発展コースを担当してくださっている工学研究科 三村 均先生より、現在実習中の内容について紹介記事をいただきました。
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1)実施日・場所:8月17日~8月20日,工学研究科・三村研究室
2)参加者:田中 光(福島高校),早坂 美月(仙台第二高),進藤友恵(宮城第一高)
3)担当:三村 均教授,山西 慧院生,Rana研究員
4)実施内容:バイオポリマー(生体高分子)の一種であるアルギネートゲルは、様々な機能性物質を(有機抽出剤)容易に包み込むことができ、安定で高選択性を有する吸着剤粒子を作ることができます。このマイクロカプセルを実際に作って、レアメタルである金(Au)イオンを選択的に吸着分離する手法を学びました。実験では,高分解能の電子顕微鏡,エネルギー分散型元素分析装置および極低濃度の金属イオン濃度を測定できるプラズマ発光分光分析装置などを使用しました。また、原子力で課題となっている先進的なレアメタルの分離技術について調査をおこない、有用金属の選択的分離技術および環境負荷低減化技術について学びました。
5)実験の様子
マイクロカプセルへの金イオンの吸着実験
金イオンのカラム吸着実験(英語も学びました!)
分離した金イオンの濃度測定の準備
実験室でTAと一緒の写真
学生居室を見学した後の一緒の写真