東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成22年度活動ブログ

平成22年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2011.04.23

22年度の活動を終えて

 

こんにちは。福島県立福島高等学校 新2年の引地 恵梨です。

 

先月11日の震災は本当に衝撃的なものでした。

福島市でも被害が大きく、私たちの校舎もひどい損傷を受け、一部の校舎(化学・物理・生物実験室等)に立ち入れない状況となってしまいました。テレビのニュース等でもご覧になった方もいると思います。

震災から1ヵ月以上が経っても、まだまだ原子力発電所の件などで不安が募っていく一方です。しかし、後ろ向きにならず、現実を受け止めながらも、復興への道へと進んでいく姿勢が大切だと思います。

被災者の方々の心の回復を願います。

 

さて、「科学者の卵養成講座」の活動を終えてみて、感じたことを述べようと思います。

私は、この講座に応募した当時は、科学についてあまり知識がなく、受講生としてうまくやっていけるのか不安でした。しかし、講義はどれも興味深いテーマで、意欲を持って聞くことができました。

そこで思ったことは、確かに知識は大切だけれども、それよりもっと重要視されるのは「発想」や「自分なりの意見」であるということです。レポートの問題は、学校の教科書の問題のようなものではありませんでした。そこに求められるものは、高校生ならではの感受性と、自分自身が思うことなのです。

「科学者の卵」になるには、そのようなことが必要なのではないだろうかと思いました。

日頃の生活で、ふと疑問に思った現象、それは一体どのようにして起こっているのだろう?他の事象との関係性、何かに利用できないだろうか...。何気ないことでも、深く考えてみたら科学的な広がりを見せます。私は、自分や他の人の考え方や想像力を大切にしようと思います。

 

発展コースでは、年末に4日間 生命科学研究科の南澤教授と研究室の皆様のもとで、根粒菌と窒素固定についての実習をさせて頂きました。実際に実験をし、結果を出し、考察する...。最終日には、1人1人がまとめをし発表しました。この4日間はとても充実したもので、研究の面白さを知るきっかけになりました。

 

最後に、福島市内にある観光地「花見山」周辺の写真と、今日届きました修了証・表彰状の写真を貼ります。大事に保存しようと思います。

3月12日に予定されていた発表会が、夏頃に実施されるということで、とても嬉しく思います。1年間の活動をその日に生かせるように頑張りたいと思います。

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