東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.10.14

第5回科学者の卵を終えて

 こんにちは。仙台二華高等学校一年の梶川友寧です。科学者の卵養成講座第5回目の講義に参加しました。
 午前は2回目の英語交流サロンの活動が行われました。2回目となり少しずつ馴れてきて、言葉に表すのが難しいことを説明する際に絵を描いて表したり、ジェスチャーや擬音を用いて説明したり、工夫をこらしながらコミュニケーションできたと思います。グループ内の他のメンバーも積極的にお話していたので、私もみんなに負けないようにたくさんのことを話そうと思い、人見知りですが精一杯頑張って英語で交流しました。今回もインドネシアの方からお話を伺うことができました。インドネシアの自慢できることを伺ったら、食べ物が美味しいところや民族や宗教が多様なところなど、様々なおすすめポイントを教えていただき、国ごとに色々ないいところがあるのだなと世界の多様性について考える機会になりました。幾つか質問もしたのですが、快く答えてくださったので嬉しかったです。
 午後からの講義は川添教授の「自然を正しく理解する?-やってみても分からない-」でした。自然を正しく理解すつるとはどういうことだろうと思っていたのですが、今まで常識だと思っていた「月は地球の周りをまわっている」、「鉄は錆びる」などの事柄は実は違う!という衝撃の事実を知りました。他にも、ビン、カンのゴミは分別して出す必要はない、タイヤは三角形でも走れるという今までの固定概念を覆す様々な事実を知り驚きっぱなしの2時間でした。実演でもドリルを用いてルーローの三角形は回転させると四角形になること、それを応用して実際に車を走らせたり、四角形や三角形など多角形の孔を開けることができるドリルを作るなど、目の前で体感することができました。しかし最後のレポートの計算問題が難しくてうまい答えが見つからなくて悔しいです。
 二つ目の講義は堀井教授の「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」でした。がんはただ怖い、治らない病気というイメージが強く、その本質についてはあまりわからないでいました。でもこの講義の中で、がんができて進行するまでの過程を知ることができ、がんができる方法や転移する方法は様々であるということで、一つの治療法では対処しきれないということがわかりました。今もがんで苦しむ人々がたくさんいる世の中で、一刻も早くがんをうまく治療できるような薬や治療法が見つかればいいなと思います。もちろんそれも大事ですが、まず私たちにとっては今できる一次予防をすることが大切だと思いました。
 今日もたくさんのことを学ぶことができました。次回以降も積極的に参加していきたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.10.14

第5回科学者の卵養成講座を終えて

みなさん、今日は講義お疲れさまでした!仙台青陵中等教育学校4年 山本 望海です。

今日は、2回目の英語交流サロンということで、前回よりもだいぶリラックスして留学生との会話を楽しむことができました。

今回の私の班は、インドからの留学生の方と一緒に行なうことができ、彼の自慢できることは"愛媛県の松山〜兵庫県の神戸をヒッチハイクで旅した"ということでした。確かにそれはとても勇気あることで、スゴい!と驚きましたが、この話はただの自慢話ではなく、彼の学びに対する考え方について深く知ることができました。
それは、"英語の学習は、旅の中にある。人々とどうしても意思疎通を図らなくてはいけない場面に置かれることで初めて言語を考え、そして学ぶことができる"ということでした。
インド語を母国語としている彼は、英語が全く話せなかったので、自分で学ぶ必要がありました。
英語を学ぶ中で、本と睨めっこして文法を頭の中で暗記するのではなく、意思疎通の道具としてどう使うのかを実際に使いながらでないと、英語を学ぶことはできないと気がついたようでした。

私は彼の話を聞いた後、川添教授の講義を聞き、何でも教科書を鵜呑みにし、丸暗記しているようでは科学を学んでいるとは言えないということが、彼の英語の学びへの姿勢と重なりました。
川添教授は私たちに、月と地球の関係性やゴミ問題、恐竜などにおける私たちの誤解を通じて、"与えられたものに満足するのではなく、批判的な思考を常にもって自分で定量的に納得できるものかを判断することの大切さ"を伝えて下さりました。

さらに、堀井教授の講義では、私たちが普段よく耳にする"がん"とは何かを基礎の基礎から教えて下さりました。
がんは遺伝子変異な原因の病気であり、悪性の腫瘍はがん再細胞とEMTが関わっているということを学びました。人口の2人に1人がかかる=自分自身や自分の家族、大切な人がかかる可能性が大いにあるということで、今回学んだことは、私たちが生きていく中で、支え合う場面において知っておくべき知識だと私は感じました。
医療の進歩によって治療法が様々あり、それぞれに一長一短があるというのは、インフォームドコンセントが取り入れられている中で、医療の従事者以上に一般市民が知っておく必要があるのではないか、もっとがんに関する正しい知識を多くの一般市民の方たちに広めることも大切な1次、2次予防になるのではないかと思いました。

今回の科学者の卵を通じて、"学ぶ"ということについて考えさせられました。そして、これから何を学ぶにしても、自分自身の頭で批判的に考えた上で、知識を身につけていく必要があると思いました。

来月皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.10.14

第四回科学者の卵/ヒーロー!

こんばんは、記名を忘れていましたすみません、宮城県仙台二華高等学校の立石朱紗美です。
第四回科学者の卵養成講座の感想です。
1.英語交流サロン
ついに今回から英語交流サロンが始まりました!留学生二人とお話しするということで、自分の考えていることが相手に伝わるだろうかと不安を抱えながらの参加となりましたが、フレンドリーな留学生の方々とあたたかな卵のグループメンバーのおかげで楽しい時間を過ごすことができました!趣味の話をする中でバイクを運転する動画を見せていただいたり、研究で使うサルを紹介していただいたりと多様な大学生の生活に触れることもでき、言語だけでなく趣味、勉強様々自分と違う習慣に触れ刺激を得ることができました。今回はグループメンバーと話すときには積極的になれたものの、ひとりで話しかけるとなるとやはり尻込みしてしまう部分があったので次回は一対一のコミュニケーションに挑戦していきたいと思います。
2.理論計算機科学への招待/徳山豪教授
コンピュータ、計算技術に関するご講義をいただきました。私は数学が苦手なので少々緊張しながらの参加でしたが、終始驚きとわくわくにあふれていました。「2で割ると驚くほど小さくなる」この言葉が一番印象に残っています。膨大な可能性を、たった2という数字で割るだけで範囲は一挙に小さくなる。もしそれを2で割っていったら...?2で割る、ということに特に何も思っていない私でしたが、検索にも使われているこの方法の威力の大きさを問題を解く中で実感しました。数学っておもしろい!と初めて心から思うことができました。さらに暗号の解読のお話も興味深かったです。小さなほころびから難しい暗号が解読されてしまう、文字の数から予測して対応を見つけていく...一種パズルのような、手がかりからどんどん可視範囲を広げていく。とてもわくわくするプロセスだと思いました。
3.進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性/渡辺正夫教授
植物の受粉などについてのご講義をいただきました。学校で「純系」の遺伝について学んできた中、「自分がだめ?」と不思議に思いながら参加しました。雌雄異熟、自家不和合性、どちらも遺伝的多様性のために行われているというお話から、生物にとって遺伝の多様性というのはここまで工夫をして保とうとするものであるのか、と各生物種のしぶとさ、生き残る力に感動しました。ところが今回のレポートで「遺伝的多様性」について問われた私はほとんど何も書くことができませんでした。言葉だけの浅い理解だったのだと痛感しました。植物は身の回りにあふれています。公園にだって、スーパーにだって見た目の異なる植物、野菜は数多くあります。彼らの起源って何だろう?ぜひこれからは考えていく姿勢で日常生活で科学に触れたいと思いました。また、「よくみる」ことの大切さも学びました。花粉管が伸びるとき、花粉はどうなっている?水分の吸収など、観察でよく見ることによってわかるものがあるのだと体感したので、「わかっている」つもりでもちゃんと見て、気づいたこと気になったことは調べるようにしたいです。ひとつの現象も、そのなかの一部を知っただけで分かったような気になってしまいます。もっとないのか、という貪欲な姿勢を忘れないことが大切だと思いました。私が今回最も心惹かれたのは「ヒーロー」のお話です。どうして適応で一挙に大きくなるのか?とても興味深かったです。
回を追うごとに新しい卵さんだけでなく、これまでの講義で出会った卵さんと再会して話す機会も増えてきました。ぜひ交流を広げつつも、深めるということにも取り組んでいきたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.10.13

第4回講座!初・英語交流サロン

青森県立八戸西高等学校2年の河守田桃華です。

はじめに、5/27の「DNAと遺伝子組換え植物」のレポートが返ってきました。その返信の中に「目的は何か?まず、目的を考えて次に実現するための手段を考えてみよう」とありました。その通りだったと反省しました。初回の私のレポートは、文章として成り立っていませんでした。ただ思いついたのを書いただけであり、本来は目的からスタートし、読んで下さる人に分かりやすく伝えるように書くものがレポートでした。今でも私はレポートの書き方が不十分だと感じるので、次回からはいただいたアドバイスを意識して挑戦してみたいと思います。

①英語交流サロン

 私はマレーシア出身のKhairuさんとアメリカ出身のJennaさんとお話しさせていただきました。各国の学校の制度や専攻している機械工学、化学について、またなぜ東北大を選んだのかまで教えて下さり、とても自分のためになりました。個人的に嬉しかったことがありました。それは、私の話すときの声の大きさを褒められたことです。私は英語を達者に話すことができませんが、完璧な英文を一方的に話すことよりも、会話のラリーをしながらひとつひとつ頷いたり理解したりしながら話すことが大切だと思っていたので、褒めていただけたことは大きな収穫です。その後は2人のメガネや靴などについても質問させていただいて、たわいもない話もできたので楽しかったです。

②理論計算機科学への招待

 エニグマ暗号について初めて知りました。「イミテーション・ゲーム」という映画を絶対観たいと思いました。今回は数学と日常生活とのかかわりを中心に教えていただき、数学には夢(と言って正しいのか...)が詰まっていて、限界がないんだと感じました。

 講義の内容とは関係ないのですが、徳山先生がはじめに「同じ好きなものを持っている人、それもいろんな地域の人と一緒に学んだり話せたりしているあなたたちは幸せ者、この機会を生かしてほしい」という言葉が胸に響きました。次は第5回になりますが、後半戦はさらにこの機会に感謝し全力で、他の人よりも1つでもプラスになるように挑戦していきたいと思いました。

③進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性

 予習として、渡辺先生の書いていたブログなどに目を通していきました。講義で何度も私たちが発表できる機会があり、そこで私が調べたペチュニアの自家不和合性(あまり理解できていない状態でしたが...)の「ペチュニア」という言葉だけでも発表出来たら...などと甘ったれたことを考えていたのですが、そちらはレジュメに記載されていました。(笑

 それはさておき、私は講義の中で渡辺先生がおっしゃっていた「何の花と何の花が一緒に咲いているか見てないでしょ、注意力が足りない」という言葉に深く納得・反省しました。やはりそういうところから科学の目を養っていかなければならないと思いました。個人的に青森出身なので、最後の自家不和合性の「ふじ」を結実させる方法が興味深かったです。講義を一通り聞いてきて、どのようにふじができるのかますます謎が深まってしまいましたが、種子と果実は異なる遺伝子背景があることを理解すると、全ての辻褄が合い、スッキリしました!!!

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.10.11

初の英語交流サロン!

みなさん、こんにちは!仙台白百合学園高等学校1年の門間唯菜です。前期期末試験と英検が終わり、少し落ち着いたのでブログを書きたいと思います。第四回科学者の卵ではまず最初に初の「英語交流サロン」が行われました。私の班に来てくださった留学生はフィリピン出身の方とマレーシア出身の方でした。初の英語交流サロンということもあり、とても緊張していたのですが、留学生の方は私が英語が上手く聞き取れなかった時に、何度もゆっくり言葉を言い換えて説明してくださり、また、私の拙い英語を一生懸命理解しようとしてくださったのが嬉しかったです。私はこの英語交流サロンを通してもっと英語が喋れるようになりたいと強く思いました。それは他の国の人と話をし、交流することの楽しさを知ってこそ言えることだと思います。 午後は講義が2つありました。 1つ目は「理論計算幾科学への招待〜数学を用いた最適化と高速化〜」でした。私は数学に少し苦手意識を感じていましたが、実際に講義を受けてみて、数学は日常生活の中でとても役に立っているのだと分かりました。特にインターネットで何かを検索したときに、WEBのランク付けアルゴリズムによって、調べた事柄に関連している情報順に検索結果が出てくるというシステム(Google)を創始したSergey Brin と Larry Page の発想力に驚きました。また、手の指を使って数を数える時の中国の数え方も初めて知りました。本当に数学は色々なところで活用されているのだなぁと思いました。 2つ目の講義は「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性〜花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構〜」でした。この講義では改めて、それぞれの植物が相手の種を、自分と同じ種なのか、それとも違う種なのかを判断する種の壁というものを理解することが出来ました。また、植物の受粉について自分の花粉で受精出来ない他殖性植物と自分の花粉で受精出来る自殖性植物というものがあることを知りました。植物の受粉システムはあまり単純なものではないのだなぁと思いました。 知識は身に付けて損はありませんし、私の頭の中の情報は第3者に盗まれることもありません。これからも出来るだけたくさんの知識を身に付け、人の3倍人生を楽しみたいと思います。 最後までご拝読ありがとうございました。 次回も頑張りたいと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

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