こんにちは!たまごの片倉ゆかりです。違う記事(脳内で大洪水が発生しました。)では、第一回目の講義の感想を面白おかしく書いたのですが、この記事では私が感じた疑問などをあくまでも゛真面目に゛書いていこうと思います。
第一回目の講義で、「研究者たちは、何のために研究をしているのか」ということに私は疑問をもちました。
1番最初に思いつくのは、好奇心でしょう。私も今まではずっとそう思っていました。ですが、渡辺先生のお話を聞いて、それだけではないのかもしれないと考えるようになりました。ここでは、現在の研究者たちとダーウィンを研究する理由という視点から比較して考えていこうと思います。
ダーウィンは、幼い頃から身近な貝殻の採集などを行い、博物学的な趣味をもっていました。大人になってからは、5年にわたるビーグル号での航海で集めた資料に疑問を抱き、長い時間をかけて研究をおこないました。その研究の末、「種の起源」が発表されました。このことから、私は、ダーウィンの人生を通して彼自身が疑問に感じたものを解決しようとする姿勢を感じました。それは、まさに好奇心だと思います。
一方、現在の研究者たちは、多くのひとが大学院を卒業して、自分の興味を持っている分野の研究を行っています。そして、研究していることを追求するだけでなく、それを何かに生かそうとしています。第一回目の講義の中で、渡辺先生も、先生の研究テーマである「自家不和合性」を利用した品種改良について、教えてくださいました。また、渡辺先生も、自分が研究している゛わからないこと゛を解決できたら、農作物の品種改良や栽培の技術に変化を与えられるかもしれない、そういったことに役立てていきたいといったことをお話しになっていました。
2つのことから私は、ダーウィンと現在の研究者たちについて考えてみて、今の時代では、ダーウィンが生きた19世紀とは研究者に求められているものが異なるのだと気づきました。きっと、社会と科学の結びつきが強くなったことで、研究のその後が求められるようになっていったのでしょう。私にとって、自分の好奇心を原動力とするのも、今の現状を解決したいと思って研究するのも、また、そのどちらもであっても、研究者として憧れる姿です。
でも、私は何のために研究をしているのだろうか?
そんな疑問がふと思い浮かびました。この答えは簡単には出せない気がします。研究をしているときの感情を゛楽しい゛゛もっと知りたい゛と表すだけでは、足りないと思うからです。私は、この養成講座を通して、学ぶだけでなく自分自身を見つめ直していきたいです。この疑問を解決できるように。
※ここに書いたことは、私の主観であり、私の解釈や偏見も混じっているかと思います。そのことを頭の片隅において、この記事を受け止めてもらいたく思います。読んでくださり、ありがとうございます。