東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.11.16

夢に向かって...

こんにちは。群馬県立高崎女子高校の片山紀子です。先日行われた第6回講義の感想を書いていこうと思います。

 まず初めに行われた英語交流サロンでは、減災アクションカードゲームを楽しみました。災害が起きた時にどんな行動をとるべきか留学生の方と話し、自分の考えに納得してもらえた時はとても嬉しかったです。また、災害の時は正しい情報を手に入れることが重要であると改めて認識したので、日頃から情報の真偽を見極めていきたいと思いました。

 続いて行われた講義「プラズマと核融合」は私が最も楽しみにしていた講義の一つで、とても興味深く、わくわくするような内容でした。プラズマ状態にしただけでは、核融合反応は起こらず、約1億℃にすること、原子核が高密度で存在していること、閉じ込めている時間が長いことの3つが必要であると聞き、とても奥深いと思いました。私は、核融合反応で中性子が発生していることに目を向け、安全面に影響はないのかなと思い質問したところ、低放射化する材料で核融合炉の壁が作られているため、人に影響を与えるほどの力は持っていないとの回答をいただきました。調べてみたところ、プラズマの周囲は「ブランケット」と呼ばれる装置が取り巻いていて、ブランケットは、①中性子の運動エネルギーを熱として取り出す。②リチウムに中性子を衝突させて、三重水素を生産する。③中性子などの放射線を遮蔽する、という役割を持っているようです。ブランケットにより作られた三重水素と重水素で再び核融合を起こせば、無駄がなく、安全なものになると思い、夢の発電方法に感動しました。

 最後に行われた「教授の進路選択アドバイス」の講義では、生きるために何が必要なのか渡辺教授に教えていただきました。中でも印象に残ったのは、「人生崖っぷち」という言葉で、やりたいことや、やるべきことを先延ばしにせず、また様々なことにチャレンジしていきたいと思いました。自分の夢をかなえるために、自分自身を振り返りながら、進んでいきたいです。

 早いもので科学者の卵養成講座も後半に差し掛かってきました。現在の自分と第1回目の講義の時の自分とを比べると、身の回りの自然に目を向け、どうしてこんな現象が起きるのだろうと考えるようになったなと思います。今回の第6回の講義へ向かう途中の新幹線からは、群馬よりやや早いきれいな紅葉を見ることができ、思わず紅葉の仕組みについて調べる自分がいました。講義はもちろん、来月は新幹線からどんな景色を見ることができるのかも今からわくわくしています。第7回講義でもみなさんとお会いできることを楽しみにしています。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.11.12

第6回科学者の卵を終えて

 こんにちは、仙台二華高等学校一年の梶川友寧です。
 早いもので、科学者の卵養成講座も今回で6回目となり、大学内の景色も見慣れたものになってきました。11月7日には二十四節気の立冬を迎え、暦の上でも冬となり、昨夜もかなり冷え込みました。
 さて、昨日の英語交流サロンは、減災アクションカードゲームを行いました。3秒という短い時間の中で、災害が起こった時にどのような対応をするべきかを判断し、その理由をグループのメンバーに話すというものでした。自分が選ぼうとしていたカードを取られてしまった際は、別なカードを選ばなくてはいけないという条件でカードを選び、考えを説明するのは難しかったですが、学べたことが幾つかありました。一つ目は、災害時に瞬時に状況を判断し、行動に移すことが大切だと言うことです。当たり前のように思われますが、今回のゲームではどうするべきか迷って焦ってしまい、なかなか行動に移せないことがありました。しかし本当に災害が起こったときは、次にもっと大きな災害が起こるかもしれないし、すぐ側に危険が潜んでいる可能性もあります、ですから、冷静に状況を判断しなくてはいけないでしょう。二つ目は、災害時にできることは一つではないということです。例えば地震があった時、机の下に避難するというのがよく避難訓練でもあるようなやり方ですが、他の人の意見を伺うと、閉じ込められないように建物から出る、机がなくても頭は守らなくてはいけないのでカバンなどで頭を守る、などメンバーの数だけ考え方があるのだと思いました。
 午後の安藤先生の講義「プラズマと核融合」では、プラズマのこれからの活用法などを知ることができました。最初はプラズマと言われても、私達の殆どには関係が薄いものだと思っていたのですが、実際にお話を伺うと、プラズマは今も私達が生きていく上で大きな恩恵を与えてくれるのだと知りました。枯渇する心配がほとんど無く、環境にも優しく安全であるという点で、これからのエネルギー資源となりうるだとか、宇宙開発などにも大きく貢献しているだとか、実際は私達が生活をしていく上で重要な役割を果たしていると知ることができました。
 次は渡辺先生の講義「教授の進路選択アドバイス~人生を戦略的に考える~」でした。今までは多くが勉強中心の講義でしたが、今回は将来を考えるということでした。先生の体験談なども教えていただき、自分ができることや、やりたいことを考えて今後を考えなくてはいけないということを学べました。ただ仕事に対してぼんやりしたビジョンを持つのではなく、自分が目指すものに向かってまっすぐに向き合い、失敗などを恐れずに最後までやりきるということが大事だとわかりました。その一方で、成長にならないくらいならできないことは潔く諦めなくてはいけない、ということもなるほどと思いました。
 今回も充実した一日でした。次回以降も講義や科学者の卵のOBOGのお話を伺ったり、TOEICのテストがあったりと忙しくなると思いますが、真っ直ぐ向き合っていきたいと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.11.11

第6回科学者の卵養成講座を終えて

みなさん、今日はお疲れさまでした!
仙台青陵中等教育学校 4年 山本望海です。

今回の英語交流サロンでは、減災アクションカードを使ってゲームをしましたが、グループで発表したことで「自分の取るべき行動を説明すること」以上に、「ある状況に置かれたときに、私たちができる行動はいろいろある」ということを学ばせてもらったと思います。

私は、自分の取るべき行動について考えて発表することは出来たのですが、同じグループの方が違うカードで別の行動を発表してくれたときに、自分が1つの行動に固執してしまっていたことに気づかされました。

また、東日本大震災を経験したときにパニック状態に陥ったことを思い出し、実際に自分が災害にあったときに冷静に自分の取るべき行動を考えることは難しいので、こういったゲームを通じて普段から取るべき行動について考えておくことが大切だと思いました。
さらに、英語で説明したことで、自分の中で日本語でぼんやりと考えるよりも、減災に対してきちんと向き合って深く考えることが出来たのではないかと思います。

そして、午後の安藤教授のプラズマの講義は、今まで全くプラズマがどんなものか知らなかった私にとって、プラズマがエネルギーになる可能性を大いに秘めた資源となりうることを教えて頂く貴重な機会になりました。

環境への負荷が少ないうえにロケットにおいてエネルギーが燃料よりも2倍以上になるとのことで、環境破壊とエネルギー枯渇が問題視されている今の世界の現状において非常に期待できる存在だと感じました。

また、私は人工衛星から見た世界の夜景を見て想像していた以上に日本が光って国の地形がはっきりと見えていたことに驚きました。そしてプラズマが世界の供給エネルギーとして利用できるようになったら、砂漠地域へのエネルギー配給や日本のエネルギー源の転換を速やかに実行していくべきだと思いました。

最後に渡辺教授による「人生を考えるキャリア教育」を受けさせて頂き、自分の向き・不向きを出来るだけ早く見極めることの大切さや、自分が受け身になるのではなく「いい(良い)」加減に挑戦してみることが人生や日本の科学を良いものに導いていくカギとなることを痛感させられました。

また、私は正義と悪について北朝鮮を題にして質問させて頂きましたが、渡辺教授と安藤教授のご回答から、全ての人やものに善いところと悪いところの両方が存在し、この世に正義と悪は存在しないのではないかと思いました。

そして、私は渡辺教授の講義を通じて、常に何か目標を持ってそれに対して努力を重ねられるような人になろうと決意することができました。

今日は少し肌寒い日になりましたね。体調を崩さないよう気をつけて過ごして下さい。
来月またお会いできるのを楽しみにしています!

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.11.07

第五回講座感想

秋田県立能代高等学校の佐々木円花です。修学旅行や家庭の事情で大変遅くなってしまいましたが、第5回講座の感想を書きたいと思います。

Ⅰ. イングリッシュサロン(第2回)

  今回は中国からの留学生の方とお話しさせていただきました。トークテーマは「自分の自慢について」。留学生の方は言語を習得することが得意で、母語を含め6か国語を話せるそうです。何でも、お父さんが英語の先生で、2歳の頃から英語を教えてもらっていたのだとか。日本語については、漢字を用いる点で似ているため、すぐに覚えられたといいます。といっても、日本語と中国語で漢字の意味にはやはり差があるそうで、いろいろ面白いお話をうかがいました。

また、トークテーマに戻りますが、私はというと自分の住む地域について紹介をしましたが、ほとんどの人は自分自身のことについて話していたように思います。私自身も留学生の方に"How about yourself ?" と聞かれたとき、とっさに浮かんだのが習い事のことだけでした。自分自身についてのことなのにこれほど答えられないとは...。自慢できることについて考えた経験がなかった、というのは言い訳になりません。今の社会で、国際化が進むにつれ自分をアピールする必要性が高まっている中で、それについていけるような人材にならなければいけないのだと痛感しました。

 伝えるためには知らなければなりません。知っているつもりの自分についてでも、「知る」努力が必要なのだと思ったイングリッシュサロンでした。

 前回、アドバイスをいただいた、「特定のトピックだけに興味をもつのではなく、いろいろ聞いてみるといい」ということについては、今回は改善できたのではないか、と思います。

Ⅱ. 「自然を正しく理解する~やってみてもわからない~」  川添良幸先生

  私たちが普段、勉強するとき最も頼りにし、そこに書いてあることは真理であると信じて疑わない教科書、世の中の多くの人に当然のことと認識されている常識。今回の川添先生の講義では、一見正しく見えるそれらをうのみにし、信じ込んでしまうことの危うさについて学びました。

 中でも私が最も興味を持ったのは、月は地球の衛星ではない、という事実です。今までずっと月は地球の周りを回っていると教えられてきましたが、確かに計算してみると太陽と月の間の引力のほうが、地球と月の間の引力よりも大きくなっており、本当に驚きました。と同時に、物理でこの公式を知っていたのに確かめてみることすらしなかった自分は情けないと心から思いました。公式を使えることが大事なのではなく、公式を「理解する」ことが大事なのだと、そして自分はそれができていなかったのだと思い知りました。

 与えられたことをそのまま受け取るのでは、科学を学んでいる意味がありません。信じる前に、少し立ち止まって考えてみる。疑問を持つことを忘れない。科学者として目指すべきはそこなのではないかと自分なりに考えるに至りました。

 川添先生、新しいものの見方、発想の転換を教えてくださって、ありがとうございました。

Ⅲ. 「がん」を知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~  堀井明先生

  私は医学に興味があり、この講義を以前から大変楽しみにしていました。がんについて興味はあるものの、実際のところ転移のしくみなどについて自分がよく理解していなかったことがはっきりしたとともに、転移にも様々な種類があり、複雑に要因がからんでいることがわかりました。

 がん転移のしくみについて、堀井先生のお話を聞いた際、興味を持った膵臓がんに関して調べてみました。

 膵臓がんの死亡率が高いのは、がんが小さいうちから周囲に広がったり転移したりしやすいからであるそうです。膵臓がんの転移しやすい部位として、リンパ節、肝臓、腹膜、胃、十二指腸、骨などがあり、

  1. リンパ行性転移...リンパ節

  2. 血行性転移

(ⅰ)anatomical theory ... 肝臓、胃、十二指腸

(ⅱ) seed and soil theory ... 骨

  1. 播種性転移 ... 腹膜

②の(ⅱ)、seed and soil theory についてですが、がん細胞が自分の増殖の土壌(転移しやすい、居心地の良い場所)をつくるために他の細胞を目標の臓器に先に転移させる、というのは本当に驚きでした。まるでがん細胞が自らの意志を持って行動しているようで興味深いと思います。

 ここで、レポートに書ききれなかった質問をさせていただきたいと思います。他の細胞に対してがん細胞が指令を出すということでしたが、例えばその他の細胞が転移することができなければseed and soil theory による血行性転移は起こらなくなると思うのですが、がん細胞からの指令が伝わらないようにすることは可能でしょうか。

 また、私が今回の講義の中でもう一つ興味を持ったのが、がん細胞が耐性を持つということです。EMTが起こった細胞では抗がん剤や放射線治療に対する耐性を獲得するだけでなく、アポトーシスに対しても抵抗性を持つようになるとは、本当に「強力な」がん細胞だと思います。細胞死にはアポトーシス、ネクローシス、オートファジーがあるとうかがって、アポトーシスができないならばネクローシスではだめなのかと考えました(オートファジーは自食なのでがん細胞が自分を「再利用」しても堂々巡りだろうと考え省きました)。しかし調べてみるとネクローシスによる細胞死は他の細胞にも被害を与えるそうなので、がん細胞のように無制限に増殖してしまった細胞にネクローシスが起こった場合、その被害は多大なものになるとわかりました。やはり、がんに対処するというのは非常に難しいのだなと思います。しかし、「相手を知ることが、相手と関わる第一歩」。がんという病気についても、それが言えると思います。「知る」ということにおいて、病理学が果たしている役割は、そのままがんに対処していくという医療の分野の中においても大きな役割をになっているのだと改めて感じました。

 私に現時点でできることといえば予防として生活習慣を改善することぐらいですが、将来そういった研究に携わることができれば、と心から思います。

 病理学について、知識と興味がより深まりました。堀井先生、ありがとうございました。

tamago291107.JPG

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.11.05

第五回講義を終えて

みなさんこんにちは。山形県立寒河江高等学校の武田帆乃佳です。今回は、科学者の卵養成講座第五回目を終えての感想を書かせていただきます。 まずは、2回目となった英語交流サロンについてです。今回は、前回と班の構成が異なり、受講生4人から5人に対して、外国人の方が1人という構成でした。今回の私の班の外国人の方は、インド出身の方でした。とても明るい方で、英語力の拙い私にも優しく接してくださり、自分から沢山の質問をすることができて、とても楽しかったです。そして、同じ班になった、受講生の方々とも楽しく会話ができたので、嬉しく思います。今回は、前回の反省点を少しですが改善することができました。なので、今回新たに学んだ、相手と楽しく会話し、相手に自分の意思を伝えるということを意識して、次回に臨みたいと思いました。 次は、川添 良幸先生による講義についてです。私の中で特に印象的なことだったのは、資料の1番最初にあるたこ焼き器の鉄板の画像を見て、見る角度(光のあたり具合)によって凹凸が逆に見えることでした。それが何故かというと、たこ焼き器が画像であったから、勝手に私たちの脳がどちらが凹凸なのかを判断してしまったからです。このことから、脳は実際の物体を見ない限り、容易に洗脳されてしまうということがわかりました。それと同時に、今まで生活していた中で正しいと思っていたことは、実はだだそのように洗脳されていた(勘違いしていた)だけだったという可能性があるということもわかり、今までの自分の視点や考え方を変化させる必要があるのだなと思いました。 最後は、堀井 明先生による講義についてです。私は、今まで「がん=重い病気」つまり、がん細胞は悪性のみだと思っていました。なので、がん細胞の良性と悪性の違いが今ひとつ理解できていなかったのですが、今回の講義によって、その違いが理解できたので嬉しかったです。 今回はここまでにしたいと思います。拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました。そして、科学者の卵養成講座の受講生のみなさん、これからもよろしくお願いします!

投稿者:事務局 |個別ページ

≪ Prev 11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21

ブログトップへ戻る

高校別

宮城県仙台第一高等学校(6)

宮城県仙台第二高等学校(2)

宮城県仙台第三高等学校(4)

宮城県宮城第一高等学校(12)

宮城県仙台二華高等学校(52)

宮城県泉館山高等学校(1)

宮城県築館高等学校(0)

宮城県仙台向山高等学校(2)

仙台市立仙台青陵中等教育学校(16)

仙台白百合学園高等学校(7)

宮城学院高等学校(0)

聖ウルスラ学院英智高等学校(7)

青森県立青森高等学校(2)

青森県立青森東高等学校(0)

青森県立八戸西高等学校(4)

青森県立三本木高等学校(0)

青森県立弘前高等学校(1)

秋田県立秋田高等学校(0)

秋田県立秋田北高等学校(0)

秋田県立秋田南高等学校(1)

秋田県立能代高等学校(19)

秋田県立大館鳳鳴高等学校(7)

秋田県立大曲高等学校(1)

秋田県立角館高等学校(0)

岩手県立盛岡第一高等学校(2)

岩手県立盛岡第三高等学校(6)

岩手県立一関第一高等学校(19)

岩手県立岩泉高等学校(1)

岩手県立遠野高等学校(0)

岩手県立花巻北高等学校(2)

岩手県立水沢高等学校(0)

岩手県立福岡高等学校(1)

岩手県立釜石高等学校(0)

山形県立山形西高等学校(0)

山形県立山形南高等学校(1)

山形県立酒田東高等学校(0)

山形県立東桜学館高等学校(0)

山形県立米沢興譲館高等学校(2)

山形県立寒河江高等学校(7)

山形県立新庄北高等学校(0)

山形県立鶴岡南高等学校(0)

福島県立福島高等学校(1)

福島県立磐城高等学校(0)

福島県立安積黎明高等学校(0)

福島県立須賀川桐陽高等学校(0)

福島県立相馬高等学校(0)

福島成蹊高等学校(0)

桜の聖母学院高等学校(5)

栃木県立栃木高等学校(2)

群馬県立高崎女子高等学校(8)

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校(2)

茨城県立古河第三高等学校(0)

埼玉県立熊谷西高等学校(0)

愛媛県立今治西高等学校(0)

PAGE TOP