こんにちは。宮城県仙台二華高等学校1年生の関谷夏子です。
遅くなってしまいましたが、第8回講座について投稿します。
午前は、英語交流会に参加しました。私は、この科学者の卵に参加し始めてから、英語交流会はいつ開かれるのだろうとずっと楽しみにしていたので、参加できてとても嬉しかったです。私は、英語でコミュニケーションをするとき、自分の言いたい英単語がなかなか出てこない「もどかしさ」を感じることがあります。今回の英語交流会でも、その「もどかしさ」を感じる機会がありました。私が今月訪れる予定のアメリカ・デラウェア州について話していたときに、思い出せない単語があったのです。この英語交流会では、優しい留学生の方が私の言いたかった言葉を教えてくださいましたが、これから、多くの人とより充実したコミュニケーションを取れるようになるために、もっと英語を勉強したいと思います。
午後は、二つの講義を受けました。
一つ目は、岩渕先生の「薬を創る化学技術」でした。個人的には、天文学でも有名な(あの地動説を提唱した)コペルニクスが薬剤師として処方箋を出していたと初めて知り、とても驚きました。また、私は、先生がおっしゃっていた、他人や人類のために、と考えていたらもっと技術は進歩したのではないかという言葉が印象に残りました。私も、将来、人類や世界の幸せためを考えて、科学を発展させられるような人になりたいと感じました。
二つ目は、佐貫先生の「次世代素粒子研究施設:国際リニアコライダー(ILC)計画」でした。この講義のレポートでは、「なぜ素粒子研究は、宇宙の謎を解明することにつながるのか」という問いがありました。そのときの私は、考え込んで時間が足りなくなり、焦って書いてしまったので、帰宅してからもう一度考え直してみました。そして、私がもう一度考えた結果、自分の中で得られた答えは、「宇宙は現在膨張しているということは、もともとの宇宙は小さかったのである。すなわち、素粒子研究は宇宙の過去、私たち生命の起源を辿ることになり、結果として、宇宙の謎を解明することにつながる。」ということです。また、ダークマターの存在を明らかにすることが出来るであろうILC国際研究所では、今後どのような研究成果が得られるのか、期待したいです。
さて、今回の講座で、基礎コースの講義は終わってしまいました。7月の第一回講座から、あっという間に約8か月が過ぎてしまい、とても寂しいです。各分野の先端的な研究をされている先生方からの講義をはじめ、キャリア講義や学生・院生との交流会、シンポジウム、サイエンスチャレンジなど様々なものに参加し、私は科学することの面白さや楽しさを学ぶことが出来ました。具体的には、私が以前から興味を持っていた分野以外の内容についても、理解が出来るようになったことです。
これまで、この科学者の卵を支えていただきました多くの方々に、御礼申し上げたいと思います。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ