昨日は曇りで時々雨。いかにも冬の走りという天気でした。一転、今日、明日は天気がよいようです。ただ、23日の勤労感謝の日以降は、かなり天気がぐずつくようで。。。24日からは、愛媛で出前講義。仙台の天気とは独立であればよいのですが。。。 そんな土曜日の午後。昨年に引き続き、兵庫県立豊岡高等学校の理数科の2年生が4名、引率の先生1名の計5名が、明日の午前中まで渡辺の研究室で実験。最初に、渡辺から簡単な自己紹介。愛媛・今治の出身で、ちょうど、テレビの上には、いつもの「バリィさん」が。。。。で、実験内容は、できるだけ基本的で、考える内容を。1つ目が「バナナからDNAの単離」。簡単なプロトコールですが、抽出、濾過など、工夫を要するところが満載。濾過の仕組み、抽出条件でなにが変化するのか、これを考えるだけでも実験は短縮できるわけです。ただ、逆に間違えると、そうはいかない。時間だけがやたらかかるという罠にはまるわけです。。。若干1名の生徒さんは、工夫をしているのか、時間ロスをしているのか、ちょっと心配になりました。時間は少しかかりましたが、何とか無事、みんなDNAを析出させたところは、感動。
後半の実験は植物の解剖と観察。その間に、研究室の見学と片平キャンパスの歴史を学習。意外と知らないものもの多いですが、先日、とある方に、「散歩ロジーのおススメ」というのが市販されているのを伺い、早速生協でget。これを使って、金研の本多光太郎博士の胸像、本部の前の芝生では、真島利行博士の胸像とウルシオールについて。電通研では、中を拝見できませんでしたが、八木・宇田アンテナであったり、。もちろん、生命科学研究科というか、農研の脇には、旧制第二高等学校の碑であったり、もちろん、大学の正門。理学部がスタートした場所等々。100年前に、東北帝国大学としてスタートした時期のことを、考えながら見て頂けたのではないでしょうか。先端のことを知ることももちろん大事ですが、そこに行き着くまでの歴史を知ることで、さらに新しい発想であったり、連携ができるのではないかと思いますので。キャンパス見学では、増子さんが写真が価値でお手伝い。感謝です。
後半の実験は、落ち葉を観察して、その多様性を見たり、キャベツ類の葉っぱの多様性も同様にガラス室から持ってきて、バラバラにして。こんなキャベツ類のバラバラに始まることは、「豊岡」とその周辺の自然の中にたくさんあると思います。帰ってからも是非、たくさん、バラバラにしてみて下さい。もちろん、ぎんなん、昆虫ももたくさんあるでしょうから。豊岡にも。実体顕微鏡にカメラを近づけて、写真撮影。この技術も高校での課題研究などに活かせると思いますので。
ということで日中の最高気温も16oC近くまで上昇したおかげで、比較的東北の寒さを実感できなかったのは残念なのか、よかったことなのか。いずれ、ゆったり実験ができたのではないかと思います。で、あっという間に日が暮れて。1日目も終了。明日の2日目は、雌しべの先端で花粉管動態を観察してもらう予定です。TAとしてサポートというか、準備から実験までお世話になったD1の辺本さん、M1の岡本君、ありがとうございました。明日、1日、またお願いします。
わたなべしるす
PS. 渡辺の机の上のゆるキャラを見て、感動のようでした。癒やしの空間でないと、斬新な物事は考えられないと言うことではないかと思いますが。。。どうなのでしょうか。
PS.のPS. そういえば、お菓子の差し入れを頂きました。ありがとうございました。
【研究室訪問】兵庫県立豊岡高等学校SSH・サイエンスリサーチ-1(11/21)
2015年11月21日 (土)
【出前講義】JST・飛翔型「科学者の卵養成講座」キャリア講義「教授の進路選択アドバイス--人生を戦略的に考える--」(11/14)
2015年11月19日 (木)
気がついたら、先週の土曜日には、JST・飛翔型「科学者の卵養成講座」で、渡辺がキャリア教育の講義を。11月になったら、少しは落ち着いて、色々なことを考えることができると思っていましたが、。。。やっぱり、ばたばたと慌ただしく。。。研究はまとめたり、新しい進展を考えないといけないし、教育面は、ちょうど「展開ゼミ」が中間の折り返し。そのコメントなどに追われていて。。。もちろん、出前講義等もあり。。。
当日は、2つの講義とミニ講義があるパターン。最初が工学部の浅井先生。毎年、可能な限り伺っている「飛行機」の話。子供の頃にたくさんの飛行機を飛ばしていて、楽しかったのを思い出させてくれるのもあって。。。そういえば、数日前の11月11日には、MRJ (Mitsubishi Regional Jet)が初飛行。何ともいえない感動を思い出して。何よりも科学力の粋を集めて、というものだと思いましたので。その後、ミニ講義は、科学者の卵養成講座が始まった初年度の受講生が作ってくれた連携によるもの。早大・大学院生の宇山さんによるISEFについての講義。世界を目指すこと。高校の段階から、とてもすごいことだなと。。。渡辺は愛媛で受験に追われて。。。もちろん、今は、目指せ週刊誌ですので。
この講義のあとが、渡辺のキャリア教育。最近、教育論について書かれた本があったので、それの紹介を。渡辺の講義も意味があったと思いますが、是非、この記事も読んでみてはどうでしょうか。ということで。渡辺のこれまでの人生というか、キャリアを小学校時代から振り返り、その当時、なにを考えたのか。もちろん、時代が違うというのはありますが、「若いときの苦労は買ってでもせよ!」という諺があります。最近はそんな風潮がなくなりつつあるとも。。。怒られることなく、褒められる方が伸びると。。。そうなのでしょうか。。農業で言えば、春先には、麦踏みをします。それによって、よりよいムギができると言われています。もちろん、寒さもでしょうか。。。そう考えれば、このことはある意味正しいと思いますが。どうでしょうか。そんなことを思い出させてくれる動画も。。。昔の人には懐かしいものかもしれないですが。。。
あと、高校時代にきちんと考えること。答えのないことにチャレンジする。答えというか、答えにたどり着く道のりは、わからないという方が正しいでしょうか。いつも書いている解法が存在する数学の問題は。。。。いかがなものかと。また、科学者という存在がアニメなどでとても近かったこと。今は、ずいぶん少なくなりました。渡辺の頃は、敷島博士、兜博士、南部博士、たくさんいました。かっこよく、すごかった、それが科学者になろうと思ったきっかけだった訳なので。そんなきっかけでよいのだと、思います。すごいことでなくて。あと、科学者というか、博士は世の中にたくさんいますが、プロの将棋棋士は300名とか。また、有名な故米長邦雄永世棋聖の「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」という言葉も紹介。高校時代は点数で一喜一憂するかもしれないですが、そんなことではなくて。。。自分に適していることをきちんと見詰めて、将来を考えてほしいと。
また、戦略を持つこと、グローバル化の本質はなにか、将来展望、情報収集、座右の銘、組織論、二律背反。あと、なにより、歴史を学ぶこと。それは、科学でも同じこと。飛行機もライト兄弟による飛行から、数年たってでしょうか。愛媛県人である二宮忠八が飛行を。歴史を年号を覚えるものでなくて、人類の歩んできて、それをいかに利活用するか、それによって、ずいぶん人生は変わると。是非、そん風に考えてみて下さい。十分な質問の時間がなかったと思います。いつでもmailなどで、ご相談下さい。渡辺でことが足りるのであれば。。。
わたなべしるす
PS. この記事を書いた今日、木曜日。渡辺のところで、重点コースをやってくれるという高校生が。写真を撮るのを忘れていましたが、驚いたことに、中学校時代に、渡辺の研究室に見学でいらしたと。慌てて、HPを検索。去年から講義をしたり、年度末の海外研修でも一緒だったの気がつかず。。。大変失礼しました。というか、世の中の狭さにびっくりでした。
【出前講義】仙台市立木町通小学校・「自然クラブ・植物を観察しよう!」(11/18)
2015年11月18日 (水)
午前中が5年生向けの「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」の講義。午後からの講義との合間には、5年生と一緒に給食。最近の給食は渡辺の頃から比べると、比較にならないくらいおいしくなりました。これなら残さず食べただろうなと。。。また、午後からのクラブ活動が6時間目と言うことで、5時間目には学校内にスペースを用意頂き、普段の仕事を。週の真ん中、水曜日だからでしょうか、かなり多くのmailが飛び交っていたり。。。いずれ、気がついたら、クラブ活動の時間。
同じクラブ活動を指導している七北田小学校は、科学クラブ。こちらは、自然クラブ。午前中の講義の質問の中に、ちょっと衝撃的なことがあり、やっぱり、自然の中で、色々な工夫をして遊ぶというか、考えることが大事と判断。そこで、ちょうど、校庭のイチョウの木からかなりの落葉が。。。では、葉っぱは同じ大きさなのか、もちろん、ちがうわけで、10枚拾って、みんなで大きさの比較。大きいものはだれが見つけたか、小さいものをだれが見つけたのか。これで、友だちのところでゲームなどしなくても、帰り道、公園などで、落ち葉を見つけて、比べてみることも1つの楽しみになるのではないでしょうか。
教室に戻り、担当の先生に用意頂いたまずは「ブロッコリー」の観察から。いつもなら、すぐにばらすところですが、葉っぱが出ているパターン、難しい言葉で「葉序」といいますが、それを実際に、ブロッコリーの茎が長くあったので、それをもとに、紙に書き写して、どの角度でどちらの方向に回っているのか。毎日の野菜の中にも不思議はあると言うことを実感。さらに、小さな花房というのでしょうか、ブロッコリーの塊をとってみて、それの茎の方向はあとから観察してねと言うことで。。。いずれ、ブロッコリー、キャベツ、キュウリという普段食べる野菜にもたくさんの不思議があると。
最後は用意頂いた「ガーベラとカーネーション」の花の分解。先日の北陸遠征での犬丸小学校では、かなりのものを分解しましたが、今回は、こぢんまりと。。。それでも枚数を数えたり、おおきさごとにならべてみたり、最後は、テープで留めて、お持ち帰り。おうちで、こんなことをしたと話すようにしてみて下さい。
あっという間の45min。2hrで活動ができれば、もう少し色々できたと思うのですが、。。最後になりましたが、渡邉校長先生、教務の熊谷先生、クラブの先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。次回は、6年生向けの環境の講義で年明けてから。すぐに来そうなのが、。。。ありがとうございました。
わたなべしるす
【出前講義】仙台市立木町通小学校・5年生特別講義「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(11/18)
2015年11月18日 (水)
11月も半分終わり、西から雨が降ってくるようで、仙台も今日の夜には、雨降りになりそうです。この時期、日が差せば、それなりに暖かいのですが、曇りだったり、雨が降ると、冬を感じるという気候になってきました。落ち葉もずいぶんと落ちて、片平のイチョウの木もずいぶんと黄色くなり、半分とまではいかないまでもかなりの落ち葉が。。。なんと言っても樹齢100年を超えるものなので。。。
本来なら、月曜日、水曜日という飛び石で、仙台市立木町通小学校へ出前講義の予定でしたが、急遽、水曜日の午前、午後に。午前中は5年生向けの「花の不思議な世界」。5年生には、6月の「キャベツとブロッコリー」以来。いつものようにwelcome boardがお出迎え。ありがたいことです。こちらも10月が過ぎたのに、ばたばたで昨日、担当の先生と電話連絡をする次第。にもかかわらず、大きなリンゴを講義用に用意頂きました。ありがとうございました。
最初に自己紹介。6月の講義から1名の転校生が。渡辺には経験がないのですが、やっぱりたいへんなのだろうなと。仙台に来て、農学部でというより、昔の教養部で講義を受けたとき、友だちを探すというか、慣れるまで、ずいぶんかかったような。。。ふと、そんなことを。イントロは、花のこと。写真を見てもらい、なにの花か考える。5つ、全部ちゃんと答えることができたのは、よく観察をしているからかなと。。。これからも続けて下さいね。開花から結実までをリンゴで説明する関係もあり、バラ科の果実について、どれくらいで食べることができるというか、旬がいつなのか。これはどこの小学校でもわからないというのが多いのですが、木町通小学校は正解が多かったのでは。これを機会に、いつが旬なのか、食べ時なのかを毎日の生活で身につけて下さい。
受粉反応の電顕写真もそれなりにインパクトのあるものですが、動画はそれ以上。花粉発芽、花粉管伸長はかなりの衝撃があったようです。また、雌しべから、花粉に給水しているということを説明すると、それもびっくりのようでした。小さな世界で起きていること。身近で起きているとはいえ、見える大きさでないからでしょうか。リンゴが生長する過程で、摘果をする理由であったり、海外のリンゴよりも日本のリンゴがたくさんの手をかけられて栽培されているというのも驚きのようでした。
ただ、やはり、おどろきは自家不和合性。雌しべが自分の花粉と他人の花粉を識別できるというのは。。。脳みそも神経もないのに。。。考える力があるというのは、びっくりのようでした。あわせて、リンゴのどの部分に花が咲いていたのか、どの部分が肥大したのか、そのあたりを実物を交えて。ひっくり返っているのを、体感できたでしょうか。是非、おうちに戻ってから、実行してみて下さい。
最後になりましたが、渡邉校長先生、教務の熊谷先生、4年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
わたなべしるす
PS. 記事を書くために写真を整理していて、先週の土曜日の「科学者の卵養成講座」で講義をしたことを思いだし。。。土曜日が寒くて。少し体調を崩していたのもあって。。。このあとのクラブ活動の記事を書いたら。少しお待ち下さい。
PS.のPS. 出るとき、ちょっと慌てて。。。講義の時に使う資料を忘れて。。。プレゼンだけで。明日、明後日には、届くかと。改めて、資料を見て復習してみて下さい。
PS.のPS.のPS. 最後の質問で、ちょっとゲームをしすぎで、ゲームももちろん、考えるのかもしれないですが、答えのあること。そうでなくて、答えのない考える遊びに茶連してほしいなと。。。質問の内容。。それは、ひみつということで。。。昔のように考えることが大事と言うことで。
院試おつかれー
2015年11月18日 (水)
お久しぶりです。岡本です。
今回は11月16,17日に行われた後期院試について書こうと思います。
今年も去年と同じく受験生は深沢君と大畠さんの2人。しかも僕らと同じ学科から。
その他共通点が結構あったことから工藤と僕で1人ずつお世話係的な役回りをすることになりました。
半月ぐらい前から2日目の面接?の準備をするために研究室に来てもらい、去年こんなことあったなーと思いながらアドバイスしたりしてました。
2人とも英語に関してはまぁまぁできたらしくあとは面接。
時間は
深沢君→9:40~10:00
大畠さん→11:10~11:30
だったと思います。(間違ってる気がする...)
深沢君は開始時間が早い関係で当日練習ができず、みんなが来たときには始まっていていつの間にか終わってました。(けっして手抜きじゃないよ)(左端に誰かが登校してきた姿がみえるなーだれだろうー)
勝利のピース。という意味で解釈しておきましょう。
大畠さんに関しては10:00ぐらいにきて当日練習。
断じてお辞儀をしているわけではない。
その後、時間になり大畠さんは会場へ、僕と増子さんは院試お疲れ様会&ソフトボール優勝おめでとう会のケーキを買いに。
今回はチーズケーキ希望者が多かったことからチーズケーキのホールを購入してみました。
伊藤さんに切ってもらい、準備完了!
いつもの通り、なべさんに一言もらい
おいしく食べました。
そんなこんなで後期院試は終了~
2人とも、いろいろ大変だったと思うけどご苦労様でした。また、会えることを楽しみにしています。
なべさんも朝からご苦労様でした。
おしまい
M1 おかもと