東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成21年度活動ブログ

平成21年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2010.08.16

サイクロトロン・RI センター一般見学会の感想

宮城県仙台二華高等学校、三年の熊谷です。

昨年、一年間卵に参加していました。(証拠は過去のブログを見てくださいm(  )m

8月の卵の講義で「サイクロトロンRIセンター」の見学があったと思うのですが、個人的に久利先生に連絡をして、施設の一般見学会の方で見学させていただきました。

そのときに、「感想をブログに...」ということでしたので、感想をあげたいと思います。 


まず施設の外観ですが、予想以上に大きかったです。もう少し小さいかなと、規模を甘く見ていました。

そして、中に入って、説明を聞きました。

そのときは、宮城教育大学の理科の先生志望の学生さんと一緒に聞いたため、内容はそちらに合わせたもので少し難しいものではありましたが、

なんとなくではありますが「サイクロトロンは何をしているのか? どんな研究をしているのか?」など、つかむことができました。

さて、本命の施設見学ですが、いたるところに、「黄色に赤の核使ってますよ~的マーク」(名前がわからない)があったのがものすごく印象的でした。

あと黄色のテープですかね、進入するな的なやつ。

いかにも「危ない」、けれど「研究してます」感が伝わってきました。

施設の中は、みなさんも見学しているのでわかると思うので、省略しますが、

物理をやると、サイクロトロンという単語が出てきて、教科書にはただ「粒子を加速して~」ということしか書かれていないので、実感がわきませんでしたが、

目の当たりにして、実際、研究している学生さんから「こういうものを調べているんだ」「こういう仕組みになっているんだ」というものを聞くことによって、よりリアルに物理という分野を捕らえることができたことが何よりの収穫だったと思います。


関係はないのですが

ウランを使うということで、ドアが厚いということに驚きました。

「ドアの厚さが、2,3mってどうよ」と思い、ドアに見えないことに戸惑いましたが、放射線が漏れないようにというように安全に配慮した構造というものは、研究する上で大事なことだなと思いました。

また、天井に「東西南北」の標識があったのに気づいた人はいるのでしょうか?

ずっと、施設見学のときに気になってしょうがなくて、最後に「東西南北ってなんなんですか?」と聞きました。

そうしたら、研究施設に大きな機材を運ぶときはクレーンとかを使うそうなのですが、そのときに操縦してる人に

「もっと、右」とか「左」とか指示しても、どこに動かせばいいのかわからないそうです。

それによって、実験装置を落としてしまったりだとか壊してしまったりだとかそういうことがあるので、移動させたりとかする機材があるときは天井に「東西南北」をつけることを義務づけられているそうです。

これを聞いたとき、実験をする上で、実験の過程とか結果とかも大事だけど、実験をするときにその装置に不具合がないかとかそいういう前準備の大切さを思い知らされました。


話は変わりますが、このブログが昨年よりも活発になっていて驚きました。

昨年、ブログに書き込んだのはたぶん、私を含めて2,3人だったような気がしたので、それに比べると、活気があっていいと思いました。

では、今年の卵のみなさん、残り半年ぐらいですけど、たくさん講義を聞いて、たくさん質問してください。

質問しても損はないですし、大学の先生は私たちが無知なのは知ってるので、何を聞いても大丈夫だと思います。

実際、研究室で、馬鹿な質問いっぱいしましたけど、答えるいい先生たちがいっぱいいますから。

では、残りの講義がんばってください。

長々と失礼しました。


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