東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.03.12

科学者の卵養成講座を振り返って  Part2

 こんにちは。仙台白百合学園高等学校の石井美土里です。「科学者の卵養成講座を振り返って」という記事の続きを書きます。

 発展コースでの研究は、見慣れない実験器具を目の当たりにし、大学院生との関わりの中で、とても良い刺激を得ました。研究内容は、高校生にとってかなり難易度の高いものではありましたが、担当して下さった中谷先生が根気よく教えて下さったので、難しいことにもチャレンジしようとする挑戦心を育てることができるようになりました。

 私は高機能ナノ粒子を合成するといった内容で実験を行い、実際にTEMと呼ばれる大きな電子顕微鏡で合成したナノ粒子を見ることが出来ました。実験だけで無く、日常に溢れる科学的なものの以外と知らないような話を聞いたり、(詳しくは以前のブログをご覧下さい)新しい発見がとても多かったです。

 さらに、大学院という大学の先の進路が見え、大学がゴールではないということを知り、自分も大学院に入って研究したいと思うようになりました。普通なら、高校生では決して入る機会は無い場所で研究が出来たこと、そしてそこで多くの学びを得たことは私にとって素晴らしい思い出です。明日の発表会では、得た知識を上手く整理して、頑張りたいと思います。そして、今まで準備してきた成果を発揮します。

投稿者:仙台白百合学園高等学校 |個別ページ

2016.03.11

科学者の卵養成講座  一年間を振り返ってPart1

 こんにちは。仙台白百合学園高等学校の石井美土里です。 明後日で今年度の科学者の卵養成講座が終わります。一年間は、本当にあっという間で沢山のことを吸収出来たように思います。私がこの講座に応募したのは、担任の先生が朝礼で、卵の紹介なさったことがきっかけでした。昔から割と科学が好きな方ではありましたが、将来の夢として挙げていたのは、コンサルタントや弁護士など、文系の職業ばかりでした。そんな自分の視野を広げるチャンスだと思い、応募を決めました。

 初めての講義は、とても難しく、レポート課題で問われる思考力も不足していて、今後の不安を感じるばかりでした。そこで私は、次の講義から予習することに決めました。例えば、講義してくださる教授の研究室のホームページを見て、講義内容の詳細を知り、不明な点はネットで調べたりするなどして理解を深めました。そして、講義後には、自分で予習した内容と照らし合わせて、不明な点は直接、教授にメールで質問をして解決しました。私は、特に自家不和合性の講義をして下さった渡辺教授にメールで何度も質問をし、研究室を訪問して、お話を伺いました。そこで渡辺教授がおっしゃった「今受けている試験は答えがある試験。でも、社会に出てから、特に研究者の世界では、答えが無いものを研究するもの。」という言葉は今でもよく覚えています。本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。

 また講義の他に私は英語サロンが好きでした。私の学校はSGH指定校であるため、土曜日登校が多く、3回しか参加することが出来ませんでしたが、その分1回1回が思い出深かったです。ここで、自分の英語が外国人に通用するということを実感し、自信になりました。また、私は将来の夢を英語で発表する機会を与えて頂きました。その後、頂いたコメント用紙に「ネイティブのような発音だった」 「教科書のCDのようだった」 と書いてあって、とても嬉しかったです。初対面の人とコミュニケーションを取るという経験は今後、社会に出た際にとても役に立つと思うので、良かったと思います。

 続きは明日、投稿します。

投稿者:仙台白百合学園高等学校 |個別ページ

2016.03.10

科学者の卵 英語事前研修2、3回目

 宮城県仙台第三高等学校 鈴木 智寛です。先日、英語事前研修2、3回目が終わりました。今回はその中で、英会話で大切だと思ったポイントを、自分なりに書いてみます。

 これは日本語でも言えることかもしれませんが、「言葉の発音の仕方による受け取る印象の変化」についてです。例えば「I don't agree.(賛成できかねます)」あなたはどう発音しますか?自分は二種類あると思います。一つ目は、高い声で優しく、抑揚を付けて言う。二つ目は、低い声で棒読みのように強く言う。前者と後者で受け手側の受ける印象が違う事は想像できますよね?前者は、優しく否定している感じになります。後者は強く、怒っているように感じてしまうかもしれません。友達と話すときや、意見を出し合う場で使うのは前者の方がいいですよね。怒って話したら、空気が悪くなります。もうひとつ、「I don't think that's a good idea.(いいアイデアとは思いません)」あなたはどう発音しますか?ここでも二種類挙げるとすると、一つ目、速く、強く話す。二つ目、ゆっくりと、優しい口調で話す。これは、後者の方が、受け手側の印象は良いですね。強い口調で君の考えは良くないと思うよ!なんて言われたら、誰だって怖くて恐縮してしまいます。

 これを考えたのは最近ですね。それまでは、英語をとにかく話そう、とするのに必死で、ここまで考えていませんでした。しかし、相手と話すときに、相手に与える印象って大事ですよね。今回例で示したようなポイントを少し意識して英語を話すだけでも、だいぶ違ってくると思いました。優しい否定文。これを使えるようになったら、ワンランク英語力がアップしそうですね。

 もう1つ、大切だと思ったのは、語彙力、つまり英単語をしっているか、知らないか、ですね。実際、文法がほぼちんぷんかんぷんな人でも、語彙力があれば、英語での友達との会話くらいなら出来ると思います。それで、自分は知っている単語をとにかく増やしたいと思って、英語サロンでこう説明したかったのに、上手く話せなかったなぁ、という言葉を日本語でメモしておき、あとから調べたりしてみました。そうすると、普通に単語帳で勉強するより、印象に残って頭に入ってくると思います。

 卵の英語サロンに参加してみて、英語で話していく中で、覚えていく単語も多かったので、とにかくたくさん話して、多くの事を吸収したいと思います。

 科学者の卵の海外研修も近いですが、行くまでの間にも、どんどん知っている単語を増やしたいと思います。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

2016.03.07

1年間の英語サロン、海外研修事前英語研修に参加して学んだこと

 宮城県仙台第三高等学校 鈴木 智寛です。今日は、英語事前研修2回目、3回目を受けて感じた事と、1年間、科学者の卵で英語サロン、英語研修に参加して感じたことや、成長したと思える事をまとめて書きたいと思います。

 昨日は、東北大学で三回目の英語事前研修を受けました。海外研修も近くなってきました。高校に入ったばかりの頃の自分は、高校受験のための英語しか勉強していなかったので、英語で会話をするということに少し抵抗があり、実際、間違えるのが恥ずかしかったり、言葉につまるのが少し怖かったです。しかし、今はまったくそんなことは思うことがなく、むしろ、英語での会話を楽しめるようになりました。機会があれば、留学生や海外の人とももっとたくさん話してみたい、英語で僕の街、仙台の有名なイベントやおいしい食べ物、僕の趣味など話してみたい!と考えるほどです。そして今では、高校にいるALTの英語の先生とも、顔を合わせる時には、自分から英語で話しかけられるほどになりました。自分は英語が得意だ。とは言えません。しかし、それでも話は通じるのが英語だ、と最近思っています。英語のテストでいい点とれるのと、英語で会話できるのは、まったく別のスキルだと思います。自分は英語のテストの点数は良い方ではありませんが、英語で話すことが好きです。少し文法を間違ったり、単語が出てこなくても、他の単語にいいかえたりできるし、とにかく伝えようとする気持ちがあれば、伝わります。相手も、真剣にこちらの下手な英語を聞きとろうとしてくれているので、焦らずに、落ち着いて説明すれば、伝わります。だまらないことが大切です。こうして、自分から話そうと努力していくうちに、自然と聞きとる力がつくのが面白いところです。とにかく話して、相手の英語を聞いてみる。何度も体験することで、最初の一回目こそ戸惑いますが、少しずつ分かってきます。その経験が出来る一つの手段が、科学者の卵の英語サロンでした。自分の英会話力は、そこで鍛えられたと思います。確かに、初めは間違えてばかりで、恥ずかしくて、緊張もしていましたが、英語サロンは月に一回あり、失敗しても次があるのです。自分は、前回は上手く話せなかったから、次回はこう英語で言ってみようか?もっと会話に参加してみよう!などと、毎回毎回反省と試行を繰り返して、英語サロンに臨みました。その結果、英会話に対する緊張や恐怖はだいぶなくなりました。ありがとうございます。英語サロンでは実際に東北大学に勉強しに来ている色んな国の留学生(アメリカ、中国、バングラデシュ、インド、トルコ、フィンランド、インドネシア、マレーシア、アルジェリア、ベトナム、ブラジル、リトアニア、モンゴル、ネパール、スーダン等々・・・)の方々と自由な会話ができるのです。こんな素敵な環境で英語を勉強できるなんて、本当に科学者の卵に参加してよかったです。毎回、英語サロンでは話すテーマが決まっていて、それにそって話を進めていくのですが、始まる前の時間、そしてお昼ご飯を一緒に食べる時間などは自由に留学生の方と話せるのです。自分は、その自由な時間も楽しかったですね。以前に、卵のブログにも書きましたが、日本の漫画の話で盛り上がったり(自分の好きな分野や詳しい分野は、英語で話しやすいですよ)、「いつも自分の国では何食べてるの?」と聞いたら「僕の国では毎朝決まってカレーを食べるよ」という留学生がいて驚いたり、他にもたくさんの出会いや発見がありました。緊張や恥ずかしさを通り越したら、その先は本当に楽しいです。このブログを読んでいて、これから科学者の卵に参加しようか悩んでる人がいたとしたら、僕はぜひ参加するべきだと勧めますね。英語サロンだけでも、深い経験ができます。大学の講義だからといって、恐れる必要はなく、とにかく楽しんでやることが大切だと思いました。全ての活動が楽しいので、レポートなども、自然と自分はたくさん書けました。

 一年卵に参加して、大切だと思ったのはやはり「積極的に行動、発言する」ということですね。それが、全ての活動において、プラスに働きます。気持ちも楽しくなるし、講義で積極的に質問すれば理解度も上がるし、レポートやブログを頑張って、自分の考えや思ったことを伝えれば、認められることもあるし、友達もたくさんできるし、留学生とも仲良くなれます。本当に充実した一年になりました。振り返ってみると、自分も大きく成長できた一年だったと思います。それもこれも、卵に関わってくださった、教授や先生方、事務の方、大学生の方、留学生の方、一緒の部屋で講義に参加して英語サロンも行った、同年代の高校生、みんなのおかげだと思います。本当にありがとうございます。次回の3月13日の発表で、今年度の卵の活動は終了となりますが、最後まで、一生懸命やろうと思います。自分はその日は発展コースでの研究「減災アクションカードゲームを作ろう」の口頭発表とポスター発表があるので、興味がある方はぜひ、見に来てください!

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

2016.03.06

私の研究と卵のつながり②~学校推薦についてpartⅡ~

城県仙台第三高等学校 学校推薦 2年岩間公希です。

私の学校での学年末考査が終了しました。前回の投稿の続きを書きたいと思います。前回、学校推薦でやることの初期段階について書きましたが、今回は具体的にどのように研究とかかわっていくのかについて書きたいと思います。

≪学校推薦でやることは?~研究を深めるために~≫

高校生の課題研究というのは、大学とは違って設備の制限、時間の制限、薬品の制限などと幅広くできるというものではありません。その一方で高校生だからこそ出来るアイディア性に富んだ研究を思う存分できるというのは利点かも知れません。

≪大学関係者のメンターだから出来ること≫

研究を進めるうえで重要なカギを握るもののひとつに先行研究があります。研究のどこまでがわかっていて、どこまでがわかっていないのか。事前に知る必要があります。多くの論文を見るためにはたくさん関係する情報を集めることが必要となりますが、学校推薦だとメンターの先輩が協力してくれます。これは、大学関係者のメンターだから出来ることです。ちなみに、場合によっては大学図書館での資料探しや大学の教授クラスの先生方との研究相談などの支援もしてくれます。

≪研究者の先輩として≫

研究というのは発表して世に発信していくことまでが重要であるといわれていますが、学会やコンテスト等で発表するのに必要なのはプレゼン資料(ポスターや口頭発表用パワーポイント等)です。しかし、自分で作ろう!!と思っていても中々うまくいかないことがあります。そんなとき、メンターの方々が徹底的に丁寧な指導をしてくれます。そのおかげで、ほかの発表生徒よりも格段に見栄えの良い、伝わるポスターで発表出来ます。また、僕の場合は中学の時からポスター作りを経験しているので基本的な書き方は分かっていましたが、メンターに発表を客観的に見てもらい、視聴者にどのように自分の研究が映るのか。教えてくれるのも利点の一つです。

次回は、研究の仕上げの部分について紹介します。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校 |個別ページ

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