東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成22年度活動ブログ

平成22年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2010.07.11

福島県立福島高等学校;プラズマの研究

こんにちは、福島高校の阿部と申します。

第二回となる今回の講義は、光ファイバー通信ということで、大変興味深く聞かせていただきました。

ありがとうございました。

植物園見学では、政令指定都市である仙台市にこのような多様な自然が保持されてることに感銘を受けました。

次回のサイクロトロンRI見学も非常に楽しみです。

さて、本題のプラズマの研究ですが、自分はプラズマの攞線運動装置を製作しています。

動機としては、核融合発電に大変興味があり、融合炉内ではプラズマが攞線運動をしているとのことで、実際にそのプラズマの攞線運動を視覚的にとらえようと考えたことにあります。

今年の5月あたりから、プラズマ・核融合関係の専門家である東北大の安藤先生にアドバイスをいただき、製作に取り掛かりました。

製作にあたり、どうしたらプラズマの攞線運動を実現できるかと考えた結果、ブラウン管から電子銃を取り出し、その電子銃を用いて真空中に放電し、ヘルムホルツコイルによる一様な磁場でプラズマを曲げるという方法をとりました。

しかし、取り出した電子銃がうまく機能せず困って安藤先生にその旨を話しました。

そして今回、実際に現物を見せていただけるということで研究室にお邪魔させていただきました。

実物はヘルムホルツコイルも電子銃も使用しておらず驚きました。

プラズマの攞線運動については、アルゴンガスのガス圧とネオジウム磁石の調整で行っているそうです。

同時に、本体の詳しい構造を教えていただいたので、早速参考にして製作していきたいと思います。

完成目標としては、8月末にある本校文化祭までにはと考えております。本校文化祭は公開制で、完成したら展示したいと考えておりますので、お時間のある方はぜひいらしてください。

長文失礼致しました。

最後に安藤先生、今回も対応していただき誠にありがとうございました。

 

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