東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成21年度活動ブログ

平成21年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

≪ Prev   |  Next ≫

2009.10.07

愛媛大学・実行推進委員との交流を終えて。。。。

 JSTによる「未来の科学者養成講座」は、昨年度から始まり、今年度は東北大学を含む10近くの大学が新規に採用されました。研究を行ってきたものとしては、科研費など、研究の方向性、共同研究など、様々ことを考えられるのですが、この教育プログラムのように新規なものは、どうしても自分のところの大学だけの智恵に頼らざるを得ないところがあり、苦心するところです。

 そんな折、本プログラムに採択されている「愛媛大学」の先生方と交流できる機会がありました。愛媛大学では、理学部と無細胞生物科学研究センターが共同して、生物・生命科学を対象として、中学3年生、高校1年生を募集していました。東北大学の取り組みと大きく異なるのは、まず、合同研修会のようなキャンプを行い、そこから、生徒を選抜するという点で、生徒さんたちには、取り組むべき課題に対応した、教科書が配布されていていました。また、講師の先生方には、退官された教員の方がにもお願いをしているようでした。東北大のように、理数科全体というのではなく、生物・生命科学に限定していることから、講義も数名の教員で行っているところが、大きな違いでした。

 どのような形式で行うのが、教育的効果があるのか、長い目で見ないとわかりませんが、このような交流ができたことは何よりでした。また、愛媛大学の実行推進委員の先生方とお話しでき、経験というか、実体験というか、そういうことが、最近の生徒、学生さんにはやはり不足しているということは、共通した意見でした。何がこのようなことを不足させたのか、時代の変化という言葉で片付ければ、簡単かもしれないですが、やはり、今後検証すべき問題で、それを解決しない限り、これからも、問題は大きくなるだけではないかということで、議論を終えました。

 今後もこうした交流を継続的できればと、実感した充実した会議でした。


わたなべしるす

PS. 関連した記事が、渡辺のHPにもございます。あわせてごらんいただければと思います。
http://www.ige.tohoku.ac.jp/cgi-bin/prg/watanabe/labdiary/index.cgi

DSCN3278.jpg

≪ Prev   |  Next ≫

PAGE TOP