東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2019.07.20

卵からひよこへの成長記録その2

 群馬県立中央中等教育学校4年の栁澤日和梨です。今日を一言で言い表すなら「頭をフル回転させた一日」でした。

 

 今日こそは積極的に頑張るぞと意気込んで開始一時間前に受付をして、紙の束をいただきました。座ってから目を通してびっくり、前回のレポートの添削がA4用紙一枚にびっしりと書かれていたのです。初めての時間制限付きのレポートで、出来はあまりよくなかったのですが、それでも渡辺先生は一つ一つこと細かに私のレポートの良い点、改善点を書いてくださいました。渡辺先生、本当にありがとうございました。

 

 さて、第2回科学者の卵養成講座は、英語交流サロンから始まりました。私は、ドイツとバングラデシュからの留学生二人と交流させていただきました。事前に何を話そうか、何を質問しようか、とたくさん考えていたのですが、いざ留学生の方々を前にすると、緊張でうまく言葉が続きませんでした。英語を話すことにはあまり抵抗がない方だと自負していましたが、今日は自分の実力のなさを痛感しました。それでも留学生の方々がたくさん質問をしてくださって、楽しい時間を過ごすことができました。またこのような機会があるときは、万全に準備をして臨みたいです。

 

 午後最初は、橘由加先生によるご講義「効果的な英語学習方法」がありました。午前中、自らの英語力のなさに失望していた私にはうってつけのお話でした。橘先生が、ここが一番大事とおっしゃっていたのは、英語はインプットしないとアウトプットできない、どちらも強化しなければいけない、ということです。インプットとは自分自身で吸収すること、すなわち英文法・英単語・リスニング力・リーディング力のこと、アウトプットとはインプットしたものを発揮すること、すなわちスピーキング力・ライティング力・発音のことをいいます。私は英文法、英単語、リスニング力に苦手意識があります。つまり私はインプットのたぐいのものができていないということがわかりました。インプットしないとアウトプットできない、というのはよくよく考えれば当たり前のことのように感じますが、私はインプットができていなかったから今日の英語交流サロンでもアウトプットがうまくできなかったのだと気づきました。どちらも強化できるように、これから頑張りたいと思います。

 

 また、Luo Han先生の「How to learn an American English Accent」も、とてもためになるご講義でした。ルハン先生は日本以外に留学されたことがないにも関わらず、本当にきれいなアメリカ英語をお話しされます。そんな先生から、声の抑揚や連結発音など、美しい英語を話すためのスキルを教えていただけて、とても良い機会でした。私も特訓して先生のように英語を話すためにたくさん練習を積み重ねていきたいです。

 

 最後は、東北大学名誉教授の堀井明先生のご講義を受けさせていただきました。タイトルは「がん制御へ向けてのChallenge〜分子病理学からのアプローチ〜」でした。なんとパワポのスライドは103枚にも及び、堀井先生の熱のこもった、そしてユーモア溢れるお話で、私は時間が過ぎるのも忘れて講義に夢中になっていました。堀井先生は、タイトルにある通りがんについてながらく研究されていました。がん細胞は異常な増殖性があること、それから膵癌は生存率が低いことなど、今まで聞いたこともなかったがんについての新しい知識をたくさん身につけることができました。先生のご講義で特に印象に残ったのは、英語と医学は同じだ、ということです。英単語や熟語を勉強することが医学での「解剖」に相当し、「構造」になります。そして英文法を勉強することが医学での「機能」(それぞれの臓器で行われる正常の営みのこと)に相当するそうです。

 

 今日は話し、聞くことに努めた一日でした。私の頭の中は今たくさんの新しい知識でパンパンです。今日が全て受け身で終わらないように、しっかりと今日のことをノートやレポートにまとめておきたいと思います。

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投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.20

充実感

みなさん、こんにちは。仙台第二高校2年の菅原美日です。 2回目の講座が終わりましたが、今日はとても有意義な、濃密な1日となりました。 まず始めに英語交流サロンがありました。留学生の方と英語で交流するということで臨機応変に自分の言いたいことを英語で表現できるか、緊張していました。最初に1人ずつ自己紹介をしたのですが、皆さんが熱心に話に頷いてくれ、時々留学生の方がフォローしてくれました。そのことで自信を持ってはきはきと喋ることができたと思います。留学生は韓国とマレーシアの方だったのですが、写真を見せながら文化について話してくれたり、今、東北大学で研究していることや将来の夢を詳しく教えてくれたり、さらには私が読書が好きと伝えたところ、この作家の本を読んでみるといいよ、と洋書を紹介してくれました。私もすかさずメモを取りました。本当に和気藹々とした雰囲気の中で会話を楽しむことができました。つっかえることなく、笑顔で話せたと思います。この英語交流サロンはまた開催されるのでもっと流暢に、フランクな英語を話せるように英語力を高めたいです。 次に英語の学習についての講義がありました。最近英語4技能がより重視されていますが、留学しなくてもネイティブな英語を習得する効果的な学習法を教えていただき、今日から実践したいことばかりでした。先生が特に大事だとおっしゃっていたのは、インプットの量が多いほどアウトプットも強くなるということでした。やはり文章を書いたり話したりするのにも文法や単語、発音などがしっかりできていることが基盤となるので4技能、4技能と言うとつい普段、学校ではあまりやらないスピーキングやライティングは大丈夫かと思いがちですが、リーディング、リスニングは基本として重点を置いて頑張ろうと再確認しました。また、橘先生の後にアメリカ英語についてお話しになったルハンさんは中国の方で欧米圏に留学したことはないのにきれいな英語を話されていてすごいなぁと思いました。きれいな聞き取りやすい英語は声の抑揚があり、単語の間をブツ切りせずに結合して発音するのが大切だと、ルハンさんの英語と日本人が発音しがちな英語(ルハンさんが真似して下さった)を聞き比べて実感しました。夏休みなのでLincEnglishを活用して、先生がおっしゃっていた週に15時間英語に触れるというのを目標に頑張ります。 続いて、堀井先生から分子病理学についての講義がありました。がんは日本人の死因で圧倒的に高く、確率としては2人に1人がかかるということは私も知っていました。ですが、女性より男性の方が罹患率が高い、臓器によって生存率が違う、膵癌の治療が他のがんと比べて発達していない、がんの転移にはリンパ行性、血行性、播種性がある、など深く知ることができました。先生は健康的な生活習慣を送る一次予防を強化していきたいとおっしゃっていて、私も今から心がけようと思います。最近は京都大学の本庶教授が免疫チェックポイント抗体についての研究でノーベル賞を受賞したり、ゲノム医療が発達したりとがんの研究が盛んだということで、いつかはがんは誰でも治る病気だという時代が来るのではないでしょうか。 今回も多くのものを吸収しました。これからもより積極的にチャレンジし、科学者の卵として成長していきたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.19

第一回科学者の卵養成講座を終えて

 こんにちは、山形県立山形東高等学校の片桐拓美です。今月は忙しく第二回講座の前日に投稿することになってしまいました。申し訳ございません。

 第一回科学者の卵養成講座が終わり、私が強く感じたことは他校から来た皆さんの意欲でした。質問をする時間では多くの手が挙がっていましたが、私はこの質問は今するべき質問なのか、すでに答えとなる部分を講習中に話したのではないかという疑問が手を挙げるより先に生まれてきてしまい、結局手を挙げて質問することはありませんでした。

 講習の最後のレポート提出でも私は敗北を感じました。他校の皆さんはすらすら書いていましたが私は結局しなかった質問を考えるのに手間取り、すらすら書くことができませんでした。時間の使い方を改善させる必要があると感じました。レポート裏面の日常生活での今回の講習に関わる例が私を一番悩ませました。普段からよく考えて生活する必要があると感じました。

 これから広い世界で自分が活躍するために必要なものは知識だけではなく積極性や思考力だと思いました。今回の講座では自分のそれらの能力不足に気づき、焦りを感じました。これから月に一回の講座一つ一つを大切にして自分の能力向上に努めていきたいと思いました。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.19

予 感

どうも。

青森県立青森高等学校のおっちょこちょいちょい、

新岡 昂也

(ニイオカ コウヤ) です。

はじめまして。

今回、私は初めて県をまたぐ大冒険をしました。新幹線による「ぶらり一人旅」です。

車窓からは、緑だらけの壮大で Beautiful な景色が広がっていた!!!!

のも束の間、すぐに寝落ちしてしまいました......。

もったいないことをしてしまった。やっぱりアラームはかけておいてよかったです。


今回の講義のテーマはズバリ 「自家不和合性」。あのダーウィンも注目しています。

やりますねぇ!

何が不思議なのかというと、「なんで自分の花粉なのか、そうじゃないのかを識別できるのか」という点です。

渡辺先生は今回、自らも研究に携わっている「アブラナ」を例に、その仕組みを解説してくれました。

簡単に言うと(簡単には言いづらいですが) 「鍵」と「鍵穴」の関係で識別しているそうです。

「SP11」という鍵を「SRK」という鍵穴に差し込んだ時、違う花粉であればそのまま花粉管がのびて......となるのですが、

同じ花粉であると分かったら、その花粉管が伸びるのを妨げる物質を出す、つまり生殖できない!

という仕組みになっています。

これが他殖性植物の「自家不和合性」です。反対に、自分の花粉で大量に受精し、数を増やす自殖性植物もいます。

ちなみに、なんで識別できるのかというのは、まだ完全にはわかっていないそうです。また、判別の方法(自他識別方法)もさまざまあるそうです。

不思議ですねぇ。今後の解明に期待です。


それと今回、衝撃を受けた場面がありました。


 みなさんは「ジャガイモ飢饉」という出来事をご存知でしょうか?

時は19世紀、アイルランドで主要食物の「ジャガイモ」疫病により 枯死 したことで起こった「飢饉」のことです。

歴史を飢餓前と飢餓後に分けるほどの決定的な影響を与えた、それはそれは大きな飢饉です。


この飢饉でアイルランド人口の少なくとも20%が餓死および病死、10%から20%が国外へ脱出した。また婚姻や出産が激減し、最終的にはアイルランド島の総人口が最盛期の半分にまで落ち込んだ。さらにアイルランド語話者の激減を始め、民族文化も壊滅的な打撃を受けた。


恐ろしいですね......

 この出来事、キーワードは「遺伝的多様性」です。

ジャガイモの原産地であるアンデス山脈では、異なる品種のジャガイモを同じ畑で育てることで「遺伝的多様性」を保っていました。

これにより、ある一つの病気に強いスペシャリスト(イメージです)が集まり、病気にかかりづらいイモが出来るような仕組みになっていました。


しかし当時のアイルランドの場合、同じ品種のイモを同じ畑に大量に育てていました。

これにより「遺伝的多様性」が低くなってしまいます。イモは無性生殖で増やしていたので、ある病気にだけ弱い特徴(遺伝的脆弱性)を持ったイモがいっぱい出来てしまいました。

その結果、病気が大流行し、主食のジャガイモがすべて腐る、ということが起きたのです。


生殖という観点で「自家和合性」と「自家不和合性」を比べたとき、物量で押すことのできる「自家和合性」のほうが有利なのではないかと考えていました。しかし、この出来事が示しているように、ある病気にかかった時、すぐさま全滅してしまう、という大きなデメリットを抱えているのです。

では「自家不和合性」のほうが有利かといえば、それも違うと思います。確かに、病気に強い個体はできやすいですが、密集とまではいかないにしろ近くに自分と同じ種類の別の個体がいなければ受精が出来ず、数を増やすことが出来ません。


量で攻めるか、質で攻めるか。より生き延びるのに適しているのはどちらなのでしょうか......


どこか広い土地があったら検証してみたいです。貸してくれる方、いらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。まる。




「ジャガイモ飢饉」を、私は中学三年生のころに習いました。成績下がり気味でイライラしてた当時の私は「これ受験にいるかな?」ぐらいしか考えることが出来ていませんでした。


違う、そうじゃない。学んだことが「使える」だとか「使えない」だとかは、すぐに決めつけるものではないということがよくわかりました。


まさか、去年習った、しかも社会という別の教科で習ったものが今回へと繋がるとは思いませんでした。強い衝撃を受けました。


思い返せば、この「学び」があったからこそ、今回の講座の理解度をさらに深め、私は「本質」へ近づくことができました。


ある一つの目標に進むにしても、そこへのたどり着き方はたくさんあります。


たどり着き方の「多様性」を広げておくことは、自己実現の達成の為に、(種の存続と同じように?)最も重要なことだと思います。


「多様性」が広がれば、これからの生き方すべてに共通する「本質」に近づく。また、「本質」に近づくことで、人生の「多様性」が広がる。


幅広い知識、主体性、協働性、そして、本質を見抜く「洞察力」。


この四つを今回の「卵」で得るべく、日々考えて活動をしたいです。


また、自分を成長させられるように、精一杯、楽しんで勉学に励みたいです。まる。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.19

科学者の卵第1講の感想と次へ向けて

遅くなってしまいすみません。1年の村田悠丞です。 この講座を受けるまでとても緊張してそれと同時にとてもワクワクしていました。講義が始まると周りの雰囲気のせいかいつも以上に柔軟な考えを持つことが出来た気がします。 講義の内容は私にとって少し難しく、理解するのも大変でレポートも最後まで書くことが出来ませんでした。これからの講義を通してすぐに理解出来るような理解力や、しっかりとまとめることが出来るような力をしっかりと身につけたいです。

投稿者:事務局 |個別ページ

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