秋雨前線の南北でずいぶんと気候が異なるこの現実。その境目が東北地方と関東地方くらいなのだろうか。いずれ、しばらくは雨模様。少しばかり晴れ間は見えてほしいのだが、前線が南下して、北の空気というか、秋らしい晴れ間に。8月も終わることから、ぼちぼち、低温処理をしている植物を外で栽培したいのだが、ここまで日照不足になると、病害虫の駆除にも気を配らないと。何とも頭が痛いが、どうやら、酷暑と言われた夏も終わりそうである。仙台でも1hr当たり10mmを超えるような激しい雨が降ったが、100mmを超えるというところもたくさんあった。お見舞いを申し上げることしかできないのが、何ともいえず、申し訳ないのですが。。。渡辺が育った瀬戸内沿岸。すごい雨が降るというイメージがない。そんなこともあって、人、物流の大動脈の山陽本線が寸断されたままである。人については、山陽新幹線がある程度のことはカバーしてくれているのであろうが、在来線の意義を改めて、再認識させられる。そんなとき、Internetのように迂回路があることが、現状を看破してくれるのであろうが、時間と規模などを考えると、十分ではないらしい。色々なものを強靭化すると言うことが言われているが、どこに目を向けるのか。難しい問題である。 迂回路といえば、高速バスが意外なところに迷い込んだとか。。。普段は必要としないところを使うと言うことになると、想定してないようなことが起きるのは。。。なんとか、そんな状況にならないようにと言うのであろう。2020年の東京オリンピックにむけて、色々な工事が行われているが、いわゆる「品川新駅」。昔の寝台列車などの客車区があった場所に新しい駅がずいぶんとできてきたらしい。山手線、京浜東北線で通れば、できた駅を通過する構造になっているように見える。ちょっと期待して、見てみたいものである。一方で、新幹線も高速化の波に。現状のE5/H5よりも速くすると言うことのようであるが、騒音だけでなく、それ以外の条件のclearもあるとか。。。規制を封印したままにするのか、解放するのか、色々な議論があるのだろうが、世の中全体が高速化の波の中にあるように思う。もちろん、教育研究も。。。これも難しい問題なのであるが。。。
そんな教育研究。dataの切り口にもよるのだろうが、日本が窮地にある。なんとか、現状を攻略する戦略を立てないと。。。誰かの言葉だったろうか。「戦略の失敗を戦術ではカバーできない」と。。。教育面だけ見ると、意外なdataも。もちろん、解析の切り口の1つの側面なのだろうと思うが。。。いずれ、現状を脱皮してとでも言えば、よいのだろうか。研究をしていても、今までの切り口から脱皮して、違う方向へと言うことが大事なこともある。どこで何を決断するかになるのだろうが。。。脱皮という意味で言えば、昆虫のように、幼虫、蛹、成虫というように、環境などに適応して、完全変態するというのは、物事の発想、あり方のヒントなのかも知れない。ずいぶんと暑い日が続いたが、しばらくは秋雨前線に泣かされそうな今年の秋なのかも知れない。今年も残り1/3。この時間で、現実を見つつも、強靱な実力を持った本物に脱皮できるように、気合いを入れ直すことにしよう。そんな8月の終わりであった。
わたなべしるす
強靭、実力、脱皮(8/29)
2018年8月29日 (水)
第34回生命科学セミナー「植物細胞壁ペクチン生合成と植物の陸上進出」開催(8/27)
2018年8月28日 (火)
今月になって、台風の発生が9つとか。3日に1つはできている計算。一方、東北は秋への気候の変化というか、前線が上下動。。。体調管理がかなり大変だなと。もちろん、西日本では、まだ、猛暑が続いていることを考えれば、よい方なのかも知れないですが。。。 そんな中、以前お知らせした、立命館大の石水先生をお招きして、「植物細胞壁ペクチン生合成と植物の陸上進出」のセミナーを。先日、publishされたNature Plantsの中身について、細かなところまで、なるほどと。というか、学生の頃に、いろいろなBrassicaの播種をしたときに、mucilageという「カエルのたまご」みたいなものがあったり、なかったり。そんなことを不思議に思うか、ふーーーんで、過ごすのか。。。その違いの大事さを改めて、実感。また、前回のセミナーのProfessor Kaoもいっていましたが、実験材料に何を使うのか、それによって、advantage, disadvantageがつきまとってくると。。。ただ、disadvantageであっても、それを違う角度から見て、きちんと論文にまとめるということをすることの大事さを改めて。。。そういえば、師匠の日向先生も「枯れ木も山の賑わい」ということを言っておられたような。。。何より、こんなことの解析はできないと言うことをコツコツとやり遂げて、形にすること。そんな大事さ、餅は餅屋でコラボすることの大事さを改めて、実感したのでした。是非、生殖形質とのコラボができればと思います。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 師匠である日向先生が退官されたあと、ICRにある「採種実用技術研究所」で研究をされておられ、こちらが岩手大に異動した頃、よく伺っていました。材料とか、科研費のまとめなどで。その後、仙台にもどってから、とあることをお願いされて、ICRを訪問したのは5年ほど前。その後、ずいぶんご無沙汰していたのですが。とあることで。懐かしいと思うのは、年を取ったと言うことなのか。。。いずれ、ありがたいことでした。こうした機会を頂けるというのは。。。
【アウトリーチ活動】植物の花の不思議「楽しい理科のはなし2018」(8/23)
2018年8月23日 (木)
台風19, 20号が並んだ状態で、日本に接近、上陸。このような状態ははじめて見たような。いずれの気圧も950hPaくらい。。。かなりの強さ。。。まさに、ダブル台風(typhoon)とでも言えばよいのでしょうか。。。先週ずいぶん気温が下がったのが、また、夏の天気に。昨日、今日と、最高気温は35oC程度。土曜日は、それ以上とか。。。どのタイミングで、低温処理をしている植物を外に出すのか。。。頭を抱えます。いずれ、涼しい秋になってほしいものだと。そんな8月末のアウトリーチ活動は、。。。
植物の花の不思議「楽しい理科のはなし2018--不思議の箱を開けよう--」in 東京エレクトロンホール宮城(8/23)
今年で3年目となる出前講義として行っている「楽しい理科のはなし」。今年は、
6/28(金)に、楽しい理科のはなし2018の一環で、仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー」を行いました。出前講義と連動しているのが、夏休み最後の週に実施される「楽しい理科のはなし2018--不思議の箱を開けよう--」。会場は、定禅寺通にある東京エレクトロンホール宮城。今年も実施内容は「植物の花の不思議」と冠をかけてもらった、花を解剖して、それを並べてみるという企画。渡辺が子供の頃は、学校の帰り道に、道ばたの雑草である、カラスノエンドウ、ツバキ、あるいは、イネ、オオムギなどをばらばらにしながら、というのが定番でしたが、今はこんなことも難しい時代とか。。。そんなで、こんな機会を通じて、ものを壊してみることの大事さを改めて、感じてほしいというのが、。。。何より、ものづくりの基本は壊して、理解することだと思いますので。 4年目と言うこともあって、研究室から持ち出しで準備するものを前日に、研究室のスタッフに準備頂き、こちらは当日、実施すればよいという状態に。。。ありがとうございました。で、当日の今年度のサポートメンバーは、渡辺の講義、アウトリーチ活動に関連した方々に。totalで、11名。さらに、実施本部でサポート頂いた4名をあわせて、15名体制。初めての方々が多いことから、最初にまずは、実演。何より、経験してみることが理解することへの近道ですからということで。皆さん、色々なセンスで。これも大事なポイント。花の種類も、キク、バラ、カーネーションなど、多種多様に準備頂き。
10:30からスタート。いつもの年であれば、13:00頃には少し落ち着くのですが、今回はほっとできた時間は、16:00-17:00のところくらい。それ以外は、それぞれ、どの立ち位置で何をするかを理解してくれていて。おかげさまで、900名は超える方々に、実験を楽しんで頂けたのでは。。。去年より少ないのでは、と思うかも知れないですが、担当の方との話で、昨年の準備頂いた用紙の枚数が去年は800枚だったと。なので、今年の方が100名くらいは多いわけです。そんなで、並べた花をシールする機械も途中で一台はdown。。。ピークを過ぎていたとはいえ、。。17:30過ぎまで、子供たちへの対応を頂き、そのあとの片付けが終わって、落ち着いたのは、18:00過ぎていたかと。無事、これだけの数ができたのも、皆さんのおかげです。本当に、ありがとうございました。また、来年もお世話になることができればと。。。よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、東京エレクトロンさま、河北新報社さまのご尽力で、今回の多くの花など、たくさんのものを用意いただき、スムーズにことが進みました。ありがとうございました。次年度もまた、開催されることを楽しみにしておりますので。。。
わたなべしるす
PS. 途中で、研究室のスタッフの増子さんも子供さんと一緒に参加頂きました。というか、荷物の搬入・搬出のサポートも、ありがとうございました。 PS.のPS. 高校野球が終わったら、プロ野球。ところが、贔屓のチームは。。。ただ、そんなチームで53年前に先発した投手以来ということも。53年前。ちょうど昭和40年。。不思議なご縁があるものだと。。。
お盆開け再始動
2018年8月16日 (木)
お盆明け、皆様如何お過ごしですか、マスコです。
今日の仙台は雨模様でして、大変涼しくて良いですね。
お盆、私はいつもの通り、他県にお墓参りに行き、旦那さんの実家でとてもよくしてもらい、ぬくぬくとすごして参りました。親類縁者の方々に亡くなった方の思い出を聞かせてもらうのは、大変貴重な時間でして、日本のお盆の醍醐味ですね。ありし日の手記など見せてもらって参りました。
さて、そんなお盆から、日常に帰ってきた私。見慣れた階段を3階までのぼり、
見慣れた花パイン(花が終わりました)
見慣れたマンゴーの木(葉の上に花芽ができるそうなのですが、まだ伸びないので、あと数年かな?)
見慣れたスターフルーツの木(若い葉は接触刺激でおじぎします)とクンシラン(立派な株でいただきもの)
に水をやり、
見慣れたデスクに座って、いつも通りにコーヒーを淹れ、飲みつつ、ポテチとじゃがりこを頂きつつ、ジュース(プルーン)を頂きつつ、
デスクワークから、とりあえず再始動開始です。みさきちゃん、まゆちゃんありがとう。
大デビル(娘)・小デビル(息子)にお菓子・ジュースを取られず、仕事をジャマされない。人がざわざわしてない環境(賑やかなのもスキですよ)、素晴らしい。
最近の脳科学的には、一説には"やる気など存在しない"、という話になっているそうで、とりあえず仕事し始めるというのが正解なんですって。というわけで軽めのところから手をつけて、体を慣らしていこうと思います、キリッ(ポテチぱりぱり、ジュースごくごくぷはー)。
・・・
明日から、まじめにがんばります。
マスコ