東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和3年度 活動ブログ

令和3年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2021.09.18

卵の階段〜四段目〜

 こんにちは。一関第一高等学校2年の石川由梨乃です。本当はその日のうちに投稿したかったのですが、定期考査で1週間も間が空いてしまいました...

 さて、今回は滝澤先生による「化学反応の場を探る〜マテリアル・デザインと新物質探索〜」のお話、堀井先生による「21世紀のがん医療〜Precision Medicineと遺伝子医療〜」+αCOVID-19のお話、更には前講に引き続き「科学記事を読みこなす:コロナ後の未来を考える討論会」の発表会が行われました。

 まずは滝澤先生の講義についてです。ユビキタス元素という言葉をご存知でしょうか?これは、いつでもどこでも存在する、ありふれた元素のことを指します。これを利用して、環境に配慮した物質が開発されています。最近よく耳にするSDGs。これに直結することなので、とても興味深い内容でした。また、マイクロ波加熱を使って化学、材料プロセスを変えるという話もありました。物質によってマイクロ波を吸収できるもの、そうでないものがあるので、新物質探求に欠かせないものと知り驚きました!身近にある電子レンジではマイクロ波が発生しています。それで物事を変えていくとは!!

 続いて、堀井先生の講義についてです。最近、がん治療における治療法のレパートリーが増えたような気がします。その一つが免疫療法です。従来の治療は"one-size-fits-all"型というものでした。今は個別化医療"personalized"型になり、一人ひとりに合った治療をできるようになりました。メリットは副作用が軽減されること、一人ひとりに合った適切な治療が提供しやすくなったことなどが挙げられます。医療も日々進歩しています。将来性のある技術の進歩に期待したいものです!

 最後は討論会についてです。発表者だったので、朝起きてからずっと手汗をかいてました...。どのグループも興味深い内容で、多角的な視野を今までよりも持てたと思います。この活動を通して、発表のスキルアップだけでなく、科学論文に触れる良い機会になりました。

 長文になってしましましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。次回のブログもお楽しみに!

投稿者:岩手県立一関第一高等学校 |個別ページ

2021.09.17

卵日記~4歩目~

こんにちは成城高校一年生の金井海翔です。気づくともう四回目の講義です。書くのが遅くなりましたが、早速今回の講義について書いていきたいと思います。

今回こそは短くまとめます(なぜか気づくと長くなっているのですよ・・・こわっ)

さて冗談はこの辺で、今回の講義は化学反応の場を探る滝沢博胤先生による~マテリアル・デザインと新物質探索~と、堀井明先生による21世紀のがん医療  ~Precision Medicineと遺伝子医療~でした。

最後に「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」発表会がありました。

                                                   

まず滝沢先生の講義からです。

さて皆さんもどこかでダイヤモンドと鉛筆の芯の材料の黒鉛が、同じ炭素からできているということは聞いたことがあるのではないのでしょうか。何が違ってあんなに変わるのでしょうか?

答えは結晶構造の違いです。

炭素には価電子(人でいう手)を四個持っています。ダイヤモンドはこの手をすべて使って立体的に結合しています。そのためモース硬度(注1)が10で、地球上でもっとも硬い物質です。

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それに対して黒鉛は三個の手しか使っておらず、平面的な結晶構造です。(実は平面だと世界最強の強さとか...引っ張りづらいという意味で)ただしその層と層が重なり合っているところはファンデルワールス結合(説明すると長くなるのでパスします すみません)のため弱いです。モース硬度は1~2という数値です。

 (注1)モース硬度とはひっかいたときの傷つきにくさで、たたいて壊れるかというものではありません。(岩石と鉱物~読む宝石~玉川大学出版部より)ついでに硬度と靭性は別物なので、ダイヤモンドをぶっ叩く衝撃を加えると余裕で割れます。それはもう粉々に

次にマイクロ波についてです。このマイクロ波を使い加熱などをすることで自然界に存在しない全く新しい物質を生み出すことができるそうです。

○○ナノファイバーとかもこんな風に生まれたのかもしれませんね。

さて、与太話をしていたら全然短くならないので次の講義へ進みたいと思います。

えっ、もう遅...聞こえませんね)

                                                       

さて二つ目の講義はがんについてです。

がんは現在、がんができる、薬を投与、がんが小さくなるor大きくなる、小さくなっても大きくなっても薬を投与し続け、がんが消えるまで投与する、の繰り返しだと今回の講義を受けるまで思っていました。ですが現在では副作用(髪が抜ける、骨髄抑制による赤血球、白血球、血小板の減少、それに伴い貧血、常在菌による日和見感染、内出血など)が強く、増殖細胞を殺す抗がん剤ではなく、分子標的治療薬は、がん細胞の増殖に関わるタンパク質や、栄養を運ぶ血管、がんを攻撃する免疫に関わるタンパク質などを標的にしてがんを攻撃する薬です。従来の抗がん剤のような副作用は少ないですが副作用がないわけではないということには注意が必要です。

そして、がん遺伝子を調べることによってそのがん細胞にあった治療をする方法もありこれらを使えば日本人の二人に一人ががんで亡くなる時代ではなくなるかもしれません。

                                                            

最後に発表会です。

皆さんすごく書き込んであるスライドや、シンプルなデザインのスライドなどいろいろありました。

また発表者の方たちは、一分間という短い時間の中でまとまった発表をしていました。僕は発表者ではなかったのですがとても自分は無理だなと感じていました。

さていつも通りまたもや長くなってしまいました。回数を重ねるごとに長くなっている気がします。ブラウザバックなどで戻らず最後まで読んでくださりありがとうございました。

投稿者:成城高等学校 |個別ページ

2021.09.13

転がるたまご 4

 こんにちは、また暑くなってきて、残暑を感じますね。横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校一年次の松永理那です。さっそく911日の第四回講義について書いていきます。

 

①滝澤先生「化学反応の場を探る〜マテリアル・デザインと新物質探索〜」

 材料の話は奥が深いなあと以前からぼんやり思っていたので、楽しかったです。実験室で使うルツボとあの綺麗な宝石サファイアがまさか同じ酸化アルミニウムからできているとは思いませんでした。その似つかない見た目の説明の際、先生が出した雪だるまと氷柱の例はとても分かりやすかったです。雪の粒がギュッとなっているか、溶けて固められたか、といった感じでしょうか。

 電子レンジに使われているマイクロ波の話もありました。マイクロ波加熱の特性として、選択加熱というものがあり、これが通常の化学反応の場とは異なる、「非平衡状態」を作り出すのです。他にも、「内部加熱」という特徴なんかもあります。ところで今日の昼食に冷凍のグラタンを食べたのですが、真ん中が冷えっひえでした。かなしい。物質内部から自己発熱してくれるんじゃないの。。

 

②堀井先生「21世紀のがん医療 〜Precision Medicineと遺伝子医療〜」

 医学は高校では扱いませんが、DNAの話はちょうど生物基礎で習っているので、それと密接に関わるがんも身近に感じてきました。実際、二分の一の人は人生のどこかで何かしらのがんに罹患すると言われると、身近に感じざるをえません。しかし今回の講義で、今までいかにがんを知らなかったのかが分かりました。そもそも「ガン」というカタカナ言葉は使われないということ、がん細胞の特徴として、「活発な増殖」「浸潤、転移」があるということ、などなど。良性腫瘍と悪性腫瘍という言葉も、聞いたことはありましたが何がどう違うから良性と悪性なのかを知りませんでした。「転移」というと、よく、「がんが転移した」と聞くと思いますが、これは「浸潤」の特性によるものです。がんが血管やリンパ管のあるところまで深く行ってしまうと、その管の中を流れることがあり、それで別の箇所にがんができるということなんだとか。医学もちょっとでいいから高校でかじれたらいいのにな。

 

③ミニ講義「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」発表会

 各班、目の付け所が異なっていて面白かったです。内容について感想を書き始めるとキリがないので、内容以外で思ったことを二つ書きます。

 一つ目は1分という発表時間の難しさです。特に今回のようなグループ作業だと、つい発表したい意見や考えが多くなりがちだなと。手元で測っていたのですが、やはり1分を超える班が多かったです。私は発表者では無かったので色々言える立場では無いのですが、今後自分がやることもあると思うので、気をつけようと思います。長いと緊張しますけど、短いって難しいですね。

 二つ目に、スライドについてです。一枚のスライドにまとめるのもまた情報量が多くなりすぎてしまって。字が多いと聞き手が「読まなきゃ」と思ってしまうので、話をあまり聞いてもらえない...みたいなことが起きかねないなと思いました。見やすい色使いなども含めて、まだまだ分からないことが多いので、色々な人が作るスライドから「これいいな」と思えるものを吸収していきたいです。

 なかなか学校外の方とこういうことをする機会が無いので、貴重な経験になりました。

 

Murmuring in English

    In fact, I was not supposed to be able to attend this lecture. As I wrote a little about it in my last blog, I should have had an event, a school festival , but it was postponed due to the COVID-19 pandemic. Furthermore, I heard that the school festival has been cancelled today. I' m in a sad mood now. In the discussion, we discussed the effects of the pandemic, but I didn't think that it would affect us in this way. I' m thinking about a new event that can replace the school festival.

    Now, I'd like to write about Machikado Science. In my last blog, I wrote that I would write some articles, so please wait for me. I am very sorry about that. A couple of the themes that I collected got thrown out, I've lost my motivation, and I'm collecting themes again. I will write them, keeping the rule of around 250 words!

    Have a great day!

投稿者:横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 |個別ページ

2021.09.13

やましたまご日記④

こんにちは。仙台育英学園高等学校2年のやました美玲です。

今回は、科学者の卵養成講座第4回目!

二つの講義と発表会がありました。 

 

一つ目の講義は、滝澤先生の「化学反応の場を知る~マテリアル・デザインと新物質探索~」という講義でした。
内容としては、「元素の組み合わせを選んで、新しい機能を持った物質を設計し、作る」というものだったのですが、個人的には今までの講義の中で一番難しく感じました...。「元素の組み合わせを選んで」といっても、ただ適当に選べばいいわけではなく、電気陰性度の小さな組み合わせにするなどいろいろな事を考えなければいけません。さらに、「新しい機能を持った物質を設計」することが出来ても、必ず作れるわけではないのです。元素AとBを組み合わせたら、Cが必ずできるというように、ルールによって決まってしまうものがあるからです。しかし、この化学反応の場において、「マイクロ波」を使うと、この問題が解決されます。つまり、元素AとBを組み合わせたら、XやY、Zができるようになるということです。このようにマイクロ波を使って新物質を作り出すことを学びました。

 

二つ目の講義は、堀井先生の「21世紀のがん医療~precision Medicine~」という講義でした。
今回の講義は、題名からもわかる通り、がんのことについて勉強しました。がんについて詳しく学ぶ前に言葉の意味について教わったのですが、実は「がん」と「ガン」と「癌」では大きく意味が異なるそうです。書き方が違うだけでこんなにも意味が変わってくるのかと驚きました。本講義では、がんのこと以外に新型コロナウイルスのことについても学びました。新型コロナウイルスの感染対策を主に学びましたが、科学的根拠をもって、科学者に言われると、その通りにしようという気にすごくなりました。

 

最後は、発表会がありました。前回の講義から一か月間ほどかけてグループごとで準備してきたものを発表しました。
最後にはみんなで投票をして、一位から三位までの順位が発表されましたが、どのグループも非常にレベルの高い発表でした。
わたしは、発表者として、発表を行いましたが、Zoom越しでもとても緊張しました...。対面で大勢の人の前に立ってしゃべっていたらどうなってしまっていたんだろうと思います(笑)緊張はしましたが、とても良い経験になりました。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

投稿者:仙台育英学園高等学校 |個別ページ

2021.09.12

The egg record4

投稿者:栃木県立宇都宮女子高等学校 |個別ページ

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