台風25号が台風24号の外側を回るようなコースが予想されていることから、週末には、また、台風の影響が出るとか。。この1週間ほど、気温が13oCくらいから、29oCくらいが最高気温という状況。この気温の変化ではさすがに、体力が追いついていかず。。。何より、10月は大学人には、次年度予算の獲得に向けた「作文」の時期。。。〆切が迫る中、頭を抱える毎日なのも、体力が消耗するのかも知れないと。。。
10/3(水):仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義「ひまわりのお花の秘密」
で、今年度から「仙台市長命ヶ丘小学校」の学校評議員を仰せつかっており、その関係もあって、出前講義に。最近、仙台市教育センターから出前講義をお願いされていることから、複数の学校に行くようになり、こうした何か縁があるところは、別枠での出前講義を1回くらいはと。今日もwelcome boardが出迎えてくれました。ありがとうございました。5年生向けに「キャベツとブロッコリー」の講義で伺って以来。 リクエストは、3年生に「ヒマワリ」を使った講義。久しぶりで。。今週が「ノーベル賞week」とも言われるし、月曜日には、ノーベル生理・医学賞を京都大の本庶教授が受賞したことから、そんな話も。何よりも当たり前を当たり前に思わない心を。ということ。そんな心を醸成するテレビの番組、意外と人気で、。よく知っていました。これからも疑問に思ったことは、とことん質問すること。そうしたら、「ぼー」としていることはなくなると思いますので。。。で、今回のお題のヒマワリの花の真ん中は何なのか。「小花」の集合体になるのですが。。。よく観察して、花と言うことに気がつくことも。
で、それの数をまずは予想する。予想というのは、今までの経験値から考えること。考えることは、覚えることと同じくらい大事なことですから。しっかり理科の時間に身につけて下さい。で、10のグループに分かれて、1hrほどで、数えることを。意外と苦戦しているチーム。はやいチーム。このあたりは、チーム力、リーダー力など、色々なちからが問われますので、これからも是非、しっかり身につけて下さい。最後に実測値と予想値の差異を比較して、優勝チームには、渡辺の白衣を羽織るというLuckyを。昨年の5年生のように盛り上がりました。今日のことを活かして、学校、自宅の周りなどを観察してみて下さい。きっとたくさんの不思議がありますから。
10/3(水):仙台市立長命ヶ丘小学校・学校評議員会
午前中の講義に続いて、午後からは「学校評議員会」。年度2回目。1回目は春先の開催で、何かと重なっていて参加できなかったのですが。。。5時間目の授業を各クラスごとに、参観。3年生は、今日講義をした児童の皆さん。5, 6年生は、昨年、今年で「キャベツとブロッコリー」の講義をした世代。参観で待ってくるとは思ってなかったようで。。。そんな授業を聞きながら、難しいと思ったのが、「四角形」の定義。はて???と思ったり、存在する三角形の面積の倍の図形の作図。空間把握が難しいのだなと、改めて。。。授業中に「タブレット」が出てきたのは、時代背景でしょうか。デジタル黒板もあるとか。。一方で、「実物」・「本物」を見ることも大事なのではと思いつつ。というか、本物が持つちからは、本物でしか分からないことがあると思いますので。 渡辺の頃は、小学校で何か全国的なテストがあったのか、あったような気はするのですが、いまのような全国的な学力検査はなく。。。今は、毎年、学力検査があるのは、経年的な変化を集団・個人で理解する意味では大事なdataなのではと。。。ある種のbig dataになる分けなので。。
学校評議員を仰せつかるのは、3つ目の小学校(七北田小学校、片平丁小学校、長命ヶ丘小学校)。それぞれの地域性、環境など、これからのアウトリーチ活動などを考える上で、とても参考になりました。次回は、ちょうど学位審査の時期。うまく調整できればと思いますし、その前に、仙台市教育センターの講義で伺いたいと思います。最後になりましたが、板橋校長先生、清教頭先生、3年生の先生方をはじめとする多くの先生方にお世話になりました。ありがとうございました。年明けの環境の講義で伺えるのを楽しみにしております。
わたなべ 拝
PS. 昨年の5年生、研究室見学に来てくれたメンバーが、講義と会議合間に。ありがとうございました。まだ、どこかでお目にかかれるのを楽しみにしています。
【アウトリーチ活動】仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義、学校評議員会(10/3)
2018年10月 3日 (水)
【アウトリーチ活動】仙台市立北仙台小学校・特別講義「花の不思議な世界」(9/21, 23追記)
2018年9月22日 (土)
2週続けての週末が3連休。よく考えると、この週末の休みは「秋分の日」。夏と秋を分けるとでも考えればよいのか。天気がよいのか、どうなのか。こちらは諸事に追われて、休みはどこかへ。。。全国的に天気は久しぶりによいとか。そんな連休前の金曜日。朝から雨降りと曇りが交互に。。。夏の最後の「にわか雨」といえばよいのか。少しくらいは、晴れ間がほしいところですが。。。去年に続いて、仙台市教育センターから依頼されての特別講義は、仙台市立北仙台小学校へ。2年続けて伺うようになると、学校の場所で迷うこともなく。。玄関先には、welcome boardがお出迎え。ありがとうございます。
9/21(金): 仙台市立北仙台小学校・特別講義「花の不思議な世界」
講義は、5年生向けに「花の不思議な世界」。リンゴをモデルにして、開花、受粉、結実ということを理解するところ。5年生はこの時期に、こうしたことを学習することから、意外とリクエストが多い講義で、タイミング。去年もリクエスト頂き、それを担当された担任の先生と今年もお目にかかり。。。講義を評価頂いてのリクエストであると思いつつ。
講義のスタートは渡辺の自己紹介。愛媛県今治市。有名なのは「造船」と「タオル」。今治タオルを使ってくれている方も。ありがたいことです。で、渡辺が植物で育種をやろうと思ったきっかけの「謎のコメが日本を狙う」というNHK特集。japonicaとindicaのhybrid riceになるわけですが、社会の時間か、相互の時間を使ってでしょうか。日本型、インド型イネについて調べていたらしく、この名前を知っているというのは感動。それぞれのお米の特徴など、また、復習して見て下さい。このイントロについて、身の回りの花の名前。学校の行き帰りで観察していたのだと思います。よく理解できていたなと。少し難しいのは、どこの小学校でもそうですが、ヒマワリなどのキク科が集合花ということ。花の真ん中が「種子」になるのは、理解できるのですが、そうなるために、1つ1つが小さな花の単位が集合していると言うこと。是非、この秋に、キク科の花を分解してみて下さい。また、写真から「ヒルガオ」ということを考えたように、その写真に情報がある、つまり、色々なものに注意をすることが大事だと言うこと、また、それらを総合的に考えることを身につけて下さい。 受粉反応の動画。静止画でなくて、動きがあるというのは、小学生にも人気が高いわけです。普段、動いてない「植物」が動きを持っているというのは、インパクトなのだろうと。。。「花粉管」という名前が出てきたのは、よく理解していました。あとは、花粉管が伸びて、何が起きて、種子になるのか。中学校、高校での学びかも知れないですが、そこに不思議があることを考えて見て下さい。見えにくく、小さいことから大変なこともあると思いますが、大事なことですから。
リンゴは赤いものだと思っていますが、最近は「シナノゴールド」などの緑、黄色系のリンゴが多くなってきたのは、リンゴを赤くすることの大変さが背景にあると。最近、この話をすると、意外と反響が大きいので。もちろん、今の小学生が渡辺の年ダインになるころに、今のようなリンゴの色があるのかと言うことも考えてもらいながら、。。少しくらい赤くないリンゴも大切にして下さい。
メインのところは、自家不和合性。同じ動画でも、自分と他人で他人の花粉だけを受け入れるのは、やっぱり不思議なこと。脳みそもないのに。。。その理由をしっかりこたえてくれた方。とても立派でした。この講義をきっかけに、自分たちで考えて、行動することの大切さも考えるようにしてみて下さい。
講義の最初に、佐藤校長先生と今の小学生というか、学校の事情など意見交換の時間を頂きました。ありがとうございました。これからの小中高大連携を考える上での参考になりました。講義のあとは、時間の関係でお話ができず、申し訳ありません。また、次年度、そうした機会があれば、幸いです。最後になりましたが、佐藤校長先生、5年生担任の先生をはじめ、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度もお世話になる機会があれば、幸いです。
わたなべしるす
PS. 秋が深まるにつれ、「○○の秋」という言葉が出てくるのだと思いますが、その1つでしょうか。第77期将棋名人戦・A級順位戦も3回戦が終わり、冬に季節が変わった頃には、終盤戦で盛り上がるのだろうと。。。
PS.のPS. 週末は諸事で仙台の外へ。。。こんなところでというようなところで、長年お世話になっている方に。。びっくりしたのと、改めて、気持ちを引き締めて、今年の残り3ヶ月を、さらに、その先もという「緊張感」を頂きました。ありがとうございました。さらなる精進をしたいと思った週末でした。
秋ですね。
2018年9月20日 (木)
まだまだ暖かい日もありますが、季節はもう秋ですね。
金木犀の香りに包まれながら心地よい通勤の季節となりました。
少し前まで就職活動で人口密度の低かったナベ研ですが、最近は密度が一気に上昇。
研究室内は相変わらずとても静かなのですが、学生さんたちは黙々と実験を進めているようです。
居室と実験室が別なので実験している様子はなかなか見れませんが、実験で使用するプライマーの注文の多いこと多いこと、、、。
学生さんたちが業者に注文したプライマーを事務室で検収してもらうのが私の仕事の一つなのですが、毎朝出勤するとポストに入りきらない程の段ボール箱が届けられています。
遠い遠い昔、私もプライマーを注文する立場だったのですが、その頃と比べて技術も物流も発達している今、ネットで注文したプライマーは早ければ翌日には届くようです。
毎日毎日大量に届くプライマー。学生さんに届ける度に実験が順調に進みますように!と願わざるを得ません。
勉強の秋、いいじゃないですか!みんな頑張れ〜!!
食欲の秋。今週に入ってやっと初秋刀魚を食べました!脂がのっていてとても美味しかった♫
初物の秋刀魚は出初めは高くてなかなか手が出ないのですが、少〜し我慢して一匹百円程度になったらこっちのもの!
今年も今か今かとその時期を待っていた時に、あの地震で一気に値段が逆戻りしてしまいました。
未だ不自由な避難生活を送っている方がたくさんいるようですが、我が家の食卓に秋刀魚が上ることが出来たということは、
少しずつでも復旧しているのかなと。被災した方々に1日でも早く日常が戻りますよう願っています。
図書館で割とよく本を借りるのですが、今週も予約待ちしていた本が届きました。
話題の本などは数百人待ちがザラで、いつ予約したか記憶にない本が届くこともあります。
しかも予約した時期も予約待ちの人数もバラバラなのにも関わらず、同時に2冊の本が届いたりして。
人気のある本なので早く読んで次の人に回してあげたいと思ってはいるものの、いろいろ用事が混み入っている時期に分厚い本が2冊届くと流石に焦ります。
これだけ待って届いたので、じっくり読みたいと思いつつ、早く読まねばのプレッシャー。
睡魔と戦いながら夜な夜な頁をめくる読書の秋です。
満身創痍、執念、勝機(9/17)
2018年9月17日 (月)
北海道胆振地方中東部で、M6.7の地震が起きたのが、9月6日(木)の03:08分頃。早くに文章をと思いながら、諸事に追われて。。。犠牲になられた方々に哀悼の意を表すとともに、避難などの生活をされている方々が通常になることを祈るばかりです。2011年の震災経験者としては。。。そんなことを知ったのは、朝起きたときのニュースで。仙台も揺れたようですが、そんなことを気がつかず。。。お世話になっている研究室に急ぎ電話。通常回線なので、また、停電していても、電話が通じることは、3.11で学んでいたので。。偶然にも通じて、無事を確認できたものの、自家発電装置で冷凍庫などは維持でいているものの、停電がいつまで続くのか。。。少しの切れ目はあったものの、確保されていたサンプルなどが使えたのではと言うことで、ほっとでした。北海道全域が停電。東日本大震災の時でもなかったような事態。まさに、満身創痍。そんな中で営業を続けたコンビニがあったとか。これまでのこうしたときの弱点を理解していたからであろうか。 そんな被災の中で、電気を復旧させ、ほぼ10日ほどで「苫東厚真1号機」が復活とか。空路、鉄路の復旧もかなりの速さがあったような。。。また、少し前に台風21号で、連絡橋が壊れたものも、鉄道は18日には復旧すると。いずれも「執念」といえばよいのだろうか。もちろん、これまでの災害での弱点、問題を意識して来たからであろう。ただ、観光などでの訪問客はずいぶん減少しているとか。。。何とかならないものかと。もちろん、これから冬になるという北海道において「暖房」をどうするのか、大きな問題であり、このあたりを意識する必要も重要である。
この被害状況から復活の鍵は。。ものごとをよい方向に回転させて、色々なことを上昇させることなのであろうが、東日本大震災の時も、大変だったような。ただ、そんなことを言っているわけにはいけない。どこかに勝機はないのか。。。少なくとも、関連するところでの連携は不可欠なのであろう。そんなところは、サイエンスの共同研究と同じなのかも知れないが、もちろん、簡単ではない。でも、勝機はあるかと。一日も早い回復をお祈りします。
わたなべしるす
【アウトリーチ活動】探求型「科学者の卵養成講座」, 仙台市立中野栄小学校(9/8, 10, 12写真追加)
2018年9月11日 (火)
仙台の長雨もどうやら終わり。しばらく晴れ間が続くのですが、ここ数日は肌寒い天候。そんな中。先週、今週と2件のアウトリーチ活動があったのですが、あれこれとやっている間に。。。なかなか、記事にできず。
探求型「科学者の卵養成講座」パネルディスカッション、特別講義「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」(9/8)
タイトルでは、2つのイベントのように見える化もしれないですが、10:30スタートで、コラボ頂いている県教委などの方々と「コンソーシアム」の会議。そのあと、午後からのパネルディスカッションの座長をする関係で、パネラーの方々と前打合せ。11:30からは、学校推薦の受講生向けに開講式で、文章力をつけるための、HPへの記事の書き方講習など。。。 そんなことを終わらせてから、12:00スタートの「キミの現在と未来、そして科学を語ろう!」 と題したパネルディスカッション。今回は、京都大学とのコラボで、4名のパネラーにあらかじめ、5つのお題を。それを見ながら、その神髄はということで、さらなる議論を。こうしたことの座長をするのははじめてと言うこともあったのですが、時間調整とどこに盛り上がりを作るのか。。。そんなことを考えていたら、時間over気味に。。。もちろん、渡辺だけで途中でのコメントは難しいところもあって、工学部・安藤先生からもコメントと最後のまとめを。受講生のレポート、あるいは、HPへの記事を見る限り、いろいろな意味で刺激になったようで、。。。これからもまた、新規な企画を。
15:00からの講義の合間に、今後のさらなる発展をということで、京都大学の方々と反省会。。。ここに来て、少し座る時間が。ありがたい議論の時間でした。そんな議論も途中で、15:00からの講義。お題は「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」。去年から、スライドパターンを変えての講義。植物は両性花なので、自殖性だと思っているかも知れないですが、実は、そんなこともなくて、結構、他殖性。そんなイレギュラーなことから、スタート。説明をすればするほど、それまでのことを打ち消すようなこともあって。。。理解がどこまでできたのか。。。レポートで拝見したいなと。そうそう、少し難しいと思った方。こちらの記事を参考にしてみて下さい。
で、ここまで書いて、分かる通り、当日の写真がない。。。あまりに慌ただしく、午後からはほぼ、5hr立ちっぱなしという状態で。写真は、また、後日、uploadしておきますので。しばらくお時間を。
PS. 9/12(水), 12:15. 事務局にお願いして、写真を頂きました。ありがとうございました。
仙台市立中野栄小学校特別講義「花を解剖して、花の構造を理解しよう」。
明けて月曜日。午後からはかなりの雨模様の中。仙台市立中野栄小学校へ。仙台市と多賀城市との境。隣は多賀城市の学区(山王小学校)になると。初めての学校で雨降り。ちょっと迷子になりましたが。なんとか。。玄関先でwelcome boardが。ありがとうございました。 今回は、クラブ活動の20名くらいの4-6年生の方々と、キク、カーネーションの花を解剖。昔であれば、学校の帰り道に、花をばらばらにするのは、よくやったことなのですが。。。今ではなかなか。そんなわけで、理科好きの皆さんで、グループになって、花をばらばらにして、どうなっているのかを、顕微鏡観察。よくあるパターンは、たくさんの花を解剖することなのですが、この学校では、顕微鏡観察がとても人気に。雄しべ、花びらなど、葉っぱとは違うことを実際に自分の目で。さらに、単眼の顕微鏡と言うことで、片目で見て、反対の目でスケッチをするという高度なことを説明したら、できるという方々も。これは感動でした。渡辺は大学時代にずいぶんやりましたが、結局できずだったような。。。45minでのクラブ活動でしたが、また、いろいろな花を解剖してみてくださいと。
この企画を統括頂いている仙台市教育センターの長谷部先生が当日は渡辺の講義風景を参観。さすがに緊張しますが。。。なんとか。。講義の前後には、後藤校長先生とこうした活動をすること、さらには、自然から学ぶことの大切さなどを議論する時間も頂きました。ありがとうございました。最後になりましたが、後藤校長先生、担当の佐藤先生をはじめ、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度もお世話になる機会があれば、幸いです。
わたなべしるす
PS. 校長室の前の廊下には、本物のパンダの剥製が。。。こんな近い距離で。やっぱり本物はすごいなと。学校の近くの方がサポートしてくれていると。本物を見ることの大事さをたくさん実感してみてください。