東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【出前講義】今治市立立花小学校「花の不思議な世界」(2015年度ふるさと出前授業-8、11/25)

2015年11月25日 (水)

 11/21-22は、兵庫県立豊岡高等学校のSSH関連で高校生が研究室訪問と実験等。この時は、仙台もずいぶん暖かいというのを覚えています。23日当たりから寒くなり、今日、25日の仙台の最高気温は7oC程度。。。さすがに寒かったようです。というか、この11月の第4週は、愛媛県への出前講義の出張。昨日は、母校の愛媛県立今治西高等学校への出前講義と他いろいろな案件。詳しいことは、また、後日。。。忘れないようにしないと。今日からは、今年度第2回目の「ふるさと出前授業」。仙台も寒かったようですが、札幌はすごい積雪で、62年ぶりとか。。。寒いはずで、今日の今治の最高気温も12oCちょっと。そんな寒い午前中、最初の講義は今治市立立花小学校。講義内容は、ちょうど1週間前に仙台市立木町通小学校で行った「花の不思議な世界」

20151125230508-f91b4197c6b816d98e989834db80b4845cf0172f.JPG20151125230747-ab330e7c5741f2b17ade7fe1b9b9ed8583ac6e41.JPG 講義の最初に、理科の村上先生から渡辺の紹介。それに続いて、渡辺から桜井小学校の出身で、テレビを見たのがきっかけで「植物の遺伝学」を勉強したくて、東北大学農学部へ。テーマが「花」なので、いつものように、花の写真を見てもらい、何の花か、せっかくなので、植物の分類の基本である花の形の基本、「科」という分類単位も覚えてもらいました。リンゴが含まれる「バラ科」の果樹として、どんな果実があるのか。リンゴに加えて、ナシ、イチゴ、モモなどたくさんのもののがでてくれて、感動でした。

20151125230713-46038a92d284e8b8dfcc7ec7aa3a2c6853fcc024.JPG 電子顕微鏡写真、雌しべの柱頭上での花粉発芽と花粉管侵入。やっぱり動画の力はすごくて。この発芽の時の水がどこから来るのか、しっかり答えてくれたこともniceでした。リンゴの花からリンゴ果実ができる過程の時、摘果作業をするわけですが、しなかったとき、どれくらい小さいリンゴになるか。海外のリンゴのことを、担任の先生から説明いただき、児童のみんなも納得というか、そんなに小さいというか、日本のリンゴのすごさをわかってもらえたのでないかと。また、いつも言うことなのですが、仙台での先週の講義では、リンゴの品種はたくさん知っていますが、ミカンの品種は知らない。でも、今治なら、逆パターン。せっかくです、ミカン、リンゴの品種の両方を覚えるきっかけになればと。

20151125230645-0f0f74443ed8cdd5b823d24367e0ab24c618b0c2.JPG 講義の後半は自家不和合性とリンゴのどこに花が咲いていたか。自家不和合性があることがどんな有利なことがあるのか。これはかなり苦労しましたが、それでも遺伝子を混ぜることの重要性に気がつく方が。とても素晴らしかったです。また、自殖、他殖によって、キャベツの大きさがこんなにも違うという、ダーウィンの実験の結果を話すと、自家不和合性があることの重要性を理解してもらえたのでは。。。また、リンゴを実際観察して、いつも下においているところに花が咲いていた根跡を。今日からおうちでは、リンゴをひっくり返してみてください。

20151125230542-9092b3a509b51d505a777d017fec0ef4e9dd93c0.JPG20151125230607-157cd9bcd22f92a28136b7d5a662deb1bc7841d4.JPG 最後はみんなで世界に向けて情報発信と代表の方から今日の講義へのお礼の言葉。とてもしっかりしていましたし、何より理科が大好きといっていたのは、うれしいですね。代表で挨拶をしてくれた方だけでなくて、これをきっかけに理科を好きになってもらえれば、。。

20151125230410-f658dd71131cd50f61184836f85360371ea4123d.JPG20151125230429-75298c0dba21ae3285a19208d6f1d845e8025c36.JPG この日は午前中だけの講義でしたが、講義をした子供たちを一緒に給食を。ありがとうございました。最後の方になっていくつかの質問も。忘れた方は、手紙の中に。また、職員室と教室を案内してくれたり、渡辺のために机を開けてくれた方に感謝です。ありがとうございました。なお、給食のメニューは、じゃこのりコロッケ、コッペパン、柿、ブロッコリーサラダ、カントリースープ、牛乳でした。ごちそうさまでした。机にwelcomeのsheetが。ありがとうございました。

20151125230335-1337f87370e1a3dca10578273971288ef25320e3.JPG 最後になりましたが、立花小学校校長・宮谷先生、理科専科の村上先生、5年生の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 宮谷校長先生は来年の3月で定年。乃万小学校の時代から4-5年ほどお世話になりました。ありがとうございました。講義が始まるまで、講義が終わり、給食のあと、しばらく昨今の教育事情について、思いの丈というのは、これなのだなと。。どうやって自分で考え、失敗してもくじけず、工夫して遊んだり、学んだりすることの大切さを教えていただきました。ありがとうございました。先生の思いを渡辺に残された宿題として、これからの出前講義だけでなく、普段の教育研究にも活かしていきたいと思いました。ありがとうございました。

 PS.のPS. 最初にお世話になったのは、どこの小学校か、忘れてしまいましたが、日吉小学校、今治小学校など多くのところでお世話になった方が、講義の最初にご挨拶にきて頂きました。忙しい中、ありがとうございました。まだ、どこかでお目にかかることができれば。。。

 PS.のPS.のPS. この記事を書きながら、立花小学校のHPを拝見したら、すでに渡辺の記事が。。。ありがとうございました。というか、光速の対応に感動でした。

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【研究室訪問】兵庫県立豊岡高等学校SSH・サイエンスリサーチ-2(11/22)

2015年11月22日 (日)

 今朝の最低気温が6.5oC。だいたい、平年並みではないかと思いますが、さすがに兵庫県・豊岡市よりは寒いようで、渡辺も初めて、仙台にきた頃の寒さをなんとなく思い出しはしますが、今はこの寒さはある意味、普通というレベルで。。。昨日に続いての豊岡高校の生徒さんが午前中に実習。昨日の夕飯では仙台名物を堪能したとか。そんなものを食べるようになった歴史、時代背景を考えると、それもおもしろいことではないかと。もちろん、現在からその時代に向かってなのか、いろんな方向から串刺しにして考えてみては、どうでしょうか。

20151122113456-cc222a74b2e1e7c0902741230e0385f280382c88.JPG20151122113522-348f63cd627f65bd023095c25d406c7edc08423c.JPG20151122113536-c8f37a4cae3728184923cdd7a1167680e15b69de.JPG 前置きが長くなりましたが、去年同様に2日目は、花粉と柱頭の相互作用の動的観察。ガラス室で、どの様な花をサンプリングするのがよいのか、TAの2人にお願いして、説明してもらい、実際に花集め。渡辺は「アブラナの花粉症」なので、この場面はお任せ。。。で、実体顕微鏡下で、雌しべの先端に花粉をつけて、time-lapseで観察を1.5hr。TAの辺本さんの指導の下、実験系を仕掛けておいて、高校生の皆さんも花粉と雌しべの先端を目で見える範囲でやるのは簡単なこと。今年の生徒さんたちは、皆さん器用で、つぼみから雌しべを取り出し、その後、実体顕微鏡の下で、花粉をのせるのも。この技術を是非、課題研究であったり、大学、その先の社会人として活かしてもらえればと思います。

20151122113605-f67f0be8d02eb19e97274ec14f6724c9c7513368.JPG20151122113619-a2ed8aa6697770b8b6b01d16d8d991823ddecc01.JPG20151122113641-a02dba61df7c40b3ff4bbfea2e2b9ab43c545bf5.JPG20151122113710-0806dfa04d2bc2f84c580c2f75409b81388cf31d.JPG 最初は、簡易的な小さな実体顕微鏡。実際にtime-lapseをする顕微鏡は大きく拡大できる分だけ、ちょっとでも動かすと、大きく動いて、視野からなくなる。というようなことも体験してもらい、。。さらには、細い糸の先に花粉をのせて、柱頭の先端に、観察できる場所に、均一にのせると言うことのたいへんさも実感できたのではと思います。五感を磨くと言うことといってしまえばそれまでかもしれないですが、この先、いろいろなものが機械化されて、人間の力が必要でないことが多くなるとは言え、最後は、人間の微妙な感覚が大事になります。その感覚、感性を高校時代に「豊岡」の自然を利活用して、磨いて下さい。

20151122113729-b8480ccf562b79d0b85e22b077e1b8ab76887fa7.JPG20151122113742-07b6fc2a75287df186c0f88a68b7bb1cbead2803.JPG20151122113802-91850575b5c22494503073d6e614853f03b04837.JPG time-lapseでのdata取りの間、この2日間で活動を振り返ると言うことで、文章力、表現力の養成。SSHであまり言われないですが、文章を短時間で書くこと、とても大事なことです。それがどれだけ短時間でできるかよって、本当にやりたいことの時間はちがってくると。。。いつもなら、time-lapseは90minの設定なのですが、花粉を顕微鏡下でのせるところで、生徒さんたちがかなりがんばって、これはというものができるまでがんばったので、。。。で、動画としてつなげてみると。。。

20151122113910-ecb86d1a3acab1d9919c2eb8e58efc1b24cd8a55.JPG20151122135445-1a26625cc84db4c8c88e5db9e8f48f98a8d33d1a.JPG 自家和合性の組合せ。ほとんど花粉動態が見られず。。。そんな時のために、これまでの動画を使って、TAの辺本さんから、概略の説明を。それぞれの花粉がこんな風に動いているというのは、不思議に見えたかもしれないですが、これが実際の雌しべの先端での出来事ですから。。。もちろん、これがなぜ起きるのか、これからの問題だと。。。。一番最後は、いつものように世界に向かって情報発信。。

20151122135408-8c304b7774028e3199a70674150a6daa706c9fe8.JPG20151122135425-8f883d952e37c4dfaa9e7e310ec45ff4f7fa7531.JPG 最後になりましたが、豊岡高校・三木先生、矢内先生をはじめとする関係の多くの方々に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。また、2日間、TAとしてがんばってくれたD1の辺本さん、M1の岡本君、ありがとうございました。お疲れ様でした。


 わたなべしるす

 PS. 仙台は来週にかけて、雨降りになるとか。。。渡辺は愛媛で出前講義なので、愛媛というか、西日本が雨降りにならないように。。。仙台の予報に傘マークというのだけ、まだよいのかもしれないと。雪マークでなくて。。。。

 PS.のPS. 昨日の記事を見て頂いたり、渡辺のところで月一くらいでやっている「ケーキ会」のことを記した頁も興味を持って頂いたとか。是非、帰り道でどこかにお立ち寄り頂くのが。。。

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【研究室訪問】兵庫県立豊岡高等学校SSH・サイエンスリサーチ-1(11/21)

2015年11月21日 (土)

 昨日は曇りで時々雨。いかにも冬の走りという天気でした。一転、今日、明日は天気がよいようです。ただ、23日の勤労感謝の日以降は、かなり天気がぐずつくようで。。。24日からは、愛媛で出前講義。仙台の天気とは独立であればよいのですが。。。

20151121170816-21de2c4732c2e782b8a1851156e17e0921d5ab70.JPG20151121170832-21845dcf9adc1e22b8adbd85037221249c90c40d.JPG20151121171038-1857061d20fd9a97fd3a0ba7f637930af6ae29ab.JPG そんな土曜日の午後。昨年に引き続き、兵庫県立豊岡高等学校の理数科の2年生が4名、引率の先生1名の計5名が、明日の午前中まで渡辺の研究室で実験。最初に、渡辺から簡単な自己紹介。愛媛・今治の出身で、ちょうど、テレビの上には、いつもの「バリィさん」が。。。。で、実験内容は、できるだけ基本的で、考える内容を。1つ目が「バナナからDNAの単離」。簡単なプロトコールですが、抽出、濾過など、工夫を要するところが満載。濾過の仕組み、抽出条件でなにが変化するのか、これを考えるだけでも実験は短縮できるわけです。ただ、逆に間違えると、そうはいかない。時間だけがやたらかかるという罠にはまるわけです。。。若干1名の生徒さんは、工夫をしているのか、時間ロスをしているのか、ちょっと心配になりました。時間は少しかかりましたが、何とか無事、みんなDNAを析出させたところは、感動。

20151121171108-b5443846bd85cda59356872845b96522fc639404.JPG20151121171944-8fa60e644375dcdcf3dad34177dc4fd01bc62745.JPG20151121172224-1be4fd7a5619271796087d56008ba22d5eea86df.JPG20151121172254-7e8fd961c58e32c9b1ea613599a8fd0aa2c1a6de.JPG 後半の実験は植物の解剖と観察。その間に、研究室の見学と片平キャンパスの歴史を学習。意外と知らないものもの多いですが、先日、とある方に、「散歩ロジーのおススメ」というのが市販されているのを伺い、早速生協でget。これを使って、金研の本多光太郎博士の胸像、本部の前の芝生では、真島利行博士の胸像とウルシオールについて。電通研では、中を拝見できませんでしたが、八木・宇田アンテナであったり、。もちろん、生命科学研究科というか、農研の脇には、旧制第二高等学校の碑であったり、もちろん、大学の正門。理学部がスタートした場所等々。100年前に、東北帝国大学としてスタートした時期のことを、考えながら見て頂けたのではないでしょうか。先端のことを知ることももちろん大事ですが、そこに行き着くまでの歴史を知ることで、さらに新しい発想であったり、連携ができるのではないかと思いますので。キャンパス見学では、増子さんが写真が価値でお手伝い。感謝です。

20151121192835-26ce98d5ba76a2d6210a2ef79564d1a3b530c456.JPG20151121192907-425ae8090a1719d392b27fa2395bfc45a4197662.JPG20151121192929-47bf6a000a80932badc0326cab39f67c4932d1b8.JPG20151121192956-725e74b0c58cb43cf35c2147f8db8d6b21cb60eb.JPG20151121193020-74a41135bb8b6de9e15a41f6811bd92a49c0d200.JPG 後半の実験は、落ち葉を観察して、その多様性を見たり、キャベツ類の葉っぱの多様性も同様にガラス室から持ってきて、バラバラにして。こんなキャベツ類のバラバラに始まることは、「豊岡」とその周辺の自然の中にたくさんあると思います。帰ってからも是非、たくさん、バラバラにしてみて下さい。もちろん、ぎんなん、昆虫ももたくさんあるでしょうから。豊岡にも。実体顕微鏡にカメラを近づけて、写真撮影。この技術も高校での課題研究などに活かせると思いますので。

20151121193047-17092ed5c7bc86731ec0d5c8e543eadd5c6d63ae.JPG20151121193107-73ee8cf15d631cb483b519447bf50a3c563c6d45.JPG20151121193130-f2d134f5fb68c1d923888acbbf01ca204a5d3978.JPG20151121193149-cd00d9b37c5889ab9788c0ea5448762de2283853.JPG20151121193214-7ab75b19f1819a2b21afea990ba96198a335d9ec.JPG20151121193236-f42907181652fc468201cde5f1cfc39028da7928.JPG ということで日中の最高気温も16oC近くまで上昇したおかげで、比較的東北の寒さを実感できなかったのは残念なのか、よかったことなのか。いずれ、ゆったり実験ができたのではないかと思います。で、あっという間に日が暮れて。1日目も終了。明日の2日目は、雌しべの先端で花粉管動態を観察してもらう予定です。TAとしてサポートというか、準備から実験までお世話になったD1の辺本さん、M1の岡本君、ありがとうございました。明日、1日、またお願いします。

20151121193407-db026ad2cdcbf3985ced60110eb51e922123c1f8.JPG20151121193426-fde085a4dfd5b577117f9d07cdee2fd1fb5cc1e5.JPG20151121193445-70a9b29d2952693d60029b9241c2f98eaf1767f8.JPG20151121193500-93dfa84e739f7b73e936d193af179645e37b42dc.JPG20151121193539-f8dae721dfe7c6484dba31ef914d3bc189c5b223.JPG
 わたなべしるす

 PS. 渡辺の机の上のゆるキャラを見て、感動のようでした。癒やしの空間でないと、斬新な物事は考えられないと言うことではないかと思いますが。。。どうなのでしょうか。

 PS.のPS. そういえば、お菓子の差し入れを頂きました。ありがとうございました。

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【出前講義】JST・飛翔型「科学者の卵養成講座」キャリア講義「教授の進路選択アドバイス--人生を戦略的に考える--」(11/14)

2015年11月19日 (木)

 気がついたら、先週の土曜日には、JST・飛翔型「科学者の卵養成講座」で、渡辺がキャリア教育の講義を。11月になったら、少しは落ち着いて、色々なことを考えることができると思っていましたが、。。。やっぱり、ばたばたと慌ただしく。。。研究はまとめたり、新しい進展を考えないといけないし、教育面は、ちょうど「展開ゼミ」が中間の折り返し。そのコメントなどに追われていて。。。もちろん、出前講義等もあり。。。

 当日は、2つの講義とミニ講義があるパターン。最初が工学部の浅井先生。毎年、可能な限り伺っている「飛行機」の話。子供の頃にたくさんの飛行機を飛ばしていて、楽しかったのを思い出させてくれるのもあって。。。そういえば、数日前の11月11日には、MRJ (Mitsubishi Regional Jet)初飛行。何ともいえない感動を思い出して。何よりも科学力の粋を集めて、というものだと思いましたので。その後、ミニ講義は、科学者の卵養成講座が始まった初年度の受講生が作ってくれた連携によるもの。早大・大学院生の宇山さんによるISEFについての講義。世界を目指すこと。高校の段階から、とてもすごいことだなと。。。渡辺は愛媛で受験に追われて。。。もちろん、今は、目指せ週刊誌ですので。

20151119205603-615c76edcf43f41d154227cc1cd6a5b4bf120df4.JPG この講義のあとが、渡辺のキャリア教育。最近、教育論について書かれた本があったので、それの紹介を。渡辺の講義も意味があったと思いますが、是非、この記事も読んでみてはどうでしょうか。ということで。渡辺のこれまでの人生というか、キャリアを小学校時代から振り返り、その当時、なにを考えたのか。もちろん、時代が違うというのはありますが、「若いときの苦労は買ってでもせよ!」という諺があります。最近はそんな風潮がなくなりつつあるとも。。。怒られることなく、褒められる方が伸びると。。。そうなのでしょうか。。農業で言えば、春先には、麦踏みをします。それによって、よりよいムギができると言われています。もちろん、寒さもでしょうか。。。そう考えれば、このことはある意味正しいと思いますが。どうでしょうか。そんなことを思い出させてくれる動画も。。。昔の人には懐かしいものかもしれないですが。。。

20151119205627-b40eb3aac5980af13e20347490acbcfc3eb73651.JPG あと、高校時代にきちんと考えること。答えのないことにチャレンジする。答えというか、答えにたどり着く道のりは、わからないという方が正しいでしょうか。いつも書いている解法が存在する数学の問題は。。。。いかがなものかと。また、科学者という存在がアニメなどでとても近かったこと。今は、ずいぶん少なくなりました。渡辺の頃は、敷島博士兜博士南部博士、たくさんいました。かっこよく、すごかった、それが科学者になろうと思ったきっかけだった訳なので。そんなきっかけでよいのだと、思います。すごいことでなくて。あと、科学者というか、博士は世の中にたくさんいますが、プロの将棋棋士は300名とか。また、有名な故米長邦雄永世棋聖の「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」という言葉も紹介。高校時代は点数で一喜一憂するかもしれないですが、そんなことではなくて。。。自分に適していることをきちんと見詰めて、将来を考えてほしいと。

20151119205655-ee49a061e34985635c95865b69fe08ed0deb6707.JPG また、戦略を持つこと、グローバル化の本質はなにか、将来展望、情報収集、座右の銘、組織論、二律背反。あと、なにより、歴史を学ぶこと。それは、科学でも同じこと。飛行機もライト兄弟による飛行から、数年たってでしょうか。愛媛県人である二宮忠八が飛行を。歴史を年号を覚えるものでなくて、人類の歩んできて、それをいかに利活用するか、それによって、ずいぶん人生は変わると。是非、そん風に考えてみて下さい。十分な質問の時間がなかったと思います。いつでもmailなどで、ご相談下さい。渡辺でことが足りるのであれば。。。


 わたなべしるす

 PS. この記事を書いた今日、木曜日。渡辺のところで、重点コースをやってくれるという高校生が。写真を撮るのを忘れていましたが、驚いたことに、中学校時代に、渡辺の研究室に見学でいらしたと。慌てて、HPを検索。去年から講義をしたり、年度末の海外研修でも一緒だったの気がつかず。。。大変失礼しました。というか、世の中の狭さにびっくりでした。

 

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【出前講義】仙台市立木町通小学校・「自然クラブ・植物を観察しよう!」(11/18)

2015年11月18日 (水)

 午前中が5年生向けの「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」の講義。午後からの講義との合間には、5年生と一緒に給食。最近の給食は渡辺の頃から比べると、比較にならないくらいおいしくなりました。これなら残さず食べただろうなと。。。また、午後からのクラブ活動が6時間目と言うことで、5時間目には学校内にスペースを用意頂き、普段の仕事を。週の真ん中、水曜日だからでしょうか、かなり多くのmailが飛び交っていたり。。。いずれ、気がついたら、クラブ活動の時間。

20151118205855-17ce66dd6f7e3d9c5f89707bee283380174ad654.JPG 同じクラブ活動を指導している七北田小学校は、科学クラブ。こちらは、自然クラブ。午前中の講義の質問の中に、ちょっと衝撃的なことがあり、やっぱり、自然の中で、色々な工夫をして遊ぶというか、考えることが大事と判断。そこで、ちょうど、校庭のイチョウの木からかなりの落葉が。。。では、葉っぱは同じ大きさなのか、もちろん、ちがうわけで、10枚拾って、みんなで大きさの比較。大きいものはだれが見つけたか、小さいものをだれが見つけたのか。これで、友だちのところでゲームなどしなくても、帰り道、公園などで、落ち葉を見つけて、比べてみることも1つの楽しみになるのではないでしょうか。

20151118205924-fbb95b148afab210c5d84cc345ecc37db9aebb26.JPG 教室に戻り、担当の先生に用意頂いたまずは「ブロッコリー」の観察から。いつもなら、すぐにばらすところですが、葉っぱが出ているパターン、難しい言葉で「葉序」といいますが、それを実際に、ブロッコリーの茎が長くあったので、それをもとに、紙に書き写して、どの角度でどちらの方向に回っているのか。毎日の野菜の中にも不思議はあると言うことを実感。さらに、小さな花房というのでしょうか、ブロッコリーの塊をとってみて、それの茎の方向はあとから観察してねと言うことで。。。いずれ、ブロッコリー、キャベツ、キュウリという普段食べる野菜にもたくさんの不思議があると。

20151118205943-442d70bf9221bdd22fb1e08dbe3846141a9278bd.JPG 最後は用意頂いた「ガーベラとカーネーション」の花の分解。先日の北陸遠征での犬丸小学校では、かなりのものを分解しましたが、今回は、こぢんまりと。。。それでも枚数を数えたり、おおきさごとにならべてみたり、最後は、テープで留めて、お持ち帰り。おうちで、こんなことをしたと話すようにしてみて下さい。

20151118210002-58b037f4453ad4282c3ff12cc20fa34cd575381b.JPG あっという間の45min。2hrで活動ができれば、もう少し色々できたと思うのですが、。。最後になりましたが、渡邉校長先生、教務の熊谷先生、クラブの先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。次回は、6年生向けの環境の講義で年明けてから。すぐに来そうなのが、。。。ありがとうございました。


 わたなべしるす


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