東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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2015年秋の旧遺生研ソフトボール大会で全敗した件

2015年11月 8日 (日)

金曜日、毎秋恒例の旧遺生研ソフトボール大会が開かれました。

今回、我が植物生殖遺伝分野はトーナメントで栄えあるシードとなっておりました。前回大会、植物生殖遺伝分野は主催で優勝、という、あと10年は無いであろう快挙を成し遂げたためです。その快進撃については、拙記事をご参照頂ければと思います(2015年春の旧遺生研ソフトボール大会で優勝した件)。

以下はトーナメント表。第一試合が終わった後のものですが、第一試合は情報に負けまして(惜しかった)。その後はゲノムに負けました(ほんとうに惜しかった)。つまり、全敗でした(結論だから先に述べました)。でも、とっても楽しい一日でした!


当日は良いお天気でした。寒かったですけどね。場所は評定河原です。近くてイイ!ですね。のんびり試合ギリギリに到着し、グラウンドを撮りながら、ホワイトバランスを調整する私。

いたいた、みんな居ましたよ。白いTシャツの工藤選手(赤髪)は今日、とても良い仕事をするのです(たくさんヒットを打って、たくさんボールを取ったよ)。それを予感したかのような笑顔。みどりのTシャツは、菅野研の研究生チョウさん(青髪)です。ていうか、この時点で皆もう髪の色が変わっていますね。展開が早くて何よりです。

今回も、総監督はいわもと選手です。ていうか、いわもと選手は最後のソフトボール大会公式戦になります(追記:ウソついたわ、来週がホントの最後だわ)。感慨深いものがありますね。来年もソフトボール大会に来ていいんだよ?来ない?そう?

前回の功労者、鈴村選手(画面左)。彼がじゃんけんで勝ったから、前回の優勝があるのです。隣のチョウさんとのシンクロ率がハンパないですね。岡本選手は、今回もエースを務めました。次は俺の番だ、という気合い。

仙台市内も紅葉が素晴らしくなってきました。このあたりで、ホワイトバランスがズレてることに気付く私。

ここから、いい感じの色味のはず。閑話休題、例の彼は、今回も少し遅れ気味でした。予想通り。

試合には間に合ってますからOK牧場です。

なべもと選手。ボールが当たりそうな写真ですが・・・。安心してください、当たってませんよ。

植物生殖遺伝、不動の一番、佐藤選手。気合いが入っております。

鈴村選手。今日も振り切ってます。

チョウさん。パワフルです!

東谷先生と佐藤先生。やる気あり美の笑顔ですね。

なべもとが試合に飽きて、ドロボウひげをつくりはじめたころ・・・。

情報に追い抜かれて負けました。残念。あと1回攻撃があったなら!惜しいわー。

次は対ゲノム戦です。何故か全員こちらを見ている、集合写真のような写真。

ここからはダイジェストでお送りいたしましょう。かじのさんは今日もかわいいなあ。女性打線枠をゲノム戦ではかじのさんにシフトしました。守備も頑張ってました!かわいいなあ。

生殖のエースに!俺はなる!

夕日と白球とグローブと俺。グラビア。

まーーてーーーー。つかまえてごらんなさーい。研究科長です。

下剋上。

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という訳で、負けました。ほんとにあと1回攻撃があったなら。惜しかったです。前回優勝で今回は1勝も出来ずの振り幅の広さですが、試合時間の関係もあると思います。そして、旧遺生研内はそれだけ実力が拮抗しているってことさ!そうさ!!イェス!!!高須クリニック!!!!

という感じで、最後は、決勝戦の審判をしてー。

帰りました。私は寒いので最後の試合を見ずに退散しました。カメラを工藤くんに預けて・・・。最後、集合写真を撮り忘れた、と思ったら、それっぽいの撮っててくれたので無理やり合成してみたよ。さあ、誰を合成したか、わかるかな?菅野研のポスドク・ムスタファさんにピースがかかってますが、これしかピントあってなかったんだ・・・。ごめん。

20151108005230-f527a193a2706dba997ec21c327a61049dc9e639.jpg

こたえ。

うそー。ほんとのこたえ。佐藤くんが撮ってくれてました。感謝!優勝は、情報?だったよね。違ったら訂正します。来週は、院生会のソフトボール大会があります!がんばっていきましょう!

マスコ

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【出前講義】小松市立芦城小学校・出前講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(11/6)

2015年11月 7日 (土)

 午前中は、小松高校での授業参観と2年生理系向けの「自家不和合性と生殖の講義」。午後からの講義で実験をするためのサンプル調達を寺岸先生の畑にこれについては、また、最後にということで。いざ、芦城小学校へ。玄関にはwelcome boardが。ありがたいことです。
20151107174746-fa75c982188ab44c7e4506b0cd99e99b44fc5062.JPG20151107174830-545ae50783e15d068ce88275ffacb5bc0288fbb9.JPG 前日の放課後にお世話になった丸内中学校の浅野校長先生が芦城小学校にいらした当時以来。どの様な数え方をするのか、この小学校の歴史は、200年以上前にさかのぼると。藩校の時代までさかのぼるという部屋は、以前、伺ったおりに拝見しましたが、それ以外の書庫などは、拝見していませんでしたので。旧字体で書かれたと思われる本もあり、一度ゆっくり拝見したい本がたくさんあるのだろうと思ったくらいでした。

20151107174914-be995de43b1b34bb207235d21b08cf38d40d35fe.JPG20151107174941-0f39133fa373bb0ada307ac689ca9b40b7a9e3bc.JPG また、この日は出張の関係でお目にかかることができなかった池田校長先生は理科が専門と言うことで、校長室の前には、最近調達したという川エビが。また、顕微鏡観察ができるようになっていたり。渡辺も小学校の頃、とりにいったのをふと思い出しながら。あと、四国中央市川滝小学校の村上 校長先生の校長室の前の掲示物を思い出したり。。。本物を見るという意味では、よい刺激になるのでは。。。

20151107175058-ec21b610631373c72ca6730a86a152e7325cc727.JPG20151107205334-71bf95bf106a2511c9b9f1dbf1a9a76dce5159e6.JPG 講義は4年生向けに「ウリ科」のお話。先月、木町通小学校七北田小学校でも行ったもの。果物などとして栽培する野菜を見ただけでも、多様で身近なもの。先の寺岸先生の畑にあったヘチマの大きさ、生育ステージ別に重さを実感してもらうことから。最後に乾燥してしまうと、かなり小さなヘチマと同じか、それ以下の軽さになるというのを、代表して、みんなにわかるように説明をしてもらい。実物は置いていくことにしましたので、是非、皆さんで実感してみて下さい。

20151107205645-056e4fa045e969470b0f33f8d925ffcd13630e46.JPG20151107205738-91d86e783d282e2bb731b69533fe7341a878dc6c.JPG 実際のウリ科の果実の形態を「ヘチマ」、「スイカ」、「メロン」、「カボチャ」、「ゴーヤ」、「キュウリ」を形で整理してみると、縦に長いものから、横に長いものまで。グループ分けができると。また、表面に模様がありますが、「メロン」のネットだけは、形成過程が違うと。では、このネットはどの様にできたのか。という質問に対して、中からの膨張で表面が破れて、それを補修したというか、完璧な回答をしてくれた方が。蔬菜園芸学の時間に習ったとおりのことを答えてくれたのはびっくり。なぜ、そんなことをしてているのかと言うことに対して、本を読んだからと。。。感動でした。

20151107205845-3a02b815bcfa4da0c7da942b9545078645bd16b9.JPG20151107205935-51683e6dd698782aa03c2ee0a54a958b294fd5b9.JPG では、横断面はどうなっているのか、その特徴はということで、実際に、キュウリとカボチャを観察してもらうことに。大きなカボチャを横断面が見えるように切るの大変ですが。。。そのようなことになった理由も。江戸時代からことだというと。皆さん、びっくり。その中で、おうちの家紋をちゃんと知っていた渡辺と同じ「渡辺さん」という方がいたのも、こちらは、感動でした。ちゃんと、黒板に家紋を書いてもらえばよかったと。これは、渡辺の反省。。。

20151107210125-96ef80e9f859998f0c3a9889b0748542313863b5.JPG20151107210210-2d1bb97a88fd29b0a4e2a86cecb5cae89f0b72fd.JPG 一方で、横断面はわかりやすいですが、種子、子葉となると、かなり区別をつけるのが難しくなります。メロンとキュウリ、プロの農家ならわかると言うことを聞いたことがありますが、種子の縦横比が違うくらいで、かなり似ています。そんなことを名前の名字と名前に当てはめ、学名の属が似ていることもあるからと。。。ということで、今回は時間の関係で50minの講義となり。質問の時間をゆっくり取れませんでしたが、感想文に質問があれば、書いてほしいなと。最後になりましたが、今回の出前講義の企画の時からサポート頂いた石川県立小松高等学校・寺岸先生、小松市立芦城小学校・池田校長先生、中出先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 小松高校と中海小学校の間に、寺岸先生の菜園に。トマト、キャベツ、ダイコンなどのアブラナ科野菜。シカクマメ、食用ヘチマという食用可能なものから、葉ボタン、朝顔など、多様なものが作付けされており。。。この花、果実を翌日の小学校への出前講義に使えないかと、短時間でしたが、議論をして。。。これだけ多様であれば、実習をする方々にも楽しんで頂けるのではと思いつつ。

20151107205226-d1618f2c8a983dc7d9feee356b30a4def186b027.JPG20151107205253-37ddce9cc76db1a5b3dc2bbae0851a3553d4601a.JPG

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【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--」(11/6)

2015年11月 7日 (土)

 出前講義も打合せから数えて、3日目。前日は、小松高校中海小学校丸内中学校で講義でしたが、2日続けて天気もよく、。気温も11月とは思えないくらいの暖かさで。午前中は、小松高校の2年生の理系の生物履修向けに講義。いつもは、寺岸先生の講義枠を頂くことが多いのですが、今回は、政浦先生の枠。理数科でないので、渡辺の自己紹介から。とてもみんな神妙に聞いているので、最初は手探りで。

20151107134718-5ab1b3c7078230b47cd97f786edf21e24e85ee1d.JPG20151107134754-e19703f6f880d25ef24c887a30f447fc0ed325de.JPG まずは、作物の花とその作物の名称。よくわかる生徒さんはわかるようでしたが、全然、違うものも。この時、最初、反応がなくて、また、ウリ科の分類というか、花を意外と知らないようで。。。ちょっと「博士」にお手伝いをお願いして。。。「博士」が登場したら、少しはテンションが上がるかと思いきや。。。。かなり。。。それでも何とかclearして。では、花はなぜ咲くのか、どんな意味があって。。。それは、子孫繁栄。では、果実は何のためにあるのか。これが意外と難しかったのが、、意外でした。。。あれ???

20151107134854-3b94ac39a935d3cc789622d558b399e7ea40a0ee.JPG20151107134936-ff0933962885a621917cfaf3d26d0e992cdc1c27.JPG これに続いてのお題は恒例の「ヒマワリの上のハチ」がどこから来て、どこへ行くのか。それによって何が起きるのか。ヒマワリの花は、いつ、つまり、季節はいつなのか。これも実は意外と大きな問題。最近の子供たちは、自然を観察してないというか、よい子で花をちぎって学校の帰り道に壊すということもないのかも。。。。ただ、ちょっとほっとしたのは「旬」ということを理解していて、異空間というか、次元をゆがめるというか、そんな技を使う必要はなさそうというのは、ほっとでした。

20151107135040-0e0328e6220595eb0639f00b1506bc02bdde4f57.JPG20151107135126-c4d3aed68b024a9666d9fdf33bdf28606caf5b57.JPG 本題の自家不和合性では、雌しべの先端の柱頭上にある乳頭状突起細胞に花粉をのせたら。。。まずは、シロイヌナズナでの例。細胞壁を花粉管が伸びるというのは、少し不思議なことのようでした。もちろん、自家不和合性のようなイベント、つまり、雌しべ上で自己と非自己花粉が識別されているとは。。。時間の関係でその仕掛けの部分を説明できなかったですが。。。ただ、自殖を続けることの危険性は、ダーウィンの実験例を説明したら、納得のようでした。あとは、名古屋大の東山先生からお借りしているトレニアの受精の動画。これは、かなりの感動ものであったようです。

20151107135424-1fcfecbea38b9d3ee2217e9e164b4323101d02fd.JPG20151107135510-83015bf14b1154c26c5bae6b7321d3ffa3d24b46.JPG 最後になりましたが、今回の講義の企画を頂いた政浦先生、寺岸先生には大変お世話になりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 上記の渡辺の講義は2コマ目。1コマ目に、お世話になった寺岸先生が1年生向けの講義。昨日の3年生向けの講義と同じパターンの続きの講義。なるほどと思いつつ。。。最後は、ご指名を頂き、渡辺の方から、植物の特徴というか、繁殖戦略というか、そんなことを少しばかり、。。何かの参考になればと。。。。

20151107134525-dc91b42cb08bbc9b9ecb70684a9ab5d1e111e573.JPG20151107134612-60f44aa27612f2aaca52dfddba192b2cdf27edc1.JPG PS.のPS. 朝、welcome boardが玄関に。ありがたいことです。。。掲載しようと思ったら、。。。HDから探し出して、掲載をしますので。


 PS.のPS.のPS. 夕方には、政浦先生から、今日の講義を受けた生徒さんたちからのコメント。なんと、とてもおもしろくて、また、講義を聴きたいと。。。。反応がいまいち見えないので、いろんな手練手管を使ったのがよかったのか、どうなのか。あるいは、この議論中に話題となった「カマキリのたまごの塊」が最初は柔らかく、後に堅くなると言うことと関係があるのか、ないのか。。。いずれ、また、機会があれば。

20151107134209-4ba5b3d3c5626f9844f4739a8b063515086c56d8.JPG PS.のPS.のPS.のPS. 午後からの講義が終わって、上記の政浦先生との議論が終わったあと、寺岸先生と明日の予定の打合せと今回の講義の反省会をかねて、食事にでたら、なんと、小松高校の受験生3名と同席。遺伝学、栽培化、進化などdeepな議論を1.5hrくらいできたのは、niceでした。受験生で忙しい中、ありがとうございました。農学部が志望という方も。ありがたいことです。ぜひ、農学部を卒業したあと、渡辺の所、すごい研究をして、週刊誌を目指しましょう。楽しみにしております。週刊誌??。木曜日にでるのは英国originのN+t*re金曜日にでるのが米国originのSc*en+eに論文を載せること。ぜひに!!!

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【出前講義】小松市立丸内中学校・出前講義「これから、高校・大学、その先を目指す君たちへ!---出会い、決断、そして、想定外の。。。。。。---」(11/5)

2015年11月 6日 (金)

 午前中の小松高校午後一番が、中海小学校への出前講義。夕方にかけてはこの日最後の丸内中学校。小松高校がある場所が住所的には「丸内」ということですが、少し離れたところに。中海小学校での講義とそのあとの校長先生、教頭先生との話などが長くなり、その関係もあって、ほぼぎりぎりと言うよりも、少し遅れ気味のスタートに。今回初めて伺う丸内中学校ですが、浅野校長先生は、数年前に芦城小学校の校長先生をされており、土曜日の小学生向けの開放講座にも見学にきて頂いたのを。。玄関先には、2つのwelcome boardを出して頂き、恐縮でした。

20151106211438-3522d7b72c2875e00fb107db06e6aa43b9229471.JPG20151106211512-d45b41a7dd69c5e3a0c63f9c90bccbfb234d7679.JPG 今回は、放課後に3年生の希望者向けにということで「キャリア教育の講義」。ここでもとっかかりは「ロマネスコ」。こんな不思議な野菜があると。びっくりというか、感動だったのかも知れないですが。ぜひ、自然を観察したり、スーパーなどできょろきょろしてみて下さい。意外なものが見えてきますので。この小松市の豊かな自然の中で体験をして、失敗を活かしてほしいと。渡辺の小学校、中学校、高校時代を振り返り、その時、何を感じて、どうしたのか。高校、大学、その先で活かすことができるであろう「考える」ということ、習慣を身につけてほしいと。中学生に話をするのは久しぶりですが、渡辺には、中学校の時のイメージはあまりなくて、ルービックキューブをしたくらい。高校進学のプレッシャーだったのか。その当たりは、どうも記憶がないのですが。。。

20151106211557-47ee9ec82e752c7fb7d6431238f98f7948fbee84.JPG20151106211714-a5f1791acb3ac74697c2aaafba0401eae2a20b10.JPG20151106211823-9d0df179fd62376dce962f431b4cfebd9ce3377e.JPG 高校1, 2, 3年の時に、どの様な将来像というか、大学でこんなことを学んで、こんな職に就きたいと考えていたかを。物理、化学という選択であったけど、遺伝学をやっ ている、別に不思議なことでなくて。今となっては、よかったのかなと。さらに、東北大・農学部に進学して、植物育種学研究室で、アブラナ 科植物の自家不和合性と師匠となる日向教授に出会ったので、今があると。。。それくらい、出会いは大事だからと。もちろん、その先、自分自身がなにをする かは、決断であって、2つの道を両方歩くことはできないので。。。

20151106211908-0de6374255c4361f61125005e72fa4100f32dbec.JPG20151106212057-be95bf9132fc6add94bedb97f80722b64257648f.JPG20151106212147-ceb9af649e9be257568be394e078a48859b673e6.JPG では、これから先、どうやって生きることが大事なのか。戦略であったり、観察力であったり。最後は、気合いと根性なのかも知れないですが。質問の時間が十分でなかったです。また、約束した時間にuploadもできず。すみません。。。質問はmailなどで。ということで、最後は、世界に向かって情報発信。今度は、小松高校で会う方もいるのでしょうか。楽しみにしております。もちろん、他の場所でもwelcomeです。

20151106212246-df095bef021a72fd9e03b23aba3810add500737a.JPG20151106212334-3fda72be46c38e52d07d327861eaa94528677327.JPG 最後になりましたが、今回の出前講義の企画の時からサポート頂いた石川県立小松高等学校・寺岸先生、小松市立丸内中学校・浅野校長先生、多田先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 

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【出前講義】小松市立中海小学校・出前講義「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(11/5)

2015年11月 6日 (金)

 午前中は、小松高校での授業参観と1年生理数科向けの「キャリア教育の講義」。11月とは思えない暖かさと言うよりも、汗がにじむくらいの暑さと言うくらいでした。ちょうど、この時期は、最近、多くの学校が学校公開をされているようで。ちょうど、中海小学校も学校公開の当日、渡辺の出前講義が設定されており、保護者の方が、渡辺の講義に参加される場面も。ありがたいことです。もちろん、いつものようにwelcome boardがお迎えしてくれます。校内のポイントポイントには、大きなキクの花が。このサイズのものをこれだけの質で作るというのは、いかに大変か。栽培に関して、かなりの技術を持っておられる方が、学校にいらっしゃることは、容易に推定できたのでした。

20151106082555-640b45f77026455a476567ba7eb8fd98fa886db7.JPG20151106082628-119e9e6f7dccc12f2865bedcdbd4091c432fb980.JPG20151106082718-635951df55ab6959bec2ae8be30f804bcc56ad65.JPG 5月に来たときには「キャベツとブロッコリー」の話と実際の交雑実験。今回は、リンゴをモデルにして、開花から結実まで。ちょうど、寺岸先生がB.oleraceaの「ロマネスコ」を用意頂き、最初に見てもらったら、これが「キャベッコリー」と思ったようですが、それとは違うものと言うことで、不思議そうに観察をしていました。形態は数学的には「フラクタル」という構造ですが、少し難しかったかも知れないですが、不思議な構造体が世の中にはあることを、また、そんなのを自然の中に見つけてほしいと。

20151106082759-cbb2329decc94d343cad1d100bab1a28ed28cea7.JPG20151106082855-21a479e1c33ae77db8f5fed2d1d9a68b457c56cb.JPG20151106083029-ee7cd6ce7c4011644408faff067939f3c918ae64.JPG さて、講義では、1名だけ、転入生が。なんと、翌日に伺う市内の犬丸小学校から。ちょっとびっくりでした。5つの花を見てもらい、それが何の花なのか、また、少し難しいですが、名前は聞いたことがある「○◎科」という分類について。花が似ていることが分類の基準なので。今回の対象であるリンゴはバラ科。では、バラ科の果実というか、果物というか、何があるのか、また、開花から結実までの月数は。。。以外と難しいのが、開花の時期。結実して収穫するのは、食べるのでわかるわけですが。。。これを機会に、花が咲く時期を注意してみてみて下さい。

20151106083144-462b9523a8e3fb4cd68fa75e239b778cccf2de42.JPG20151106083231-9e5d7d4c9f2cd977041407f860e9b7cfb96b1130.JPG リンゴだけでなく、多くの果樹では、摘果作業を行います。より大きな果実をつけるために。その前後の写真を見てもらい、なぜ、5つあった果実が1つになったのか。考えてもらいましたが、みんなよく考えていました。niceでした。そのあとの花粉発芽の動画は、感動だったようです。習わない、花粉管の中の栄養細胞と精細胞の話まで。ここまで話をしたのは、この小学校がはじめでではないかと。

20151106104807-38eb4dbb9f56bc30b68317e049a15d1062280f08.JPG20151106104914-e7fc4ff8d6c65360802e6b8f23f0ae39485a248f.JPG 続いて、自家不和合性がある理由。遺伝的多様性が必要であることを考えてもらいました。これもよく考えて、発表してくれました。リンゴの果実で、どこに花が咲いていたのか、それを見てもらうために、リンゴの横断面の観察。逆立ちだというのを聞いて、びっくりのようでした。是非、おうちでもひっくり返してみて下さい。

20151106105003-10758b4d11a9352a3331a8f3dfebb99d6e0fa818.JPG 最後は、いつもように、世界に向かって情報発信。いつもなら、これで終わるのですが、誰がはじめたのか、握手会が始まり、その中の数名だったでしょうか。教室に帰るときに、ちょっとした質問をしてくれる方も。とてもniceでした。

20151106083645-fa0fe6256f7db356f934e5ade42bb5f5612fd8c4.JPG20151106083800-7da561e6ee79f4284f6b42b33f700aa653a4a603.JPG20151106083844-a0f8f0b4e5bf8396be2f8360d1d12043176ca8ff.JPG 最後になりましたが、今回の出前講義の企画の時からサポート頂いた石川県立小松高等学校・寺岸先生、小松市立中海小学校・山本校長先生、谷口先生、三星先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 校内の畑には、いくつもの植物が栽培されており、これなら自然がたくさんあり、また、自由に観察できるよい場所だなと。もちろん、理科室の掲示も充実していたのが、感動でした。

20151106075223-e0362ffa2171b2c050a403ce582e9de72a831e55.JPG20151106075258-6bfa11e4048d9f806b0351a4f908f8ab76b8da69.JPG20151106075334-8dbca001d950d8424a83a59a1069ab56be2a036a.JPG PS. 小松高校と中海小学校の間に、寺岸先生の菜園に。トマト、キャベツ、ダイコンなどのアブラナ科野菜。シカクマメ、食用ヘチマという食用可能なものから、葉ボタン、朝顔など、多様なものが作付けされており。。。この花、果実を翌日の小学校への出前講義に使えないかと、短時間でしたが、議論をして。。。これだけ多様であれば、実習をする方々にも楽しんで頂けるのではと思いつつ。

20151106075432-78c027cd77e9d47cb386b167dc482e73c84f376b.JPG20151106075509-f5d7fb6faec39cd23b79c0b1aa22aa97d536d516.JPG

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