東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.09.09

第四回 科学者の卵養成講座

こんにちは!宮城第一高校一年、佐藤和奏です。

今回の講義は、英語交流サロン、「理論計算幾何学」、「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」の三つでした。

英語交流サロン、本当に楽しかったです!

留学生の方々とたくさんのお話ができました。

まだ確定しているわけではありませんが、夢・憧れについて話すと、後押ししてくださいました。また、私の、単語をひたすら並べたような拙い英語を真剣に聞いてくださったので、楽しい英会話ができました。

留学生の方々も「高校生と話せて楽しかった!」と言ってくださって、嬉しかったですし、もっとたくさん話したかったと思いました。

以前のブログにも書いたと思いますが、私は学校で毎週行われる、留学生と英会話しながらお茶をする、English caféに通っています。ここでもっと力をつけて、次回以降の英語交流サロンがもっと楽しく、より多くのことを伝えられるようにしていきたいです。

「理論計算幾何学」の授業は、学校の倫理の授業の内容と重なる部分もあり、数学の歴史の深さ、多くの人々の思いや発想でできていることを改めて実感しました。

中学生の頃、通っていた塾で、メネラウスの定理、チェバの定理、接弦定理など、中学校では習えない(つまり教科書の学習範囲から外れている内容)を学習し、ワクワクしていた自分を思い出しました。

「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」は、内容が難しく、自分の理解力・知識力の乏しさに愕然としました。

他の卵さんの質問を聞いて、確かに謎だ、と思ったのが、リンゴの品種改良は、どちらの種類が「父親」で、どちらが「母親」になるのか、ということでした。

やはり研究者の方々は色々試行錯誤して作っているのだなあと尊敬の念を持ちました。

今回の講義の数日前、科学者の卵養成講座事務局の方から、講義のお知らせメールとともに、英語交流サロンでの「興味があることや研究について話してください」という自己紹介の助言をいただきました。そして、講義のレポートの設問に「人工知能やビッグデータを使ってどのようなサービスなどをしてみたいか」というようなものがありました。

このとき、何を言おう(書こう)、と悩んだことで、大まかだった夢が少し具体化し、より夢を実現できるような気がしました。

今後の講義、生活で更に沢山の経験や知識を得ることで、夢が広がったり、変わったりするとは思いますが、まず少し実現化した夢に向かって努力していこうと思います。

ありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.09.09

第4回「飛翔型科学者の卵養成講座」

こんにちは。宮城第一高等学校1年の佐藤美歩です。

今回の科学者の卵では英語交流サロン、「理論計算機科学への招待~数学を用いた最適化と高速化~」という講義、「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合成」--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--いう講義を聞きました。

今回は初めて参加した英語交流サロンでは、私たちの班はスポーツ好きなフィリピン出身のカレンさんとユニークな中国出身のジョさんという留学生の方と4人の卵達で楽しくお話しをしました。みんな早く来ていてどんなことを話そうかと作戦会議をしていた時は日本語で話せたのでとても盛り上がりましたが、いざ留学生と一緒に話すとなると緊張してかとっさに英語が出て来なかったです。しかし私があたふたと困っていると優しい留学生の方が簡単な英語に言い換えてくれたり、他の卵の子がサポートしてくれて助かりました。もっと英語が上手く、そして語彙力も増やして深い話をできるようになりたいです。

さて次に講義ですが、まず最初は「理論計算機科学への招待~数学を用いた最適化と高速化~」という講義を徳山 豪先生にしていただきました。数学は大の苦手で、聞く前は少し抵抗を感じていましたが、先生の語り口が上手で話に引き込まれました。特に帽子パズルの話はパズルの国のアリスと言う本で読んだことがあったので解き方は知っていましたが、もっと効率的な解き方を教えてくださったので、とても面白かったです。また最後の話も気になっていたので時間が足りず強制終了になってしまったのは残念でした。

次に2つ目の講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合成」--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--いう講義を渡辺正夫先生にしていただきました。私は渡辺先生が宮城第一高等学校に公演にいらっしゃった時から好きで研究室訪問にもいかせてもらっています。今度渡辺先生の公開授業が東北大学であるので応募しました。当たってて欲しいなと心から思います。さて話が横道に逸れてしまいましたが、花粉がめしべにつき花粉管が出る動画を見たときに私が花粉が膨らんで管がずぶずぶずぶという感じで、、、と言ったときによく気がついたと言って渡辺先生の論文の載った雑誌をくださったのが嬉しかったです。帰りにサインをくださり、ありがとうございました。さて、自家不和合性というのは一言で説明すると自分の遺伝子(花粉)とは受粉せず、自分とは違う遺伝子を使って受粉することです。理由は遺伝的多様性を持つためです。自家受粉では受精が簡単なので、高確率で自分の子孫(種子)を作り出すことができます。しかし、他の新しい遺伝子を取り入れることが出来ないので遺伝的多様性を持てません。また、近親交配となり奇形が生じる確率が高くなります。そのため子孫が残せなくなってしまうことがあるそうです。花粉が柱頭につくと花粉管が伸びて精細胞が卵に到達し受精します。しかし、自分と同じ遺伝子を持つ花粉が柱頭につくと花粉管は伸びなかったり、伸びても止まってしまいます。しかし自家受粉しかできない状況が続くと本来他殖性の植物も自殖できるようになります。また、途中の何回かは自殖弱勢が現れます。先生の話はとても面白かったです。

今回もとても面白い講義がたくさんあり、楽しかったです。ありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.09.09

第4回科学者の卵を終えて

皆さん、こんにちは。山形県立山形南高校2年の鈴木友大です。今回が初めての投稿です。 今回からは英語サロンが始まりました。私は一応ある程度は考えてきました。しかし留学生を前にすると緊張してしまい、あまり話せませんでした。また、留学生の方はとても話すスピードが早く、聞き取るのが精一杯でした。私は普段からもっと英語に親しんで置くと同時に頭に思いついた日本語を瞬時に英語にする力が必要だと痛感しました。 理論計算機科学の講義では数学の歴史や情報活用がいかに大切かを学びました。賭けや帽子パズルに数学の要素がここまで使えることに驚きました。 自家不和合性の講義では自家不和合性とは何か、植物の生殖、遺伝などについて勉強しました。自家不和合性とは何か知らなかったのですが、私達の食べ物が品種改良されてより美味しくなっているのは自家不和合性のおかげだと感じました。また、一代雑種育種法のことを知り、なぜ毎年農家の方が種を購入するのかがわかりました。私は自家不和合性によって駆除しにくい雑草が誕生するのではないかと考えています。外来種と在来種の雑草が交配して外来種の高い繁殖力を持った雑草が生まれるかもしれません。自家不和合性は必ずしも良いとは限りません。 拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.09.09

第4回科学者の卵養成講座を終えて

みなさん、こんばんは!仙台青陵中等教育学校4年の山本望海です。今日はお疲れさまでした!

今回は待ちに待った英語交流サロンの1回目ということで、とても充実したものとなりました。
留学生の方とは自分の母国のことや日本に来て感じていることなど、科学にとどまらず色々な話をすることができました。
色々な話をするなかで、私は1つ悲しくなったことがありました。それは、留学生からの「私はあまり日本人が好きではない」という一言。日本語が全くわからない彼にとって、シャイで多くを語ってくれない日本人の気質は生活をするうえで苦労するからだと言っていました。

また、欧米と異なり移民を受け入れていないところも、日本の中での結束力が強さを感じる、と彼は思っているようでした。
さらに、もう1人の留学生の方にも、日本人について話したときに「日本人はあまり心を開いてくれないから何を考えているのかわからなくてよく困る」と言われました。

私は『日本人=シャイで付き合いにくい』という印象を持たれていることと、それによって本来もっと色々なことを共有しあえるものが妨げられていることに悲しさと悔しさを感じました。

そして、私は、日本人がもっと日本の外にも目を向けてみる必要があるのではないかと思いました。
彼が口にした移民問題への考え方をはじめ、欧米諸国の色に染まる必要は無いと思いますが、世界の情勢や各国の文化や特徴などを知っておくために、情報の窓口を広くしておくことは大事だろうと考えるようになりました。
こうして世界に目を向けるためには、やはり英語は必要ですが、それ以上に「相手を受け入れて積極的な姿勢」を持つことが必要なんだろうな、と思いました。

午後からの講義の「理論計算機科学への招待」では、数字が暗号として使われていて、一見何を意味しているのかわからないものが、一部分の解読で紐がほどけていくように文章として読むことができることを知りました。
また、「進化論を唱えたダーヴィンも注目した高等植物の自家不和合性」では、遺伝的多様性を保つために本来ほとんどの植物がめしべに自家か他家かを判別できる能力を備えていることを知りました。

この2つの貴重な講義を受けて、これは今の日本人にも通ずることがあるのではないかと考えました。
日本語の話せない外国人が何を言おうとしているのかわからないとき、諦めるのではなく、ジェスチャーなど、何か他のものに置き換えて、一部分だけでも理解できれば、そこから意思疎通の糸口が見つかるかもしれないのではないか。
また、日本の中だけで結束し、外に目を向けずに居続けると国としての多様性や経済力、そして魅力などが減っていってしまうのではないでしょうか。
自家不和合性と和合性にそれぞれ利点と欠点があるように、日本の伝統を守り尊重することにも意義があると思いますが、今私が先ほど書いた考え方も、グローバル化が進んでいる中で必要なのでは、と今日1日の全ての活動を振り返って感じました。

次の科学者の卵養成講座は10月14日ですね!
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!!

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.09.08

科学のもつパラドックス?


 ご無沙汰しております。宮城県仙台二華高等学校1年の関百咲です。長らくブログから離れてしまいましたが、明後日の第4回講義にあたり、前回から経験したイベントをまとめてみたいと思います。


 まずは第3回講義。サイエンスカフェの生命倫理のお話は、今になって実感がわいています。というのも、北朝鮮の弾道ミサイルはその最たる例だと感じております。新しい技術の開発に関しては、メディアなどで大々的に取り上げられ、ほとんどの人が賛成し推奨される。これに対し、それらの使い道についての議論はそれほど興味も持たれないまま、注目を浴びることはなく進められているように思えます。どちらも同様に重要視されるべきであるにも関わらず。研究成果をあるべき姿で活用されるような社会を作り出すには、私たち一人ひとりが人間としての「道」、倫を正しく認識しなければなりません。
 1つ目の講義は航空機の話。正直に言うと、私はこの講義には抵抗がありました。今まで幾度となく所謂「よく飛ぶ紙飛行機」を作ったり、飛行機の仕組みの話を聞いたりしても、ほぼ理解ができなかったからです。しかし浅井先生の解説はわかりやすく、自分の手でレポートにまとめられるほどには理解することができました。昔からずっと、この空は人類のあこがれであり続けているのです。そして今、その空の向こうへ、新たな世界を求めて手を伸ばしている。合理主義的な科学でも、その原動力はまだ見えない世界へのロマン。なんと素敵なパラドックスでしょう。ただ今回は次の講義も含めレポート、特に裏面にかける時間があまり確保できませんした。表面の講義に関するレポートはその内容を理解し整理できていないとすらすらと書けるものではありません。予習は言わずもがな、講義の中で頭をフル回転させて、もっと必死についていかねばならないと実感しました。
 2つ目の講義は、磁石はともかく、隕石、原始惑星系円盤......と、航空機に比べるとすこし実生活とはかけ離れた印象がありました。けれどもこれはちゃんと太陽や地球の話。数年に一度しか乗らない飛行機よりも毎日踏みしめているこの星の話です。なぜ予想通り、いやそれ以上に講義はひどく遠い世界ように感じたのか。思うに、それは自分の手で、もしくは目で確かめられないからのような気がします。天体の観測や隕石調査から、生命が存在しないほど昔の太陽系をみてみようとする。科学の力をもってすれば夢のようなこともできるのですね。実際はタイムマシンでもない限り本当のことはわからない。でも、科学的だからこそ説得力のある、信じることのできる話なのだと思います。
 第3回を私なりにまとめると。科学は理性を内包していながら、人類の夢と言われるものを次々と叶えてくれる。ただしそれには社会が正しく受け入れ、使用してゆく準備が不可欠、ということです。

 続いては東北大学のオープンキャンパスでの経験です。といえども私は2日目しか行けず、しかもほとんどの時間を建築・社会環境工学科に費やしておりました。展示や模擬講義のほかに、建築学科の大学生の方に研究や教授の本を紹介してもらったり、入試相談コーナーではなんと模擬講義をなさった教授とお話しできたりと、非常に充実してしたものになりました。印象に残ったのは、その教授のお話にあった「プレデザイン」です。建築は設計の前に条件設定や計画の段取りを決める段階があります。ここがうまくいってないと、国立競技場のように計画が頓挫してしまうのです。私はもともと建築物のデザインのほうに興味があったのですが、それかそれ以上に重要な役割があると知り、視野が広がりました。

 ニュートリノのことについても書きたかったのですが、随分と長くなってしまったのでまたの機会にします。恐らく第4回の講義の感想と一緒になることと思います。


 よく考えてみれば、科学の両面価値的性格というのは不思議でもなんでもなく、ごく当たり前のことでした。元来人間が科学を用いたのは知識欲のためです。すなわちそれは自分たちの未知の世界で起こる事柄を解明することで、もちろん理論に基づき確実な信頼性とともに獲得していかないと意味がありません。そして、私たちが科学にこんなにも惹かれる理由がここにあるように思います。人間の脳は「生きたい」「知りたい」「仲間に入りたい」の3つの欲求がもとで働いているといわれていますが、そのうち「知りたい」を十二分に満たしてくれるのです。......という理屈以上に、まだ見ぬ世界への私たちの好奇心を満たしてくれるものだから、多くの人の心を魅了しているのだと思います。

 長々と駄文を読んでいただきありがとうございました。偉そうに語ってすみません。次回はちゃんと講義後すぐに書きたいと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

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