今週前半は暖かい気温というよりも、12月とは思えないような気温で推移。この記事を書いている木曜日には冷たい雨で、10oC近い気温の低下。週末に雪も降るとか。いずれ、東北にも冬がようやく。。。東北といえば、サッカー天皇杯の準決勝は「みちのくダービー」。仙台が初の決勝へ。いつもなら、正月の決勝戦のはずが。。。決戦といえば、第31期竜王戦第5局。羽生竜王が勝って、タイトル獲得通算100期に王手。。。1桁、2桁、3桁という桁違いの数字が。。若い者に負けないように、日々の精進なのでしょうか。
12/5(水):宮城県仙台第一高等学校・特別講義「植物の生殖・自家不和合性」
さて、そんな中日の水曜日。昼過ぎまでは日差しもあり、暖かい日中。生物部の生徒さんが研究室に実験に来たりして、交流がある、仙台一高へ出前講義に。担当は宮城一高時代からお世話になっている小松原先生。2年生向けに「植物の生殖」の話を。学校での生物の授業では、この時期に、動植物の生殖・発生のところを学習とか。そんなタイミングで、出前講義の機会を頂きました。ありがとうございました。![]()
55minという時間の中で、植物が子孫を残すために努力をしているのに、人間がしているのは。。。ということから始まり、両性花の花が多いので、植物は自殖性と思っている方がほとんど。自殖性、他殖性ということを、小学校からの理科で習った覚えもなく。。。ただ、植物もDNAを介して、子孫を残す生命体。遺伝的多様性が重要なわけで。。。では、どうやって、遺伝的多様性を確保しているのか。一方で、自殖性の植物が存在している理由は。。。![]()
そんな話に始まり、自家不和合性が遺伝的多様性を確保する上で、重要であるということ。それを使って、F1雑種種子を採種して、農業に貢献しているということ。だから、そのメカニズムを理解することは大事なことと。もちろん、その高校生でそんなからくりを知る必要性はないのですが、鍵と鍵穴を使って、上手に多様性を引き出しているというのは、分かってもらえたのではないでしょうか。植物が自殖性、他殖性に適応できるという実験をしたダーウィンの例を紹介。そのきっかけは意外なものだったのではないでしょうか。そんな風に、身近なところに、不思議、疑問はあって、それに気がつく心を醸成して下さい。最後は、リンゴが自家不和合性だけど、その品種の果実をちゃんと食べることができるからくり。理科で学んでいても、食べるもので理解するわけではないので、意外だったのではないでしょうか。あらためて、自分で、果実を切ってみて、考えて見て下さい。で、あっという間に、55min間でした。![]()
最後になりましたが、仙台一・小林校長先生、猪狩教頭先生、小松原先生には、貴重な機会を頂き、ありがとうございました。とても反応がよい生徒さんたちで、あっという間の55min間でした。講義の最初に、大学で学ぶなら、動物と思っていた気持ちに、少しかも知れないですが、植物も意外と賢いのだと思って頂けたのではと思います。また、どこかで接点があることを楽しみにしております。ありがとうございました。![]()
PS. 講義が終わったあと、生物担当の小松原先生と昨今の高校生物を取り巻く諸事情について、議論する時間を頂きました。渡辺が生物Iを学習したのが、1981年だったかと。それから、40年近くですので、明らかになったことはたくさんあれど、。。。生き物を生き物として、見る心を育成することが、生物学習の要諦なのではと。。。そんなことを思った時間でした。ありがとうございました。
PS.のPS. 受講生の中に、市内の小学校へ出前講義をしたときのことを覚えてくれている生徒さんも。多分、きっと、この世代ではないのかなと。。。
12/8(金):ふくしまサイエンスフェア
今年も残すところ、20日余り。ここに来て、寒気団が降りてきたので、寒さがきたぶん、植物の管理等が大変に。。この週末にかけて、雪が降ると言うことだし、日照不足出し。。。植物関係も年内のことは、年内に。どうしても年越しをしたものについては、できるだけ早い開花を。というのが、残された時間でやるべきことなのだろうと。。。そうでないことも、書き物を含めて、年内に片をつけるようにしないと。。。いずれ難問です。そんな週末の土曜日。今年で、7年目の参加となる、ふくしまサイエンスフェア。渡辺の方で準備するものもありますが、実験に使う溶液類は、福島高校の先生方に事前に準備頂き、また、実験当日は、福島高校の2名の生徒さんもお手伝い頂き、今年もお世話になっての実験のスタート。そうそう、このイベント、福島市内だけでなく、福島県内の中高生が小学生以下の子供たちに、科学の楽しみを広く、公開するというもの。子ども時代に科学にふれるというか、自然を楽しむことは、大事なことだと思いますので。![]()
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渡辺は例年通り、「バナナからDNAをとってみよう」というお題で。3 setで、50名を超える子どもさん、親御さんたちに参加頂きました。一番小さい子どもさんは、4歳だったのではないでしょうか。小さな手で、一生懸命にやってくれていたのが、印象的でした。最後に、析出したのを見ると、場内が「おーー!!」となるのは、ありがたい反応でした。実験手法は簡単ですから、実験で配布した「資料」をもとに、他の植物、動物などで、生命の設計図であるDNAを単離してみるというのはいかがでしょうか。![]()
講義が終わったあとには、各ブースの見学。あれこれと、興味深いものもありました。時間の関係で、酸化できたのはいくつかでしたが。。。その中で、中学生の研究発表へのコメントを求められて。。。水耕栽培での実験でしたが、なかなか実際に綿密にやろうとすると難しいと思いますが、少し観点を変えてチャレンジされてみるのもよいのではと。。。そのあとには、SSHを担当されている細谷先生をはじめ、多くの先生方と情報交換を。SSHの方向性であったり、これからの戦略など、色々なことを情報収集できました。ありがとうございました。次回は、3/2(土)の課題研究発表会で、今年度の成果発表を楽しみにしておりますので。![]()
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わたなべしるす
PS. 毎年数学のブースを出されている数学の先生をされていたところは、今年度もversion upを。高校の頃までは、数学が得意だったのですが、今となっては。。。という感じで。なんとか、理解して、チャレンジしてみようかなと。。。ありがとうございました。
PS.のPS. 昨年度まで、SSHを担当されていた橋爪先生とも、新しい学校での情報交換も。時間を見つけて、伺うことができればと思いますので。
PS.のPS.のPS. 12/10(月), 8:45、土曜日の入場者数が1,000名を超えたというお知らせを頂きました。多くの方々に、科学の楽しさを感じて頂けたのではと。。。ほっとした瞬間でした。ありがとうございました。
【アウトリーチ活動】宮城県仙台第一高等学校・特別講義、ふくしまサイエンスフェア(12/5, 8, 10追記)
2018年12月 6日 (木)
避難訓練2018
2018年11月30日 (金)
今日、生命科学研究科の避難訓練が行われました。
震度5弱の地震が起こったという想定で、ヘルメットを着用し、迅速に逃げるメンバー一同。
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道を間違えるメンバー一同。危険の少ない、規定の避難経路で避難しなくてはなりません。引き返します。![]()
点呼される白ヘル軍団2018。2017はこちら。風が冷たく、手が寒いです。![]()
今年はいっそう寒かった気がします。それもそのはず、昨年は10月末でしたからね。
今年は、避難訓練の後、医学部の付属動物実験施設の技術専門職員の方をお招きしての講演会が行われました。
東日本大震災の時、実験動物たちはどうしたのか。いざという時の準備、リスクマネジメントはどうすればよいか。実体験からお話頂く、という講演会だったようです。我々は植物を扱っていたため、その当時植えていた植物は殆ど廃棄した、と聞いていましたが(産休中だったから詳しい事は知らず)、ラットやウサギ、サル等を扱ってらっしゃる研究室は、大変だったのだろうなあ、と思います。
いざと言うときのために、日頃の備えを大事に過ごしたいものですね!
先日タイヤ交換に行ったトヨタのお店で売ってた車載防災セットが欲しい、
マスコ
記録、融合、悲願(11/30)
2018年11月30日 (金)
この記事をずいぶんと書いていないが、少しずつ冬らしくなってきた。おかげで、久しぶりに最高気温が、10oCくらいの天気。ただ、来週はまた暖かくなるとか。。。エルニーニョというのは、本当なのか。あまり、暖冬ということをいうと、どこかで見ていて、寒さが来ると、作物の生育にも影響するので。。。もちろん、適度な寒さは必要ではあるが、明らかに去年よりは暖かい。そういえば、来週から12月。四季を3ヶ月区切りと考えると、12-2月は冬と考えればよいのだろう。アブラナにとっては、低温処理が施され、春に開花するための重要な時期。一定程度の寒さはもちろん、歓迎であるが、記録的な寒さになるのは、勘弁してほしい。仙台では積雪、厳冬がないので、雪囲い作業を余り見たことがない。2005年3月までお世話になっていた盛岡では、そんな冬支度とか。記録的な寒さも困りものであるが、記録的な暖かさも、頭を抱えることになる。そんな記録といえば、将棋界で、最速で2,000局の対戦が達成されたとか。。。そんな記録にも、最初のスタートがあるはず。そこから、どれだけ積み上げるのか、どの程度のスピード感を持って。なかなか難しいものであるが、それは、どこの世界でも同じなかも知れない。今この文章を書いているパソコンでさえも。
記録というか、何かのスタートという点では、月などの切れ目がやりやすいのかも知れない。そういえば、今日で、11月も終わる。世の中的には、平成最後の11月とでも言えばよいのだろうか。というよりも、明日からの12月で、2018年も終わる。。。困ったものだ。その年の初めには目標を立てはずだが、そこまで達成しているとは思いがたい。この1ヶ月で、なんとかしないと。多くの目標はもちろん、自分自身かも知れないが、他とのコラボ、融合、連合のようなものが多くなってきている。周りとのバランスを取りながら、記録達成に向けて、精進するしかない。コラボのあり方も、年々、色々な形態になり、多様化しているが、やっぱり、餅は餅屋なので、できるだけ、その道のプロと議論をすると、おもしろいことが分かったりする。多少余計な方向に議論がそれても、意外な盲点が見つかったりする。その点でも、コラボというか、領域融合は大事だと思う。そんな融合も研究だけでなく、地方、企業、大学というようなところでも、少しずつ始まるらしい。現状を鑑みれば、致し方ないのかも知れないが、。。。いずれ、こうした融合でものごとが深化するのであれば、後々考えると、まあ、それでよかったと思えるようにも思う。まずは、忘れないうちに、コラボをしている方との連絡をしないと。。。
この時期に収穫される果物で多いのは、イチゴであろう。イチゴの旬は4-5月くらいのはず。ただ、クリスマスケーキに連動して、出荷量は年間で一番多いはず。仙台でも県南の沿岸部で大規模に生産されているはず。この天候がよいことが続いて、出荷時期がずれてなければよいのであるが。。。逆から見れば、天候がよいので、暖房費の軽減になったことがプラスなのであろうか。いずれ、2011.03.11から回復して、イチゴの出荷がそれまでに近い水準でできるようになることが、悲願なのであろう。もちろん、このシーズに適したイチゴへの品種改良も悲願というか、成就したいことなのかも知れない。悲願といえば、来春から北海道までが少し近くなるらしい。また、これまで、探索できなかったところの探索ができたとか。歴史的に見ても、偉業であろう。そうした悲願達成も日々の精進の賜物なのだろう。きっと。そう考えると、まずは、やり残した宿題を12月で片付ける。残されたものは、平成のうちにというのが、大事なことなのだろう。。。そうすれば、記録達成、悲願成就となるのだろうと思う、11月最後であった。![]()
わたなべしるす
おいしいせり、仙台の冬
2018年11月29日 (木)
ひょんなことから、新鮮なせりが手に入りました。あっという間に食べてしまったので、写真がありませんが、良いせりでした。拙いイラストですが、こんなでした。
せりの香りは、オイゲノール、ミリスティシン、カンフェン等を含み、胃に良いとか、食欲を増進させる効果があるとか、体温を上げ発汗作用を促すとか、諸説あるようです。
せりは地上部も美味しいのですが、根が大事、根が美味しい。と個人的に思っています。ですが、根の鮮度は落ちやすいもの。根まで新鮮なせりってなかなか手に入りづらいものです。
しかし、仙台は全国トップクラスの産地が近くなので、運が良ければとれたての良いせりに出会えることもあります。今回はその貴重な機会なので、葉から根までまるっと煮る"仙台せり鍋"風の"なんちゃってせり汁"をいとうさんと作りました。いとうさんがうどんをご提供くださったため、かけ汁にして頂いたメンバーもいました。
うどんと写真ご提供・いとうさん
かまぼこご提供・おかもとくん
体が温まり、大変美味しかったです。ちょっと見た目が雑煮風。餅など入れてもきっと美味しかったと思います。
せりといえば、秋田のきりたんぽ鍋にもせりが欠かせません。きりたんぽ鍋も食べたかったなあ。マイタケとゴボウが良い味を出すのです。。。今度作ろう。
寒さしみる東北の冬、まだまだ"せり"を楽しみ、地産地消に貢献したいと思います。
マスコ
豊岡高校・サイエンスリサーチ
2018年11月19日 (月)
おはこんばんにちは。
D2の岡本です。
11月も半ばになって、ずいぶん寒い日が続くようになってきた中、
遠路はるばるやってきてくれたのが豊岡高校のみなさん。
ダイアリーを見てみると、今年で5年目ですが、私は4年前からTAとして参加しております。
ということで、4年連続4回目の参加です(前回書いた若手の会についてでもこんなこと言っていたような・・・)。
ちょうど私が初参加したときに来てくださった先生が再び来てくださり、内容についてある程度わかっていらっしゃったので、すごくやりやすかったです。
内容に関しては、なべさんのダイアリーにも書いてありますが、
まず普段私たちが行なっている、交配実験や花粉管観察に始まり、
今回特別に用意したキャベツとブロッコリーを解体して、どのように植物は生長しているか、何か規則はないかを観察・調査してもらいました。
特別大学に来ないとできないことではないので(花粉管観察については顕微鏡が必要ですが)、家や学校でも「この植物はどうだろう・・・」などと考えてくれたら、
私としては大満足です。
残念ながら、私自身高校生につきっきりで教えていたので、がんばって作業している写真は撮れていないですが、高校生たちが二日間やってくれた実験結果が写真としてあったので、
それを載せて終わろうと思います。
ちゃんと花粉管が観察できましたね。
それでは。
短いですが、おしまい
D2おかもと

