東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成21年度活動ブログ

平成21年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2010.01.24

発展コース 「泡で叩いて金属を強くする」の様子


工学研究科の祖山 均先生が担当しています発展コース「泡で叩いて金属を強くする」では,キャビテーションという泡を使って金属を叩き,叩いた金属をX線などを使って調べる実験をしています。

(キャビテーションについての説明は,2009年12月21日のブログをご覧ください。)


1月23日に実施した実習では,キャビテーションで叩いた金属が強くなっているかについて調べてみました。
圧子を押し付けた時に凹む量(塑性変形量:硬さ)を測り,強い金属ほど硬い,ということで,硬さを測ってみました。

まず材料の強さと硬さについてパワーポイントと資料を使って説明した後(写真1),ロックウェル硬さ試験機(写真2)やビッカース硬さ試験機を使って,硬さを調べました。

Fig1.JPG (写真1)

Fig2.JPG (写真2)

TAから試験機の使い方を教わった人(写真3)が,順繰りで次の人に教えてもらいました(写真4)。みなさん慎重に計測した結果,材料にもよりますが,キャビテーションにより叩かれた金属材料が硬くなることがわかりました。

Fig3.JPG (写真3)

Fig4.JPG (写真4)

なお,材料が壊れるときには,亀裂が延びて繋がって壊れますが,単純に真直ぐ繋がるのではく,わざわざ遠回りして繋がります(人間関係と同じで,単純に真直ぐ繋がるわけではないのです)。実際に遠回りして繋がった亀裂を見てもらいました(写真5)。


Fig5.JPG (写真5)

これから実習内容についてまとめをしていくようです。最後までがんばってください。








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