東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

15.最終報告 成長と課題(農:鹿股とほこ)

2023年1月23日 (月)

 こんにちは。さて、最終報告です。まだ何を書くかも決まっていませんが、とてもドキドキしています。前回の中間報告は2500字以上ということで書いてみたらちょうど超えていた、くらいの文字数でしたが、今回は5000字ということで本当にそんなにかけるものなのか心配です。また、前回多く散見された、誤字脱字のチェックもしっかりと行う必要があります。変なところで間違えた文章を全世界にばらまかないようにしたいと思います。

 しかしよく考えてみたら、5000字ということは800字の原稿用紙6枚とちょっとですね。まるで長期休みの宿題のようです。そう考えるとわくわくしてきました。これまでの記事やこれまでの植物との対話を通して感じたことを文章にしていきたいと思います。

目次

(1) 想像していたよりも、たいへんだったこと、逆に、意外とうまくいったなどの栽培面で感じたこと

(2)他の科目への波及効果

(3)毎日の観察をすると言うことで、どの様なことが身についたのか、感じたこと

(4)文章を書くという点において、講義の受講前と後の変化

(5)自分自身が習得できたと思う点、他の受講生と比較して、さらに、研鑽を積むことが大事と思う点

(6)先生方のコメントにどの程度、followできたのか、意味があったのかということ

(7)中間発表で目指した点がどれだけ達成できたのか

(8)どのようにこれからの生活に活かすことができるか、どのように今後管理したいか

(1) 想像していたよりも、たいへんだったこと、逆に、意外とうまくいったなどの栽培面で感じたこと

 このことについて、大変だったことと、うまくいったことの2つに分けて考えたいと思います。

 まず1つ目の大変だったこととして挙げられることは3つあります。1つ目は、周りの影響を受けやすいということです。こちらは私が失敗した一回目のスプラウトの写真のなのですが、もうへにゃへにゃです。

             IMG-6881.JPG

また、次の写真はこの前二回目のスプラウトを実食した際の写真なのですが、もうひょろひょろです。

IMG-7622.JPG

しっかりとした環境を作ってあげなかったことが一番の原因だと思いますが、何日も植物が本来生息している環境ではない生ぬるい人間と同じ環境で生きていると、本来とは違った形になってしまうことがわかりました。野生動物も動物園の環境では成長や生殖が難しいという話も聞きます。本来あるべき姿を人間のエゴによって脅かしてしまったことを申し訳なく思います。2つ目は、自然環境は自分でコントロールできないことです。実家に帰省中に急に雨が降ってきたり、家にいない時に急に風が吹いたりと、外で育てていると起こる、どうしようもないことがありました。鉢が倒れることはありませんでしたが、雨が降った際に土にランダムな凸凹ができてしまい、成長の様子を見る際に正確な値を出すことができませんでし(グラフで植物体の体長がなぜか減っている時期があります)。最後に3つ目は、タイミングです。どのタイミングで間引くか、肥料を与えるのか、また、外で育てるのか、といったタイミングがつかめませんでした。先生方のコメントでもちょっと遅い、、、というコメントをいただくことがしばしばあり、時期を間違えていることは自覚しながらも、どの時期にどのような成長速度ならどんなことをするのかということを考えるだけではなく、調べることが必要だと思いました。

 次に2つ目の意外とうまくいったこととして挙げられることは2つあります。まず1つ目は、意外と生きてくれることです。人間だと毎日3食も食べますが、植物は1週間に1回のペースでの水やりでも生き延びてくれました。また、私はお正月の帰省がとても短かったのであまり影響を行けなかったのですが、他の受講生では私よりも長く植物から離れてしまう時間が長いために自動給水ノズルを試している方もいました。2つ目は、意外と植物体が大きくなることです。

 こちらは今現在の様子です。

IMG-7727.JPG

IMG-7728.JPG

IMG-7729.JPG

このような小さな鉢でもここまで大きくなることが意外でした。

(2)他の科目への波及効果

 この講義の他の科目への波及効果については、3つの効果が挙げられます。まず1つ目は、長い計画を立てようとする気持ちを持つことです。今セメスターの化学Cの授業はすべてオンデマンド授業でした。私は課題を抱えている状態を嫌うため、早めに課題を終わらせてしまうタイプだと思っていたのですが、この授業はテストが近くなるまであまり手を付けていませんでした。しかし、この授業で大体1週間に1回のペースで記事を書けるように日程を調整するという行動が、化学の授業にも影響を与え、やっと先ほど終わりました。来週テストなので頑張ります。

 次に2つ目は、長い文章を書く能力の向上です。今セメスターの授業で自然科学総合実験という授業がありました。この授業では、実験をレポートにまとめるのですが、その授業でのレポートはちょうどこの授業の最終レポートと同じ5,000字程を書くような授業でした。そのため、このブログと自然科学総合実験のレポートが相互に長い文章を書く能力を向上させてくれたと考えています。

 最後に3つ目は、伝える能力の向上です。先生方からの毎回のコメントを読んで、いつも嬉しくなっていました。このことを活かし、ディスカッションの多い、「情報と人間・社会」という授業では、グループのメンバーに積極的にコメントをしました。

(3)毎日の観察をすると言うことで、どの様なことが身についたのか、感じたこと

 毎日の観察をすることで身についたのは、小さな変化です。種子の様子の変化や、葉の色が変化したことなど、毎日見ているからこそ小さな変化に気付きやすかったと思います。

 一方、植物が成長した、葉の面積が大きくなったといった大きさに関する変化はあまり気付きにくく、一週間前の写真を見ないとわからないほどでした。そのため、小さい変化を見るためには毎日じっくり見るのが効果的ですが、そういった大きさの変化を見たい時には、少し引いた視点で見たり、時間をおいてみたりすることも必要だと考えました。

(4)文章を書くという点において、講義の受講前と後の変化

 私は元々長い文章を書くということをあまり苦手としていなかったのですが、中学時代の高校受験を経て、なぜか文章をうまく書けなくなりました。主述の関係がうまくいっていなかったり、修飾の仕方がおかしかったり、日本語としてなんだか気持ち悪い、くどい文章を書いていたように思います。そのため、人に文章を読んでもらうことが億劫というか恥ずかしい気持ちがありました。

 しかし、この講義では、自分で文章を書き、しかも全世界にさらされるということで、とても緊張しながらも、自分の好きではない部分を克服することができるのではないかを思っていました。そのため、文章を書くだけではなく、その形にこだわり、目次とタイトルは毎ブログ欠かさず付けました。また、文章を書く際に、これまではただ長い文章を書くように意識が向いていたのですが、一文を短くしたり、文章ではなく箇条書きで書いたりすることを心掛けてきました。その結果、この講義を受ける前より、自分の人に見せる文章を書くというハードルが極端に下がった気がします。特にこの講義では、見られたくなくても、見られてしまう、そんな強制的なシステムがあったためにそのような気持ちになったと思います。とはいっても見られたくないので家族には何も言っていません。。。

 また、余談ですが、この講義を受ける前は、真面目な文章をわかりやすく伝えるのではなく、クスっと笑えるような文章を書いてみたいと思っていました。まだそのような文章を書くことができず、なんだか堅苦しいことばかり書いている気がするのですが、少しは緩和されたでしょうか、どうでしょうか。最終報告は真面目モード一辺倒の文章になっている気がします。

(5)自分自身が習得できたと思う点、研鑽を積むことが大事と思う点

 私が習得できたと思う点は、状態がどのように変化したのか、変化していないとしたらどうしてなのか、変化しているとしたらどうしてなのか、という疑問を持つといった、現状を知り、その理由を考察することをするようになった点だと思います。まだまだ未熟であることは自覚していますが、この講義を通して植物体の成長を感じたり、その理由を考えたり、調べたり、先生方からのコメントで知ったりすることで、その理由を探ることをしていたように思います。また、日常生活の中で、なぜこの人工物はこの形をしているのか、なぜこの植物はこのように生息しているのかといったことを考えることがあります。このことは、渡辺先生と出会うきっかけにもなった「科学者の卵養成講座」で講義を受けていた頃からの成長でもあります。

 一方、研鑽を摘むことが大事だと思う点は、定期的なリズムをつかむことです。私と比較し、山本さんは毎日の定期的な観察や、定期的な報告をされていました。

 私は投稿をするということもそうですが、投稿するための内容を集める、植物の観察をするといったことも定期的にできませんでした。急な用事が入っても、どこかで埋め合わせをしたり、自分の趣味の時間にばかり気を取られたりしていました。そのため、そういった計画性や自分の心の甘さを律していき、さらには、律するだけでなく、少し余裕を持たせて行動できるようなスケジュールを組めたらよかったと思いました。

(6)先生方のコメントにどの程度、followできたのか、意味があったのかということ

 先生方のコメントは毎回楽しみにしていました。もしこの授業に先生方のコメントが無かったらここまで続いていなかったと思いますし、これまでの学生もそうなのではないかと思うくらい、モチベーションに大きく意味があったと思います。また、先生方のコメントにどの程度followできたのか私自身とても気になるので、回を追ってみていきたいと思います。(左側に私が毎回振っていた数字を書いています。)

1. http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/10/15210425.php

 初回のアドバイスは「是非早めに記事を上げて下さい!」とのことでした。その次の投稿は8日後なのですが、3回目の投稿が少し遅れています。

2. http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/10/23173439.php

 「次記事からは大体の温度や日当たりといった環境条件も提示して下さい。」、「今はひたすら日当たりを確保しましょう」とのことでした。次の記事ではまだ温度について触れていませんが、その後の記事で温度と湿度について言及するようにしました。また、日当たりについては次の記事で触れています。日当たりは自分なりに確保したつもりでしたが、足りなかったことが後から判明しました。

3 .http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/11/05170036.php

 「手書きで図示したり、グラフ化することにトライしてみてください。」「徒長の兆しがあれば屋外に移しましょう。」とのことでした。手書き、、、した記憶がないです。文章で説明しようとしていました。グラフは少しだけやってみました。今後の記事で触れたいと考えています。そしてこの講義での私の一番の良くなかったことは、屋外に移さなかった点にあります。先生方、植物さん、大変申し訳ありませんでした。

4. http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/11/11102530.php

 「少し徒長気味ですね。「土よせ」という子葉の下の部分まで土を足して、根元を押さえて下さい。」これは調べて実行しました!とても楽しかったです。

5 .http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/11/15194523.php

 「長さを測ってグラフ化することにトライしてみてください。」こちらもやってみました!思った以上にグラフがきれいにならず、その理由を考察したことも面白かったです。

6 .http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/11/19220859.php

 「今回から温度の表示があります。最高温度なのか、観察時間での温度なのか分からないところがなんとも言えません。できれば時間表示が必要です。」、スプラウトについて、「しっかり遮光して、また水を切らさないようにして、どんどん伸ばしてあげましょう。」とのことです。時間表示も次の記事から書くようにしました。しかし、遮蔽はできていませんでした。水は切らさないようにできたと思います。

7 .中間報告のため割愛します。

8 .http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/11/29084526.php

 「子葉が展開するまで玄関先。そのあとは、ズッと外に。というのでもよいかと思います。」とのことです。このコメントでやっと外に出しました。

9 .http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/12/04090433.php

 「気になるのが「ミックス」ですね。。。背丈が長いのを間引いて、この前のように土寄せをするのがよいかと。」とのことです。次の会までに土寄せをしました。

10 . http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/12/09193824.php

 「写真に文字を入れて、個体番号がわかるようにしている受講生もいます。そんな工夫もしてみて下さい。」とのことです。このコメント、実はとても思い出のあるコメントです。その前の回では写真に文字を入れて個体に名前を振っていました。しかし、この回だけ振らずに出してしまったのです。たしかにわかりにくいことこの上ないですし、読み手の気持ちは今だったら冷静になって考えられるのですが、先生が引用してくださった記事は、私が写真に文字を入れて個体がわかるようにした記事の、数日後の記事だったんです。もう本当に悔しくてその後徹底しました。しかし、その後その写真がメインみたいな記事になってしまったことも反省しています。

11 . http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/12/16192506.php

 「葉っぱが90oで出てきているということはどこのどの様な形態を示しているのか、マーカーするとよいのではないでしょうか。ミックスの生長を前の週と比較するので生長が見えないのではないでしょうか。」とのことです。この方法は実は裏で悪戦苦闘していました。まず、分度器のメモリが見にくいこと。葉が小さすぎてマーカーが付けにくいことが問題点でした。分度器については、インターネット上の、写真を取り込むとその角度を測ってくれるサイトを活用したり、一番大きな指標となる茎を0度としてみることで測りやすくしたりしました。また、マーカーは人工物ではなく、折れている茎など植物そのもので特徴的だったものから数えて何枚目、というように整理していました。

12 . http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2022/12/23221449.php

 「葉っぱの大きさを長さで測っていますね。そこからラフに面積を出して、その総和を日付ごとにグラフ化すると、どの植物が大きくなるのかなど、わかるのではないでしょうか。」とのことです。これは今すごくやってみたいことで、下の図のようにして面積を測れるみたいです。

                面積の求め方 - 算数の教え上手 | 学びの場.com

しかし、葉の丸み具合によってかなり変わってしまうような気もしており、その計算方法について悩んでいます。

13 . http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2023/01/05174750.php

 「植物の下位葉が黄色くなってきているのは肥料が切れ始めているサインです。あとは、この小さな植木ばちに5個体を維持しているので、肥料切れになるのは他の受講生よりも速いように思います。」とのことです。まず、肥料をあげる量を増やしました。次の記事で個体数を減らしたいと考えています。

14 .http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/2023/01/13190900.php

 「元々キャベツは移植を嫌う植物なので、やるなら根を痛めない細心の注意が要ります。というかもう根がお互いに絡んでいますので、残す株を痛めないことを最優先にして、移植する株をある程度割り切る、つまりメリハリが必要かと思います。」とのことです。こちらを参考にして選別したいと思います。

(7)中間発表で目指した点がどれだけ達成できたのか

 中間発表では、

キャベツについては茎の付き方の角度とどのような形になるのかの観察、

ミックスについてはまずひょろひょろにしないで育てること、

スプラウトについてはしっかり育成して食べられるようにすること

を目標としていました。キャベツの茎の付き方は一回だけグラフ化しましたが、まだ足りないように思います。角度の測り方について、専門家の方がどのようにして行っているのかを調べる必要があったと思います。ミックスについては、今はひょろひょろ具合が完全されたものの、他の方と比べるとひょろひょろとしている感じがします。スプラウトはしっかり育成はできていませんが、食べられるようになりました。そのことについては次回記事にします。

(8)どのようにこれからの生活に活かすことができるか、どのように今後管理したいか

 これからの生活に活かしていきたいのは、目の前にあることの理由を探ることです。目の前のものがどのようにしてその場にあるのか、どのようにしてそのような見た目になったのか、どのような歴史を経ているのか。そのさまざまな理由を見つけるためにいろんな学問が存在するのだと思います。一応農学部ではありますが、それにとらわれず、様々なものの理由を探っていきたいと思います。

 植物については、それぞれ書きます。キャベツは選別をしてさらに大きくなるように育てます。食べるということよりも育てることに重きを置いてみたいと思います。ミックスはもう少し徒長させてから食べてみたいと思います。お部屋の中に戻してみようかと思っています。スプラウトは食べたので、その記事を2/2に他の数値的なデータと合わせて投稿しようと思っています。なぜ2/2なのかと言いますと、テストが終わるのがその日だからです。テスト頑張ってきます。

6860字

コメント

農学部 鹿股さん

育種の渡辺です。topの写真がいかにもこれから最終報告として「長い文書」を書くという心構えが見えます。また、2番目の最終報告、時間に余裕を持っての行動、評価できますね。さて、植物は根っこを地面に張って動くことができないという生き方を選んで地球上に反映しています。つまり、乾燥したり、長雨が降ったり、日照が思ったほど長くなかったり。そんな中でも何とか生きる術を持っているのだと思います。ただ、人間の生活と同じ温度がその範囲に入っているか、微妙なところですね。その意味では外での栽培であれば、植物は頑張ってくれるわけです。露地栽培の農家の方々は気象条件はお天道様に任せるしかない訳なので。必要に応じて、農薬、肥料をまくことを行うことは可能なわけですが。植物に寒い思いをさせてはいけないというのではなく、「かわいい子には旅をさせよ」というのが植物栽培の基本なのでしょう。

DSCN1797.JPG計画性を持てるようになったのはよいことですね。高校生などに出前講義を行うとき、「すぐにできること、1年、5年、10年先にどうなっているか」ということを考えることの大事さを伝えます。大学生の教養が中心の現在、今すぐやること、1週間先にやること、半期の講義の間にやること、そんなことを考えることができるようになりつつあるのではないでしょうか。また、早め、早めに宿題を終わらせることができる、つまり、宿題を〆切が近くなってから始めるのではなく、〆切を追いかける作戦とでも呼べばよいでしょうか。このポイントも大事なことです。渡辺が学部の4年生の時に教育実習をしましたが、その時の担任の先生が「どんな職業についてもやらなければいけない雑用はたくさんある。それをいかに早く片付けて自分がやりたいことの時間に充てるのか」、それがよい仕事をやることのコツだと。その通りだと思います。これからも是非、今のスタンスを続けてください。

どうしたら見やすい記事になるか、これは大事なポイントですね。自己満足として文章があるわけではなく、読者がいるわけです。レポートであれば、採点をする教員によく評価してもらうのか。もちろん、そんなことを考える余裕が出てくるのは、ずいぶん後になってからかも知れないですが、相手を意識する心はこれから先、さらに大事になってきます。その文章をよく見せるために、揃ったformatにする、その色合いを考えるということも大事になります。鹿股さんが意図したか分かりませんが、オレンジ色と緑色はたぶん反対色になっているので、見やすさが出ているのかも知れないです。

DSCN1830.JPGこちらからのコメントについて投稿記事を細かく振り返った受講生は初めてかと思います。読み手に笑いを与えるような文章。この(6)のところでは十分表現されていると思います。改めて、読んでみてください。(6)はよいできだと思います。その振り返りの中で、苦戦したことが2つあったようですね。1つは手書きで図示すること。渡辺は学生の頃、写真で撮れる訳なので、何故、手書きで顕微鏡観察をするのかと思っていました。ただ、ある程度、年を取ってからでしょうか、写真で見るよりも手書きの模写の図版の方が分かりやすい。つまり、ある種の強弱をつけることができるのではと思ったのです。なので、是非今後トライしてみてください。それから、葉っぱの大きさというか、葉っぱの長さを計測されています。写真からになりますが、横幅を推測すれば、葉っぱはほぼ楕円。楕円の面積であれば、縦の長さの半分 x 横の長さの半分 x 3.14(円周率)でラフに求められるのではと思ったのでした。いかがでしょうか。

身の回りで起きている事象には原因があり、時系列を考えると歴史があります。そうして「なぜ」ということを考えることが言われるとおり、サイエンスをすると言うことにつながるのだと思います。毎日の通学路、あるいは自宅の周辺、色々なところに異なった環境、植生などがあるはずです。それらがなぜそうなっているのか、あるいは誰かが栽培している農作物などがどのように管理されているのかを観察して考えることで、農学をより深く学ぶことができるようになると思います。最後に書かれてあったように試験を頑張り、次なる投稿を楽しみにしています。自分で栽培したものを食すると、普段の野菜のすごさ、ありがたさなどが分かると思いますので。

DSCN1872.JPG
わたなべしるす