東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.09.07

AIと私たちの課題

こんにちは。一関第一高等学校 1年 藤原夏菜香です。
大変遅くなりましたが、第2回の講座のAIとIoTが拓く未来の暮らしについて考えたことを綴ります。

ここ最近は、様々な場所でAIについての議論が交わされてるように感じます。丸山先生には、「深層学習」の姿について詳しくお話ししてた 頂きました。あくまでもデータが重要で、過去の事象に基づいて行われるのが深層学習だということですが、まったく違った姿として認識され、世間に広まっているのが現状です。丸山先生のおっしゃっていた、「ポエムなAI」はぴったりな表現に思いました。実際に、AIやIoTが現在私たちにもたらしてくれる良い影響が大きく取り上げられることは少ないように感じます。医療現場、石油採掘、水の節約、CO2削減計画など、思いもよらない現場でのAIの活躍は、久世先生から教えて頂くまで全く知りませんでした。

AIは、データさえあれば、私たちの工夫次第でどんな分野でも私たちの手助けをしてくれる最高のパートナーになり得る存在なのでしょう。実際、警察での犯罪分析や教育現場など、私たちの身近な分野でも徐々に活用されつつあります。これから、様々な改良(コミュニケーション能力や必要データおよび電力の少量化など)経て、ますます私たちにとって欠かせないものになることでしょう。

だからこそ、まずは偏った認識を改めていく必要があるのではないでしょうか。世間からの否定的な目を、驚きと感動の色に塗り替えるような。そんな科学を切り拓くのが、私たちの役割かもしれません。

投稿者:岩手県立一関第一高等学校 |個別ページ

2018.09.03

卵の殻、三破り目。

岩手県立花巻北高等学校1年佐久間結菜(さくまゆうな)です。科学者の卵第3回に参加しました。今回は日英サイエンスワークショップ発表会で、英語に満ち溢れた一日になりました。様々な発表があった中で一番印象に残っているのは「Analysis of the difference of speech emotion between English and Japanese」と題された発表でした。普段、日本人同士でも感情の表し方に差があって、また人によって声のトーンやイントネーションも違うが、外国の人とのその差についてデータによって把握することが出来、改めてコミュニケーションの難しさを感じられた。発表では、一人一人の声をレコーディングして調べ、「angry」「joy」「sad」について認識の具合にどう影響して来るかを知ることができました。私は、この3つの感情の他にも、泣き声や笑い声、歌声も表現が違って来るのではないかと考えました。また、イギリス以外の海外の日本との違い、逆に日本に近い感情表現をする国ばどこなのかも知りたいと思いました。これには、文化や生活環境も関わってくるのではないかと思いました。 日本のなまりもこのテーマに関わってくるのではないでしょうか。例えば寒い地方の青森や岩手ではよく口を開けないで話すなまりと言われますが、このことによって関東以南以西の方々には思っていることが伝わらないことが多々あります。また、同じ言葉でもその地方によって嬉しい時に使うか、逆に怒っている時に使うかが違えば意思の疎通が滞ります。よって、日本国内のみでも感情認知に違いが生じるため、海外との間において違いが生じるのは当たり前でしょう。それをみんなが分かった上でコミュニケーションを取ることにより、小さなトラブルを抑え、平和につながると考えます。また泣き声や笑い声、歌声の違いを調べることによって、その土地に住む人々の気持ち、よく感じる音を調べることにも繋がっていくと思いました。そして新しい研究にも繋げられます。文化によってや生活環境によって、また骨格によって先天的に異なっていることが考えられると思ったので、例えばアジアの間で似ているのかなどを知りたいと思った。私の考えではこれらのどれでも感情表現が変わってくるのではないだろうかと考えています。

投稿者:岩手県立花巻北高等学校 |個別ページ

2018.08.31

国際的になりたい卵。

こんにちは、宮城第一高等学校の金川恵都です。 このブログを書くまでにかなりの時間を要してしまいましたが、この第三回の活動記録から定期的に書かせていただこうと思っている所存です。 さて、今回日英高校生サイエンスワークショップ発表会と名付いた、研究発表会がありました。其々の思う疑問とそれをどう解決して行くのか、どのような行程を踏んでそれを行うのかを各チームの発表で話し合い模索して行く。そこから生じる各々の個性や考え方は発表形態にも現れていました。ただ決められた内容、形式から答えを探すよりもこのように「個人」が自由に考え発表する方がよっぽどやりがいを生むのだと感じました。 この中から私自身も「これはどうなのか。」と考えさせられたり、周りの人とも話し合った内容を話したいます。 「Analysis of difference of speech emotion between English andJapanece」 これはかなり考えが割れる研究なのでは無いのかと思いました。これには私の周りの人も似た考えを持っていたようで、「調べる条件の対象が少ないのでは無いのか。」や「書かれた台詞の感情移入でそれはまとまるのか。」と色々な視点から「ここを調べて知りたい。」という声が上がりました。しかし私自身の意見を言うと、決してこの研究のやり方は間違ってはいないと思う上、結果を見て自分の今までの経験と合わせて考えると、「確かに日本人の怒りは周りから見ると怒りでは無いとは思う。」そんな考えに行き着きました。しかし「若い科学者」の思考に引っかかった理由は対象が「人」であったと言うことです。 「ならば何も言葉を話さない、感情があるのかもわからないと言われる動物を対象にしろと言うのか。」 そう思う方もいらっしゃるでしょう。 違います。 「人」が「人」を研究することよりも難しいことはないと思うからこそ、そう思ったのです。 実際問題「今この人このような気持ちだな。」とはっきりわかる人はいません。そして「 人」の「怒り」「喜び」「悲しみ」等々の判断基準は誰かに統制されているわけではないです。その基準は「一個人」が「自立して」長い時間と共に創り出した産物です。 つまり人其々の者を「一つ」と見做し、「数人」での実験から答えを導いたのが私達「卵」に引っかかる成分となったのだと思いました。もしこの実験に付け足せるのだとしたら、それは対象者の考え方や価値観を条件の一部にして、それと似通った「人」との判断であったらまた違うものが見えたのではないかと思います。 このようなただ研究の内容を聞いて「そうなのか。」と思うだけではなく、疑問を持ちどうすれば蟠りの解決に至れるのか考えることはこれから「科学者」になるかもしれない私達にとって必然のものであるとわかりました。そしてある「対象」に対して何を「必要条件」にするのか、それはどの研究に関しても必要であり、一つ足りないだけで他の視点からの欠如部分がわかってしまうものと考えます。その為自分が研究するときにも、他人の研究を見る際にも、「必要条件」の欠如がないか「多方面からの視点」を忘れないようにしたいなと思いました。 そしてその「多方面からの視点」の強化の為に、語学方面の勉強にも力を入れて将来を見据えていきたいと思いました。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2018.08.29

教育の本質とは?

 先日、「AIIoTが拓く未来の暮らし」でたくさんの方が講演をしてくださった。この講演を通してAIIoTなどの知識がないと痛感した。そして、これからの時代は医療の面でも知識の面でもAIが世界を引っ張っていくと感じとても感心した。しかし、今回の講演で強く疑問を感じた点もあった。それは、堀田龍也先生の「AI/AoT時代の学校教育のあり方」の講演の中にあった小学校教育にプログラミングを導入する点だ。

 プログラミングそのものを否定する気はない。むしろ私は、これからの時代プログラミングは必要不可欠だと思う。だが、プログラミングを義務教育に導入するのはどうだろうか。私はこの政策にあまり共感はできない。理由は、学校教育の本質は集団の中で生き抜く力を身に付けることだと思うからだ。小学校でパソコンやタブレットを使う機会は少ない。そのため、設備は整っていてもプログラミング教育を含めたパソコンなどについて教える環境が整っていない。そして、教師のほとんどはこの政策をきっかけに初めてプログラミングと出会うだろう。教師は、自分がプログラミングについて知ることで精一杯になる。そうすると、学習指導要領に基づいて内容を教えることが先行してしまい、内容を深めることや生徒同士で協力して授業を進めていく機会を設けなくなってしまうと思う。それでは、教育の本質を見失ってしまい学校で授業を受ける価値がなくなってしまう。テストや入試でいい結果を残すために勉強をするのであれば塾や通信教育などで効率よく学んだ方がいいだろう。それでも、わざわざ学校で学ぶ理由は多くの人と関わったり、集団の中で活動したりすることで社会に出たときに一人でしっかりと生きていけるようにするためだと思う。

 また、プログラミングを学ぶ機会を国語・算数・理科・社会のどれかに組み込んで行うことも問題があると思う。教科化しないということはどの科目で教えるか、どの教師が教えるかはすべて学校任せである。そうすると学校によってたくさんの差が生じてしまう。それは、義務教育ではあってはならないことだ。子供には、みんなが平等に教育を受ける権利があるはずだ。

 2020年からプログラミング教育が小学校に導入されるがたくさんの問題が発生するだろう。指導面・費用面などたくさんの問題を抱えたうえでのプログラミング教育の導入に不安を覚える。導入してから後悔しないためにも堀田龍也先生などのプログラミングの専門家や国にはしっかりとした制度を整えてほしい。

投稿者:秋田県立秋田南高等学校 |個別ページ

2018.08.21

3回目のたまご

こんにちは。三本木高校の立崎萌です。 早いものでもう卵は3回目です。 今回はUK-Japan Young Scientist Workshop at Tohoku Universityに参加させていただきました。私が興味深いなと思ったのが、「Water Disinfection and Sustainable Development Goals」という発表です。これはSDGsのなかの6つめのCLEAN WATER AND SANITATIONを達成するための方法を見つけるというものでした。私はSDGsについて中学校で少し学んだことがあったので楽しんで聞くことができました。結果としてはボランティアをしたりSDGsを広めたり、寄付をするなどでした。SDGsを広めるのに有効な映像はなかなかに面白かったです。もっとこの映像は広まるべきだと思います。「visualization of cellular viability」という発表もおもしろいなと思いました。これは細胞と基板の相互作用等を調べ、細胞の生存率の可視化を目指すものでした。3D培養、2D培養を初めて聞き、また、英語だったのでいまいち理解できませんでした。次の卵等を利用して聞いてみようと思います。  私にとって英語での研究発表は初めてでした。海外短期留学の経験もあり、英語には自信があったのですが、いざ聞いてみるとなかなかに難しかったです。これからは英語の力もつけていきたいです。また、UKから来た方と卵の先輩方が話したりしているのをみて、私もこのワークショップをやってみたいなと思いました。

投稿者:青森県立三本木高等学校 |個別ページ

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