福島県立橘高等学校の佐藤竣哉です。科学者の卵として受けられる最後の講義を終了しました。今回はプログラムの流れにそってそれぞれの感想を書いていこうと思います。
初めは「英語交流サロン」です。英語は苦手ですが上達したいと思っていたので、初めはとても心を躍らせていましたが、いざ席に座ると頭の中には「I'm nervous」という言葉しか頭に浮かばなくなりした。そのようにして始まったことを覚えています。(私のグループの留学生はペルー出身のギセラとイラン出身のシーナでした)始まったのと同時にギセラの言葉によって少し緊張がほぐれました。自己紹介では福島の特産などを話しました。日本酒について話した時、ギセラが興味あるの?など聞いてきてそれにツッコミを入れるシーナがとても面白く、楽しい会話になったと思います。その後彼らの専攻や国についての話しを聞き昼食の時間に。そこで中学生レベルの英語で質問されたのにも関わらず頭が回らずあたふたしていましたが何とか答えたことから感じたことがあります。自然と英語が出てくるくらいにならないと緊張した状態では力が出せないこと。これは大事な試験などでも同じことが言えると思います。
次に岩渕好治教授による「薬を創る科学技術」です。有機化合物の歴史から実際に研究をされている「カレーの成分クルクミンが先導する創薬研究」について講義を受けました。とても衝撃を受けたことは創薬研究の成功確率(化合物が承認され市場で売られる確率)が<1/30,000ということです。やるだけ無駄だろうと思う人もいるかもしれないですが、そんな中で挑戦する人がいて、その方々のおかげで薬があるということ。何気なく薬を飲むと思いますがこのような背景があるということを知っておくべきだと思いました。また、次回は学食でカレーを食べたいです。
最後に佐貫智行准教授による「次世代素粒子研究施設:国際リニアコライダー(ILC)計画」です。素粒子は17種類ありそれぞれ違う働きを持っていることを知りました。ILCとは陽電子と電子を光速に近い速度にし正面衝突させ、ビックバンに近い再現によってヒッグス粒子などの粒子が噴き出し、どのようにして宇宙ができたかを解明することができるものです。ダークマターという未知の存在を作れるかもしれないというロマンがある研究だと思います。講義を受けてILCにとても興味を持ちました。ILCで必要になり発達した技術が様々なところで使われるようになると思います。私達が活躍できる場になることを願っています。
今回は積極性が大事だと感じました。また、自国のことはもちろん海外の国の特色を知ることによって国際化で活躍できる人材になると感じました。この経験をもとに次回は質問を"積極的"にぶつけたいと思います。
投稿者:福島県立橘高等学校 |個別ページ