東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.04.15

海外研修で何を見て、体験したのか[2]

こんにちは、岩手県立盛岡第三高等学校の谷藤春香です。一つ前のブログでは投稿ミスで本文が抜けてしまいました。申し訳ございません。 今回は、前回書ききれなかったことを載せていきたいと思います。 20160415214106-09927e41b9b6c8225963f1796398a796a602b156.jpeg 読みにくいですが、こちらは「リバーサイドで初めて植えたオレンジの木」の前にあった石碑です。 リバーサイドはオレンジで有名で、街のいたるところにオレンジの絵がありました。私も実際頂いたのですが、日本で売られているものよりもはるかに甘く、美味しいです。是非機会があれば召し上がってみてください。 20160415211747-b2a9990a9845ffd5a149b97fca788accadf6683a.jpeg これは最終日に食べたピザの写真です。 日本のようにワンピースずつ頂けるものはあまり無く、ほとんどホールで売られていました。一番小さいサイズのものを頂いたのですが、パンのようにふっくらした生地だったので食べ終えたときには、大変お腹が苦しくなりました。 20160415212347-7e8c0b8be88c3a00209df6847b95eacfced57630.jpeg これはリバーサイドのスーパーの写真です。売られているものの種類が多く、トマト一つにしても様々な品種がありました。アメリカのスーパーでは、どれにしようか迷うような優柔不断さは、捨てなければいけないと思いました。 20160415214145-f8d83322bf82f58e2db328a0a2c8640f0e92cf1b.jpeg 最後にこちら、グリフィス天文台にあった実物の「月の石」の写真です。 日本に来た際は沢山の日本人が、一目見ようと押しかけた月の石ですが、私はあっさりと見ることができました。一見ただの石ですが、はるか遠くからやってきたと考えると、科学が好きな私としては心踊るものがあります。 私は27年度の科学者の卵で、大変世の中を見る目が変わったように感じます。これから参加したいと思っている方、される方にも「良い変化」があることを願っております。

投稿者:岩手県立盛岡第三高等学校 |個別ページ

2016.04.13

サブコーディネーターの下山せいらです

こんにちは!飛翔型「科学者の卵養成講座」事務局の下山せいらです。
4月から事務局のサブコーディネーターになりました。

高校時代はSSHと生物部でプラナリアの研究をし、コンテスト(日本学生科学賞・IntelISEF)や学会(動物学会)で発表していました。大学進学後は学生メンターもやってました。その後、大学院に進学して研究を続け、先月卒業しました。この経験を活かし、高校生の皆さんのサポートをしていきたいと思います。よろしくお願いします。


【お知らせ】飛翔型「科学者の卵養成講座」のTwitterができました!
https://twitter.com/EggofScientist
公式HPの更新や講座に関すること、締切、講座の日などをつぶやいていく予定です
ぜひ、フォローと拡散をお願いします

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投稿者:事務局 |個別ページ

2016.04.10

海外研修に参加して

橘高校3年横山史佳です。 先月、カリフォルニア州のリバーサイド市に行き、1週間の海外研修に参加しました。 現地で学んだことについて、まずは、科学的な点からお話しします。 まず、到着してすぐに植生や地質の違いに気がつきました。日本の山はほとんど木が生えていて緑色ですが、カリフォルニアあたりの地域は、とても乾燥した気候なので、山は乾燥した土がむき出しで、茶色でした。草木も、乾燥地域に生えるものが多く、日本ではない場所に来たことを実感させられました。 わたしが特に印象に残っているのは、現地の高校生と協力して、モールで構造物を作り、頂上4つのピンポン玉を置くというエンジニアリングチャレンジです。日本で練習してから行ったので、前よりは高いタワーを建てることができました。制限時間があったので、どのような方針で作るか話し合ったあと、役割分担をする必要がありましたが、英語で話し合い、考えを1つにできたことがとても嬉しかったです。英語サロンで身につけてきた積極性を生かすことができたと感じました。また、発展コースでの研究内容を発表する日もありました。発表後の質問では、自分の理解度と、英会話力が試されるので、とても緊張しました。なんとか、質問に答え、理解してもらえた時は、とても嬉しかったです。 別の日には、UCRへ行きました。その際に、昆虫学の話を聞きました。わたしは昆虫学がどのようなものかすら知らなかったのですが、興味深い内容でした。アリやハチなどの、社会性を持つ昆虫をよく知ることは、ヒトが社会性を身につけていったプロセスや、現在の人間社会の解明に貢献するのではないかと考えられているそうです。様々な科学の分野が結びついて社会の役に立つのだと知り、やはり幅広い知識を得ることは、重要だと思いました。また、働きアリの中で、さぼっているものもいるのはなぜかと質問したところ、答えは補欠のような役割をしているということでした。どのアリが補欠に決まるのかなどはわかっていないそうでしたが、とても気になりました。 また、STEMの生徒はUCRに行って、自分が選んだ研究をしていると聞きました。わたしと同年代のアメリカの友だちが、ある分野にとても詳しく、わかりやすい説明をしてくれた時は、良い刺激を受けました。 最終日に見学したグリフィス天文台では、養成講座の講義でも聞いた、宇宙の膨張について考えました。将来的には再び宇宙が縮小するとも考えられているそうですが、なぜその考え方が生まれるのかは、難しくて理解できませんでした。もっと勉強が必要だと思いました。 次に、文化的な面のお話しをします。 初めてアメリカへ行きましたが、やはり文化の違いを強く実感する日々でした。文化の違いと言っても、特に感じたのは、食とコミュニケーションについてです。現地で食べた食事はどれも美味しかったのですが、量がとても多かったです。また、塩味や辛味はありますが、「うま味」がないように感じました。うま味は、甘味や苦味などの仲間で、日本では、基本的にダシがその役割を担っています。実際にホストファミリーと共にマカロニ&チーズを作った時にも、当然ダシとなるものを使うことはありませんでした。チーズなどの発酵食品は、ダシの役割を果たしますが、日本人として食べ慣れてきているカツオや昆布のダシではなかったため、うま味がないと感じたのだと思います。「舌はうま味を求める。しかし多くのうま味食品には材料の臭みがある。旨いけれど臭い。ジレンマである。うま味を得るためには、多少の嫌な匂いなどガマンする必要がある。ガマンした人たちの中で一つのダシの文化が生まれる。」(引用:伏木亨著 「おいしさを科学する」)という文章の内容を実感しました。同書に、「アメリカ人は日本のカツオダシの風味は大嫌い。魚臭いという。」と書いてあり、お土産に残してきためんつゆのことがとても気になっています。申し訳ないですが、もし本当に嫌いなら、ダシ文化の違いは面白いと思います。また、日本のお弁当とアメリカの果物やスナック菓子の入ったお弁当との違いも文化なのだと思いました。 コミュニケーションについては、フレンドリーな人がとても多いということがわかりました。会えばすぐに友だちになってくれるので、わたしも積極性に話すことができました。ホストファミリーは、私たちを本当の家族のように迎えてくれて、親子の関係の親密さは日本にはないあり方だと思いました。日本に帰ってくる時には寂しくなるほど、たくさんの人と仲良くなれたことは、とてもよかったです。 今回の海外研修では、本当に貴重な経験をたくさんさせていただきました。ここで学び、感じたことを大切にして、今後も多くの知識を得たり、いろいろな体験をしたりして、科学的なことにも、その他のことにも役立てられれば良いと考えています。20160410152951-154ac47840ccdd23e554122f17bcb2de3440bd80.jpeg

投稿者:福島県立橘高等学校 |個別ページ

2016.04.09

海外研修で何を見て、体験したのか。

こんにちは、岩手県立盛岡第三高等学校の谷藤春香です。皆様への報告が大変遅くなってしまい申し訳ございません。1ヶ月ほど前のこととなってしまいましたが、3月19日から26日までのアメリカカリフォルニア州への海外研修で、私が目で見て体験し、学んだことを載せていきたいと思います。 [1日目] 成田空港から約9時間の空の旅を終え、私達はアメリカのロサンゼルスへと到着しました。最近厳しくなった税関を抜けると、そこは標識から何まで英語の世界で、いつもテレビで見ていた世界が目の前にある、ということに計り知れない感動を覚えました。 さらにバスで1時間移動した後、にホストファミリーの待つリバーサイドに到着。そこではホストファミリーの方々が歓迎会を開いてくださり、緊張していた私達の心をほぐしてくれました。 私はその後、自身のホストファミリーであるCarolineさんとその両親であるEldaさんyundraさんに連れられて、ラグナビーチというビーチへ向かいました。 20160409231845-1831407bad3a05c20b3a4c5dde3382a4b471963a.jpg 日本と比べ物にならないくらい大きい海鳥、全く海藻の打ち上げられていない砂浜、そして磯臭くない海に大変感動しました。 その後近くのレストランにて夕食、アメリカンサイズのピザ、とても甘いアイスには驚きました。しかしどれも大変美味しかったです。 20160409232227-cd28c8a07f6c71b7d7390b1944739b3c4b0d7f52.jpg [2日目] 2日目はまず始めに現地の学校であるSTEMへ、そこでは吹奏楽の演奏の披露などで私達を歓迎して下さいました。彼方此方に貼ってあった日本語で書かれた歓迎の言葉からも、私達の為にがんばって用意してくれたということが伝わり、大変胸が熱くなりました。 20160409232731-778ddfa1f8fcf032da3d065d24ee2001a0bcd4c7.jpeg その後私達はリバーサイドの市庁舎へ、通常ならリバーサイドの街並みを遠くまで見渡せるそうですが、この日はあいにくの曇り空と濃い霧で、リバーサイドの街並みを一望とはいきませんでした。 今思えば朝方は霧の日が多かったリバーサイド、これはやはり朝夕と昼で20度ほど気温の差があるという事が関係しているのでしょうか。 20160409233146-89e319cadba3d7bfea11126c58921442eafd9126.jpeg [3日目] この日はまず地学研修ということでSycamore Canyon 自然公園へ、照りつける太陽にやられながらも、時折(というより頻繁に)姿を見せるトカゲや見たことのない植物、そして頂上から見た景色は素晴らしく、そこまでの疲れが一気に吹き飛びました。 しかし、帰りのバスの中で靴に沢山のひっつき虫のような植物の種がくっついていることを発見。全てを取り除くのには数日かかりました。やはり、厳しい環境に生息する植物はたくましいですね。 20160409233626-acd701efa987224667b722deb27932f0ab6f4cfb.jpeg その後、STEMへ戻りエンジニアリングチャレンジという、与えられた課題に自分達で挑むという活動をしました。今回はモールを使い塔を作り、てっぺんにピンポン玉を置いて、崩れずにどれだけ高くできるかというものだったのですが、日本人とは違い、ほとんどの方が土台より先に高くすることに重点を置いていて、考え方の違いを感じました。 [4日目] この日はカリフォルニア大学リバーサイド校(RSA)を訪れました。校内に多数のレストランを備えたフードコートがあるという位、とても大きい大学でした。そこでは昆虫学が盛んということで、昆虫に触れ合うことができました。 20160409235210-e0479820067b37fc734e9e0ee6575fa6610951cd.jpeg 比較的刺激の少ない小さい蜘蛛の画像にしましたが、他にもタランチュラや数え切れないほどの足を持つmillipedesという虫もいました。詳しく知りたい方は是非調べてみてください。 その後、STEMにて送別会を開いて下さいました。ハンバーガーやクッキーが振る舞われたり、ダンスを踊ったり、巨大なジェンガをして遊んだりと、大変賑やかな送別会となりました。ここだけを切り取ると「勉強は?」となるかも知れませんが、STEMの学生さんの優秀さからすると、オンオフの切り替えがしっかりと出来ているのだと思います。 私もしっかりとオンオフの切り替えができるように精進したいと思います。 [5日目] 朝から自分達で行う研究の発表があったこの日、自身の英語があっているのか分からない、どんな質問が来るか分からない、という中で大変緊張しましたが、英語で本物の外国人の前で発表するという機会はなかなか無いものであり、自分に自身が付く等大変良い経験となりました。 この後はファーマーズマーケットというところで大きなピザ(ホール)を昼食に頂いた後、グリフィス天文台へ 20160410000936-e170e189a7346495829d9ea48bea7fb544a5dc42.jpeg 土地を明け渡す代わりに、天文台を建設して欲しいという土地主からの要望で建設した天文台ということらしく、土地主であったグリフィスさんに感謝しながらの見学。 私が一番驚いたのは元素周期表の通りに実物が入った展示物でした。危険なものもあるでしょうに、一度に全てが見られるとは思わず長い時間眺めてしまいました。 この後私達はロサンゼルス空港から日本へ戻りました。長くなってしまいましたが、描ききれていないものも沢山あります。そのくらい実りの多いものでした。 最後になりましたが、この海外研修、及び科学者の卵講座にて私達の事を支えて下さった先生方やメンターの方々、他にも支えてくださった方々に厚く感謝申し上げます。

投稿者:岩手県立盛岡第三高等学校 |個別ページ

2016.04.07

【お知らせ】海外研修をした受講生の皆様へ(4/7)

 遺伝の渡辺でございます。海外研修はいかがだったでしょうか。参加された色々な方々から、ご意見ご感想を頂戴しておりますが、実際の所は、渡辺は学会などの事情で同行できませんでした。ということもあり、皆様が帰国されたという事務局へのmailに対して、「海外研修で何を学んだか」など、HPにuploadして下さいというmail文を入れたかと思います。

20160407202011-bf4b494c2e07a68010267d02a992e014b1f76c7d.jpg 海外研修は大きな言葉で言えば、「日本国民の税金」によって行われたものです。消費税という税金を払っている訳ですから、そのたいへんさも、少しはわかっていると思います。将来は、もっと色々な税金を払う側になります。そうした次世代のみんなを支えてくれている方々に対しても、失礼のないようにして下さい。また、何よりも、一緒に同行してくれたスタッフ、メンターの方々など、多くの方々に支えられ、達成されたはずです。その責務を果たすと言うためにも、何を学んで、何がこれから自分にとって必要なのか、しっかりと記事として下さい。それが「科学者の卵養成講座」で、学んだものとしての責務であり、海外研修に行くことができなかった受講生への責務でもあると思います。

 終わったから、それでよいという方もいるかもしれません。その心がけは、きっとお天道様が見ています。そのお天道様からコメントを頂かないうちに行動を起こす、それも科学者の卵養成講座の受講生としての責務です。この1年間でしっかりとした文章力を身につけたことも評価されて、海外研修があったはずです。そうした一連の自覚を心して、早急にしかるべき、しっかりとした文章として、記事がuploadされることを切望します。

20160407202032-323437031341b5aeea5ce7365e33c55c912e1289.jpg わたなべしるす


投稿者:事務局 |個別ページ

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