こんにちは。仙台二華高校の盧優慈(ろう すじ)です。一年間よろしくお願いします。先日の第一回目の科学者の卵講座に参加した感想をまとめていきたいと思います。
時間より少し早めに会場に着くと、既にちらほら人がいて、ひゃーと思いながら手元の資料を読んでると、開講式が始まりました。滝澤先生からの話の後、科学者の卵の先輩方からのプレゼンがあり、科学者の卵講座の活用方法をはなしてくれました。頑張れば機会はいっぱいある。本当に素敵な講座だと思います。発展コースや海外研修にとても心惹かれました。
さて前半の講義が始まりました。「災害情報を活用する!」を題に最初に紙を渡されて日本地図を描かされました。2年で地理を選び、やっとアフリカ大陸ぐらいが書けるようになっていたのに、まさか日本地図を描かされるなんて。ひどかったです。地図を白紙の状態から描くと、住んでいた場所が詳しく、あまり関わりのない所は大雑把になってしまいますね。自分が知らない地域や詳しく知っている場所を把握するにはピッタリな方法だと思います。「火山はなぜ爆発する?」などの基本的で実は知らなかった質問をされ、あれ?全然知らないじゃん!となりながら講義を聞いていました。火山活動の多い日本に住みながらも全然火山に対して危機感を持っていないこと、そして災害時やその前に発信される情報を活用するために必要な最低限の知識も必要になるということを知りました。
レポートでは蔵王山頂でどんなメールが届くといいかという課題がありました。講義で話されていた今までの火山噴火での情報発信の事例も聞いていてこれは難しいな、と思いました。注意を促進するものをたくさん出しすぎると、信用はなくなるし、かといってしないと肝心な時に注意を促せない。実際私たちも緊急地震速報に対しての危機感がなくなってきてますよね。
後半の講義ではDNAと遺伝子組み換え植物についてでした。ドラえもんやストライプを例にとても楽しく聞かせていただきました。たった一つだけ遺伝子が違うだけで稲自体の成長が全く違ってくる例を聞いて面白いなと思いました。実際にブロッコリーから遺伝子を出してみて、意外と簡単にできるんだなと驚きました。稲わらの糖化性向上のためにセルロースを分解するセルラーゼが発現するタイミングを変えたことに興味を持ちました。遺伝子の種類や発現する場所を変えるのではなく、時間を変えるという発想がすごいなと思いました。今まで遺伝子組み換えについてあまりいい印象を持ってこなかったのですが、そういうことを感じる前にまず遺伝子組み換えの知識をちゃんとつけてから考え、印象だけで判断してはいけないと身にしみて感じました。
レポートは大変でしたが、とても面白い講義でした。あと、全然周りの人と話せなかったのでもっと積極的に行けるようにしたいと思います。よろしくお願いします。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ