東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.10.06

第4回科学者の卵講座を終えて

こんにちは。仙台二華高校の盧優慈です。かなり前回からの投稿から時間が空いてしましたが、第4回講座を振り返っていきたいと思います。

まずは、パネルディスカッションについてです。前回あったAIとIoTでのパネルディスカッションをとても楽しく聞かせていただいたので、今回もとても楽しみにしていました。一番印象に残ったのは「高校での研究と大学での研究の違う点」から派生していって、大学生の方の一人が「研究とはだれかが傷ついているという前提で成立しているもので、だからこそ、僕は自分の研究の結果を社会に還元するという意思があるからやっている。」という言葉でした。自分の目標や何のために研究をしているのかがとてもしっかりしていて、科学者の人たちは興味や関心だけではなく、人や社会のことを考えて研究しているのだと知りました。対して自分はどうかと考えると、まだ将来について決めかねていることが多くて、自分は科学を通して何をしたいのか考える必要があると思いました。さらに討論を通して、高校生の今すべきことも多く語っていらっしゃったので、まずは今自分は何をしたらいいのか決めていきたいと思います。

次は、講義での自家不和会性について。自家受粉はせず、他家受粉のみで種子ができるという植物の不思議な性質についての話でした。なぜ植物がこんなことをするのか。それは、環境への適応力を高め、優秀な遺伝子を多く残すためです。やはり生き物はすごいですね。生物の先生が言っていました。「生物の一番面白いところは多様性だ」と。まさにその通りだと思います。植物一つとっても、前回受けたDNAに然り、今回の自家不和合性然り、様々な違いがあります。また、先生のお話では、自家不和合性の植物が自家和合成になることもあるそうです。植物は強いですね。一個体が生き残るためではなく、その種族全体が生き残るために適応を重ねていき、今の植物たちがいるのだと考えると、植物たちに対する気持ちも変わってきますね。

今回も非常に楽しくお話を聞かせていただきました。レポートは全然ダメでしたが、次こそ...!頑張りたいと思います。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

2018.10.02

卵の挑戦Ver4

こんにちは。青森県立八戸東高校の高橋実久です。だいぶ時間が経ってしまいましたが、9月に参加した科学者の卵について書こうと思います。

 

科学者の卵の日を毎回心待ちにしている私ですが、4回目の卵は、現役大学生のお話が聞けるパネルディスカッション!私のワクワク感は止まりませんでした。

 

パネルディスカッションで特に心に残ったことは二つあります。

一つ目は、「大学の研究はネタが尽きない」という先輩の言葉です。保育園の頃から、サッカー、バスケ、バドミントン等スポーツばかりしてきた私は、研究らしい研究をしたことがありません。やったことがあるのは自由研究くらいです(笑)。そんな私ですが、『研究とは挑戦であり、人々の生活をよりよくするための新たな発見を積んでいくもの』と大それた考えを持っています。そして、私たちの生活の中の便利さは研究の成果の賜物だと思っています。まだまだ未知の世界はあり、その発見のための研究は尽きないものなのだと思います。4人の先輩方の話を聞き、研究には終わりはなく、無限大であることを改めて感じました。

二つ目は英語力を身につける必要性です。私にはたくさんの国の人と考えを伝え合って討論をしてみたいという思いがあります。3回目の卵、日英サイエンスワークショップで改めて自分の英語力の拙さを痛感したため、英語は将来のためにも勉強しなければならないものとして考えていました。今回のお話で英語を話すということについて、更に多くの考えが生まれました。先輩の『相手の領域に入りたいという意思表示になる』という考えには驚き、納得、共感しました。英語についてますます意欲が湧いてきました。

 

続いて、講義!!

今回の講義はあのダーウィンが注目したという自家不和合成についてでした。私は物理選択ですが、キノコや微生物など生物系のことに非常に興味があるため、この講義は楽しみでした。生物基礎の知識しかない私でしたが、教授が言ったように人間に置き換えてみると分かりやすく、面白くて笑ってしまいました。植物も人間のように彼女と彼氏は支え合わなければならないこと、自家不和合成だったとしても人間の結婚ハードルのようにハードルを下げて自家和合成になり、自分の花粉で受粉すること等が特に印象に残りました。植物も人間みたいじゃんと思い楽しくなりました。

 

次回の卵では、さらに自分の殻を破り、もっとアクティブにもっと頭をフル回転させて講義の内容についていけるように頑張ります。そしていろいろな人に話しかけて、仲間の輪を広げていきたいと思っています。次回も楽しみです!

投稿者:青森県立八戸東高等学校 |個別ページ

2018.09.29

未来を考える卵。

大幅に遅れてしまいました。 こんにちは、宮城第一高等学校の金川恵都です。今回は第四回の講座についてブログを書いていこうと思います。 さて、先ず前半のパネルディスカッションでは、パネリストの先輩方が「キミの未来、そして、科学を語ろう!」を題目として様々な課題を互いの意見を聞き、発言して、私たち自身もパネルディスカッションの理解と其々の題目、課題について考えるという意見の交流に成る場であったと感じております。特に私自身が面白いと感じたものは「科学は社会・世界を幸せにするか?」という課題でした。先輩方の意見はわかれる形になり、其々の視点から見ることが出来て「嗚呼、そのような見方もまた一つなのか。」と感じた部分も多々ありました。ここでその時考えた私の考えは「幸せにしない。」でした。勿論科学は人々が望むものを実現させる為使われているのであって、形になれば「最大多数の最大幸福」にかなっていると言えるでしょう。しかし科学がもし仮に発展を遂げたとして大袈裟な表現をすると、アメリカで製作されたデトロイトが舞台の某ゲームのように、アンドロイドが人々の家事や仕事を代わりにやってくれる使用人となる世界になったら。さらにはディズニー制作の映画ように人々は何もしなくて良い、荒廃した地球から離れパラダイスのような飛行船の中で暮らし、その船を全てコンピュータが管理することになったら。 私たちは「幸せ」でしょうか? 私たちの幸福の概念は「与えられた」幸せだけで幸せなのでしょうか? 私はそうは思いません。 私たちは常に幸せを求めています。その為には多くの苦難を乗り越えたり、努力を重ね、幸せの味をやっと知るのです。 「満足な豚でいるより、不満足な人間であるほうがいい。」と言うように、「科学」だけで幸せではいけないと思うのです。 「科学」を使うのはいつだって私達「人間」です。つまり「科学」は単なる道具であり、幸せにするように導くのは人間です。科学だけではないことを忘れてはいけません。その為にも私達は「科学」を使うために他者依存する傾向の現代から少しでも逸脱できるように「自立した精神」を持つことを、秩序の中に真の幸せがあることを忘れないようにしなくてはいけない。それが「社会・世界を幸せにする」方法だと考えました。 きっと私が「幸せにする。」と答えるのは、 「秩序の範囲内で人々が使う科学は社会・世界を幸せにするか?」 という問われ方であるときかなと思いました。 次に「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等生物の自家不和合性」が題の植物分子育種分野の講習でした。 ここでは自殖性植物と多殖性植物と取り上げ、意外と単純ではない植物受粉システムについて学びました。受粉という植物の活動自体本来簡単なもので、花粉さえあればできるものなのではないのかと考えていた私にとってはとても吃驚する要素が沢山ありました。花粉は自己花粉か他化花粉かで選ばれることには特に驚きました。今までの固定概念が壊れ新たな知識に触れることはとても新鮮でしたが、何せその知識に関しては殆ど知識がなかったのでとても理解するのに多大なる時間がかかってしまいました。でもまだ「こういうことなんだよ。」と言えるまでには達せていないような気がするので、図書館でも書店でもいいので講習中の資料にあった本を一度手に取ってみるのもまた一つかなと思いました。 十月ではまた新たな分野に触れられることに期待を馳せ今回はこれまでにしたいと思います。 ここまでの文章お読みいただきありがとうございました。 また次回もよろしくお願いいたします。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校 |個別ページ

2018.09.25

第4回を受講して

 栃木県立栃木高等学校1年の新井涼太です。学校ではクラスの意見をまとめる場面は多くありました。しかし,他の人に意見を求めたり反論したりするような経験は今までなかったので、今回のパネルディスカッションはとても参考になるだろうと思い,真剣に聞いていました。


 東北大学と京都大学の現役大学生からどのような発言やアドバイスが飛び出すのかが楽しみでした。高校と大学の違いや、高校時代にやっておけばよかったと思うことなど,これからの自分に直接関わる題目であったので,参考になる意見が多く出ました。


 特に印象に残ったのは、英語を学ぶ必要性についてのディスカッションです。グローバル化が進む現在で、海外の人と交流する機会が増加する中、単に公用語である英語がよく使われるからだと考えていました。


 しかし、このパネルディスカッションでは英語の必要性について様々な意見が出ました。まず,「道案内は機械だけで十分だ」という意見。そして渡辺先生の「
Google翻訳の精度が上がったから学ぶ必要はないのでは」という意見です。確かにGoogle翻訳は201611月上旬から深層学習を本格的に導入し翻訳精度が格段に向上しています。しかしこれに対し「英語は意思表示のために学ぶ必要がある」という意見が、とても説得力を感じました。「私はあなたの国に興味がありますよ」,「私はあなたと話したい気持ちがありますよ」などといった意思伝達は機械ではできないことです。英語を学ぶことの大切さを改めて感じることが出来ました。


 途中,部活動についての意見も多くありました。私も中学校の時に情報技術部に入部したことがきっかけで将来システムエンジニアになりたいという夢を持つことができました。
高校では囲碁将棋部に在籍しています。今後も部活を通して多くのことを学んでいこうと思います。


 後半の渡辺先生の講義は内容が難しく、理解するのに時間がかかってしまいました。講義レポートも最後まで残って考えましたが,ほとんど書くことができませんでした。自家不和合性の意味がわからなかったので、資料を何度も読み、講義後に渡辺先生が紹介したリンク先からにテルモに掲載された記事を読んで,自家不和合性がもたらす有利な点、不利な点を整理しました。学校の生物ではまったく触れていなかった話題であったため戸惑いましたが、意味が分かると興味が湧いてきます。


 「植物のたくみな生殖戦略」とありましたが、いろいろ調べてみると自家不和合性の他にも様々な「戦略」を持っている植物もありました。植物が自分を守るために有毒なガスを発生させたり、葉に毒素を多く分泌したり、また近くにある植物に危険を知らせる物質をまき散らしたりなど、植物も「意思」を持っているのではと思いました。

投稿者:栃木県立栃木高等学校 |個別ページ

2018.09.24

「科学者の卵」第四回講座を終えて

 こんにちは。宮城県仙台二華高等学校1年生の関谷夏子です。

 大変遅くなってしまいましたが、第4回講座について投稿します。


 前半は、京都大学コラボ企画・パネルディスカッション「キミの現在と未来、そして、科学を語ろう!!」に参加しました。ここでは、科学者の卵の先輩方から、高校と大学・大学院の違いや、先輩方が高校でやっておけばよかったと思ったこと、そして、科学は社会・世界を幸せにするかなどの五つの議題について、とても興味深い討論をしていただき、高校生の私にとって参考になるものでした。

特に印象に残っている議題は、「大学・大学院で予想外だったこと」で具体的には二つあります。

 一つ目は、研究することは尽きないということです。大学や大学院では、毎日実験したり、その結果を分析したりして、研究活動を行っているにも関わらず、終わりがないということに私はずっと疑問を抱いていました。当たり前といえば当たり前なことなのですが、研究活動において、細かいところでまだ分かっていないことはたくさんあるため、研究することはいくらでもあるというのだそうです。私は部活動で研究を始めていますが、この話を聞いて、更に自分の研究を深めていきたいと感じました。

 二つ目は、大学は自由な時間が多く、自分のしたい勉強ができるということです。今年の4月に高校生になった私は、中学校と高校の自由さの違いにようやく慣れてきたところです。「与えられた自由な時間をどのように使うのかが大切だ」とパネリストの方がおっしゃっていたので、高校生の今から、気を付けていきたいと感じました。


 後半は、渡辺先生の「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雄しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」を聴講しました。私は、自家不和合性を持つアブラナ科植物が非自己花粉だけを吸収して、花粉管を伸ばすということにとても驚きました。人間のように脳を持たない植物が、自家花粉と他家花粉を識別している仕組みから、私の予想以上に植物の受粉は複雑だということに興味を持ちました。


 10月のどちらの講義も楽しみです。

 次回もまた、よろしくお願いいたします。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

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