお知らせ頂き、校正の甘さを実感。数ヶ月たったところで、講談社のHPに正誤表をつけて頂いたのですが、それもお知らせできておらず、失礼しました。これらの修正を含み、修正した第2刷の出版となったのでした。手元の書籍の中には、40年で第31刷という教科書も。40年とはいかないまでも、農学系の植物生理学といえば、この書籍、といわれるように、これからも精進したいと思います。ありがとうございました。よろしくお願いします。
わたなべしるす