6. 中間発表 お詫び(宮教大:金あおい)
2018年11月27日 (火)

締め切りを過ぎての投稿となり、すみませんでした。
今後、気を引き締めて、緊張感をもって、定期的にブログを投稿致します。
私は、ミズナ紅法師、赤丸二十日ダイコン(ニューコメット)、カイワレ大根を育てています。
(1)一番驚いたこと
植物が育つ上で、いろいろな条件が必要です。中でも、自分で植物を育てていく中で驚いたのは、太陽や新鮮な空気、水、根を張ることの大切さです。
・ 当たり前のように聞こえるかもしれません。しかし、室内から外に出してからの植物は、とてもいきいきと茎と葉を伸ばしているように感じました。見ていて、私まで気持ちがよく感じました!
人間も、朝に太陽を浴びるとよいと聴きますが、新鮮な空気を吸って太陽を浴びて、植物も似ている部分があると感じました。
初めは、室内で育てていました。するとだんだんと徒長してきました。なぜ徒長をするのか、それは、渡辺正夫先生のコメントや、2017年展開ゼミの齊藤芙紀子さんの記事にもあるように、主に太陽光の不足ということでした。日光を求めて植物が上へ上へと伸びてしまう。徒長に気を付け、日光が十分にあたる場所に置きました。
また、水口さんなど多くの受講生の方が、植物が太陽の方向に向いて伸びていることに注目していました。
一方、カイワレ大根は逆に、遮光をしっかりとして、その徒長を利用して育てました。
・ 水については、やりすぎてしまっても、根が伸びていかないし、乾燥しすぎてもよくない。初回の講義でも話があったと思うのですが、押しと引きというような、かけひきが必要だと感じました。
・ 根と水の話について、私は、スプラウト植物として、かいわれダイコンを育てました。4種類の下敷きを使って実験を行いました。コップの底にしっかりと根がはれたものが、長さもありよく育っていました。根が伸びるスペースや、水にしっかり浸かっている必要があると感じました。よく根が成長すると根の表面積も大きくなり、水分もよく吸って栄養も吸ってくれるのだと思います。
ふだん植物を育てるときは、土を使った栽培が多いですが、「スプラウト」植物では、土ではなく水と下敷きのみで育てることができました。普段は土の中で見ることができない根を、よく観察することができ、根のことをもっと考える必要性を知る機会になりました。
・ さらに、大きさについて、市販で売られている野菜の大きさはどのくらいなのか気になり、買いに行きました。
〇 市販の野菜
ミズナの茎と葉: 45cm
二十日ダイコン 球部分:3.5cm・茎や葉の部分:18cmくらい
かいわれダイコン:約10.5cm
〇 これまで育ててきた植物の最大の長さ(11月25日時点)
ミズナ:21cm
二十日ダイコン:9cm
かいわれダイコン 13cm
比べると...ミズナや二十日ダイコンは、約二倍ほど違っておりました。
普段あまり売っている野菜をじっくりと観察していなかったので、これからどの部分に葉が生えて成長していくのかなど、イメージがつきました。
売っているものは、形も大きさもきれいで、そろっており、大きく育っていました。自分で植物を育ててみると、このように簡単にすぐには大きく育てられないと実感しました。簡単に買って手に入る時代ですが、ありがたみを感じ、自分で育てていく中で、日々の植物の成長に喜びを感じています。
(2)受講生の記事やコメントを拝見して参考になったこと
・ スプラウトの育て方
オガタさんからのコメントにもあるように、遮光して10cmをこえさせてから一気に一日光を当てて緑にして収穫しました。キッチンペーパーや脱脂綿などの下敷きの上に、種は水が浸る程度に置く。そして、アルミホイルで遮光する。暗所でできるだけ伸ばし、伸びきったところで一日光を当てると、たちどころに葉緑体が合成され、緑になるということを学びました。
・ 鉢植え植物への水のやり方
水の与え方については、以前は、植物を育てるというと、毎日水をあげればよいものと考えていました。坂谷日向さんの記事にもあるように、水のやり方について学びました。日照条件や置かれた環境によって、水やりの間隔が変わる。水は鉢底から水が出るまで与える。水をやりすぎると徒長し根が発達不足になり、水不足だと成長が抑制される、特に発芽初期は乾燥に弱いので注意する。
・ 条件設定を変えて比較
条件設定を変えて比較すると楽しいということで、私は4種の下敷きでかいわれダイコンを育てましたが、他にも、水口さんの記事では、納豆のトレーで育てていたり、坂谷さんの記事では、ぬいぐるみやざる、パフなども使って実験されるなど、いろいろな条件で育てており、とても興味深かったです。
・ 間引きと追肥
間引きのタイミングは、お互いの葉が三分の1以上重なったらやるとよいということで、移植する際には、土を補充して茎を短くしました。
そして、追肥は、根を痛めやすいこと、浸透圧のこともあるので、肥料のやり方に注意して、行いました。
・ 対策
冬ということで、植物にとっても私たち人間にとっても、気温や日光が心配です。また、防虫や防風など自分で工夫して作って予防している方がいました。例えば、伊藤さんの記事では、簡易ビニールハウスを作っていました。日中の温度が上がり光合成能率がアップするとありました。冬に向けて私も対策をとりたいと思います。
・ 食べてみる
私は鉢植えの植物については間引いた後は、移植しており、食べていませんでした。二十日ダイコンを先日初めて食べてみた際、部位によって辛さに違いがあるように感じました。ですので、植物の長さや部位、いろいろな成長過程における植物の状態によっても、味の変化があるかもしれないと思いました。受講生の方の中にも、味の変化や違いがあったと書かれている方がいたと思います。例えば、カイワレ大根を育てていた、阿部さんの記事では、長さの違いによる味の違いについて気づいていました。食べて比べてみるのも面白いと思いました。
・ 大きさの違い
(1)で大きさの違いについて述べましたが、どのような条件の違いで大きさの違いが出てくるのでしょうか?
二十日ダイコンやミズナにおいて、大きさの異なるプランターで育てた際の植物の大きさに違いがあるように感じました。オガタさんからのコメントでは、土の量で温度変化が変わるということでした。今回は諸条件が違うので比べることは難しいかもしれませんが、鉢の大きさや土の広さで大きさや成長が違うということはあるのか興味を持ちました。
また、スプラウト植物の種をまく密度も成長に影響するということがありました。ある程度密集していないとうまく伸びず、密度が低いと伸びが悪く、密度が高すぎてもよくないということでした。密度と植物の成長の関係も気になりました。
(3)コメントをいただいて気づいたこと
・カイワレ大根を育てている際、一番長さのあるものを代表して長さを図っていました。しかし、オガタさんからのコメントにあるように、かいわれダイコンを収穫した際、平均値、中央値をだせばよかったなと思っています。今度やりたいと思います。
・ また、渡辺正夫先生からのコメントにもあるように、これまで測ってきた植物の長さを使って、今度グラフをつくろうと思っています。鈴木さんや、植木さんなど、グラフ化されていました。
・ 毎回コメントをいただき、いろいろな考えが広がりました。オガタさんからのコメントにもあるように、単純な実験の中でも様々な条件や要因が考えられ、考えるべきことがいくつもあり、探求が尽きないところが理系の楽しさ。とても面白いと思っています。
(4)双方向の講義について
育て方や植物の育ちについて、個別に全体にコメントをしていただき、感謝申し上げます。
例えば、鉢受けについて、大きめで、水が出るのを確認できること、鉢底穴から酸素を供給されるようにするということ。また、外に置き日光に当てるということ。などコメントいただき、改善することができました。
(5)今後の展開ゼミについて
今受講している方の記事や、以前展開ゼミをやられていた方々の記事を拝見し、予習、工夫を行っていきたいと思います。
リンクが貼ってありそのページに簡単に飛べるのはとてもありがたく、また、「サイト内検索」があるので、有効活用し、読んでいこうと思います。
リンクをすぐに貼れるように誰の記事が参考になったのかしっかりメモを取っていきたいと思います。
この講義から学びたいことは、展開ゼミのいろいろな方のブログやコメントを読んで、育て方や科学的な視点、文章の書き方などを学ぶこと。植物がどのように育っていくのかよく観察するということ。そしてそれを文章にして分かりやすくまとめて伝えるということ、定期的に読んで文章を書くということです。
まず改善していきたいのは、定期的にブログを投稿すること。そのために、写真をまとめたり、メモしたり、他の人のブログを見て学ぶということを、できる時間に少しずつ積み重ねていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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コメント
宮城教育大・金さん
育種の渡辺でございます。〆切を守ると言うことについては、1つ前の投稿である農学部・伊藤さんにも書いたように、大事なことです。大学が異なるので、単位という点では関係ないかも知れないですが、継続するからには、〆切を守ること、ひいては、現在の大学での講義、実験等のレポートの〆切を守ること。中身がきちんとしていることはもちろんですが、〆切を守るように、心がけて下さい。この講義でのこうしたコメント、他の受講生からの刺激が、よい方向になればと思います。
遅れた分と言うことではないと思いますが、コメントから参考になったことについて、項目に分けて書いてあるのは、これまでなかったような気がします。こうした新しい取組は、是非、チャレンジして下さい。こうしたまとめ方は、次年度以降の受講生へに対して、friendlyな記事だと思います。
後半戦へのチャレンジ項目、これをベースラインとして、がんばって下さい。定期的にと言うことが大事ですね。意外と難しいことですから。また、これと言うことをメモしておく、大事なことです。ノートに書いておくのもよいですが、text fileに電子物としてまとめておくと、それのURLまで記録しておけば、記事を書くときにすぐに使えるようになりますから。
わたなべしるす