少し専門外なのですが、簡単な話をします。
身近な言葉で「重力」といわれるものは、地球と人との間に働く万有引力のこと
を指したりします。
一般的には「重力」とは物体がその質量に応じて受ける力のことを表しま
す。(たとえば、同じ地表上でも50kgの人と、80kgの人では働いている
力の大きさが違う。)ですから遠心力も定義に含めたりもします。
質問の内容は、「重力はその場所の気体の密度やその気体の重さは関係ないの
か」ということですね。
重力をある場所で物体に働く力の総和として定義すれば、関係します。なぜな
ら、大きさを持った物体には浮力が働くからです。(大きさのない質点では関係
ありませんね。)
ですが、浮力は、大きさと、気体の質量密度に関係し、物体の質量とは関係しま
せん。
ですから、質問に対する答えは「NO」です。
「地球なら酸素など重い気体が多いので、重力は大きく、宇宙は空間自体が広く
存在する大気も水素など軽い気体が多いという考え」は、逆に「質量が重く、重
力の大きな天体では重い気体も天体外に逃がさずに閉じ込めておける」という考
えにしてはどうでしょう。
質問の中にあるイメージは、地表の上に立っている人の頭の上には気体(空気)
の柱があって.それが人を押さえつけているというものではないでしょうか?こ
れはその通りで、人間はいつも約1気圧の圧力を受けて生活をしています。重力
の影響ということでは、立っているときの身長より、横になって寝ているときの
身長の方が数mm長くなります。(一度調べてみては?)
なぜ、物体に質量があるのか、どうして万有引力が働くのかは今でもわかってい
ない(理論はいっぱいあるけど)ところです。いろいろ興味を持ってアイデアを考
えたり、解決にチャレンジしてください。(あんどう記)