東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2019.07.07

始動

こんにちは。仙台第二高校2年の菅原美日です。科学者の卵養成講座の第一回目が終わって約一週間が経ちました。改めて、この講座に参加できることに感謝しています。今回は初めての講座ということで前々からとても楽しみにしていましたが、その期待以上にたくさんのことを感じることができました。 まず、開講式とオリエンテーションの中での講座卒業生や受講生からのメッセージ。この講座で積極的に科学について考え、知識を深めたということを生き生きと話している姿がとても印象的でした。どの方も共通して話していたのは自ら進んで質問していくことと、分からないことは調べて理解するということでした。ある方が「受け方によって得るものは違ってくる」と言っていたように、この貴重な講座に主体的に参加して有意義なものにしていきたいと思います。 次に植物の自家不和合性についての講義。他殖性、自殖性など初めて知ることばかりで話についていくのに精一杯でした。しかし、自家不和合性によって遺伝子の組み合わせが広がり、多種多様な品種ができ、より細かい品種改良を可能にするというのは印象的でした。私は今、物理選択で生物の勉強はしていないのですが、興味の幅が広がりました。 そして、講義後の質問タイム。私は講義の内容を理解するので頭がいっぱいで、自分なりに考察する余裕がなかったのですが、多くの人が積極的に質問をしていて、とても圧倒されました。私も次回は自信を持って発言できるように、講座に向けて準備していきたいです。 今回はとても充実した回となりました。次回の講座も楽しみで待ち切れません。この講座を通して、科学力、英語力、思考力だけでなく、協調性や伝える力まで向上できるようにしたいと思います。これから、高い志を持って頑張ります。これからもよろしくお願いします。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.07

第一回講義を終えて

こんにちは。私立福島高校1年佐々木華凜です。 正直、東北大学に着くまでは自分自身講義を受けることが出来るなんて信じられませんでした。開講式で先輩方の話を聞き、この講座が終わった頃には先輩方に少しでも近づけるといいなと思うと共に実感が湧いてきました。 今回の講座は「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性〜花粉と雄しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構〜」でしたが集中して聞くことが出来ました。ですが、自分の力不足が明らかになった講義になりました。最初は自分の知識と照らし合わせながら聞くことが出来たのですが、中盤からは新しい知識がたくさん入ってきて自分がいかに知識不足なのかが分かりました。その時はついていくので精一杯でしたが、終了後に疑問が出てきました。「ヒーロー」という現象は必ず6代目に起こる現象なのか。この疑問は私だけで解決するのは難しいです。ですが、もう直接質問できる時間は終わってしまったので、ポートフォリオを利用しようと思います。この質問は物事の本質に迫る質問かは分かりませんが、これからも疑問を持ち、いい質問に近づけるようにしたいです。そして質問で終わるのではなく、その答えから自分の考えを持ち、行動に移したいです。 最後に先輩方の活動ブログをみてレポートに苦労する事は知っていましたが、いざレポートを目の前にすると言葉にならないくらい余裕がなかったです。そして、問いかけの本質を見極める事が出来ませんでした。まだまだ聞き、理解する力が足りないのでこの講義で力をつけたいと思います。苦しく、悔しい時間でしたが次への気持ちを固めるいい時間になったと思います。 これからは皆さんの考えを吸収し、自らも発信していきたいです。次回は今回よりもっと科学者の卵でしか出来ないことをするために事前学習をして有意義な時間を過ごしたいと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.07

第一回の振り返りとその後

こんにちは。東京都立大泉高校の岩野志織です。
講義から一週間の振り返りと事後学習を綴りたいと思います。
 最初に、講義についてです。
第一回は渡辺正夫先生による「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合成~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」の講義でした。自家不和合成とは他殖性植物において同じ形質の種の花粉では受粉しないというシステムです。
この自家不和合成がSP11とSRKという遺伝子のしくみで説明できること、またダーウィンの実験で6代目で自殖弱性が覆されたことが面白かったです。
実は、講義前は十分な予習をしていませんでした。講義で追いつけなかった部分の補習と疑問に思った部分を調べたので、以下にまとめます。ネットからの情報が多いので、間違っている部分があればご指摘をお願いします。
調べたのは、「哺乳類において、ダーウィンの実験で見られたような自殖弱性の変化の記録はないか」「自家不和合成を防ぎ自家受粉させる方法はあるのか」の2点です。
1点目については、そのような記録は見つかりませんでした。近親交配による悪影響についての記事は多く、特に家庭用の観賞魚を同じ水槽内で飼い続けたところ、寿命が短くなったり奇形が出来たりする※¹とのことでした。奇形がどのような仕組みで現れるのかわかりませんが、ダーウィンがHeroと名付けたマルバアサガオも、実は特異的なものだったのでは...と思いました。
2点目については、渡辺先生の投稿記事が沢山...(笑)改めて先生がアウトリーチ活動に熱心な方なんだなあと思い、また丁寧な説明で感動しました。
自家不和合成の打破として、一般的に使われているのは、「蕾受粉」、「老花受粉」、「二酸化炭素処理」などです※²。講義で説明されていた自家不和合成の制御システムは開花~数日間働き、その後機能しなくなるそうです。そのため、この数日間の前後で受粉を行えば、自殖種を得ることが出来ます。開花前、SRKタンパク質が雌しべ先端の乳頭状突起細胞に準備されていないことを利用したのが「蕾受粉」で、数日後に雌しべ側決定因子のSRKタンパク質が機能しなくなり可能になるのが「老化受粉」です。蕾受粉は、数十年後、二酸化炭素利用に代わるまで、ハクサイ、カブ、ブロッコリーなど多くのアブラナ科野菜をF1に変えていったそうです※³。二酸化炭素などの外的要因を用いたやり方が出来る理由は解明されていないそうで、どうしてこのやり方を思いついたのか、疑問に思いました。
私が調べた記事は2年ほど前のもので(それ以上調べる余裕がなく...)、現在は解明されていることもあるかも知れません。渡辺教授、また他の受講生の方で追加や新しい発見があれば、ぜひご指摘をよろしくお願い致します。
以下、参考にしたサイトの一覧です。
※¹ https://www.aquarium-favorite.com/entry/guppy-platy-bs-breed/
※² https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3459
※³ http://noguchiseed.com/hanashi/imamukashi9.html
 次に、6/29一日を通しての私の感想に移りたいと思います。
東北大に足を運ぶのは昨年のオープンキャンパス以来2回目です。山の上の落ち着いた立地で、施設もきれいで私が一番好きなキャンパスです。
講義前に驚いたのは、周りの会話が東北地方の方言だったことです(笑)「なんだか文化が違う...!」と思い、ワクワク半分、緊張半分のスタートでした。講義が始まると、他の受講生の積極的な姿勢、また 先輩方からの熱いエールが非常に刺激になりました。質問を考えつつレポートを書くのは難しくすっかりテンパってしまい、ほとんど埋めることなく回収されてしまいました。悔しくて帰りの新幹線は半泣きで、いかに自分がボーっと時間を使っていたか身に浸みました。
終わってからこの一週間で気づいたのは、発展コースへ選ばれるための努力が、研究者としての眼を養うのだということです。今までの自分は興味がある物理分野についてしか調べず、生物は少し嫌いな面もありました。しかし、この講義後気になったことを調べていくのはとても楽しく、この研究を物理と結び付けられないかな~と考えている自分がいました。多方面の知識を身に着けることで、自分の考える幅や興味の範囲が広がり、見えている世界が変わっていくのを感じました。
最近は「まちかどサイエンス」のネタ探しをしています。科学の眼を通してみると、色々なアイディアや疑問が出て来ます。友達から良いアドバイスをもらうこともあり毎日ワクワクしています。
これから毎日一歩ずつ成長し、殻を破っていけるように、頑張りたいです。
ここまで長文を読んでくださり、ありがとうございます。一年間よろしくお願いします。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.06

科学尽くしの一週間

 こんにちは。岩手県立盛岡第一高等学校2年の佐々木あゆです。

 私事ではありますが、今週の水、木、金曜日の3日間で2学年理数科の一大イベントでもある筑波研修があり日本の最先端の技術を扱う施設を見学してきました。科学の分野から生物、物理、地学、宇宙とたくさんの研究に触れることができて心惹かれる想いでいっぱいでした。世界の中でも最先端と誇れる日本の技術は私たちの知らないところで数多く生み出され日々進み続けているのです。ここで一つ、岩手県民として国際リニアコライダー(ILC)についての技術を学んだ高エネルギー加速器研究機構(KEK)でのお話について少しだけ紹介していきたいと思います。実際ILCで使われる加速器。高エネルギー加速器は、電子や陽子などの粒子を光の速度近くまで加速して高いエネルギーの状態を作り出す装置で実際に線形のものと円形のものを見ることができ、それぞれの長所と短所を聞きながらその迫力に圧倒されました。この筑波で扱っている加速器は電子加速器であり、様々な研究者が実験のために利用しているそうです。それほど貴重な機器であり、技術発展に大きく貢献しているということですね。とても憧れます。ILCが実現したその暁には、また訪れたいと思います。

 さて、記念すべき第一回の科学者の卵養成講座では「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」と題した渡辺正夫先生による講義を聴講しました。題にある自家不和合性という言葉は耳慣れない言葉で、まず普通の人は知らないと思いますが、簡潔に言うと植物において自分自身が持っている花粉によって交配することができない、つまりは他の仲間の花粉のみと交配することができるという現象のことです。人間にも共通するのかもしれないですが、近親交配を妨げる一種の性質であり種の多様性の維持にもつながっているようです。この現象とダーウィンがどのように関わっているのかというと彼の行った実験にありました。その内容を簡潔にまとめると、本来他の仲間としか交配できない植物に6世代もの間、意図的に自身と交配させることでどのような変化があるかということです。実際の結果として5世代までは自殖したことによる反動で小さい個体ができたり、しっかりと育つものがなかったのですが、なんと6世代目で通常の個体と何の変わりないものが育ったそうです。彼はこの変化がなくなった個体を「ヒーロー」と名付けました。長い時間はかかるにしても本来の生殖システムが変化してしまうのは、予想の中にありながら何とも不思議な現象ですね。この一度変化した個体はまた他殖性植物に戻ることはできるのでしょうか.........。

 人類は現在、品種改良など様々な技術を駆使し大きく甘く形のいい農作物を生産することができるようになりました。ダーウィンの名付けた「ヒーロー」の現象が当たり前のように現れるようになったということです。とても大きな進化ですね。私も以前、地元にあるリンゴや桃を作っている農家の方を訪れたことがあり、どんな果物を作りたいかそのためにどんな品種が必要かなど考えることはたくさんありました。時代とともに不思議なことが当たり前になり、簡単に使いこなせるようになることは便利なことでもありあっけないとも思います。こんなことを思っているのはわたしだけだとは思いますが、そんな側面もありながらまだまだ未知の事象があり、早く知りたいという矛盾した感情も持ち合わせています。科学は人を考えさせる何とも不思議なものです。

 話したいことが多く短くと意識していたら、中身のない文章になってしまいました。次回からは留学生との交流会も控えているので緊張の裏腹に心のわくわくもありながら科学尽くしの一週間を終え、明日からの学校生活を過ごしていきたいと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

2019.07.06

科学者の卵~スタートライン・一歩目~

20190706220719-5ef95be70ff7f23cdafd2032faf54dc5e35c391f.jpgはじめまして。宮城第一高等学校1年、岡村楓菜です。

講座から一週間たち遅くなってしまいましたが、初めてのブログを書かせていただきます。あたたかい目で見ていただけたら幸いです。

今回は「自家不和合成」という、植物の生殖システムのお話でした。特に印象的だったのは、2つの受粉システムの違いについてです。受粉には自分の花粉で受粉する"自殖性"と違う個体の花粉で受粉する"他殖性"があります。例えばエンドウは自殖性、トウモロコシは他殖性です。その中で他殖性の植物が自殖性に変化する"ヒーロー"という現象について知りました。これは植物が生き残っていくための進化でもあり、多様な遺伝子を残せなくなるという退化でもあると思いました。また、性質が環境によって変化する生命力の強さと自然の神秘を感じました。

初めての講座に参加して、周りの人たちとの差を目の当たりにし、「すごいな」と思ったのが正直な感想です。ですが、先輩方や先生方のお話を聞いて「まけてられない」とも感じました。誰よりも知識を吸収して、実りある1年にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者:事務局 |個別ページ

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