東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和2年度 活動ブログ

令和2年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2020.09.13

奇蹟

 皆さんこんにちは。山形県立鶴岡南高校2年の川村祐毅と申します。早いもので第1回講義から丸1週間が経ちましたね。時の流れは早いものですね。でも僕がこう感じるのは今回の講義が影響していると僕の中では思ってます。                                                                                                       僕はもともと生物が苦手教科でした。なぜなら、覚えることが多く、またカタカナ(横文字)の言葉が多く、こんがらがってしまうからです。一年生の時は全員必須で生物基礎を履修しなければならなかったため、その時は非常に苦労しました。そのため、僕は今回の講義をきちんと理解することができるか、他の受講生の皆さんに劣らないかとても不安でした。                                                                                                  ですが、講義の前にメンターの方と少人数でお話しできたり、先輩方のメッセージで講義の受け方や姿勢を学ぶことができたり、また講義自体も先生が例を多く用いてわかりやすく説明してくださったおかげで、内容がすんなり頭の中に入ってきて、生物が苦手な僕でも理解することができました。                                                                                                                                        今回の講義で面白いなと思ったところはたくさんありましたが、特にonion1遺伝子の話に、生命の神秘を感じました。 塩基配列が野生型とたった一つ異なるだけで、転写されるアミノ酸が変わり、それによってイネ全体の発育に大きな違いが生まれるということに非常に驚きました。そう考えると、今僕たちが何気なく食べているお米も、塩基配列が一つでも野生型と異なっていたら成長できず、食べられないまま廃棄され、出荷されなっかたかもしれない。今食べているお米は「奇蹟のお米」と言えますね。同じように、他の食物も何らかの変異が生じれば成長できずに出荷されず、僕たちの食卓に届くことはなかったかもしれない。さらに生物以外でも、僕たちの周りは奇蹟であふれています。                                                                                                                                今回科学者の卵に参加できるのもまた一つの奇蹟だと僕は思います。もしあの時参加すると決心していなかったら...、時間がないからと言って自己PR書の作成を蔑ろにしていたら...選ばれて参加することができなかっただろうし、また遺伝子組み換え技術に興味を持ち、「一度実験をしてみたいな」と思うこともできなかっただろうと考えると、とても恐ろしいし、1日1日を適当に過ごしていてはこのような奇蹟に巡り合うチャンスをなくしてしまうかもしれないとも感じました。                                                                                    そう考えると毎日の学校の授業も適当に受けていたら損だなと思い、今までよりも集中して授業に臨むようになりました。すると、今まで聞き流していたような先生の言葉も拾うことができるようになり、今まで分からなかった問題も先生の言葉を聞いて分かるようになったりしました。また以前よりも授業の進みが早く感じるようになり、そのため1週間がとても早く感じるようになりました。                                                                                                                 この科学者の卵を受けられることは奇蹟なのだと自覚し、いつもよりもちょっとでもいいから集中して取り組むと、様々なことを得られると思います(今回僕が、人生は奇蹟で溢れていて、自分の生き方次第で奇蹟を増やすことができるということに気づけたように)。次回の講義でもこのことを忘れずに集中して臨もうと思います!                                                                                    最後になりますが、これから約半年間、皆さんどうぞよろしくお願いします!

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.09.13

この卵、何になる? 1

 初めまして、こんにちわ。青森県五所川原高校の小野未来です。私はまだまだ自分がどんな風になるのか全く予想がつかないので、このタイトルにしました。まだまだ卵にすらなっていないとは思いますが最後まで読んで頂けたら嬉しいです。  私は今回初めてこの講座を受けたので、始まる前はとても不安でした。本当に講義の内容を理解できるだろうか、他の受講者の皆さんはどのような方々なのだろうかなど、色々な不安と、同じくらいの大きさの楽しみな気持ちと共に開講式と第一回特別講義に臨みました。始まる前に大学生のメンターの方が緊張をほぐせるように楽しく会話をしてくれたおかげで、いつも通りの心境で開講式を迎えることができました。  開講式の後、すぐに講義が始まりました。先生は例えをたくさん使って説明してくださったので、とても分かりやすく、あっという間に講義が終わってしまったという感覚でした。私は、薬の効かない多剤耐性菌が生まれヒトの公衆衛生上の脅威とならないために、イネから抗菌タンパク質を作るというお話を聞いて、生物の分野の研究でも様々な分野に繋がっていることに驚きました。また、アグロバクテリウムという細菌が人間の遺伝子組み換えの研究に貢献していることを聞いて、ごく普通の細菌でも大きな力があるんだなと思い、生物の凄さに感心させられました。一週間経ってもまだまだこの感動がほとんどそのままの形で残っています。生物、恐ろしい・・・。  講義後は少しの間グループで話した後、質疑応答の時間がありました。ほとんどの方々が手を挙げていること、質問している内容のレベルの高さに圧倒されました。レベルの高い方々が私の思いもよらない質問をしていて、本当に勉強になることばかりでした。質問した皆さんは気づく観点が違うので色々な角度から見た質問で聞いていて面白かったです。  これからこのような方々と共に講座を受講できると思うと、とても毎日が楽しみになります。皆さんと受講するといつも何気なく見ているものが「こんな風にできていたんだ!」「この分野とのつながりがあるのか!」というようなことに気付ける人間になりたいと思います。約半年間、受講生の皆さん、先生方、メンターの方々、よろしくお願いします。  分かりづらい文だったと思いますが、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.09.12

受精卵(分裂前)

 皆さんこんにちは。八戸聖ウルスラ学院高校の西川大輝です。ブログを書こうと思いつつ、気付いたら一週間経ってしまいました。最近時間が経つのがはやく感じます。年を重ねるほど、時間の経過は早く感じられるそうです。もうこれ以上年を取りたくないです。

 今回の講義ではzoomを使用しました。私は今までアナログな世界を歩いてきた人間なので、gmailを使うのも初めてでした。そのため、なんだかよくわからぬまま、マニュアルに従ってGoogleアカウント作り、メールを打ちました。ようやく、デジタルの世界に足を踏み入れることができたと思います。便利な時代になったものです。私は今「便利な」と言いましたが、むしろ、「必要不可欠な」というべきかもしれません。オンライン講義を通して、電子メール等の使い方も学んでいきたいです。

 そんな話はさておき、今回の講座のタイトルは「DNAと遺伝子組み換え植物」でした。私は生物学が好きで、選択科目に生物を選択しているのですが、ちょうど授業で遺伝子組み換えについて習ったばかりでした。だから私はこのタイトルを見て大興奮しました。新しいことを知るのも楽しいですが、ちょっとでも知っていることが出てくると、うれしくなりますよね?しかし、習ったといっても、どういう生物がどのように行っているのかといった具体的なことは習っていなかったので、今回の講義は非常に勉強になりました。アグロバクテリウムは、自身の持つ環状DNAを植物の細胞に入れて、自分の生存に必要なものを供給させます。私が興奮したのは、植物に入れるTi-プラスミドについてです。Ti-プラスミドが植物の遺伝子に入ると、発現してオーキシンとサイトカイニンを生成させます。こうして植物に腫瘍を作らせるのですが、この方法は人間が植物を遺伝子組み換えするために、カルスを作る方法と同じではないでしょうか。細菌が人間と同じ方法で遺伝子を組み替えるとは、細菌は賢いと思いました。そもそも、細菌が遺伝子を組み替えているといること自体が驚きでした。私が「遺伝子組み換え」と聞いて頭に思い浮かべたものは、例えば、特定の病気にかかりにくくしたり、実りを良くしたりといった農業への応用だけでした。まさか遺伝子組み換えを用いて植物に薬剤を生成させるとは思いもしませんでした。さらに講義の中で、安価である、タンパク質だから分解されやすい、食料となる植物から作れば安全といった植物の遺伝子組み換えを用いるメリットがあると知り、驚きました。ただ、生成したい物質がタンパク質でなかったら、生成は難しそうだと思いました。

 私は以前からもっと科学に触れたいと漠然と考えていたので、このような機会を頂くことができて本当にありがたいと思っています。もっともっと知識を深め、考える一年にしたいと思っています!

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.09.08

卵、どこで孵化する?

 こんにちは。埼玉県立伊奈学園総合高等学校の石井菜穂です。

タイトルですが、私が、将来いったいどの大学のどの学部に進学しているのか、すなわちどんな"卵"になるのかということを考えてつけました!まずは卵になれるよう勉強に励みます!!

 

私の学校のことを知らない人がほとんどだと思うので少しだけお話をさせてください。私の学校は生徒数が多く、中高合わせて約2640人が在籍しています。総合選択制といって、比較的自由に授業を選択することができ、学系も人文、理数、語学、生活科学、情報経営、芸術など多岐に渡り、総合大学のように、明確な志を持った個性豊かな生徒が沢山います。そのような環境下で、自分は一体将来何がしたいのだろうと考える機会が増え、まだ明確な答えを出せずにいます。私はもともと文系で、理系を選択すると踏み切ったのは、中3の1月です。それまでは理数系科目は苦手でした。(今も苦手を克服できたわけではありませんが...)それでも理数系として続けてこれたのは、その面白さに気づくことができたからでした。

 

高校に入学して生物に興味を持ち始めた私にとって、第一回の講義「DNAと遺伝子組み換え植物」はとても興味深いものでした。(ここでようやく本題ですね...) 突然変異体を使って遺伝子の働きを調べる方法や、アグロバクテリウムという細菌を利用して遺伝子組み換えイネを作る方法、抗生物質の使用過多による多剤耐性菌の出現と、それによる畜産業の崩壊を防ぐための抗菌タンパク質の生成方法についてご講義いただきました。多剤耐性菌については学校の保健の授業にも絡んでいて、薬剤耐性菌の出現による感染の拡大が懸念されていることを考えると、人間への応用も考えていかなくてはならないと感じじました。

 

講義を踏まえて自分なりに調べ学習を進めていくにあたり、遺伝子組み換え植物やゲノム編集された作物の安全性を証明したいと思うようになりました。現在はそれらの安全性を疑問視する声が多く、いくら実用的な作物の開発が成功しても、社会には受け入れてもらえないでしょう。でも、安全性さえ証明できれば今後加速する食糧危機を打開する手段にもなりうると私は考えます。もちろん、遺伝子を操るわけですから、生物への影響は未知数で、証明は難しいでしょう。それでも、伊藤先生の講義を受けて、自分も将来、難しい研究にも挑戦していきたいと思うようになりました。

講義の内容というより、自分の考えを長々と書いてしまいました...。でも、「講義を通して、やりたいことを見つけられた」ということが伝われば幸いです。周りのレベルの高さに圧倒されてばかりで、科学系の部活ではなく、(水泳部なのですが、同じ方いませんか⁉︎)知識が乏しい私ですが、伸びしろガールだと前向きに捉えて、このプロジェクトを通して進路や将来の夢を模索し、科学者の卵への道を一歩ずつ歩んでいけたらなと思います。まとまりの無い文章ですが、ブログを更新するするにつれ成長できるように頑張ります。最後まで読んでくださりありがとうございました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.09.08

卵と私と◯◯と....その1

 こんにちは!山県県立山形東高校一年生の叶内愛莉と申します!

 まずタイトルについて、私はこの半年間「科学者の卵」として講義に参加するわけですが、半年後に◯◯の部分に卵としての自分にフィットするどんな言葉が入るのか、イメージ出来るようになれていたらいいなという思いから付けました。

 第一回の講義の印象について、私がまず感じたのは、周りの方々が貪欲な姿勢で講義に臨んでいらっしゃるということです。それは主に、第一回講師の伊藤教授との質問のやりとりから感じたことなのですが、一つの実験データをこんな切り口で捉えることもできるんだ!と終始刺激を受けていました。レベルの高さと共に、これからの半年間への期待が高まったことは言うまでもないです...私のアタマは講義中、そして質問と伊藤教授の回答を聴いている最中ぐるぐる動いていた....ように自分で思えただけなのかもしれません。事前の調べ学習の知識をつなげていくことはなんとか出来るものの、それらを自分の言葉に落とし込んで解釈することの難しさをひしひしと感じます。日々の生活の中で意識して慣れようと思いました。

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 さて、第一回の講義は伊藤幸博教授による『DNAと遺伝子組み替え植物』がテーマでした。私が印象に残ったのは、家畜の病気へのウイルス耐性菌をもっと安価に生産しようというお話です。稚拙ながらまとめさせていただきます。家畜の病気の治療で抗生物質を大量に使用すると、それらに耐性を持ったウイルスが出現する。(例えばMRSA、これはメチリシンという抗生物質の体制を獲得したブドウ球菌の一種だそうです)これによりヒトが感染症を引き起こし、MRSAは公衆衛生上脅威になりうる。それならば抗菌性有用タンパク質を植物内で作らせよう!ということです。

 実際に、暗所と明るい所でイネが作るタンパク質の合成量を調べるという実験をご紹介していただきました。得られたタンパク質合成量のグラフについて、暗所の方が光合成に使うためのエネルギーをタンパク質合成に回せるから、効率がいいという結論に納得しました。私は暗所での栽培ときいて真っ先にモヤシやホワイトアスパラガスを連想したのですが、この有用タンパク質は暗所での水耕栽培が可能なのでしょうか?合成の効率の良さを追求するとしたら、他にも手段はたくさんあるんだろうなと思いますが、私には数えるばかりしか考えられませんでした。イメージトレーニングって大事ですね..

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 こんな感じで、ぐるぐる問答しながら第一回を終えました。次回は自分のイメージをきちんと言語化して、他の方々と共有できたらいいなと思います。これからの半年間頑張ります。ここまで読んでいただきありがとうございました!

 余談ですが、事前の講義ビデオ中に出てきたアグロバクテリウムが寄生する様子、ヤドリギが宿主の幹に寄生する様子に何となく似てるなと思ったのは私だけでしょうか?(少し無理やりかもしれませんが)

(写真上:アグロバクテリウムがバラの枝に寄生する様子 下:ヤドリギの寄生)

投稿者:事務局 |個別ページ

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