東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.09.09

2018.9.8 第四回科学者の卵養成講座

こんにちは、宮城第一高等学校一年の大場春佳です。第四回科学者の卵も、視野が広がり、有意義なものでした。今回は主にディスカッションについて書かせていただきます。

 

今回のディスカッションのメインは「科学は社会・世界を幸せにするか」という課題だったと思います。私は「科学の力だけが社会・世界を幸せにするわけではなく、科学を利用する人間の使い方によって幸か不幸かが変わってくる」と思いました。例えば、兵器なんかが良い例でしょう。兵器にもいろいろありますが、化学兵器である毒ガスや焼夷弾などは科学の発達が生み出した産物です。これは人間が科学を間違って利用したことが原因で起こってしまった不幸だといえます。

しかし、世の中には科学を正しく良いことに使おうとしている人はたくさんいます。最近聞いた話ですが、乳がんを早期発見できるIotブラジャー(以下eva)をメキシコの19歳の男の子が開発したそうですね。乳がんは腫瘍が発生した際、その部位に血液が大量に送られることで感触の変化と体温上昇が体温上昇がみられるそうです。これらの変化に敏感に反応し、同じ状況が継続すれば、乳がんのリスクが高いとするそうです。この開発で、乳がんでの死亡率が高い日本の女性は救われるでしょう。これは人間が科学を正しく使おうとした良い例です。

結局科学が社会・世界を幸せにするかどうかは人間の科学との付き合い方で変わるのではないでしょうか、というのが私の意見です。

私の意見はともかく、私が一番印象に残っている意見は井上さんの「他との連携も大事」という意見です。民間との連携によって、研究を進める体制を整えたりすることで、幸せにできるような研究をしやすくすることは確かに大事だと思いました。 

パネリストやオーディエンスの意見を聞いて、私の視野は倍以上に広がった気がします。

 

申し訳程度ですが、自家不和合成の話も少しさせていただきます。

自家不和合成の植物は自分の花粉では絶対に受精せず、ほかの植物の花粉でないと受精しないものでした。一方、自家和合性の植物は自分の花粉で」受精する植物でした。完全な理解はまだあまりできていないので、多くは語れませんが、自家和合性の植物の良いところは、周りに植物がなくても子孫を残せるというところだと思います。自分だけで受精して子孫を残せるならそれに越したことはありません。子孫自体は背が低くなったりしてしまいますが、ダーウィンが気づいたヒーローという現象が期待できないわけではありません。しかし、現在の植物の多様性は自家不和合成の植物が生殖を繰り返してできた結果なので、自家不和合成の植物には感謝しなければいけないところもあります。植物って不思議、すごい、というのが私の感想です。

 

今回の科学者の卵では同じ高校の友達と意見の交換ができました。できれば他校の方とも意見の交換をしてみたかったのですが、話しかける勇気もなく結局今回の講座では他校の方と交流することはありませんでした。次回の講座では積極的に話してみようと思います。

まとまりの無い文章で申し訳ありません。ありがとうございました。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2018.09.09

パネルディスカッション・高等植物の自家不和合性の講義を聴講して

こんにちは。東北学院高等学校の朝野徳(あさのなる)です。 本日は東北大学と京都大学とのコラボ企画パネルディスカッション「キミの現在と未来、そして、科学を語ろう!!」と「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」の講義を聴講しました。 最初のパネルディスカッションでは、5つの課題について、大学院生であるパネリストの方々と司会の先生、そして、受講生で語り合うというものでした。私が特に印象に残った意見は、「高校のうちに文系科目の勉強もしておけばよかった」という意見です。私自身、文系科目の勉強を疎かにしがちな面があり、大変、心に響きました。理系の研究を行う上でも文系科目の知識が必要となることがあるとのことだったので、これからは文系科目も教養として携えておかなければいけないと思いました。 また、1番考えさせられた課題は、「科学は社会・世界を幸せにするか?」というものです。 私自身、このことについては、科学者がどのように科学技術を使うか、ということにかかっていると思います。科学は社会を発展させることもできますが、世界を滅ぼす力も秘めていると思います。このディスカッションでもパネリストの方から、ダイナマイトの話が出たのですが、例えば、ダイナマイトを、鉄道開発に利用することによって人を幸せにする力もある一方、人の命を奪う力もあると、思いました。科学によって良い社会を形成するためには、これからの科学の担い手となる、私たちが科学に対する正しい見識を身につけた上で科学技術を利用することが必要だと思いました。 講義の方では、「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」というテーマで植物の生殖について、学びました。 一番印象に残ったお話は、自家不和合性を利用したアブラナ科植物の品種改良のお話です。 これは一代雑種育種法と呼ばれるもので、優れた形質を持つ純系の両親を、組み合わせると両親より優れた形質を持つ子ができます。 ただし、次代の形質は均等にならないことから、毎年種を買う必要はありますが、とても画期的な方法だと思いました。 ダイコンの場合、細くて長いダイコンと、太くて短いダイコンから、太くて長いダイコンの種子が取れるとのお話を聞いて大変驚きました。 また、大変面白いと思ったことは、他殖性植物の自殖への適応(ヒーロー)のことです。 本来は、他殖性のマルバアサガオを6世代自殖させてみたときに、5世代目までは自殖弱勢が現れていたが、6世代目から他殖個体より大きくなり、変化しなくなった株が現れたという話には、大変興味をそそられました。 自殖弱勢により、だんだん大きさが小さくなっていったにもかかわらず、途中で大きくなり、自殖へ適応したことの理由を知りたいと思いましたが、今現在、誰も証明できていないとのことで、残念でした。 今回の講座では、科学についてのディスカッション、先輩方のお話、私たちが普段食べているものにも関係してくる植物のお話が聞けて、楽しかったです。 今回学んだことを活かして、これからは更に積極的に参加していきたいと思いました。

投稿者:東北学院高等学校 |個別ページ

2018.09.08

マクロな科学とミクロな植物

福島県立福島高等学校2年の渡邉瑛士です。


9月8日、早くも第4回講座を終えました。

第4回講座では、前半に現在京都大学や東北大学といった世界で活躍する研究機関で実際に研究をされている4名のパネラーの方による「科学は社会・世界を幸せにするか?」というテーマのもと行われるディスカッションを聴きながら、それぞれの意見に共感を感じながらも、各研究機関で培われた鋭い意見に衝撃を受けつつ、改めて科学について考えさせられた非常に中身の濃い時間となりました。

突然ですが、私にとって「幸せ」とは人々の尊厳が守られることを前提とした、便利で、健康的に生きることができる状態にあることだと考えます。

この場で「科学は社会・世界を幸せにするか?」についての私の意見を述べさせて頂くならば、科学は社会・世界を"幸せにする"と思います。

今現在の世の中について考えてみても、科学には『実績』があります。例えばiPS細胞や、昔にまで遡ればレントゲンなども科学により発明されたものです。これらはどれだけ人々を幸せにしてきた(人々の役に立ってきた)ことでしょうか。そして科学には、その『実績』を元にさらなる発展を遂げる可能性をも秘めています。未来は今では想像もつかないような、全く新しい幸せな社会になっていることでしょう。

後半は渡辺正夫先生による「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」を聴講しました。

ここでは植物の生殖をテーマに、中学校で習ったまま漠然としていた、植物の受精についての理解を深めることができたとともに、自家不和合性を有する植物と自家和合性を有する植物の特徴を踏まえながら植物について考えてみると、今まで私が持っていた植物の知識はまだまだ表面的なものに過ぎなかったのだと実感しました。

今回の講座では、科学と社会というマクロな視点での考察に始まり、植物の生殖というミクロな視点での考察で締める、という科学の人々とのありかたや、植物の生殖の奥深さを改めて考えさせられた1日でありました。

第5回講座では今回以上に科学を深めていけるよう精一杯努力し、主体的に活動に取り組んでいきたいと思いました。

投稿者:福島県立福島高等学校 |個別ページ

2018.09.08

4回目にて、科学を考える

 はじめまして。何故か4回目の科学者の卵でブログを書こう、と思いついた仙台青陵中等教育学校の櫻井雪乃です。初めてブログを書くので拙い文章ですが、気長に優しい目で見て戴ければ幸いです。今回は第4回講義の感想について書いていきます。

第四回科学者の卵の感想など

9月8日の第四回科学者の卵がありました。そこで私は「君の現在と未来、そして、科学を語ろう!!」というパネルディスカッションと、「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雄しべの細胞間コミュニケーションとその分子構造~」という講義を受け、科学について考えようと思いついたのです。

皆さんは科学とはどのようなものだと思いますか?表現が悪いですが、私は科学とは人間の欲望を満たすものであると思います。例えば科学をする理由に"知的好奇心を満たす"や"誰かを幸せにする"といったものが挙げられますが、見方を変えればすべてエゴイズムと言えるからです。

今回「科学は社会・世界を幸せにするか?」というお題でパネルディスカッションがありました。そのとき科学者の卵にそれを質問した時、多くの人が幸せにするに手を挙げていて内心驚きでした。確かに科学のお陰で今の優雅な生活があります。しかし、それは幸せなのかは一様に言えません。パネラーさんも言っていたのですが、幸せは時、人、場所といった様々な要因で変化するものだからです。

いつの時代が幸せか調べると、縄文時代の方が幸せだったという考えがよく出てきます。確かにその生活において、精神的な疲れはあまりないので幸せなのかもしれません。故に、我々は科学のお陰で幸せになったとは言えません。では、なぜ科学は幸せの追求とは関係ないのに発展したのでしょうか?それこそ人間のエゴです。先に書いたように科学は欲望を満たすものです。なので皆さんが幸せに貢献したと感じるのは、結果的に科学が幸せのトリガーとなっただけですそもそも私にとって今の社会・世界が幸せなのか疑問ですが。

まとめになりますが、ここで私が言いたかったことは、科学とは欲を満たすためのものであるということです。だから最近、科学でどう社会貢献ができるかということが求められるのはおかしいと思います。別に幸せは意図的に感じるものではなく、勝手に湧いてくる感情だからです。

ブログを書いての感想

ブログは難しいですね。たったこれだけの文章を考えるのに1時間30分もかかりました。私がまだ未熟ゆえに自分の考えをまとめて文章にするのが苦手なことでこうなったといえます。そのせいで拙い文章でちぐはぐな内容になってしまったことが後悔です。といえども今の全力がこれなのでどうしようもないですが。

他の人は良くブログを書いているので、私も他の受講生や先の受講生に負けないくらいの文章を書けるように、日々精進したいです。

こんな私ですが、これからもよろしくお願いします。

投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校 |個別ページ

2018.09.08

リアクション命

言いたいことはタイトルの通りです、以上。と言って終了しても良かったのですが、せっかくなので第4回科学者の卵養成講座を振り返っていきたいと思います。紹介が遅れました、群馬県立前橋高校の東桔也です。

今日は主に2つのプログラムがありました。

まず1つ目は、東北大学と京都大学とのコラボ企画・パネルディスカッション「キミの現在と未来、そして、科学を語ろう!!」です。スケジュールに170分間と記載されていて、
「ダルいなぁ」
と思ったのは私だけではないはずです(いや、私以外の優秀な卵の皆さんはそうでないと信じたい)。しかし、パネルディスカッションが始まった瞬間、そんな思いは泡のように消えました。普段聞くことのできない生の大学生の声がこんなにも自分たちの心に響いて来るとは...。特に印象に残ったのは、「Google翻訳があるのになぜ英語を勉強するのか?」という話題でした。ある大学生パネラーは、
「英語は、自分からコミュティに入る意思表示だ。」
とおっしゃっていました。革新的すぎました。確かに、外国から来た転校生が頑張って日本語を話しているのを見て、手を差し伸べたくなった経験が私にもあります。納得ですね。将来、特に研究者は海外との連携がとても重要になると思うので、「下手でも伝えようと思う気持ち」を大切にして英語学習を頑張りたいです。

次に2つ目は、「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」です。第1回のブログでも書いた通り、私は生物に苦手意識を持っているので、その反省を活かして講義内容の予習をしてから臨みました。おかげで理解が深まり、110分間があっという間に感じられました。特に衝撃的だったのは、自家不和合性(自家受粉の発芽阻害や花粉管伸長阻害により自家受精が妨げられること)のリンゴ「ふじ」についてでした。
「違う品種の花粉をかけて同じ果実ができるのはなぜ?」
という質問に、新たな知識と常識がグチャグチャになりました。タネ明かしは(リンゴだけに)、私たちが普段食べている部分が「種子」ではなく「果実」だと言うことです。果実は子房が膨らんだもの、つまり母方の一部だから違う品種の花粉をかけても同じ味がするのです。これが分かった時のスッキリ感は一生忘れません。

さて、タイトルを回収しないままここまで読んでいただき、ありがとうございました。なぜリアクションが命なのかですかって?それは、今日の講座で(私も含めて)沈黙があまりにも多かったからです。様々な人との交流によって深まる知識もあると思います。ぜひ、次回からは積極性溢れる講座にしましょう。

卵の殻、破ってますか?

投稿者:群馬県立前橋高等学校 |個別ページ

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