東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.03.06

つくばサイエンスエッジ2015について

宮城県仙台第三高等学校2年 学校推薦枠 岩間公希です。

みなさんは、つくばサイエンスエッジという大会を知っていますか?

この大会は、高校生のためのアイデアコンテストです。(アイデア系だけではなく研究発表の場でもあります。)

この大会のシステムですが、主に2種類の参加方法があります。

1つ目は、オーラルプレゼンテーション(口頭発表)です。ノーベル受賞者である江碕玲於奈博士をはじめとする、多くの著名人や研究者の前で発表します。全8チームが発表できます。

2つ目は、ポスター発表(日本語でも英語でもOK)です。この大会では英語による発表もできます。審査は、IntelISEF基準で行われるようです。

さて、今回紹介するのはオーラルプレゼンテーション(以下、口頭発表)です。口頭発表で発表するには、書類審査を通過しなくてはなりません。私事ですが、重点コースで研究している内容をこの書類審査で応募したところ、12.5倍の倍率で通過することができました!!

詳しいことや大会報告はのちにしたいと思います。

ちなみに、大会は2016-03-25~26で実施されます。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

2016.03.01

発展コースのプログラムに参加しました!Part3

 こんにちは。仙台白百合学園高等学校の石井美土里です。今回は発展コースの後半の感想を書きたいと思います。実験は前半で終了し、後半は工学部の化学バイオ工学研修を見学し、大学生と教授との熱い議論を拝見しました。発表内容は難しく感じる部分もありましたが、3月13日の科学者の卵の発表会で発表する上で、とても良いヒントになったように思います。今回見学した発表は、学部生が研究したものでは無く、与えられた論文をまるで自分が行ったかのように発表するというものでした。高校生だから分からない‥‥という概念を捨て、私なりの解釈でも理解できるように頑張ろうとする挑戦心を持つことが出来ました。今後も、自分の限界を決めつけるのでは無く、可能性を信じて色んなことに今以上に積極的になりたいと思います。
 

 今回の発展コースの4日間の研究を通して、自分の将来の視野を広げる機会にもなりましたし、大学院生との交流で大学進学後が見えて、とても良い経験になりました。

 私は科学者の卵のプログラムを通して、自分の夢を明確にすることが出来るようになりました。そして、講義後のレポート作成を通して、自分が感じ、発信したいことをまとめる力も身につきました。さらに、英語サロンを通して、文化の違いを感じたり、英語でコミュニケーションを取ることに対して、自信が持てるようになっています。ですから、私はこの講座に本当に感謝しています。
 

 今は3月13日の発表に向けて、最終調整を行っています。有意義な発表が出来るように頑張ります。

 最後になりますが、発展コースの研究で指導をして下さった先生方、大学院生の皆さん、大変お世話になり、有り難うございました。

投稿者:仙台白百合学園高等学校 |個別ページ

2016.02.09

私の研究と卵のつながり① ~学校推薦についてpartⅠ~

宮城県仙台第三高等学校 学校推薦 2年岩間公希です。

昨日、投稿した東北地区SSH指定校発表会についての報告ですが、今日はその続き?として科学者の卵と自分の研究がどのように関わってきたのか紹介したいと思います。

≪科学者の卵のコースについて≫

まず、科学者の卵にはコースが2つ用意されています。1つ目は、5.6月ごろ募集がかかる自己推薦コース(1年間通してすべての講義/英語サロンに参加)(講義レポート等の点数が高いほど発展コースに選ばれて大学の研究室に配属されます。さらに上を行くと海外研修に参加することもできます)(URL)。2つ目は、自分の研究(SSH指定校や理数科がおもに対象)を深めることができる学校推薦コースがあります。私は、後者の学校推薦で科学者の卵に参加しています。

≪学校推薦と自己推薦の違い≫

まず、自己推薦の開講式は6月下旬、学校推薦の開講式は10月上旬に開催されます。自己推薦の人は開講式から3月までわたってすべての講義・英語での交流・e-ラーニングシステム等に参加できます。一方、学校推薦の人は開講式が10月とあってすべての講義に参加できませんがメンターとの話し合いがかぶらなければ後の講義はすべて聞くことができます。もちろん、英語サロンだって参加できます。大きな違いは自分の研究について支援する機会があるかないかの違いだと思います。自己推薦と学校推薦の両方を受講することができるのでどっちもやりたい人地でも安心です。(僕の場合は、26年度の卵で自己推薦コースに所属していたので27年度は学校推薦一本で参加しました。)

≪学校推薦でやることは?~はじめの一歩~≫

第1回目の開講式(10月)で、メンターの方と対面式を行います。その後、連絡方法・今後の方針・予算の使い道・発表会に向けてなどなどを話し合います。ここから3月の発表会までメンターの方と協力し合って自分の研究をさらに深く面白く細かく追及していきます。毎月ある講義の時間や英語サロンの時間などを使ってメンターの人と話し合うことができます。また、高校訪問と言って実際に実験している場所や実験、設備を見てもらって現場で検討し合うこともできます。さらにさらに、メンターの方に一般の中高生がタダで見られないような論文を取り寄せてもらったり、大学の教授などと交流する機会も設けてくれます。さらにさらにさらに、1研究あたり約10万円の研究資金(もちろん何でもOKということではありません。本当に研究に必要な薬品や資材しか買うことはできません)を提供してくれます。


この続きはまた今度書きます。次はメンターについて ・ 具体的なかかわり について書きます。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

2016.02.08

東北地区SSH指定校発表会 «報告①»

宮城県仙台第三高等学校 学校推薦 2年岩間公希です。

先月実施された東北地区SSH指定校発表会について遅れてしまいましたが報告したいと思います。(私の研究は、科学者の卵の学校推薦枠のプログラムで支援をしていただいています。その支援の内容も含めて報告します)

まず、概要です。

≪行事名≫ 東北地区SSH指定校発表会

       →東北地区のSSH指定校が集結して各高校におけるトップレベルの研究を発表。また、ただの研究発表ではなく生徒間、高校間での交流も行われる。

≪日時≫  2016年1月23日(土)~1月24日(日)

≪場所≫  青森県立八戸北高校

≪内容≫  1日目 口頭発表(各校1題、発表7分、質疑応答3分、入れ替え1分)

       2日目 ポスター発表(各校2題、発表各50分、前半後半入れ替え制)

私は、学校の代表として口頭発表を行いました。題名は『廃コンクリートの再固化技術の開発~捨てられるがれきに新たな命を~』です。この発表の具体的な内容やこの研究発表に至るまでの経緯、卵からの具体的な支援については別の記事で紹介します。

さて、理数科のある高校やSSH指定校あるいは自然科学部に所属している生徒が取り組む課題研究(自らテーマを設定し課題を設定しその解決に向けて研究を行うこと)ですが今回の発表を受けて感じたことを紹介します。

高校生の研究の多くは目的が分かりにくい、はっきりしない。あるいは、考察がなされていないがために研究として成り立っていないという例がよく見受けられます。しかし、発表会の研究発表では核となる目的がはっきりと明確でありその目的に対する考察がしっかりとなされていたと思います。例えば、SSH指定校であることを活用していつもお世話になっている地域に科学で還元したい、とある科学大会で優勝するためにどのような装置を作ればよいのか等です。課題設定をする力、目的に対して考察する力が研究には非常に重要であることを改めて実感しました。

今回はざっと概要を紹介しましたが次の記事で卵との関わりについても紹介します。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

2016.02.07

発展コースのプログラムに参加しました!Part2

こんにちは。仙台白百合学園高等学校の石井美土里です。前回の発展コースの感想の続きを投稿します。
まずは印象に残ったことを3つ記します。1つは、ガラスが水をはじかない理由について。ガラスはSiO2で構成されていて、表面に水酸基が存在するため、親水性。表面が汚れていて、油分がついていると水を弾きますが、完璧に洗浄してガラスがしっかり露出している際は、水とよくなじむので弾かないと聞きました。二つ目はNaOHがプラスチックボトルに入っている理由について。大抵の試薬はガラスに入れますが、NaOHは違って、ガラスに入れると中で溶けるためにプラスチックボトルに入れていると聞きました。3つ目は金箔が蛍光灯の光で透けて見えるということ。そのような認識はなかったので、驚きでした。実験以外にもこのように科学的な知識も沢山学びました。
 次に実験で使った器具について記します。先日ブログに書いたTEM以外に、遠心分離機が特に印象に残っています。学校の生物でグリフイスとエイブリーが行った遠心分離機を使った実験を学びましたが、いまいちピンと来なかったので、実際に使ってみてよく分かりました。左右対称に設置しないと回転に支障が生じるそうで、その点は、気をつけて行いました。
 最後に実験以外で印象に残っていることを記します。皆さんは攪拌子をご存じですか。私は漢字を見る前に、紙で出来ているものだと思っていましたが、実際は磁石でしかも実験で重宝される重要な道具と知り、驚きでした。
 次回は、プログラムの3日目と4日目について記します。

投稿者:仙台白百合学園高等学校 |個別ページ

≪ Prev 2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12

PAGE TOP