東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.01.02

研究発展コース1 12/16.17に参加して

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 内田舜也

 

 私は、121617に開催された研究発展コース1 グループ1に参加した。グループ1のテーマは「放射線測定の基礎と測定結果の可視化について」である。今回は、放射線測定を行う上での基礎知識を得る為、金田先生が講義をしてくださった。レポートをもとに今回の感想などを書きたいと思う。
 
 先ず自分たちが知っている放射線につての単語を書きだした。意外と言葉が出てこなく無知の自分に気が付かされた。その後、それらの言葉の分類分けを行い、確認していった。その後さらに詳しく放射線の概要や被爆、測定方法について講義を受けた。ベータ線が発生する過程での話が複雑だった。電子の反物質の陽電子や反電子ニュートリノなど初めて聞く名前が多く出てき驚いた。内部被爆と外部被爆では体内に入ってしまう内部被爆の方が危険なのではと考えていたが、同じ線量なら影響は同じだということが驚きだった。又、東日本大震災で起こった原発事故の影響においての土壌汚染分布図を見たのだが、原発に近いところが高い線量とは限らないと分かった。当時の大気の状態で放射線物質がどこに落ちるかは左右すると分かった。その為、関東地方が強く汚染する可能性はあった。このことに私はとても驚いた。

 また今回は、自然科学においての考え方を学んだ。「定量的に考え、再現性を確認し、因果関係の立証を行う。」発展コースの活動や来年度のSLⅡなど自分の研究活動において参考にしたいと思う。

 次回は受講者同士で土を持ち寄り、実際に放射線測定を行う。どのような結果になるか楽しみだ。今後も頑張りたい。

SLⅡとは私の学校での履修科目である、サイエンスリテラシーⅡの略。自分で課題設定をし、研究活動を行う。)

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.12.27

第7回 科学者の卵養成講座を終えて

こんにちは、宮城県仙台二華高等学校1年の桑原優菜です。

少し遅くなってしまいましたが、第7回科学者の卵養成講座を振り返りたいと思います。

1.英語交流サロン

今回のテーマは「留学」についてでした。

留学生の方とお話する中で、留学の本当の魅力、留学をすることの意義が改めて分かったような気がします。

"I have to do anything what is needed in my daily life." 留学生の方のこの言葉が強く印象に残っています。勉強の傍ら家事を全てこなすのはとても大変だけれど、自力で生活をすることで初めて学べることもたくさんあるとおっしゃっていました。

「今までは黙っていても母が食事を作ってくれていたし、洗濯物だって毎日洗ってくれていたのに」日本で一人暮らしをして初めてその生活が当たり前ではないことに気づいたといいます。日本に来たからこそ、両親の存在の大きさや両親への感謝の気持ちが分かったという話を聞き、はっとさせられました。

今回の交流サロンを通して、もし海外へ留学に行ける機会があれば積極的にチャレンジしてみたいなと思うことができました。

 

2.「エンザイムハンター ~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」

酵素に対して、学校の理科の授業で習ったような「タンパク質やアミノ酸を分解して...」というようなイメージしか持っていなかった私にとって、酵素は私たちの身近な生活に大きく関わっていることを知り学ぶことがたくさんありました。

特に、酸性ウレアーゼを生産する微生物を探す研究には、本当に驚かされました。「微生物の潜在能力は無限である」という信念に可能性を見出し、先の見えない研究を地道に続けられた姿勢に、科学者としてのプライドや執念を感じました。

また青色の花を作る研究でも、「必ずやり遂げる」という強い意志と明確な目標があったからこそ、目指していた場所へたどり着けたのではないかと思いました。

酵素のことだけではなく、科学者、研究者としてのあるべき姿を学ぶことができました。

 

3.科学者の卵OB・OG/大学生・院生との交流会

この交流会では、私が目指したいと思っている学科で実際に学んでいらっしゃる大学生の方々のお話をたくさん聞くことができました。大学受験を控え高校生の私たちがするべきこと、興味のあることを深めることがいかに大切か、大学生活のことなどを知ることができ、有意義な時間になりました。大学生の方に「ゴールからの逆算をして今何をすべきか考える」という話をしていただき、私自身とても納得したところがあったので、実践してみようと思います。

 

今年の卵の講座もあっという間に終わってしまいました。

毎講義のあとのレポートにいつもどきどきあたふたしながらも、科学に関する知識はもちろん、知らないことを頑張って知ろうとする貪欲な姿勢、間違いを恐れず英語を話す積極性など、卵の講座を通じて大切なことをたくさん学べた年になりました。年明けの卵の講座ではさっそくTOEICがありますが、全力で取り組みたいと思います。

 

サイエンスチャレンジ、英語交流サロンなど様々な場面でお世話になったみなさん、ありがとうございました。

次回、来年からもよろしくお願いします。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.12.23

科学者の卵養成講座第七回目を終えて

 こんにちは、仙台二華高等学校1年の梶川友寧です。
 先日、科学者の卵養成講座第七回目を終えました。2017年の活動は今回が最後となりましたね。キャンパス内は雪が残っていて寒かったです。
 午前中は、4回目の英語交流サロンで、テーマは「留学」でした。留学と聞いても、自分にはまだ遠い存在のようで、「どこへ行きたいか?何をやりたいか?」と聞かれても、なんて答えればいいかもよくわからない状態で参加しました。でも、今回インドからいらした留学生と、同じ班のメンバーたちの話を聞いて、留学するとこによる利点を色々知ることができ、留学に少しずつ興味が湧いてきました。他のメンバーたちは、どこに行きたいかと尋ねられた際、カナダやドイツなどを上げており、私はまだどこへ行きたいかをぼんやりとしか決めてなかったのですが、科学や工学、コンピュータについて興味を持っていたので、それらの分野に強いアメリカに行ってみたいと言ったところ、アメリカにはこういう魅力があって......といろいろなアドバイスを頂いて、自分も努力の方向をしっかり見極めれば留学して自分のやりたいことをできるのではないか、と自信が持てるようになりました。
 昼食は食堂のチキンカレーだったのですが、せっかくなら留学生の方にインドのおすすめのカレーを聞いておけばよかったなぁ......と少し後悔しています。
 午後の講義は中山先生の講義「エンザイム ハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」でした。酵素と言っても食べたものを分解する働きだというアバウトな考えしか持っていなかったのですが、酵素には実は色素とも関係があった、ということを知って、花の色を作ることができるということに驚きました。キンギョソウを2万本も使ったという研究についてのお話を伺い、数百万円という気の遠くなる額をかけてでも見つけたいものがある、その執念があったからこそ研究を成し遂げられたんだなと思いました。
次は科学者の卵OB・OG/東北大学の大学生・大学院生との交流会がありました。3回だけでは聞き足りないほどたくさんのためになるお話を伺うことができて、大学生活をどのように過ごしていくべきか少しずつですがわかってきたような気がします。
 今年最後の活動となり、次皆さんに会えるのは来月末になりますが、次回以降も積極的に参加して行きたいです。つぎはTOEICのテストもあるので頑張っていこうと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.12.22

第七回科学者の卵養成講座を終えて

皆さん、こんにちは。宮城県仙台第一高等学校1年の栃木陽太です。

土曜日に、今年度七回目の飛翔型「科学者の卵養成講座」が行われました。午前中は英語交流サロンで、今回はインド出身の留学生の方とお話ししました。日本に来てから数年たっているそうで、日本語もかなり上達したそうです。授業の内容を理解するために必死で勉強するしかないので、上達のスピードも圧倒的に早いのです。もちろん日本人が英語を学びに留学することで、日本で学ぶよりも早く英語を身につけることができます。自分の努力は必要不可欠ですが、自分を追い込める環境に身を置くことができるというのも留学の魅力の一つであると再確認しました。今回は、スイスに留学していたトビタテ生の方ともお話しすることができました。スイスは治安がよく、留学先の大学であるチューリッヒ工科大学もとても優れた大学であることから選んだそうです。留学する国を決めるとき、あらかじめ自分の留学の目的や好みにあった国がどこか調べておくことが大事で、国ごとの特徴をしっかり把握しておくべきだと話していました。また、海外旅行などで日本以外の空気や雰囲気を感じてみるというのも留学というもののハードルを下げられるのでいいということを知りました。今回の英語交流サロンを通して、留学という形ではなくても一度日本から離れて刺激を受けてみたいなあと考えました。

午後は中山先生による「エンザイム ハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」の講義と、科学者の卵OB・OG、東北大学の学生・院生との交流会がありました。

まず講義ですが、話の中で出てきた二次代謝産物というものが、普段の私たちの生活で用いられているものばかりで驚きました。カフェイン、カプサイシン、ジンギベレン、β‐カロテンなどの食べ物系や、モルヒネやカンプトテシンなど医療に役立つものなど、人間の生活と密接な関係があることを知りました。普段の生活で植物の二次代謝について考えることはほとんどありませんが、それを生み出す生合成回路の解明は、人間の生活の向上に繋がるものであると、その重要性を感じました。また、黄色のキンギョソウの花色を発現させる酵素と野菜や果物の褐変を引き起こす酵素が仲間であるということは意外でした。ここでいう褐変とは酵素的褐変なのですが、紅茶やウーロン茶の色もこの酵素的褐変によるもののようです。一見全く違うもののように見えますが、酵素の構造を調べることで新たな事実が分かっていくというのも、こういった分野の面白い点だと思います。

科学者の卵OB・OG、東北大学の学生・院生との交流会では、大学や大学院に進んでからの様子、就職先など、以前から聞きたかったことを知ることができました。また、他の方が質問したことから新たに学ぶことも多かったように感じます。分かっていたような気になっていた大学生活の様子についてのイメージをつかめるようになったことや、大学ごとのシステムも若干の違いがあること、研究室を選ぶときに大事なことなど、収穫は非常に多かったです。今回学んだ事も頭に入れつつ今後も積極的に情報収集をして、受験やその後の生活で失敗しないようにしたいです。

さて次回はTOEIC テストと「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」です。どちらもしっかり準備をして臨みたいと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

2017.12.20

第七回講座の感想

 こんにちは、岩手県立盛岡第三高等学校の佐々木暖人です。

 中山先生のエンザイムハンターの講義を聴講して、一言で酵素と言っても、その酵素には無数の種類があり、それぞれ異なる役割を持っていることが分かりました。また、花の色を変えることについては、見た目上は「花弁の色が変わった」と言うことですが、それを科学的に深く掘り下げていくことで、「花を構成する分子の結合の構造が変わった」というところまで知ることができるといった点が科学の面白いところだなと思いました。 

 中山先生へ質問です。 

Q→種の生存という観点から考えると、すべての酵素がすべての養分を分解できた方が有利だと思われるのですが、特定の一種類にしか働かないようにできているのはなぜですか?

 第七回講座の後半は、大学院生の方とのお話を聞けるという貴重な機会でした。私は現時点では、大学に入って材料科学を学びたいと考えています。理由は、より優れた材料を生み出すことができれば、世の中を大きく変えることができるからです。そして、そういった学問の研究に自らが携わることで、自分の能力によって社会により大きな貢献ができるチャンスが増えると思うからです。

投稿者:事務局 |個別ページ

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