東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.07.27

第一回 科学者の卵養成講座を終えて

 こんにちは。仙台二華高校の盧優慈(ろう すじ)です。一年間よろしくお願いします。先日の第一回目の科学者の卵講座に参加した感想をまとめていきたいと思います。

 時間より少し早めに会場に着くと、既にちらほら人がいて、ひゃーと思いながら手元の資料を読んでると、開講式が始まりました。滝澤先生からの話の後、科学者の卵の先輩方からのプレゼンがあり、科学者の卵講座の活用方法をはなしてくれました。頑張れば機会はいっぱいある。本当に素敵な講座だと思います。発展コースや海外研修にとても心惹かれました。

 さて前半の講義が始まりました。「災害情報を活用する!」を題に最初に紙を渡されて日本地図を描かされました。2年で地理を選び、やっとアフリカ大陸ぐらいが書けるようになっていたのに、まさか日本地図を描かされるなんて。ひどかったです。地図を白紙の状態から描くと、住んでいた場所が詳しく、あまり関わりのない所は大雑把になってしまいますね。自分が知らない地域や詳しく知っている場所を把握するにはピッタリな方法だと思います。「火山はなぜ爆発する?」などの基本的で実は知らなかった質問をされ、あれ?全然知らないじゃん!となりながら講義を聞いていました。火山活動の多い日本に住みながらも全然火山に対して危機感を持っていないこと、そして災害時やその前に発信される情報を活用するために必要な最低限の知識も必要になるということを知りました。

 レポートでは蔵王山頂でどんなメールが届くといいかという課題がありました。講義で話されていた今までの火山噴火での情報発信の事例も聞いていてこれは難しいな、と思いました。注意を促進するものをたくさん出しすぎると、信用はなくなるし、かといってしないと肝心な時に注意を促せない。実際私たちも緊急地震速報に対しての危機感がなくなってきてますよね。

 後半の講義ではDNAと遺伝子組み換え植物についてでした。ドラえもんやストライプを例にとても楽しく聞かせていただきました。たった一つだけ遺伝子が違うだけで稲自体の成長が全く違ってくる例を聞いて面白いなと思いました。実際にブロッコリーから遺伝子を出してみて、意外と簡単にできるんだなと驚きました。稲わらの糖化性向上のためにセルロースを分解するセルラーゼが発現するタイミングを変えたことに興味を持ちました。遺伝子の種類や発現する場所を変えるのではなく、時間を変えるという発想がすごいなと思いました。今まで遺伝子組み換えについてあまりいい印象を持ってこなかったのですが、そういうことを感じる前にまず遺伝子組み換えの知識をちゃんとつけてから考え、印象だけで判断してはいけないと身にしみて感じました。

 レポートは大変でしたが、とても面白い講義でした。あと、全然周りの人と話せなかったのでもっと積極的に行けるようにしたいと思います。よろしくお願いします。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

2018.07.27

孵化への第1歩

皆さんこんにちは。そしてはじめまして。山形県立米沢興譲館高等学校1年の鈴木 悠世(すずき ゆうせい)です。7月21日より、科学者の卵養成講座が始まりました。開講式では、滝澤先生や昨年度の受講生の方々のお話を聞いて、これから1年間、そして自分の将来を考えることができました。自分の殻を破るためには、広い知識を身につけ、破るべき殻の本質を見抜く必要があるのだと思います。皆さんと共に有意義な1年にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

最初に受講した久利 美和講師の講義「災害科学情報を活用する!-火山災害を事例に考える-」では、地学、災害科学、防災と科学を融合したような分野について学びました。噴火形式や、火山噴火のメカニズム、噴火時の避難法な どわかりやすく教えていただきました。また、災害時の科学者の役割についても教えていただき、僕はこのことが1番印象に残っています。科学者の考えが、行政に、メディアに、住民に正しく伝わらないケースや、科学者が災害を予測できないケースに僕たちはどうするのか、科学者はどう伝えていくべきなのかなど、とても考えさせられる講義でした。講義の中で、ハザードマップや、災害に関する説明会を開いていても、大きな被害が出てしまったというお話もありました。僕たちは、大きな災害は低頻度だからと心の何処かで高を括っているのかもしれません。噴火に限らず、僕も体験した東日本大震災や、今年の西日本豪雨災害である平成30年7月豪雨など、近年の災害は大きな災害であるだけでなく、これまでの災害の常識や、知識を超えるようになってきていると思います。これに対応していくには、災害前の対策が必要で、対策するための社会への意識づけが必要だと思いました。低頻度大災害の恐ろしさを身近に感じた今だからこそ、社会に訴えかけられるものがあるのではないでしょうか。また、講義を受けた僕たちが身近な人に伝えていければいいですね。

次に受講した伊藤 幸博講師の講義「DNAと遺伝子組換え植物」では、突然変異体を用いた遺伝子の生化学的機能の解明法、DNAの取り出し方、遺伝子組換え植物の可能性について教えいただきました。遺伝子組換え植物と、天然植物の人体への影響差については、僕たちにとって身近な話題でしたが、遺伝子組換え技術は知らないことが多く、驚きの連続でした。特に、アグロバクテリウムの性質については未知の領域で、自分のDNAを植物のDNAの中に入れるということ、そこで作らせた自分用の栄養分を利用するという頭の良さには本当に驚きました。また、チンパンジーとヒトのDNAは1.2%しか違わないことについても驚きました。気になって調べてみたところ、ヒトのDNAとネコとは10%、ウシとは20%、ハリネズミとは25%、ゼブラフィッシュ30%、ニワトリとは40%、バナナとは50%の違いがあるそうです。遺伝子の面でみれば、ヒトの50%はバナナと同じなのですね。DNAの研究はとても興味深いです。さらに、講義ではイネの遺伝子組換えの研究についても教えていただきました。とても難しい内容でしたが、わかりやすい言葉を用いて丁寧にお話してくださり、理解することがでしました。しかし、実際はもっと難しい研究内容なのだと思うと、大学の研究はかなりハイレベルなのだと感じ、自分の未熟さを感じました。

急に質問ですが、遺伝子組換え植物は、安全性について討論されることもありますが、従来の植物との違いといえば、組み込んだ遺伝子から作られたタンパク質のみなのですか?もし、この答えがYESだとすれば、他の植物を食べるときと同じように消化されるため、人体への影響や、遺伝として次代に悪影響を及ぼすことはないと思うので、討論される以前に、安全なのではないでしょうか。また、なぜiPS細胞にも組換え技術は使われているのに、遺伝子組換え植物についてのみ否定的な意見が出ているのでしょうか。もっと伊藤先生のお話をお聞きしたいと思いました。

第1回講座、難しさに頭を悩ませながらも楽しく考えることができました。しかし、まだまだアウトプット力が足りないことを実感しました......。これからの講座を通して、自分のアウトプット力を高めると共に、同じ卵の皆さんと一緒にそれぞれの殻を破る力を手に入れられればいいなと思います。主催者の皆様、講師の皆様、大学生やひよこ、卵の皆様、よろしくお願いします。

投稿者:山形県立米沢興譲館高等学校 |個別ページ

2018.07.27

1回目のたまご

こんにちは。 青森県立三本木高等学校1年の立崎萌です。 7月21日の講義についてかこうとおもいます。 ひとつめの講義は「災害科学情報を活用する!」でした。これまでの災害をもとに、これから私たちはどうするべきかという内容でした。 今回の講義では十和田火山が取り上げられました。私は十和田市に住んでいて、十和田火山について少し聞いたことがありました。しかし、十和田カルデラなどの話を通して、自分の地元なのに全然知らないと刺激を受けました。夏休みを利用して、自分でもう少し詳しく調べてみます。 雲仙岳噴火や岩手火山西域での地殻変動観測などで科学者の方が苦しんでいたということを初めて知りました。これは社会に調べるべきことだと思います。 また、今回のレポートにもありましたが、「もし噴火したら、登山者にどのようなメールを届けるべきか」というのはいまの日本で大切な課題だと思います。日本は活火山が多く、今や富士山も噴火する恐れがあると言われているからです。 ふたつめの講義は「DNAと遺伝子組換え植物」でした。これはアグロバクテリウムを利用した遺伝子組換えで稲わらの糖化性を目指すという内容でした。 これから習うであろうDNAの構造なども重ねて学ぶことができました。学校で学ぶときには余裕を持てるように忘れないでおきたいです。 この講義ではブロッコリーからDNAを取り出しました。意外と簡単につくりだせて、DNAも分かりやすく観測できました。 「人間がブロッコリを食べてもブロッコリーにならないのはなぜ?」という考え方には私が当たり前で気にしてなかったことに気付かされました。こういう科学者的思考力を身に付けたいです。 今回2つの講義を受けてみて、自分の消極さに悲しくなりました。質問タイムの時に手を挙げるのが億劫で、結局質問できませんでした。自分の殻をはやく破りたいです。 もうひとつ、講義とは関係ありませんが学食がすごく美味しかったてす。安くて量があって、また次も利用しようと思います。

投稿者:青森県立三本木高等学校 |個別ページ

2018.07.25

卵の誕生(第1回を受講して)

 はじめまして。栃木高等学校1年の新井涼太と申します。今回の開講式、講義の感想を報告いたします。

 開講式では主催する先生方から受講の心構え、そして昨年度受講した先輩方から講座の紹介および体験を聞かせていただきました。これから始まる一年間の活動の重要さ、面白さが伝わってきました。期待が膨らむ1時間でした。

 私の通学する栃木高等学校は出張講義で度々東北大学の先生に訪問していただいています。本日ブログの説明をしていただいた渡辺先生は426日に栃木高校のSSHオープニング講座に出席していただきました。その様子を渡辺先生の研究室HPで紹介していただいています。司会をしていただいた安藤先生も昨年度のSSH成果発表会に参加いただくなど関りのある先生方に指導していただくことになるので,この講座に対する親近感がわきました。

 一つ目の講話は、「災害科学情報を活用する!」という過去の災害や今日の災害科学情報などに関するものでした。久利美和先生の「災害はいつ起きてもおかしくない」という言葉がとても印象に残りました。どうしても防げなかった災害の話を聞いて、その人の心理、固定概念も被害に影響していることを知りました。確かに、有名な観光地である火山は噴火が起こるはずはないとか、以前起きてから相当時間が経っているなど、普通に考えてしまうことが多く、災害は意外と身近にあるものだと感じました。

 講義の冒頭では日本地図を描いたり,河川や山脈そして平野を書き入れたりと,中学校の地理の授業を思い出すものでした。日本が水資源に恵まれ,私たちが豊かな生活をすることができるのもこの地形によるものであること,そして地震や火山などの災害と共存していかなければならないことが理解できました。

 また,研究者はメディアや社会,そして行政に災害のリスクをどう伝えるかということが重要であることを知り,過度に危険リスクをアピールすることで風評被害や住民に長期に避難生活をさせてしまうなど非常に責任のある仕事であることを感じました。

 科学者の研究は社会的な責任を感じて進めなければならないことが理解できたとともに,いつでも災害が発生してもおかしくないという考え方を持ち準備することが大切だと思いました。

 二つ目の講話は、DNAと遺伝子組み換え植物についてです。伊藤先生にアニメや音楽などを用いたユニークで分かりやすい講義をしていただきました。以前,渡辺先生が高校に来ていただいた時にも,子供の頃に見たアニメが科学者になる動機になることもあると話されていました。ポケットから出る秘密道具を実用化する研究に関わることができたら夢のようです。

 今日の実験でDNAを実際に取り出してみましたが,その構造はミクロの世界なので講義の内容はやや難しいものでした。DNAを組み換える作業は最先端の科学でしかできないと思っていましたが,それをいとも簡単に行うバクテリアがいることは驚きでした。このアグロバクテリウムが数万個にも及ぶ感染した植物の遺伝子の中から自分の栄養分を作らせる遺伝子を見つけて組み換えてしまうメカニズムに興味を持ちました。

 講座の受講生は東北地方の高校生がほとんどであるため、とても不安でしたが、周りの人が積極的に話しかけてくださり、この人たちと一年間頑張っていきたいと思いました。栃木というやや遠い場所からの行き来になりますが、他の人たちと変わらず積極的に頑張ります。

投稿者:栃木県立栃木高等学校 |個別ページ

2018.07.25

科学者の卵第一回を終えて

はじめまして!一関第一高等学校1年生の佐々木伽音(ささきかの)と申します。拙い文章ですが、これから書いていこうと思います。読みづらい部分もあると思いますが、読んで頂けましたら嬉しいです。


さっそく、講義が始まりました。今回は「災害科学情報を活用する!-火山災害を事例に考える-」と、「DNAと遺伝子組換え植物」という二つの講義を聞きました。最初からレベルが高い...ですが、どちらも聞いていて楽しかったです。今回は2つの講義を聞きましたが、遺伝子組換え植物の方について書こうと思います。


科学の中では一番、生物学に興味があることもあり、楽しく聞くことができました。また、個人的に遺伝子にも興味があったので、この講義を聞くことができてよかったと思います。講義を聞いてまず、思ったことは...「アグロバクテリウムすごいな!!」でした。(笑)でも姿が意外と地味...でも、アグロバクテリウムの力を借りることによって、遺伝子組換えがやりやすくなるのですごい力を持ってるんですよ。人間もアグロバクテリウムを見習わないとだめですね。改めてバクテリアなどの細菌のすごさに気づくことができたと思います。


ブロッコリーの遺伝子を見たことも印象に残っています。食塩や台所洗剤を使って溶液をつくり、すり潰したブロッコリーを加えて、それをこした液にエタノールを加えて待つわけですが、溶液のグラデーションが綺麗でした。遺伝子は、白くてひもみたいでした。遺伝子をあんなにもまじまじと見ることはおそらくできないので貴重な体験をさせてもらいました。


今回はここまでにしたいと思います。稚拙な文章となってしまい申し訳ないです。次からもっとましな文章を書けるように頑張りたいと思います。さて、第一回が終わりましたが、今のところ不安しかないです。ですが、これも私自身が決めた道。先は見えませんがこれから頑張っていきたいです。これから多くのことを学び、吸収していきたいです。自分で殻をわり、その羽で飛び立つ日まで温かい目で見守ってください。

投稿者:岩手県立一関第一高等学校 |個別ページ

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