昨日の台風13号から変化した温帯低気圧とは関係ないと思いますが、たぶん、昨日の夜当たりから、今朝の10:30頃まで。mail server不調でした。時間的に短い(??)、夜中であったことから、mailを出したけど、うまく届いてないというのが、あったのではないかと。。。もし、お手元にもどっておられる方、恐れ入りますが、再送頂ければ、迅速に対応しますので。。。 いずれ、原因などは究明して、こうしたことがないように。。。と思うわけです。なお、きのうも、本部から「本学の対応」ということで、mailが。。。特に、被害はなかったとおもいますが、片平キャンパス内、ガラス室周辺は、ずいぶん水没していました。。。朝、本部からの問い合わせもないことから、特に、被害はないと思うのですが。。。いずれ、今回の水害とserverとの関係があるのか、。。。また、どこかで。
わたなべしるす
PS. これを書いている間に、不達であったmailが。大量に。。。。これだから、順番に問題なく来てほしいわけです。。。頭を抱えます。一度に大量にでは。。。脳みそが、パンクです。
【お知らせ】mail server不調による不達の可能性(9/9)
2016年9月 9日 (金)
決着、根源、脅威(9/8)
2016年9月 8日 (木)
また、台風というか、台風13号崩れの低気圧が。。。一時期、かなりの雨が降ったが、24hrで40mmなので、それなりの水分補給になった。普段、水まきをされない樹木や雑草にとっては。。。樹木は剪定があり、どうするのがよいか、あまり知らない。ただ、多くの農家を観察すると、これという秘伝の経験と勘はあるらしい。うまく数値化できれば。。。という一方で、秘伝は秘伝であってほしいような。。。難しいところである。誰でもできれば、安くなるが、そうでないから、すごい農作物として、重宝されると。。。科学的にその根拠というか、根源がわかれば。。。というか、それを目指している訳なので。。ただ、一方で、日本の農業は甘やかされているのかというような記事を見た。見たときに記録を残さなかったからだろう。探せない。。。ただ、諸外国も食糧というのは、まさに「生きる糧」なので、かなり保護をしていると。。。どこまでがどうなのか、実際に調べたわけでないが、。。。そんな話はよく聞く。なにが本当で何がそうでないのか、これを知るのは、難しい時代になったのだろうか。。。毎日、万歩計をつけて歩数を見ているが、実はそうではないと。。。いずれ、実証は自分でやらないと決着しない。 物事の根源、簡単なようで難しい。風が吹けば桶屋が儲かるというのがあるが、風が吹く原因が何か。。。それをどのレベルまで実証して考えるのか。因果関係というか。その意味で、遺伝学をやっていると、1つの遺伝子を変えると、全体として何が変わるのか。。。全体への影響まで見ることができる時代になった。さらには、1つの遺伝子の中のそれを構成する文字列、A, T, G, Cという塩基を1つ変えたら。。。ということも可能に。。。学生だった頃に、そんなことが普通にできるとは、思ってなかったのが、。。ただ、どの遺伝子のどの部分をどの様に変えるのか、実際には難しい。というか、どこを変えたかという根跡というか、跡形というか、そんなものがわからなくなると。。。農作物だけでなくて、いろいろなことに応用できるだけ希望も大きいが、周りへの影響を完璧に評価できるのか。。。もちろん、実験段階は、おいておくとしても、実証となると。。。決着は難しいのかも知れない。
台風ももちろん脅威である。今日もずいぶん雨が降った。局所的にどこにどれくらいかは、何かで見る必要があるが。。。想定外の脅威についての議論が最近、ずいぶんとされている。脅威を計算するためには、すごい計算機が必要になるが、その原盤というか、大学生になってはじめて手に入れたものの起源というか、originというか、そんなものが遺産に。。。確か、その前のversionより、すごかったのだけ、覚えている。いろいろな脅威、環境変動を加味して、物事を考えないと。。。当たり前かも知れないが、希望的観測でと言うことではなくて、最悪の事態を想定してという方が、安心感がある。夏の開花・受粉・受精という生殖のステップをいって、あるいは、栄養生長だけの場合もあるが。。。いずれ、収穫の秋になるものが、そうでなくなるような台風が来ることは、品種改良ベースでは、当然のことながら、どうしようもない。というように、台風のような脅威を迷惑がってもしょうがない。まずは、完璧とまではいかなくても、可能な限り根源から脅威を除き、目的達成のために最善を尽くすこと、それがこの秋の研究室としての課題であろう。というか、研究室だけでなく、数多くの台風から学ぶことのような。。。どうだろうか。。。
わたなべしるす
PS. そんなことをしている間に、また、猛烈な雨が。。。こんなことをしている因果応報なのか、何かの因縁なのか。。。まじめにやらないと。。。教育政策も効果分析をされる時代になったようなので。。。。
【出前講義】宮城県宮城第一高等学校・平成28年度理数科「課題研究中間発表会」講師(9/6, 19:10追記)
2016年9月 6日 (火)
台風13号が発生。台風12号は日本海で温帯低気圧になったとは言え、暖かい湿った空気を。。。おかげで、日中の気温は32oCを超えて。。。湿度も80-90%はあるのでは。。。そんな中で、宮城県宮城第一高等学校での理数科「課題研究中間発表会」講師。4月には出前講義。昨年、一昨年に続いて、分野ごとの発表会。2回に分けての実施で、今回は、生物と地学領域。渡辺は生物を担当。生き物を考えるというというか、研究を行うのであれば。。。高校時代は生物が決して得意とは、。。。遺伝学はおもしろいと思ったのですが。。。 研究発表は、単為生殖、有性生殖というか人工授精、採餌行動、無性生殖、恒常性。これらの中に、脊椎、無脊椎動物、植物など多様な材料があり、現象としては、おもしろいことを見ているかと。あとは、今の現状がどうなっていて、それをどう解析するか。そんな中で気になったのは、発表するとき、原稿を読まない。これを高校生に求めるのは。。。とあるイベントの関係で、渡辺の農学部時代の卒論発表会の動画を見ることがあり。。。その時、渡辺は原稿を棒読み。。。その当時、どの様に指導されたのか、記憶もなくて。。。いずれ、自分がやっていることを理解して、しゃべること、大事なことだなと。あと、対照実験をすること。あることをやろうとしたときに、それがうまくいっているのか、どうかを考える意味では、大事なこと。何かをやったときに、反応時間などは、計測するというか。いろいろな物差しで測ることは重要なこと。あと、生物であれば、生活環を理解することは、基本的なこと。渡辺は植物を扱っていますが、生活環を知っているから、いつ、なにをすればよいか、わかるわけです。あと、実験計画法と言うのがありますが、いかに、ランダムにものを並べて、偏りがないことを証明するか。これは、簡単そうに見えて、難しいこと。品種育成の現場では、行われているのを聞いたことはありますが。。。やっていることの目的を明らかにすること。とりあえず、やれば、何かがわかるかも知れないですが。。。それでは、。。。と言うわけです。あと、fileの管理でしょうか。どこかの途中段階のfileは、vesionを変えて、保存しておく。グラフの縦軸と横軸は何を示しているのか。説明をしているヒトはわかっているかも知れないですが。。。それがうまくいっているのか、判断できないわけです。
最後のコメントとして、課題研究の基本は「変化に気がつくこと」。おかしいなと思うその気持ち。今日も蒸し暑いわけですが、その理由を考えてみる。簡単そうに見えて、簡単ではないかも知れないですが。。。あとは、どんなことも記録をつけること。あれこれとやってみるのもよいですが、まずは基本的なことは抑える。その上で、今できること、それから何がわかるのか。ということかと。あと、チャレンジ精神というか、こんなことはやってもしょうがないだろうというようなこと、子供心のような発想というか、そんなことをやってみると、意外とへーーということがわかるような。。。何より、答えのないことにチャレンジするわけで、そう考えると、普段の学習が基礎としてあった上に、こうした研究があるので。是非、なぜ、この研究をするのか、そんなことを改めて、考えてほしいと。。
最後になりましたが、今回の企画を頂きました、理数科の鈴木先生、柏葉先生をはじめとする関係の先生方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。さらによりよい方向に進んでほしいと。
わたなべしるす
PS. 台風の影響で北海道は大変なことに。。。秋の農作物の収穫シーズン。少しで早い復旧を願いつつ。。。ニンジン、ジャガイモ、タマネギが水没、泥まみれになっているのを見るのは、痛々しいものがありました。テレビなどで。。。
PS.のPS. 今日の出前講義とは、独立事象。時々、記していますが、福島県立福島高等学校での天蚕の様子(7/26, 8/17)。これが4回目になるでしょうか。ありがとうございました。ついに、蛹化のあと、羽化。成虫が翅を広げたときの幅は、たぶん、140-150mmくらい。蛾の特徴なのか、そうでないのかわかりませんが、肢に毛が。。。よく考えると、カブトムシにもあったような。。。小さな繭の中から、脱皮したのだと。。。これは感動もの。ありがとうございました。何かすごい実験をしようとか、科学的なことをしようと思うのももちろん、大事。一方で、こうした生き物の変化を時々刻々と記すこと。そこから、どこの何がどのように変化したかを理解すること。そうすることで、物事の何を見たら、おもしろいのか、そんなことがわかるような。。。お昼の発表を聞いたあと、午後からこの写真とmailへのコメントを見ながら、ふと、そんなことを。。。たぶん、昔は、子供の頃に、そうしたことを気がつかないうちにしていたのだろうと。たぶん。。。きっと。。。。
【研究室訪問】飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース「植物の受粉反応に機能する遺伝子を探る」(9/3-4)
2016年9月 4日 (日)
土日ともまずまずの天気でしたが、日曜の夕方近くからは曇り、さらには、来週後半にかけては、雨模様。。。おまけに台風12号が。。。九州に近づき、少し勢力が弱まっているのが、ほっとですが。。いつもなら、マリアナ海溝付近で、台風が発生するように思うのですが、このところのは、日本近海。。。どう考えても、海水温の上昇が。。。どうやって下げればよいのか。。。もちろん、人工的にと言うことは不可能なレベルの問題なので。。。ただ、最低気温は、20oCを下回る日もあり、少しずつ秋なのだなと。。。 昨年度に引き続き、飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コースを今年度も渡辺のところで担当。テーマは少し趣を変えて、「植物の受粉反応に機能する遺伝子を探る」。受講生は、山形県立山形東高等学校・2年の橋本さん。高校では科学部に所属して、いろいろな活動をしているだけあって、実験のせつめいから実験開始まで、とてもスムーズで。高校では、こうした実験をすることがなかったようで、かなり興味深く取り組んでいたのが、印象的でした。また、TAにはD2の辺本さんが担当。これまでもいろいろなイベントに参画しているだけのことはあって。その当たりも、実験が2日間、スムーズだったのではないかと。。
実験の細かなことは、また、年度末の発表会で。また、次回は来週末と言うことで。。。ということで、最後になりましたが、TAをしてくれたD2の辺本さんをはじめとする研究室の皆さん、ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. いつだったかも書いたように、時代は確実に若手に。。。第59回奨励会三段リーグ戦の最終日。14歳2ヶ月の中学生棋士誕生。。。それまでの記録が、神武以来の天才と言われた加藤一二三九段の14歳7ヶ月、というのを62年ぶりに更新したとか。来期の名人戦順位戦C級2組で最年長と最年少という戦いが。。。若手に負けないように。。。がんばらないと。。。もちろん、自分に言い聞かせながら。。。
【出前講義】仙台市立片平丁小学校・夏休み作品展・コメント(9/1)
2016年9月 2日 (金)
オリンピックのあとは、W杯アジア最終予選。1-2での敗戦。ゴールラインを割ったのか、そうでないのか、科学技術の力が必要な時代のような。。。他のスポーツでもビデオ判定があるくらいですから。。。
そんなことはさておき、今年度学校評議員を仰せつかっているのが、片平キャンパスが校区となっている仙台市立片平丁小学校。夏休みには3回(7/20, 7/21, 8/3)のセミの幼虫の探索とその後の観察。観察は、それぞれの自宅でということでしたが。。。 そんな中、夏休み作品展があるとのお知らせを頂き、諸般の事情で、夕方と言うよりも18:00を回ってからの訪問となりましたが。。。渡辺が子供の頃は、何かの工作物を作成する、何かの絵を描く、あと、自由研究をする。場合によっては、習字の作品も出す、というくらい宿題があったような。あわせて、夏休みの宿題帳のようなワークブックもあって。。。結構大変で、覚えているのは、小学校1年生の時に、昆虫の標本を作ったこと、学年は忘れましたが、紙飛行機の翼の形状を変えての距離の測定。家庭にある塩類を使っての凝固点降下の違いが、自由研究で覚えているもの。工作物は、木製の糸巻きを使って、ゴム動力で動くもの。いずれ、大変だったなというイメージが。そうそう、一番大変だったのが、読書感想文。いつも何を読んでも、何を書くのという感じで、。。。苦手でした。
今はよくわかりませんが、1年生から6年生の夏休み作品展が1つの教室で。教頭先生にご案内頂き、1-6年生のものを拝見。学年によって、それぞれ、特徴というか、学年進行に伴う発展性というか、楽しいものがありました。6年生の中には、先のセミの幼虫の探索と観察。観察をしましたというお知らせを2件ほど、頂き、このHPでも紹介したかと(7/22, 8/8)。その時の様子を細かく写真に。まさにタイムリーなテーマでした。感動です。渡辺が去年、観察したのを思い出すような。観察会に来ていた方々は、10-20名くらい。その中の1名が、最後までがんばったと言うこと。そう考えれば、素晴らしいことだと思います。まず、参加すること、そのあと、それをつなげること、大事ですから。
これらの作品とは別の部屋に仙台市の理科科学展に挑戦する2つの作品も拝見。1つは、昆虫の羽がどの様にたたまれ、広がるのか。確か「展翅板」というのがあり、昆虫採集の道具に。その上に、パラフィンの紙を敷いて、翅に傷をつけないように、広げて固定すると言うことを習ったというか、害虫研にいくと、よく見かけました。羽を広げなくても固定できる鞘翅目(甲虫目)などは、よいのですが、鱗羽目(チョウ目)、トンボ目などはうまく広げないと、というか、結構難しいもの。さらに、先の鞘翅目の後翅を広げるのも、難しいですね。生きているカブトムシが飛ぶのを見ると、かっこいいのですが、広げるのは。。。自分で。そんなことをいろいろな昆虫で。チャレンジ。niceでした。
もう1つは、ほぼ、半年間をかけて、学区内の植物の調査。普通は、夏休みに何とかすると言うのが普通なわけです。そうでなくて、長きにわたっての調査をする。なかなか、小学生にできることではないなと。それも、渡辺が扱っている、植物、それも花を観察してくれている。感動でした。さらに、そうして見つけた植物を植物標本にするだけでなくて、分類の根拠となる「花を解剖」して、並べているところ。蕚片、花弁、雄ずい、雌ずいと分けて。。。感動でした。先週、母校の高校で同じように花を解剖をしてもらいましたが、その時に、そんな感性とは異なる生徒さんがいたことを思うと、この小学生が以下にすごいか。。。また、自由研究のイントロに、きっかけが、去年、小学校で行ったときの「花を分解して観察してみよう」だったと。。。ありがたいことだなと。渡辺が探している花が意外に近くにあるのもわかって、今度、実際の場所を見に行ってみようかなと。。。
これら2つの作品が、市内の学校全体として集まったとき、高く評価されるのではないかと、楽しみにしております。お知らせ頂きました、成田校長先生、浅野教頭先生、ありがとうございました。10月の出前講義でまた、お世話になります。
わたなべしるす
PS. 今日の新聞にはなかなかniceな記事がたくさん。読書感想文について。。。これは、難しいところですが、いずれ、何か見本がないと。実験も最初は、先輩から見よう見まねで覚えますので。あと、褒めるのがよいのか、しかるのがよいのか。渡辺などは、あとの世代ですが。。。なるほどと。。。よければ、是非、ご一読を。また、グローバル、グローバルといって、外国のことがよいように取り上げられがちですが、海外の著名な大学の経営大学院の必須教材に、日本の新幹線が。。。確かにあれは、学ぶべきものがあるなと、出張のたびに。。。
PS.のPS. 成田校長先生が、HPにコラムとして、校長室だより「みちくさ」というのを出されており、そのNo. 28の前半の記事が、先のセミの幼虫の話。その中に、いろいろと学ぶことがあったとあるわけですが、一番楽しんでいたのは、渡辺と。。。。。確かに。ただ、やっている方が楽しい様子でなければ、周りも楽しくないはずなので。なかなか見つからないときは、結構必死だったのですが。。まあ、子供心が抜けないまま、今の職をやっていることがよいことなのか、どうなのか。いずれ、新しいこと、不思議なことを見つけるのには、役立っているような。。。 PS.のPS.のPS. 学校の玄関にはいつもきれいな生け花が。。。今日のは、また特別。何が、。。何かが逆さま。。。こんなやり方もあるのだと。まさに発想の転換でした。。。