東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2019.07.23

第2回の講義を終えて

 こんにちは。青森県立青森東高等学校1年 澤田瑚倖です。

 今回の科学者の卵養成講座では英語交流サロン、英語能力獲得大作戦、がん制御へ向けてのchallengeの3つが行われました。

 英語交流サロンでは 、2人の留学生と英語で会話しました。私は、元々英語が得意ではなくとても不安でした。英語交流サロンで実際に話してみても、周りの英語能力の高さに圧倒され、積極的に話すことが出来ませんでしたが、同じグループの高校生の皆さんに助けてもらい、なんとか自分の持っている英語の知識で頑張ることができました。しかし、もっと勉強しておけば良かったと後悔が残りました。

 1つ目の講義である「英語能力獲得大作戦」では、英語の学習方法について学びました。この講義を受けて、私は今まで行っていた勉強では全然英語能力の上達につながっていないと身をもって感じました。正直なところ、私は英語を感覚で解いている部分が多かったと思います。知っている単語があれば、その単語から大まかな意味を取る。そんな解き方をしていました。しかし、テストでは通用していたその方法が実践ではあまり役に立たない物でした。文法力は単語力に並ぶほど重要な勉強であることを知り、私は今までの勉強法を少しずつ変えていこうと思いました。基礎から少しずつ、高校の範囲が分からなければ、まず中学校の範囲に戻って再確認。基本文型をしっかり理解し英語能力を向上させていこうと思いました。

 2つ目の講義は「がん制御へ向けてのchallenge」でした。がんは遺伝子情報のミスによって引き起こされる病気です。加齢によってがんにかかるリスクは高まり、そのリスクは男性の方が高いという統計になっています。がんの中でも膵癌は生存率が低く、QOL(quality of life)が低く、手術が難しいがんです。そんな難しいがんがありますが、今は昔よりも治せるがんが増えてきています。私がこの講義で驚いたことはがんによって転移しやすい場所が決まっていることです。これはリンパや血管が関係しているらしいです。私はこれを聞いたとき、薬を作るとしたら、転移しやすい場所への影響を考えなければいけないと思いました。仮に最初にがんになった部分で治りきらず、転移してしまったときにその転移した部分へ、薬の成分まで移動し、それががん以外の障害を出してしまったら本末転倒です。病気の治療というのは患部にだけ配慮するのではなく、転移しやすい場所が分かっているならばその部分にも配慮しなければいけないのだと思いました。

 今回の科学者の卵では、英語交流サロンで助けてくれたグループの子と友達になれたり、留学生の方々に助けていただいたり、多くの人に助けられました。次の英語交流サロンまでに実践的な英語が身に付くように頑張りたいと思います。2つ目の講義である、がんについての講義では、生物が嫌いではないのですが、細胞や臓器をみるのが苦手で、講義を理解する前に、ちゃんと講義を聴き続けられるのか不安に思っていましたが、今回の講義では不思議と苦手意識が出ず、最後まで聴くことが出来ました。さらに講義を聴いているうちにこの分野について、もっと知りたいと思うようになり、興味の幅が広がっていると感じました。今後も今まで自分が見てこなかった分野に視野を広げていきたいです。次の講義では質問で手を挙げられるように、講義の内容をしっかりと理解したいと思います。

 

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.21

切符2枚目

こんにちは、秋田南高校1年の下田楓大です。今回の講座は夏休みが始まってすぐということで張り切って望むことができましたね。新刊線の中での課題の消化も捗りましたね。
さて、今回私は講座の中で心に残ったことが二つあります。

一つ目は英語のコミュニケーションについてです。私は外国人留学生の方と話す機会がこれまであまりありませんでした。そのため、英語以前の話し方について、話にうまく入れない時が多かったことを悔しく感じています。。また、英語を話すときにたどたどしくなったり、すぐに単語を出せなかったりすることもあったので、英語の能力を日本語と同じくらいまでに身につけて、それと同時にコミュニケーション能力も高めていきたいです。そのためにE -leaningを活用して毎日英語に触れていきたいです。

二つ目はがんの講義についてです。私はどちらかというと数学の方が好きで、がんにはあまり興味を持っていませんでした。しかし、講義でがんにことを知っていくにつれて、がんの厄介さやその治療法、それでも以前死亡率が高いことなど、がんの治療にはさまざまな課題があることを知りました。また、堀井明先生の、あえて難しい膵臓癌にチャレンジしようとする精神や、方向転換して論理的にアプローチをしていこうとする意識の高さに心を打たれました。私が将来何か研究をする時も、難しいことにチャレンジしてみたり、視点を変えて物事を捉えていくことをしていきたいです。

私は今回の講座で自分の未熟な点を知ることができ、また難しい分野についても知ることができました。自分の視野を広げるためにもっといろんなことを知っていきたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.21

科学者の卵~二歩目~

こんにちは。宮城第一高等学校の岡村楓菜です。第二回目は留学生の方との交流会「英語サロン」、橘由加先生の講義「効率的な英語学習方法」、そして堀井明先生の講義「がん制御へ向けてのchallenge」と、とても充実した内容でした。

前回の講義ではがちがちに緊張して全く話せなかった私ですが、今回は英語サロンで一緒になった方や近くにいた人と話すことができました。成長だと思う一方で、大きな課題もありました。それは英語力です。私は英文をつくるのでいっぱいいっぱいなほど英語が苦手なので、留学生の方との交流会はとても不安でした。しかし、英語サロンで一緒のグループだった留学生のジュさんとクリシュナさんはとても優しい方で、しどろもどろの私の話を目を見て聞いてくださり、たくさん質問もしてくださいました。本当にありがとうございました。他の科学者の卵の方々はとても流ちょうな英語でスムーズに話していてすごいなと思いました。特に「もし自分が科学者以外になるとしたら」というテーマでは、教師や自動車について学ぶなど自分の興味のある分野についてすぐに話していてました。様々な分野について関心を持っていることだけでなく、その分野についての英語がすらすらと話していることに驚きました。私は話すことが思い浮かんでいても語彙力がないため英語で話せませんでした。また留学生の方の話を聞き取ることが難しく、リスニング能力の向上が必要だと感じました。しかし、最後のほうには留学生の方が何の研究をしているのか質問することができたのでよかったです。

その英語力に関連して、橘先生の講義についてお話します。まず、一番私に必要だと感じたのは語彙力や文法などの知識です。英語では文法は家を建てる時の設計図、単語は材料だとおっしゃっていました。しかし、私はその設計図や材料が十分でないため会話や作文が苦手なのだと思います。また、リスニングやリーディングなどのインプットが多く質が高いほど、スピーキングやライティングなどのアウトプットにも強くなるとおっしゃっていました。なので、LincEnnglishなどをうまく活用しインプットの質をあげながら単語・文法の知識を増やしていきたいと思います。また、私はテストなどでのリーディング・リスニング問題が苦手です。特にリーディングの文章の内容理解で時間がかかってしまいます。それは「英語を読む」のではなく、「英語を訳して読んでいる」のが原因だとおっしゃっていました。文・単語を英語の概念で理解することが大切だそうです。さらに、「精読=細かいところまで読み取る力」「速読=全体をおおまかに理解する力」のふたつの力をバランスよく鍛えることも必要です。特に速読では、前述のように「訳して読む」のではなく「英語のまま理解する」ことが大切になります。リスニングもこれと同じように「精聴」と「多聴」の力が必要になります。特に精聴ではディクテーションなどを行うことで予想を含め一語一語聞き取れるようなります。リスニングはネイティブな発音や音のつながりを学ぶことができます。これらのポイントを意識しながらLincEnnglishなどの英語教材に積極的に取り組みたいです。

最後に堀井先生の講義についてです。私は今、学校の生物の授業で細胞分裂やDNAについての学習を行っているので、とてもホットなテーマでした。がんは遺伝子変異からおこります。本来とても精密なDNAの複製でミスが起こるとそこから大病になっていくということが分かりました。また、遺伝子変異によってできたがん細胞は細胞増殖を抑制する力が弱ってしまうため異常な増殖性につながります。ここで最近できたプレジションメディシンについてお話します。これはがんの種類によらず、原因である遺伝子変異に応じた治療をすることです。がん細胞にどのような遺伝子変異が起きたのかを調べ、それによって生じたタンパクなど標的にする薬、分子標的薬を処方します。私は数日前、保健体育の授業でプレジションメディシンについてビデオをみました。そこでは通常の抗がん剤治療では治らないと思われていた方が遺伝子変異に応じた薬によって改善していく方の姿がありました。しかし、保険が使えないケースもあるため高額な治療費によってあきらめざるを得ない姿や、まだその遺伝子変異に応じた薬がない人の姿もありました。なので、遺伝子変異に応じた薬を開発すること、それを広めて多くの人が安い値段で手に入れられるようにすることが大切だと思いました。また今回の講座で分子標的薬の耐性を獲得した遺伝子変異もあると知ったので、現在ある薬の改良も必要なんだなと思いました。

今回の講座は自分が成長するヒントをたくさんもらえました。これをいかして、有意義な夏休みをすごしていきたいです。次回の科学者の卵も楽しみです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.21

『科学者の卵』第二回講座を終えて

こんにちは。宮城県宮城第一高等学校1年の熊倉妃夏です。

まず、午前中に英語サロンが行われました。留学生の方と英語で話すのは初めてのことで、私は緊張でいっぱいでした。始めに自己紹介を行いましたが、皆英語の発音が良い上すらすらと話していて驚きの連続でした。私は、話す内容は考えていたものの実際に話すとなると、途切れ途切れになってしまい上手に話すことができませんでした。しかし、積極的に話さなくては何も始まらないと思い、できるだけたくさん質問しました。そんな私のたどたどしい英語にも、留学生の方々は優しくゆっくりと答えてくださりました。おかげで私でも理解することができ、趣味や将来の夢など様々なことを話すことができました。また、留学生の方々が勉強している専門的な話もしてくださりました。英語は難しかったもののどれも非常に興味深い内容でした。生物学のことなど自分の進みたい学部とも関係していて、自分の将来のことを深く考える貴重な時間になりました。今回の英語サロンを通して、全く思うように話すことができず自分の語彙不足を痛感させられました。これからは、普段から英語で書かれた本を読むなど英語に関わる機会を増やしていき、次回の英語サロンに活かしていきたいです。

 午後は、2つの講義が行われました。1つ目は、橘由加教授の「英語能力獲得大作戦」というものでした。私は、英語が苦手なので高められる方法を聞くことができると、この講座を楽しみにしていました。特に印象に残っているのは、アウトプットを習得するにはインプットが必要だということです。今までspeaking(アウトプット)ができないので、それだけを練習していました。しかし、それでは上達しないのだと気づかされました。今回の講義で、前回配付されたアプリの使い方も理解することができたので、活用し少しずつ上達させていきたいです。2つ目は、堀井明教授の「がん制御へ向けてのChallenge〜分子病理学からのアプローチ〜」でした。まず、「がん」と「癌」の違いに驚かされました。私は、同じ単語なので意味も同じだろうと勝手な解釈をしていました。また、同じがんでも発症する場所によって生存率や術後の経過が全く異なるということです。私の中で、「がん」=死という考え方がありましたが、適切な治療によって生存率を上げることができるのだと分かりました。このように、「医療」という分野は、学校でもやる機会がなかったので多くの新しい発見がありました。

 今回の科学者の卵を通して、午前・午後と全く違うことで、ついていくのが大変でしたが、その分多くの学びを得ることができました。次回からも1分も無駄にすることなく集中して取り組んでいきたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.21

二個目の卵を終えて

皆さんこんにちは。American Englishよりも British Englishのリスニングのほうが得意な穂積尚子です。アメリカ英語よりも''R''の音に気を取られなくて、かくかくしている感じが好きなのです。とはいえ、学校の授業はアメリカ英語だし、British Englishは発音が難しいような気がします。触れている時間の問題かもしれませんが。最近のトレンドはアメリカ英語だそうなので、きちんとアメリカらしい英語を身に着けたいと思います。

なぜ、私がこの話をしているのかというと、今回は留学生との英語交流サロンに始まり、英語学習についての講義もあったからです。ラハンさんの発音は、いつもリスニングで利用している教材のようにきれいでした。留学をしなくても、自学自習であのように話せることを、耳で実感した今、lincenglishは私の必須アイテムです。一年間使い倒します。

留学生との交流サロンも、非常に楽しかったです。留学生の出身国について知ることができたし、彼らがどうして日本に来たのか、東北大学を選んだのかという理由についても知ることができました。私の大学選択にも、大きな影響を与えることになると思います。そして、サロンで実感したことは、積極性の大切さです。加えて、何があっても、大きな声で話すこと。グループには7人の日本人と、2人の留学生がいましたが、トータルの声量は留学生が圧勝していたことでしょう。大きな声は、グループの雰囲気も盛り上げます。好循環への第一歩だと実感しました。

午後、一コマ目は前述の英語能力獲得大作戦、二コマ目は「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」という講義でした。私が将来携わりたいと思う「医療・医学」の話です。この時を楽しみにしていました!!!!

先生はもとは臨床の世界にいらしたということで、なるほど、そういう道もある(臨床か研究かを決めたら、その道だけを進み続ける義務はない)のかと気づかされました。...とはいえ、進学の際には決断が必要なのですが。

がんというのは遺伝子のコピーミスが増殖を続け、悪性腫瘍になったものを指します。治療法は手術、抗がん剤、放射線、免疫があり、最近、ノーベル生理学賞を受賞された本庶先生の研究でも有名な「免疫チェックポイント抗体」はT細胞に働きます。一方、「分子標的薬」はがん細胞の受容体に働きます。これは従来の抗がん剤の''とにかく増える細胞を叩く''ものではなくて、''細胞の中の増殖を促す部位を叩く''というものです。がんがある部位に応じて薬を変えるのではなく、がんの種類に応じて薬を変える(がんの種類によって受容体が異なるため)という考え方は、転移に対応できるので効率も良いし、体への負担も少ない。治療する側がどのような種類のがんなのかを見極め、体質などにも応じて適切な投薬を行えば、QOL(quality of life)は良好だろうし、それをきちんと伝えられる話術も必要だろうと思いました。がんだからと絶望するのは免疫の働きの上でも好ましくない、だが、安心して不規則な生活に陥るのも良くない。一次予防、二次予防、三次予防と名前こそついていますが、関係は切っても切れないものでしょう。生活は途切れないのですから。

とかく、この経験はとても貴重でした。前回の植物の遺伝、今回の二コマ、とても楽しかったです。次回もとても楽しみにしています!!

投稿者:事務局 |個別ページ

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