台風が通り過ぎた仙台は昨日から青空が広がっています。
技術補佐員の伊藤です。
雲一つない青空ですが、つい先日までの夏空ではなく、
秋を漂わせる風が吹いています。
仙台の夏、何度経験してもほんとうに「短い!」の一言につきます。
屋外のプールに入りたい!!と思えるのはほんの1〜2週間?!
我が家の子ども達も「学校のプール」=「寒いもの」と認識しているみたいです。
さてさて、夏が終わってしまうと何となく寂しい感じがしますが...
いよいよ、Autumn ♪
そう!食欲の秋ですよ!!
「秋茄子は嫁に食わせろ!」
と言う事で、増子さんと一緒にナベさんから長なす頂きました!
長なす、本当に長いんです!!
この通り!長いんです!!
せっかく長いので、長さを生かした焼き茄子にしてみました。
焼いたものの、この長さ...のせるお皿が無い事に気づき...
子ども達が作ったお皿2枚を合わせて鎮座です。
お皿のモデルのせいか?...お世辞にも美味しそうに見えませんが、、、
(張り切ってお皿を並べてくれた娘よ!ごめんなさい!)
とろりとした食感で美味しかったですよ。
それからもう一つ頂いたお芋さん
。
ピンク♥
おそらくノーザンルビーという馬鈴薯なのですが、
メークインのように
ちょっとねっとりとした食感。
インパクトありますよね。
今回はオーソドックスに蒸かして戴きましたが、
スープにするとまた可愛らしさ倍増なんだそうです。
食欲の秋!
良い季節の始まりですよ!!
いとう
茄子と馬鈴薯・にょろにょろ添え
2016年9月 1日 (木)
危険、真逆、薫陶(8/31)
2016年8月31日 (水)
今日で8月も終わり。で、二百十日らしい。31日の水曜日が。子供の頃、愛媛・今治に住んでいて、当時の台風の勢力もすごかった。屋根瓦が飛び、雨漏りがして、停電のなか、夜中に起こされて、タンスの引き出しを抜いたことがあった。そのタンスの上が、雨漏りだったのだろう。そのあと、覚えていない。ただ、うちでは危険というので、近所の大きな家に避難したような。山側にあったその家に、その山には、竹林が、。。今なら、どちらに行くか。。。微妙なところ。孟宗竹の根っこが浅いところを這うと言うことを知っているので、山側に避難するよりも。。。ただ、朝、起きたら、庭の大きな樹木が折れていたような。。。いずれ、避難をしたのか、どうか、記憶がないが、有線放送で、登校時間がずいぶん繰り下げられて、快晴のなか、登校したのだけ、覚えている。それが、二百十日前後だったと思う。たぶん。Googleすれば、どの台風か、わかるはずであるが、結果論から見たら、家も崩れなかったし、山も。そう考えれば、どちらをとっても、真逆であっても、たぶん、問題なかったのであろう。今回の台風10号の場合、仙台を台風の中心の西側が通過して、比較的雨雲がよけてくれた感じ。netで見ていた限りでは。。。そう考えると、子供の時の経験からと言うか、雨がひどい昼間をさけて、夕方、夜になって帰ったのは、正解だったのだろう。たぶん。ただ、岩手県沿岸、北海道では甚大な被害。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げることしかできないのであるが。。。 そんな台風上を収集するには、昔はテレビ、ラジオ。今では、パソコンでなくて、携帯端末。テレビを見ていても、携帯端末でいろいろな情報が取れるからと。。何とも便利な時代になった。いまだに、パソコンが主力で、携帯端末はガラパゴス化したまま。。。少しversion upしたいと思うのであるが、なかなか。。できれば、パソコンと相性のよい携帯端末と思っていたら、とある記事が。。。何とか、国内主力メーカーにがんばってもらい、いつものパソコンと相性のよいものが登場してくれることを切に祈りつつ。そうすれば、パソコンと携帯端末の融合によって、今よりも盤石な情報収集、解析体制ができるのではと思うばかりである。というか、ここまで、パソコンにこだわって使ってきたのだという信念のもとにがんばってみることしかないのかも知れない。その真逆をしても、どこまで便利になるのか。。。ちょっと先行きが見えない。。
先行きが見えないというか、いつまでもガラパゴスなのが、渡辺の英語力。何とか使っている感じではあるが。。。一方で、2020年からの新テストでは、大学院入試のように、外部委託というか。。。高校の時は、きっと、覚える意思がなかったというか、覚えて何の役に立つのという感じだったので、いろいろなフレーズを覚えれなかったが、当時の教育で、読めて、かけてという最低限のことはできるような。。聞くのは。。。そのうち、携帯端末が進化してくれるのではないか、そんなことを期待している。渡辺の高校時代に合ったらよかったなと思うのは、SSHのような活動。SSHのダイコンコンソーシアムが動いていた当時の高校生が今や大学生としてがんばっている時代。忙しい中、研究室に。ありがとうございました。最近どうもすぐに物事を忘れる。帰り際に、集合写真と思いつつ。。。気がついたのは、帰られたあと。慌てて、玄関の所。近くにおられた方にお願いを。ありがとうございました。それにしても、SSHの活動を通じて、いろいろな方に薫陶を受けてこられたと思うし、確固たる信念を持って、自らの理想に向けてがんばってこられたのだなと言うのが、研究室での2hrほどの会話から、手に取るようにわかった。次世代は少しずつ育成されているのだなと。。。お二人ともこれからの社会で不可欠とされるピースの部分に対してチャレンジしたいと。。。。たいしたものであるなと。そういえば、第75期将棋名人戦・A級順位戦も若手が。。。渡辺のような時代ではないのかも知れないと言っているわけにはいかないので、若い者に負けないようにがんばらないと。そんな元気を頂きました。ありがとうございました。また、いつでもwelcomeですので。
わたなべしるす
PS. 写真を撮るのをお願いした方、いつもお世話になっている方で。ふとお見かけしたので。お願いを。そのあと、立ち話をしていたら、渡辺が震災前に出前講義で何度か伺ったところの近くがご実家とか。。。びっくりでした。震災の関係でその後、なかなか伺えないのですが、また、折を見て。。。ありがとうございました。
PS.のPS. 書き終わって、HPを見たら、熊本で震度5弱(M4.9)。大きな被害がないことを祈りつつ。。。
【出前講義】岩手県立盛岡第三高等学校SSH課題研究中間発表会・コメンテーター(8/28)
2016年8月28日 (日)
台風が来る前兆なのでしょうか。。。今朝の仙台は、ずいぶんと涼しくて、1ヶ月ほど先の気温だとか。出張先の盛岡も晴れ間は見えましたが、風はずいぶんと秋風。何とか、暑くならないで、菜の花の実験が今年はできそうだなと。。。毎年、この時期には、暑さで頭を抱えますので。そんな日曜日の午前中。岩手県立盛岡第三高等学校SSH課題研究中間発表会へ。東北新幹線の高速化により、仙台-盛岡間が40minほどに。近くなりました。と言うか、便利になりました。 さて、6月には第1回の運営指導委員会で伺い、今年度の方向性などを。今回は、1年生のSSRで被災地に関する研修発表。開始のあと、ちょっとしてからの参加でしたので、最初の部分を聞けなかったですが、陸前高田の防潮堤などについて。。。渡辺も震災後、5年ほどたち、少し落ち着いて見ることができるようになりましたが、実際の建築物を長い海岸線で見たとき、これでよいのかと。。。質問はできなかったのですが、。。これに続いて、2年生SSコースの課題研究発表として、数学、物理、化学、生物、地学。ただ、実際には、数学と生物の融合のような研究もあり、うまく方向性を展開することがよいのではと。。。あと、実際のもので起きている現象を数学的に理解しようとするのであれば、実際に、それをやってみる。ルービックキューブが数学的に解くことができるというのは、聞いたことがありますが、実際の経験も重要なことでないかと。また、生物が進化過程で、なぜ、フィボナッチ数列を取り込むようなことをしたのか。黄金比との関係はあるのではないか。。。また、興味を持った現象から入るのはもちろんのこと。ただ、実験をするときに、どれだけ単純系に持ち込むのか。特に、数学、物理などは、大事なことのような。もちろん、生物であっても、変数は少なくするのが、基本ですから。それから、生物の中で起きている現象を調査するのであれば、生き物の中で起きているような物質を使って考えること。こうして考えると、いつも書くことかも知れないですが、実際のこれまでの経験が、実験の中に活かされていない。。。。小中高大連携と言うことが言われていますが、もっと、前の幼稚園、保育園の時代にいろいろな学習、経験をどれだけさせるのか、そんなことをまじめに考えないと、ミミズに刺激を与える方法さえも、あり得ないような方法。。。。これはかなりやばいなと。。。同じことは、スプラウトの実験。雑ぱくな集団採種したものではなくて、F1雑種育種の種子を使うこと、先日のみやぎ県民大学で話をした◎△□交配と書かれた種子を利用しないといけないことを、去年の先輩に伝えたはずなのですが。。。。これだけで、まずは、遺伝的多様性を避けて、均一な集団で比較することが大事なような。それより、根本的なことは、まずは、市販のたくさんのスプラウトを観察してみること。どの様なものの上に播種しているか。また、スプラウトの成功、失敗例は、渡辺の展開ゼミのHPにもたくさんあります。その当たりも是非、参考にしてみて下さい。
最後の運営指導委員の先生方からのコメントでは、目的と結果、結論が一致してない。これは、逆を言えば、結論から目的を再設定すること。1変数のみを変えて、それ以外の影響を除去すること。統計処理、つまり、複数回の実験dataをどう考えるか。専門家でない人にもわかるようなプレゼンをどの様にするか。プレゼンには、ストーリー性をどの様に持たせるか、それは実験系全体を理解できるようなるので。変数が多すぎる実験がよくない。実際に実験をするとき、いじることができるfactorは、3つくらいでしょうか。あとは、どの様にまとめるか。。。その結果に応じて、まとめる、結構、大事なことかと。。。最後になりましたが、山形校長先生、木村副校長先生、SSH担当の蒲生先生、高木先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。さらなる発展を祈念しております。
わたなべしるす
PS. 終わったあと、岩手大の時にお世話になった方と情報交換。ありがとうございました。また、新しいことにチャレンジします。
ナスとハスとイモとケーキ ウコン・モダマ添え
2016年8月28日 (日)
愛媛に出張されていた渡辺先生から、小包が届きました。
たくさんの野菜が入ってました!珍しいものばかりです。
渡辺先生が道の駅さいさい来て屋さんから買って、送ってもらったそうです。
たくさんのナス(大きなまだら色のがロッサビアンコ、小さなまだら色のがタイナス、長なすが松山長ナスだったかな?、1番大きいのは忘れた、あと白ナス)とハスの実とジャガイモ(ドラゴンレッドかノーザンレッドかな)とサツマイモ(安納芋)。
どれも、仙台ではあまり見かけないものばかりです。すごいわー。
あと、トゲトゲなのがキワノ。ウリ科の果物です。部分的に緑色なので、まだ追熟が要るようですね。
ナスについては、少し分けて頂いたので後で料理した様子を載せます。
いずれも、オサレなフランス料理店かイタリア料理店に食材として出てきそうです。
ハスの実は、こんな風になってるんですねー、レンコンの穴に実が詰まっている感じです。
オサレなフランス料理店に生花で出てきそうですね。もうちょっと熟させて、植えてみるそうです。
睡蓮鉢ができそうですね。何色の花が咲くんでしょうか。
あともうひとつ大事なもの、二つのフルーツロールケーキが入っていました。
マスカットとブルーベリーのロールケーキです。スポンジはフワフワでクリームは甘すぎず、シンプルで美味しい!間違いない美味しさだとメンバーにも大好評でした。私は、伊藤さんとブルーベリーとマスカットを半分こにして頂きました(マスカットが見えませんが、裏にたくさん入ってるんですよ)。
渡辺先生、ご馳走さまでした!
渡辺先生に白ナスとタイナスを分けて頂いたため、家で料理してみました。
後で調べたところ、白ナスはイタリア原産、トロッとした食感が特徴でトロナスと言われるそうです。皮が硬いので焼きナスにも適するとか。皮の色の変化は気にしちゃダメみたいです。
【出前講義】平成28年みやぎ県民大学「植物の品種改良~毎日の食卓を見る眼が変わる~」(8/26, 29追記)
2016年8月28日 (日)
台風が近いからか、天候が安定しません。台風10号が来週には、仙台に近づくと。これで、3つ目。被害が出ないように。。。というか、今度はガラス室などの管理をしないと。何とか、3つ目の台風が通過したら、秋風が吹いてくれるのでは。。。というか、まだ、イネの登熟には少し早いのはありますが、作柄に影響が出ないことを。。。 そんなちょっと不安定な天候の8月最後の金曜日は、3年目となった「みやぎ県民大学」。「地球にやさしいエネルギーと環境・省エネルギー技術~太陽電池・半導体・超伝導・植物の品種改良~」。半導体はトランジスタからLEDまで、渡辺の子供の頃から電気工作などには不可欠なもの。また、低温室での植物育成には、赤、青のLEDを使っています。太陽電池は、今ではあちこちの屋根の上に見ることができ、超伝導は、JR東海が東京-大阪間にリニア新幹線を開通させるには、不可欠な。。。そんな先端技術のオンパレードの講義が8/23-25に。4日目が、そんな堅いもの系の話から少し外れた「植物の品種改良」。先端技術での地球環境への貢献もあるか知れないですが、植物の品種改良も地球環境に優しい農業を実現するためには、重要な技術。。。と言うわけで、少しheteroな組合せですが、3年目となり、ほぼ、定着したような。。。
自己紹介のあと、植物が酸素を作り出していると。。。これに対しては、最後の質問のところで、酸素を作り出す植物が地球上に登場したので、大型動物が進化したのではと。。。鋭い質問が。。。毎年、聴講生の方々には、恐れ入ります。ということを感じます。また、「花」が1つのお題でもあるので、作物の花の写真を10あまり並べて聞いて見るわけですが、これも、難しいものから、答えが出る。。。これも最後の質問のところでわかったのですが、専業農家の方も参加されていて。。。観察力が作物の栽培には不可欠ですから、。。意識の高さと観察力には、今年も感動でした。また、地球温暖化の影響。もちろん、人間の影響が大きいのですが、いろいろな側面から、注視する必要があると。。。先日のNatureに記事があったことを、あわせて、ご紹介をしたり。
環境に優しいというか、省エネ、コストパフォーマンスを上げるためには、いかに減収を防ぐかが勝負。植物も動物と同じようにストレスを受ける訳で、減収に大きく影響するのは、開花、結実の時期。昨今はずいぶんと夏の暑さが強調されますが、1993年の大冷害では、イネの品種がササニシキからひとめぼれに入れ替わると言うことも。また、効率よい収穫のためには、一定の時期に全てを収穫できること、つまり、そろいがよいと言うこと。そのために、播種する種子に均一性があること。自殖性、他殖性で違いはありますが、今の育種手法は、F1雑種育種。固定した両親を確保して、その組合せで、雑種強勢も期待しながら、そろいをよくする。もちろん、どの組合せがよいのかを、50-100通り、調べる訳なので。。。また、このF1雑種育種によってできた種子を区別するためには、◎△□交配というものを探すこと。もちろん、作目によってはないものもありますが。。。少し種子にかけるコストはかかるかも知れないですが、できあがりの農作物はよいものができますから。
講義では話し忘れたのですが、こうしたコストを下げるために、種苗会社が品種改良をしている訳で、また、農家の方々の日々の栽培に関わる努力を考えると、今の野菜、果物の値段が適切なのか。。。微妙なところです。工業製品と比較することが単純ではないですが。。。もうすこし農家の方々に収益があってもと。。。もちろん、いろいろな考え方はあるかも知れないですが。。。実際に農作物を栽培してみれば、わかるのでは。
講義の最後の所はこのF1雑種育種を支える技術としての「自家不和合性」。鍵と鍵穴によって、花粉と雌しべがコミュニケーションをすることによって、自己花粉を排除して、非自己花粉で受精する。これにより、効率的な採種ができると言うこと。また、植物も賢いというか、考えているというか。そんなことを考えれば、植物の不思議をさらに理解することで、環境に優しく、高コストパフォーマンスの農業が実現できるだろうと。。。講義をしている感じから、ほとんどの方が、植物、作物にかなりの興味があるのではと。また、最後の質問コーナーでも、遺伝子組み換え作物の功罪、食害を受けた農作物と農薬処理をした作物のどちらがよいか。。。あまり知られてないことかも知れないですが、植物も病虫害に抵抗するためにいろいろな工夫をしていて、「ファイトアレキシン」という二次代謝産物を生産して、抵抗していると。害虫への影響の程度、分解性など、通常の農薬のと比較をしたら、一概に、虫も食べない、農作もがよいというのもどうかと。。。この教えは、渡辺が学生の時に植物病理学を教えていただいた江原教授からのものなのですが。。。今回も講義時間が1.5hr、質疑が0.5hrという長丁場になりましたが、植物を通じた環境への低負荷社会の実現ができることを実感いただき、植物による潤いのある生活を楽しんでいただければと。ありがとうございました。
最後になりましたが、こうしたアウトリーチ活動の場を提供頂きました、金属材料研究所の松岡先生をはじめ、関係の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。また、次年度も誘って頂ければ幸いです。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 講義が終わったあと、最初に紹介した「朝は朝星、夜は夜星、昼は梅干し」という言葉(渡辺が学部生の講義で、植物育種学の日向教授から教えていただいた言葉ですが。。。)のように、お天道様がでたら、外で働き、日が暮れたら帰るという、そんな昔のような生活というのも、どこかで考えることが大事なのではという方。また、自家不和合性の動画を見て「植物の方が動物よりも賢いのでは。。」と言う方も。ありがたいことというか、これからの人間のあり方を考えさせてくれる方々でした。ありがとうございました。 PS.のPS. 8/29(月), 13:20. 当日の運営などを担当頂いた金属材料研究所の事務の方から、写真を頂きました。ありがとうございました。また、金研のHPを拝見していたら、統括頂いた松岡先生の「日本結晶成長学会 第11回業績賞・赤﨑勇賞」、受賞のお知らせが。おめでとうございます。今後ともよろしくお願いします。