東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和2年度 活動ブログ

令和2年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2020.11.01

秋に追われております。

みなさん、こんにちは。福島県立会津高等学校の渡部雪歩です。修学旅行がなくなり、その代わりにサントピアワールド、東日本大震災・原子力災害伝承館、アクアマリンふくしまに行き、思う存分堪能してきました。特に、アクアマリンふくしまで多くの生物を見られて、今もその余韻に浸っています(時間が足りませんでしたね...)。ここまで出かけられた私達は恵まれてると思います。一刻も早くCOVID−19が収束すると良いですね。おっと、話が本筋から逸れてしまいましたね。今回は第3回の講義を振り返っていこうと思います。最後までどうぞお付き合いください。                                                まずは、大関先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」についてです。「量子アニーリング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、「組み合わせ最適化問題を解く計算手法」のこと。具体的には、物流、製造、農業などの分野において「どうすれば一番効率よくできるかな?」ということを「二次関数」で解いてしまうというもの。みなさんが愛してやまないあの「二次関数」で、一番効率がいい方法を導き出せるんだそうです。すごい技術ですよね!!(みなさん、もちろん二次関数大好きですよね?)実際に人の手でやると途方もない時間がかかりそうですが、なんと量子アニーリングマシンが20μsで5640通りの中から計算してくれます(μsは100万分の1なので、一瞬ですね!)。技術って素晴らしい。さあ、人間に残されている仕事はなんでしょうか。そうです、考えることです。「何を効率化すれば世の中はもっともっとよくなるんだろう。」それを考え、二次関数の形に落とし込む。そうすることで、もしかしたら世界を救えるかもしれない。そう考えると、情報の分野に疎い人(私のように)であっても、ワクワクするし、先生のお言葉を借りれば「自分も世界救えるんじゃね?」って思いますよね?恥ずかしながら、私は今まで「なんでこんなに非効率的なことしてるんだろう」と不満に思うことはあっても、「どうすれば、無駄がなく進められるんだろう」と考えたことがほとんどありませんでした。今考えてみると、この世の中は無駄なことだらけです。確かに完璧な世界である必要はないし、そうなったら生物は生きられないのではと思うので、無駄に見えるものも必要なのだとは思いますが、無駄をなくすことによって例えば、家族のもとに早く帰ることが出来たり、仕事効率が上がって収入が増え経済が回っていくようになったりしたら、たくさんの人が幸せになる。そして世界を救えるのではないか。量子アニーリングに秘められた可能性ってすごいですよね!!いきなり私が世界を救うなんてことは無理なので、まずは身近な'非効率なこと'を探し、どうしたら解決できるのか考えていきたいと思います。                                               次は、堀井先生の「21世紀のがん治療〜Precision Medicineと遺伝子医療〜」についてです。まず、みなさんご存知の「がん」ですが、正しく説明出来ますか?がんとは、遺伝子の突然変異などにより、異常に増殖したり、浸潤や転移を行なうようになったりするものです。まぁ、いわゆる悪性腫瘍ですね。現代では2人に1人がかかるとも言われる病気です。(詳しくは「国立がん研究センター」のホームページを見るとわかりやすくまとめられているそうなので、そちらの方も是非!)私はがんについて、そのような高い割合でかかる病気だと認識していなかったので、数値を聞いたときには大変驚きました。もちろん、がんになってしまったから終わりと言う訳ではなく、がんという病気を治そうと様々な方法が出てきているのもみなさんはご存知だと思います。そのうちの一つに「Precision medicine」というものがあります。そうです。今回の講義のサブタイトルにも掲げられていますね。私の人生でかすったこともない言葉ですが・・・・、日本語だと「オーダーメイド治療」などと訳されるそうです。かのオバマ前アメリカ大統領が演説でも話されていました(演説を実際聞いたわけではないので、詳しくは知りません)が、どのようなものかご存知ですか。従来は「この病気にはこの治療法」といった考え方でしたが、Precision medicineでは「患者1人1人に合わせて治療方法を選択」します。つまり、より患者に適した医療を提供することが出来つつあるのです!しかも、それによってより副作用の小さい薬の開発も進んでいます。新たな治療法が確立することにより、病気が治る人や病気の程度が良くなる人が、少しでも増えればいいなぁと思います。生物である限り、いずれ死を迎えます。死を少しだけ遠ざけるためではなく、自分が自分らしくやりたいことをするために医療があると思っているので、この治療法によってみんなが今を生き抜けるようになったらそれこそみんなが幸せになれるのではないでしょうか。今後、どのように発展していくのかが楽しみな分野ですね。                                                                                        勉強や部活などの合間を縫って書き上げてきましたが、前回までに立てた目標は達成できているでしょうか。少しずつ書き足したので、統一感はないですね・・・。毎週何かしらの行事やら模試やらであまりに忙しくて、私には、読書や食欲、芸術、スポーツの秋などと言っている余裕は全くありません。何で秋にこんなにも集中しているのでしょうか...。忙しくなくても寒さやらで弱っている面もあると思いますので、みなさんも体調にはお気をつけください。ここまで読んでいただきありがとうございました。 また更新します。

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.10.29

私と卵と〇〇〇と...その3

 こんにちは、叶内愛莉です。最近は登校中、ギンゴケにとまっている朝露に目を奪われてしばしば立ち尽くしています。ギンゴケの配偶体(緑色のフワフワしている部分)の先端は、葉緑体が少ないので白っぽく見えるのです!『ギンゴケ』の名前の由来にもなっているそうで...輝かしい朝露と銀白色が重なり、うっとりしますね。いつもより少し早く家を出発して、小さな世界観を感じてみてはいかがでしょうか? 

 さて、3回目の講義は大関先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」でした。私が特にお伝えしたいことは、「何かをつくりだすこと」には自分のそれまで知らない一面だったり、高揚感を見出すことができる、ということです。この『何か』は必ずしも奇抜なアイデアや未踏分野を見つけるとかいうものではないです。世間から「新しい(考え)だね!!」なんて言われるものの多くは、既成の何かに対して「なぜこのような形なの?」「ナニコレ??」という5歳児くらいの視点を突き詰めていった結果、わかりやすい形でそれが一般の人から理解されるもののように思います。今回出された、『最適化したいものについて数式を作る」という課題に対して、私は味噌汁のダシの使う食材と使う味噌の組み合わせをテーマにしました。アナタそれは人の役に立つのか?と言われれば、私はいいえと答えます。しかし!少なくとも私と私の家族をほっこりした気持ちにします、この組み合わせ最適化で、ちょっとでも幸せを感じてもらえます、と自信を持って答えます。人間だけでなく、自然や社会全体にとっての幸せは、私が科学に向き合う上で大切にしたい要素だなと思いました。そして、本題に戻りますが、数式をやっと完成させたときの心がアツくなる感覚は感動ものです、ホントに。どんな些細なものでも、これが他ならぬ「私」がつくり出したもの、というだけで思い入れが違うように感じれらます。以前までは「〇〇を求めよ」のようないわば出題者にに対する寄生植物的生き方をしてきた私ですが、科学者の卵の講座のレポートは自分で課題設定をするものがほとんどなゆえ、少しずつ半寄生植物→宿主植物にたよらない植物...に近づいてきているような気がします!

 次に堀井先生の「がん制御へ向けてのChallenge〜分子病理学からのアプローチ〜」です。講義内容を踏まえて私は「発がん性物質を含む食材」に焦点を当てて調べたところ、かなりの衝撃を受けました...(どんな衝撃かは書くと長くなってしまうので省きます)それからというもの、私は日々の食事について敏感になったと思います。気付いたら30分ぐらい、家にある様々の食品の栄養成分表示を見ています。もともと字を見るのは好きな方なのですが、ここまで栄養成分表示を見続けていると感無量の域に達します。(笑)そして今の自分にできるがん制御として、私は食事の改善だという結論に達しました。これはがんの一次予防に当たるもので、手軽に実践できるものです。でも毎度意識してないと意外と難しいですよね...だからこそ、私はまずがんと食事について正しい情報を得て適切な食事の選択ができるようになろうと決意しました。これは宣言であります!皆さんも、「何の食材を選択するのがベターなのか」を知るだけでも日々の意識が随分変わると思います

 もう早いもので3回分の講義が終了しました。思えば第一回から、講義の分野を「楽しむ」ことを意識して取り組もうと思ってきましたが、最近は意識せずとも高揚感を感じながら「科学」を身の回りの事象にまで拡張できるようになっている気がします。これが「気がする」ではなくて確信に変わるとき、卵の殻が破れるのかな、なんて思いながらこのブログを書いています。 ここまで読んでくださりありがとうございました。

ではまた次回!            

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.10.25

『無駄』は無駄じゃない!!

 皆さんこんにちは、山形県立鶴岡南高校の川村祐毅です。今回で3回目の投稿になります。ということはこの科学者の卵の講義が始まってからもう7週間も経ったということになりますね。早いものですねぇ。今回は大関先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」の講義の内容を踏まえて、人生における「無駄」について考えてみようと思います。 20201025225428-8413080a26d84a1160154c664a80f351e946f5e7.jpeg  さて、今回の講義の中に無人配送車の運用の最適化の話がありましたね。僕は最初上のを見た時「ものすごい無駄な動きをしているなぁ」と感じました。皆さんの中にもそう感じた人がいらっしゃると思います。その後でこの問題を実際に最適化した後の動きのシミュレーション映像(下の画像)も見ましたが、「あれ、まだちょっと無駄な動きをしていない?完璧に無駄を無くせていなくない?」と思ってしまいました。恐らく、「最適化」とは言っていますが実際には完璧に無駄を無くすことはできないんだと思います。『じゃあ、「最適化」じゃなくて「適化」じゃん!』となってしまいますが、それは屁理屈になってしまうのでこれ以上は言わないでおきます。 20201025225442-66002aa21448fce566ba6f106aeb57b08a0b432e.jpeg  重要なのはそこではなくて、「完璧に最適化することはできない」というところです。その際たる例が人生だと僕は思います。よく「ゲームばっかしてないで勉強しなさい!」や「昼寝ばっかしてないで勉強したら?(某有名アニメより抜粋)」という言葉を聞きます。この言い分は至極妥当だし正しいことです。ですがそういうことをしている時だからこそ得られるものもあると思うんです。例えば、今地理Bを勉強している人の頭を悩ませているであろう「ケッペンの気候区分」。ケッペンさんが電車から見える景色を眺めていた時に、地域によって植生が違うことに気づき、それに基づいて気候を区分できると発見したものですね。これはあくまで僕の推測なので実際のところは分からないですけど、この時ケッペンさんの行動はものすごく無駄なものだったと思うんです。何も、何かを発見するために景色を四六時中ジーーーっとは見てなかったと思うんです。ボーーーっと見ていたからこそ発見できたものだったのだと思うんです。他にも、今僕が書いてるこのネタも、ボケーーーっとYouTubeを見ているときに思いついたものなんです。また、僕は今英語ディベートもしているのですが、そこで発表するネタもボケーーーっとテレビを見ているときに思いついたものなんです。                                                                      このように、周りから見ると無駄だと思う時間も、実は何か新しいアイディアを生み出すことができる可能性を秘めた時間だということです。ボーーーっとして他のことを考えずにいるから、今取り組んでいる問題から一度離れるからこそ、上記のようなことが起こるのだと思います。なんかこれだと無駄な時間を取ることを全面的に推しているように見えるかもしれませんが、もちろんボーーーっとしすぎはダメですよ?何事も「適度に」が大事です。                                                                      もし皆さんの中で今何かに追われている方、アイディアが全く思い浮かばなくて困っている方は、一度ボーーーっと時間を無駄にして見ると、気分がスッキリして案外はかっどたり、何か新しいことを見つけられるかもしれませんよ?時間を無駄にすることに躊躇いを感じるかもしれませんが、その代償にもっと大きな何かが得られるかもしれませんよ?「No pain,no gain」です(ちょっと違うか?笑)!

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.10.25

この卵、何になる? 3

 皆さんこんにちは、五所川原高校2年小野未来です。大分寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。さて、第3回講義から一週間経ってしまいましたが、この場を借りてブログを書かせて頂きます。今回は出来る限り自分の言いたいことの要点をまとめて書くようにしたいと思います。
 今回は「量子アニーリングと未来の情報科学」、「21世紀のがん医療〜Precision Medicineと遺伝子医療〜」の2つの講義、「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」のミニ講義がありました。順に書かせて頂きます。
 まず、「量子アニーリングと未来の情報科学」では率直にいうと『本当に近未来の講義を受けているみたいだ』と思いました。講義の形式から違ったのですが、特に画面上に同じ受講生やメンターの思っていることがチャットのようにどんどん流れてくるので、講義を受けながら話し合っているような感覚に陥り1人で受講している感じが薄れました。新型コロナウイルス感染症が拡大したためにオンラインでの開催となっている科学者の卵養成講座ですが、対面でなくオンラインでしか出来ないことを体験できたので、このご時世をピンチではなくチャンスとして捉えるということを体験できた貴重な時間でした。単に私が新しいもの好きなのもあるのかもしれませんが、是非学校の授業にも取り入れてもらいたいです。話が少しずれましたので、戻します。現代を支える社会基盤には物流や製造、農業、防災などがありますが、その基盤全てを支えるのが「組み合わせ最適化問題」です。そして、組み合わせ最適化問題は全て二次関数で書くことが出来るそうです。つまり、世の中のことを全て二次関数で表すことが出来るのです。もうここまででとんでもないことを知った気分になりませんか?そして、その二次関数の計算を人間・コンピュータの代わりに量子アニーリングに任せることが出来るらしいのです。『すごい』、『かっこいい』と思いませんか?私はこのことを聞いた時圧倒されました。しかし、実際に自分で最適化してみたいことの数式を作ろうと思い考えてみたのですが、全然うまく書くことが出来ませんでした。やはり、私は応用力が足りないなと痛感しました。
 次に「21世紀のがん医療〜Precision Medicineと遺伝子医療」では、がんのでき方や治療法などを教えて頂きました。がんは現在2人に1人は発病すると言われている病気であり様々な方々が研究されているそうです。私が特に驚いたのはがんの治療法が変わっているということです。がんの主な治療法に抗がん剤を使う方法があり、従来の抗がん剤は増殖の速い細胞を非特異的に殺す薬だったのですが、現在、がん細胞の遺伝子変異により生じたタンパクなどを標的にする分子標的薬による治療が開発されているそうです。分子標的薬はがんの種類によらず変異遺伝子に応じた治療をすることが出来るので、従来の抗がん剤のような髪が抜けるなどの副作用が現れないらしいのです。私はもう『すごい』の一言に尽きました。また、がんに限らず全ての病気は一次予防・二次予防が極めて重要であるとおっしゃっていたので、多くの人にがん検診に行って欲しいと思いました。がんゲノム医療というがん遺伝子パネル検査をした後にゲノム情報に基づく薬物療法も考えられているそうなので、個人情報の保護方法なども大切になってきてある意味では大変な時代に突入したのだなと思いました。
 そして、ミニ講義は「森林破壊と種の絶滅がパンデミック発生リスクを高める」を事前に読み、グループでその事についての意見を交換し、まとめるというものでした。私が感じたのは、全く同じものを読んでいるのにグループの中で意見が大分バラバラで色々な観点から読むことが出来ることを再認識させられました。話していると頷かされることばかりで面白い時間でした。しかし、私の班は発表の準備がまだまだなのできちんとみんなで話し合ってまとめたいと思います。
 ここまで書いてみると、結局駄文になってしまったなと思います。ここまで読んでくれた方々、分かりにくい文章を書いてしまいすみません。次回はもっと一文一文を短くして分かりやすい文を書けるようにしたいと思います。読んでくださった方々、ありがとうございました。


投稿者:事務局 |個別ページ

2020.10.17

I am たまご3

 皆さんこんにちは。群馬県立中央中等教育学校の栁澤明日美です。

 今日は2つの講義がありました。


 1つ目は大関先生による「量子アニーリングと未来の情報化学」です。

 私は今まで量子アニーリングという言葉を聞いたことがありませんでした。講義を見る前までは難しそうだな、自分に理解できるのかなと少し不安でしたが、いざ講義を受けてみると、量子アニーリングがどのようなもので社会にどう役立っているのか、大関先生の分かりやすい説明のおかげでよく理解することができました。

 量子アニーリングとは、いくつもある選択肢の中からベストな選択肢を選び、問題を高速で解く計算技術のことを言います。これは無人搬送車の衝突を避けたり、津波災害が起こった際迅速に避難したり、渋滞を避けて最適な経路を選ぶのに活用されています。社会で重要な役割を果たしている量子アニーリングの凄さを知ることができました。

 また、事前の動画で先生がおっしゃっていたあることに感銘を受けました。それは「コンピューターや人工知能がいくら発達しても、それらは人間から指示されたことをやるだけ。人間が人間を幸せにするのは私たち人間にしかできない。」ということです。人間が人間を幸せにするのは人間にしかできない、なんて当たり前のことを言っているように思いますが、この当たり前のことを私達人間はできていないのだと思います。便利なものが数多く登場してきた今の時代、私達はすぐに便利なものに頼ってしまい、自分で考えようとしません。風邪を引いた際、人間が開発した薬を飲めば治るように、結局は人間を幸せにできるのは人間だけなのだと思います。量子アニーリングは計算は全てしてくれますが組み合わせ最適化問題は提供してくれません。先生がおっしゃっていた通り、世の中を見渡して、自分がどのような問題を解くと人を幸せにできるのかよく考えることが大事だと思いました。

 今日の講義で初めてコメントスクリーンを使いました。普通の授業より他の人の意見を聞きやすい上、自分も発言しやすいのでとても便利な機能だなと思いました。コロナの影響で様々なことが制限されてしまいましたが、今まで見つからなかった新しいこと・方法が見つかったと思います。私の学校でもコメントスクリーンを活用して欲しいです。


 2つ目は堀井先生による「21世紀のがん医療〜 Precision Medicineと遺伝子医療〜」です。

 がん細胞には異常な増殖性があること、遺伝子変異が原因で生じることなど、がんについて知らないことばかりでしたが今回の講義で自分の知識を増やすことができました。また、今までがんは自分には全く関係ない存在だと思っていましたが一生の間に2人に1人はかかると聞き、自分も今後かかる可能性が十分あると考えるとがんという言葉がとても恐ろしく感じました。

 今日の講義でのマスクの話が興味深かったです。マスクの表面の材質によって結果が変わるという最新のデータを教えていただき、貴重な話を聴講することができ良かったです。また、マスクは5日まで袋に保存していいという事実に驚きました。

 現在コロナの影響で、来院者が半分ほど減っているそうです。がんは早期発見が大切ですがコロナ感染のリスクもあり、行きたくても行けない人が多くいるのが現状です。コロナ感染かがん発見か、どちらをとるのか難しい問題だと思いました。


 最後にミニ講義で「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」というものをやりました。

 事前にNature10月の記事「森林破壊と種の絶滅がパンデミック発生リスクを高める」を読んだのですが、この記事もなかなか興味深いもので、「なるほど」と思う点がいくつもありました。例えば新興感染症予防のためにはワクチンの開発、早期診断ではなく、根本的な原因を考えないといけないことです。野生動物の輸出で、動物が持っている菌が動くことによって起こる感染症(例えば鳥インフルエンザなど)が増えているので、研究者達は生物多様性と新興感染症との関連を理解し、その情報を使用して将来の感染症の発生を予測および阻止するための取り組みを行っています。私達も1つのことだけを考えるのではなく、他の視点から見てそれらの関連性を見つけ、またそこから考えることが大切なのではないかと思いました。

 身近にある環境問題とそれらの解決方法をグループのメンバーと話し合いました。プラスチックごみによる海洋汚染や、地球温暖化による気温の上昇など様々なことが挙がりました。解決策は時間がなく、あまり話し合うことができなかったのですが、ハングアウトという便利なグーグルの機能を使って次回の講座までに色々なアイデアを出すことが出来たらいいなと思います。


 次の講座はもう4回目。本当に毎回の講座があっという間に終わってしまいます。次回は環境問題についての発表もあるので、気を引き締めて集中して挑みたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

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