東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.07.22

第一回講座「開講式、H29受講生報告及び講義」

 こんにちは。岩手県立盛岡第一高等学校の金澤青空(かなざわはるく)と申します。自分のブログでは講座で自分が考えた意見は勿論、その意見に関して付随して考えたことも書こうと思っているので、少々脱線するかもしれないですが最後まで読んでいただけると有難いです。

  

 まずは開講式ですが、幸いにも自分は後ろの方の席でありましたから講座に参加していた人の様子を見ることができました。「自分のことに集中しろよ!」と思う人もいると思うのですが、やはり他人を学ぶことも大事だと思うのです。僕は講座の参加者を見渡しながら、「自分と話の合う人はどのくらいいるのだろうか。」「どのタイミングで皆はメモをとるのだろうか。」などと考えていました。勿論講義中は講義に集中していましたが。周りを見渡すとやはり頭の良さそうというか、高い志を持っていそうな人ばかりでその雰囲気に圧倒されて意欲を失いかけました。しかしながら、自分が自己推薦の中で選抜されたのには何か理由があるはずだと思い、自分に誇りを持とうと思いました。その誇りとは「物理学」です。自分は小学生の時から物理学に興味を持っていました。それ以来自分は物理学を最大の興味として生きてきたのですが、これ以上話すと長くなりそうなので次回以降の活動ブログやまちかどサイエンスの方で話したいと思います。 

 

 話が脱線しました。話を戻します。次にH29の受講生の方々による報告です。自分はこの報告を聞いて、「やはり英語なのだなぁ。」と思いました。自分も将来英語が必要になってくることについては、薄々どころかはっきりと明確に気づいていました。もとより、学者と称される方達は研究結果について国際的な交流を必要とします。自分も将来は学者と呼ばれたいので当然英語は必要になってくるわけです。でも、どのようにすれば英語が身につくのだろう?まさか、科学者の卵でそんなことを考えるとは思いませんでした。この報告によって自分は将来についてよく考えることができたと思います。 

 

 やっと本題の講義について話すことができそうです。今回は地学と生物学についての講義ということで物理好きの自分にとっては学ぶことが山のようにありました。その山がとても高すぎて頭に入らなかったことも多少ありましたが。しかしながら、その山を少しづつ切り崩して講義内容を整理整頓するというのが講義後のレポートなのだと思います。そして、山を切り崩した後の土地に家を建てていくという作業、すなわちこの活動ブログに講義後一息置いてから書くことによって自分自身に講義で学んだことが吸収されると思うのです。これはH29受講生の方達が話されていた通りです。 

 

 さて、我々卵の初めての講義は災害についてでした。災害大国と呼ばれる日本に住んでいる我々にとってはやはり重要な分野なのではないでしょうか。自然科学と呼ばれる学問が目指しているものの一つとして「我々の生活を安全にする」ということがあります。今回の講義の場合は「いかに確実にかつ安全に山と生きるためには」というのがテーマだったのではないかと思っています。そのためには山を知る必要があるということです。家に帰って一息ついたところで一つ疑問に思ったことがありました。講義の前半で「岩石が溶け始める温度は水を含んでいると通常よりも低くなる」という主旨の内容がありました。なぜ水を含むとそうなるのか?僕はその原理が気になりました。水を含むことによって地殻内部全体の圧力が大きくなるからでしょうか?水と岩石の比熱が関係しているのだろうか、とも思いましたが自分の頭だけでは結果まで導くことができませんでした。疑問は残りましたが、この講義では学者の立場としてどのように伝えるべきか、ということを学び、考えさせられました。 

 

 続いての講義では遺伝子についてでした。ちょうど学校でやっていた範囲でもあったので、復習と予習を一気にしたという感じです。時折ドラえもんネタを入れてきたのは我々を飽きさせず興味を引く工夫されていたのだと思います。学者に限らず、様々な職業でプレゼンテーションが必要となるのでそのことに関しても学びました。自分は遺伝子に関して感じることがあります。遺伝子を学んでいるとなんだか人間が機械のように見えてくるのです。ATGCの並びだけで決まった働きをするということに対して特にそう感じます。人間機械論という言葉が数多くの議論を経てきたように、自分の頭の中でも様々なことを思考してしまうのです。この講義では、我々人間を含めた生物をどのようにして研究しているのかを理解することができました。 

 

 第一回講座だけでもかなり多くの思考をしました。思考した内容が今回の内容に即したものやそうでないものも含めて、自分が考えたことに関しては無駄は無かったと思います。第二回以降の講座でも様々なことを思考していこうと思った第一回講座でした。 

投稿者:岩手県立盛岡第一高等学校 |個別ページ

2018.07.22

平成30年度第一回講座を終えて

はじめまして。福島県立福島高等学校2年の菅沼光太郎です。今回は第一回講義ということで、レポート作成など難しいと感じる点もありましたが、科学者の卵を通して多くの事を学べた1日になったと思います。

災害科学情報に関する久利美和先生の講義では、私は現在高校の地学班で活動しているので、ある程度の事前知識をもって参加することができ、より有意義な時間とすることができました。

講義の中で特に印象に残ったのは、火山災害が今までにない大規模な被害をもたらす可能性があるということです。

洪水や地震といった被害の非常に大きい災害に対しては、東日本大震災や西日本豪雨による意識の高まりが確実な一方、火山災害となると、やはり前例のない状態かつ専門家と行政間での障害もあることから、多大な被害をもたらすのではと思いました。

これを受けて、やはり重要になってくるのは人々の危機意識だと思います。危機意識を高める方法として、幸い"危険なもの"に対する人々の興味は高い傾向にあると思うので、具体的なシミュレーション等を用いて、メディアを通して発信していけば良いのではと考えました。

DNAと遺伝子組み換え植物についての伊藤幸博先生の講義では、漠然としていた"遺伝子組み換え技術"について、具体的な利用のされ方まで知ることができ、その有用性を理解することが出来ました。

講義の中で特に印象に残ったのは、イネを食料、燃料の両方に利用出来るようにする遺伝子組み換え技術です。

この技術を応用していけば、トウモロコシや麦など、広域で栽培されている植物全般において、食糧生産と燃料生産が同時に行えることになり、非常に画期的だと感じました。

ただ、このような話を聞いた時毎回思い出すことに、食品によく書いてある「遺伝子組み換えでない」という表記があり、これは一種の遺伝子組み換えに対する悪印象の現れなのではと思います。遺伝子組み換えによって生じる未確定もしくは明確なリスクがあるのか、単なるイメージの広まりなのかとても気になります。

今回の講義では、興味をひかれる点が多くあり、とても有意義な時間を過ごせたように思います。これからも多くの講義が予定されていますが、"継続する力"をつけられるよう、このブログの作成や、毎回の講義への高い集中力での参加を継続できるよう頑張っていきたいと思います。

投稿者:福島県立福島高等学校 |個別ページ

2018.07.22

第一回科学者の卵養成講座 感想

 青森県立八戸北高等学校2年生の馬場日和子(ばば ひなこ)と申します。講座に参加された皆様、本当にお疲れ様でした。第一回目ということで、緊張した中での参加となりましたが、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。今回は講義についてブログを書きたいと思っています。自分の考えを文字にして相手に伝えるとこは苦手ですが、「アウトプットする能力を身につける」ことが大切であると先輩方からアドバイスを頂いたので、これから努力していこうと思っています。初めてのブログなので、温かい目で見てくださるとありがたいです。

 まず、最初に受講した久利美和先生の「災害科学情報を活用する!-火山災害を事例に考える‐」について自分の思ったことを書いていきたいと思います。中学校の時に習った火山の形や性質、今回の講義で初めて知った噴火形式やマグマの発生などを分かりやすく教えて頂き、あまり深く掘り下げたことがなかった分野でしたが、もっと知りたいと思いました。特に印象に残ったことは、科学者と行政、科学者と住民との間での認識の違いが原因で被害が出てしまうということです。科学者が火山の噴火を予測し、予測した事柄を行政や住民に伝えたとしても、齟齬が生まれ、誤認により行政の判断が科学者が求めていた対応と異なったり、長く住んでいる経験から「山のことは自分が一番知っている」と自身の判断で行動する住民が出てしまうことで被害を抑えられないのは今後も大きな課題となると思います。折角、予測が当たっているのに、被害を最小限に出来なければ意味がありません。しかし、この発言も結果論でしかなく、予測が外れてしまった時のことも考えると、行政や住民の行動も全否定出来る訳ではなく、火山の噴火の予測は大変難しい分野であるなと感じました。現在では、科学者は心理学者と連携して情報を伝える形をとるということで、火山の噴火という一つの分野でも、様々な人の力が必要になることが良く分かりました。

 次に、伊藤幸博先生の「DNAと遺伝子組み換え植物」について書きたいと思います。私は前々から大豆やトウモロコシを使用している製品に「遺伝子組み換えでない」と表記されていることに疑問を感じていたので、とても楽しみにしていた講義のひとつでした。まず、遺伝子組み換えの話に入る前に、遺伝子の機能を調べる方法について教えて頂けただけでなく、ブロッコリーからDNAを取り出す実験を体験することができ、今までより遺伝子を身近に感じられることができました。そして遺伝子組み換えについてのお話を聞き、アグロバクテリウムについて詳しく知ることができました。私はこの講座を受ける前まで、アグロバクテリウムは動物にも必ず感染し、それによって遺伝子組み換えをすることが可能であるものだと勘違いしていました。自分の知識の誤りを訂正することができたので良かったです。レポートでの、遺伝子組み換えによる画期的な植物を考えるところでは、私は発光する植物があったら面白いのではないかと考えました。それに必要な遺伝子は、日中に光をため込み、夜に光を放射する機能を持つ遺伝子だと考えています。既にヒカリゴケという植物がありますが、ヒカリゴケは自分から光を発しているわけではなく、光を反射することにより、光っているように見えているので、植物自身が輝けるよう遺伝子組み換えをすることが出来たら、竹取物語に出てくる竹のように光った竹を作ることができるのではないかと思っています。また、暗闇で光る花を作れたら、夜、花畑をライトアップせずとも、光り輝く花々を見ることができます。幻想的でファンタジーな景色であること間違いなしです。今あげた例は趣味の範囲に過ぎませんが、使い方を変えれば、夜の街灯を光る植物に置き換えることにより電気の消費を抑えられると思っています。

 正直に言うと、今回自分が理解できた講義の内容は半分にも満たないと思っています。理解することができなかったことにとても悔しさを感じています。しかしここで諦めるのではなく、休み中に自分で調べられるものは調べ、それを元に自分なりに再度考える努力をしていきたいと思います。今回はあまり他校の生徒の皆様とお話しすることができなかったのですが、もっと会話をして刺激を受けたいと思っているので、話に付き合ってくださると嬉しいです。一年間、よろしくお願いします。

投稿者:青森県立八戸北高等高校 |個別ページ

2018.07.21

不安と緊張の第一回講座。そして第2回への抱負

福島県立福島高等学校2年の渡邉瑛士です。

第1回講座を終えて、久利美和先生のご講義「災害科学情報を活用する!」では火山災害を事例に主に噴火と地震に着目をされ、過去のデータや図を踏まえながらのご講義だったため、それぞれの特徴や人々に及ぼした影響の大きさがとてもよく分かり、私の火山災害への深い理解に繋がりました。

中でも特に印象に残ったのは、大規模なマグマ噴火はある程度の予測が可能であるため被害を抑えることが出来るが、小規模な噴火こそ予兆がないために予測が出来ず我々の脅威になるということで、これまで私はその全く逆の考えを持っていたため、私自身の考えが大きく変えられたように感じます。

また、伊藤幸博先生のご講義「DNAと遺伝子組み換え植物」では実際にブロッコリーのDNAを取り出す実験を行い、体験を通してDNAへの理解を深める事が出来ました。この実験から、DNAは私たちの肉眼では見ることのできないものであると思っていた私はDNAが抽出されて目に見えることにとても驚き、DNAへの関心が高まりました。

さらに、アグロバクテリウムの最新の活用例のお話を伺い、アグロバクテリウムには今の私たちには想像も出来ないような新しい植物を生み出す事が出来る可能性があると感じ、より深くアグロバクテリウムについて学びたいと思いました。


本日は第1回目の講義ということで、わずかな不安と緊張もありましたが、非常に楽しみながら、意欲的に講義に臨むことが出来たと思います。


第2回講義では、他校の卵の方々やひよこの先輩方と積極的に交流を行いながら今ある知識を深めることはもちろん、まだ知らない事の数々を吸収していきたいです。

投稿者:福島県立福島高等学校 |個別ページ

2018.07.21

第一回科学者の卵講座を終えて

こんにちは、そして初めまして!岩手県立一関第一高等学校一年の及川もも(おいかわ もも)です。今日の科学者の卵第一回講座お疲れ様です!初めてのブログなので、最初は少し少なめで、徐々に文章を増やしていこうと思います。 今回は、「DNAと遺伝子組み換え植物」についての記事を書かせていただきます。その中でも、私はレポートにあった自分があったらいいと思う植物についてお話します。

私があったらいいと思う植物は、水分が少ない過酷な環境下でも立派に育ち、たくさんの実を結ぶ植物です。そのように考えた理由は、貧困国での食糧難の解消になる革命的な植物があれば、貧困国の経済発展の足掛かりとなり、世界がもっと豊かになるのではないかと思ったからです。

その植物をつくるための遺伝子は4つ考えており、1つ目は少ない水分で活動することが出来る細胞を形成する遺伝子です。過酷な環境下で水分はとても貴重なものです。それを上手く節約しながら成長とエネルギー生成しなければいけません。それにはこのような細胞が必要だと考えました。

2つ目は、別の物質を元にしてデンプンをつくれるようにする遺伝子です。上記にもあるように、少ない水分でエネルギー生成が必要になります。それに伴い葉緑体も少ない水分でデンプンをつくれるようにしなければいけないので、何か別の物質を元にしてデンプンをつくれるようにする遺伝子もなければいけないのではないかと考えました。しかし、水に代わるエネルギー生成に用いる物質を発見する必要があるので、それに関してまだ課題が残る形になっています。それについては、今後の活動で考えを深めていきたいと思います。

3つ目は、果実をたくさん結ぶ遺伝子です。貧困国の食糧難に苦しむ人々は数多くおり、それに応じて需要も高くなるので実を数多く結ぶことで効率的に栽培することができます。しかし、果実ということは水分がほとんどなので水分を多く使わなければいけません。そのために考えたのが次の遺伝子です。

4つ目は、水分をほとんど必要としない果実を結ぶ遺伝子です。上記の続きでもあるのですが、水が貴重な所で余分に水分を使う果実は必要ではないので、大豆や米のようなカチカチとまではいかないまでも、比較的水分の少ない果実であれば過酷な環境下でも育ちやすくなるのではないかと考えました。

今回の第一回講座、とても楽しんで知識を増やしながら考えを深めることができました。今まで地学にはそこまで興味を持っていなかったのですが、今回の講座を聞いて地学から社会的な視点に視野を広げることが出来ることに気付くことができました。これからの講座でも学んだ内容を自分のものとし、さらに他の卵候補生の方との交流を通して自分とは違う視点の考え方を学んでいきたいと思います。

投稿者:岩手県立一関第一高等学校 |個別ページ

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