福島県立福島高等学校2年の渡邉瑛士です。
本日、科学者の卵養成講座の第10期が閉講となりました。開講式が8ヶ月も前の話とは思えないほど、あっという間でした。
今回の講座では、研究発表会が開かれました。
私は有志として、日々部活動で行っている『バクテリアセルロースによる紙の耐水性向上についての研究』を発表させて頂きました。
発表後、聴きに来てくださった方々が研究に興味を持って頂き、質疑応答で活発に議論を交わすことができました。また、研究テーマの良い点を教えて下さった方もいらっしゃり、今回の経験は研究にさらなる自信を持つことが出来た上、今後の研究のモチベーションにも繋がる大変有意義なものでした。
また、選抜されたメンバーによるハイレベルな研究発表を聴き、どの研究もそれぞれ今世の中が直面している問題をテーマとしてそれらの問題に真っ向から向き合った、密度の濃い、非常に興味深い内容であったと感じました。
しかし、楽しんで発表を聴くことが出来た一方で同時に、やはり自分が選抜メンバーの一員として研究に携わることが出来なかったことの悔しさもひしひしと感じました。
とは言え悔やんでいても仕方がないため、切り替えて、選抜メンバーの着眼点や考察などから、自分に足りていなかった部分を徹底的に研究することが出来ました。だから今回の研究発表会は非常に良い経験となりました。
科学者の卵養成講座は終わりましたが、自分はまだまだ卵からひよこにはなれていないと思います。
今後も身近な科学に目を向けたくさん疑問を持ち、そしてそれらを一つひとつ解決していき、時には周りの人と議論を交わすことを通して、いよいよ卵の殻を破り、そして一人前の科学者となるその日まで、日々成長していくことが出来ればと強く思います。
東北大学の先生の皆様、科学者の卵養成講座関係者の皆様、そして卵の皆様、一生忘れない貴重な体験をさせて頂きました。
8ヶ月という短い間でしたが、本当にありがとうございました。
投稿者:福島県立福島高等学校 |個別ページ