東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和2年度 活動ブログ

令和2年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2020.12.30

2020年の活動を振り返ってみて 2

お久しぶりです。

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校1年次の萩原と申します。

クリスマスも終わり、街もいよいよ年末モードです。冬休みの宿題は進んでいますか。私はというと、ほとんど終わっておりません。まず、一番優先順位が高いことはこのブログを書き上げることなので。ただの言い訳ですね。

吐く息も白くなってきて、いよいよ本格的な冬をこの横浜でも感じることができるようになりました。風邪にはお気を付けください。東北では雪が降っているのでしょうか。積もっているのかもしれませんね。私には想像がつきません。横浜では雪が積もるということは一大イベントです。家の前の道路で近所の子ども達と雪だるまを作ったり、学校に早く行き、雪合戦や雪だるま作りをめいっぱい楽しんだりします。そんな日も年に2日あるかどうかです。ほとんどの雪は積もる前に黒いびしゃびしゃの水交じりの氷となり道の端に追いやられています。切ない運命です。そして降り積もる雪は私たちに電車の遅延と停止と満員電車という最高のプレゼントをもたらします。これまた最高なもので、電車内は暖房による汗と誰のかも分からない傘から滴るかつて雪だった水が混じりあう、まさに最悪です。

つまり、雪はあまり好きではありません。積もらない程度にうっすらと降って欲しいものです。

さて、ここまでだらだらと私自身のことについて書いてきたのですが2020年の年末ということで、今年のまとめとしてこのブログに今までの活動で感じてきたことを書き綴っています。こちらは第2弾です。もしよろしければ第1弾もご覧ください。

第4回目講義は11月7日でした。あっという間に11月ですよ。皆さん。GSCと共に過ごした2020年下半期は本当にあっという間で、充実していました。この本当に貴重な卵の活動に参加できたことを誇りに思います。さて、第4回講義はマテリアルデザインと素粒子のお話でした。ミニ講座には前回のミニ講座で発表された、社会問題と私たちができる解決法の発表がありました。

マテリアルデザインは今までの講義の中で一番勉強不足を実感しました。レポートも消化不良で書いているので構成がひどいものでした。特にレポートの2つ目の物質の自家発電を利用した化学プロセスを自分なりに考えるものの、私の答えが分かりにくかったです。なので、もう一度言いたいことをまとめさせてください。結晶構造の中心に任意の物質を入れ、自家発電をします。これはあくまでシミュレーションで行った結果に基づいて提案しているだけなので実際がどうなのかわかりませんが、自家発電をすることで、任意の物質は運動をし、多かれ少なかれ周りの物質に影響を及ぼします。これを利用した化学プロセスがあるといいなというのが私の答えです。どうでしょうか。やはり、言葉では伝えにくいですね。

私がこのマテリアルデザインのお話で知識不足を感じた場所が、周期表を用いたマテリアルデザインのやり方です。化学の知識があまりにも足りず、周期表で近い原子同士の性質が似ていることは何となく分かりましたが、同じような性質を持たせるためにどのように原子を組み合せばよいのかが、わかりませんでした。足し算的要素はわかりましたが、どのように足せばいいのかがやはり難しかったです。そこをもっと知れたらさらに楽しめると思うとわくわくするので、わくわくを持っているうちに宿題を終わらせ、調べ上げたいと思います。

素粒子のお話では、初めての知識が本当にたくさんありました。そもそも、私は今まで宇宙という存在があまりにも遠く感じ、知識もあまり持っておらず、漠然としたイメージしかありませんでした。しかし、この素粒子のお話で、見えないものへの興味が湧きました。特にクォークやヒッグス粒子のお話が本当に興味深かったです。今習っている電子や中性子をつなぐヒッグス粒子の存在が本当に面白く、確かに当たり前だと思い、考えていませんでしたが粒子同士をつなぐ存在が必要なことに気が付いて、本当に興味深かったです。当たり前のことをしっかりと疑うことの大切さを感じました。どんなことでも複数の考え方を学び、知識と多方面の見方を身に着けるとこが大切だと思いました。そのためにも常に情報のアンテナを広く張り、多方面の見方から見た情報への見解、意見を学び、そのうえで、自分の意見を持つことが大切だなと思います。たくさんの意見を知る第一歩としてこの卵のブログを他の方のも読みたいです。

ミニ講義での発表は本当に緊張しました。オンラインで家にいるということで、妙に落ち着いている雰囲気の中で一人緊張するという孤独感が寂しくもあり、早くこの緊張でさえも共有できる日が来るといいと心から思いました。緊張しつつも、発表は最後の方だったので、それどころではないと思いながらも、他の班の発表を聞いていました。内容を2つ以上1分に収めている班や、スライドがまるでCMやホームページのような視覚的に惹きつけられる班、解決法が本当に独創的な班もあり、本当にまだまだプレゼンを聞いていたい気分でした。第一弾にも書いた通り、スライドの構成を変えたいので、他の参加者のスライドは本当に参考になりました。もちろん班のメンバーとの話し合いもものすごく刺激的でした。私とみている世界が全く違うからこそ、体験してきたことが全く違うからこその見解が本当に面白く、私一人だったら絶対にたどり着かない結論にたどり着くことができ、また一つ新しい見方ができた気がします。生まれ育った場所が少し違うだけでここまで今まで経験してきたことや、当たり前が違うので、世界に出たときにもっと面白い世界が見えるのではないかと思うと、わくわくしませんか。やはり、今後必要になってくるのは英語力とコミュニケーション力だと感じました。今の私に足りないことは単語力と積極性、度胸です。英語を話すときに、言いたいことを的確に言うことが苦手です。また、一人でこれは英語で何と言えばいいか考える分には、英語がスラスラ出てくるのに、会話になると全く分からなくなります。日本語で話すときも緊張で話すことができなくなることがあるのに、果たして英語で話すときに緊張せずにスラスラ話せるようになるのかという問題はありますが、どのような練習をすれば、英語をスラスラ話せるようになるのでしょうか。塾の英語の先生がよくおっしゃっているのは、映画のセリフや、例文を覚えることで会話の中でアレンジし、文法も正しい会話ができるということなのですが、これは本当に大切だと思います。日常で使えるだけでなく、感覚的に考えずに問題を解くことができるため、時間の短縮にもなるため、本当に使えることだなと思います。これを読んでくださっている方がいらっしゃったら、ぜひ試してみてください。英語の映画を英語字幕で見たり、シャドーイングをしながら見たり、することが効果的なようです。ぜひお試しください。私もやってみたいと思います。

さてさて、もう第5回目の講義の振り返りに突入いたしました。5回目の講義は酵素についてと、歯についての講義でした。ミニ講義では、留学生の方とお話ししました。

酵素のお話では、酵素が色素に関係しているということや、花の色素のもとは同じもので、OHが増えることで青みが増えていくということがとても面白かったです。OHが増えると青みが増えるということを聞き、BTB溶液を思い出しました。関係はなさそうですが、関係があったらおもしろいですよね。この色素の話は本当に興味深くて面白かったので、友達に思わず話していました。友達も、OHの数で色味が変わる謎が気になっていました。なんでなんでしょうかね。そして、酵素のお話では生物内の様々なことが本当に酵素によってできているということが面白かったです。確かに、生物を形作るDNAはタンパク質を作っていて、酵素もタンパク質であると考えたら、どこか納得がいきます。

もしも、今はない色のお花が簡単にできるようになる世界が来たら、どうなるのでしょうか。今まで以上に世界が華やかになるかもしれませんが、自然みは減ってしまうのかもしれませんね。人間にとって、生活が華やかになっていくことはとても素敵なことですが、生物にとっては人間の作り出した多様性はいいことなのでしょうか。SEKAI NO OWARIさんの虹色の戦争という曲に"花に声があるなら何を叫ぶのだろう 「自由の解放」の歌を世界に響かせているだろう"という歌詞があります。私たちが理解できない、自然の世界に手を出してしまうのは、自然にとっていいことなのか分からなくなります。ただ、理解できないことだからこそ、いいも悪いもないような気がします。いいも悪いもないから、人間にとっていい方向に進めていくことは、人間にとっていいことなのだと思いました。しかし、この人間にとっていいことが自然にとって悪いことにならないように常に考えなければならないと思いました。

歯のお話では、生活をずっと共にしてきた歯について私は何も知らなかったのだなと思い知りました。私が一番驚いたことは、食事に使うカロリーがとても多いと言うことと、歯の感覚はとても鋭いと言うこと、歯は粘膜が落ち込み、その周りに細胞が集まってくることでできると言うことでした。

食事に使うカロリーが多いことを知って、食事でよく噛むことがいかに大切なのかを理解しました。よく噛むことで満腹中枢が刺激されるということは知っていたのですが、同時にカロリーを消費できるのなら、ダイエットとして噛むことが、食事制限よりもメジャーになるべきではないかと思いました。

歯の感覚が鋭いと言うことは当たり前になってしまっていて、気がつきませんでした。確かに、アサリの中の砂は気持ちが悪いです。砂が入っているので貝類は食べられないくらいです。どうして、こんなにも貝の中の砂は気になるのに、その砂に気がつく歯に目を向けられなかったのかが不思議なくらいです。やはり、物事を根本から沢山の視点を持って考えることはとても大切だと感じました。

歯の出来方が一番驚きました。歯というこんなにも硬いものがどのようにできるのかということは想像も付かなかったのですが、粘膜が落ち込んでその周りに細胞が集まり、象牙質やエナメル質になるということが驚きました。細胞はなぜか柔らかいイメージを持っていたのですが、細胞も集まればナイフに勝ってしまうというのは本当に面白いです。硬い組織になる細胞と柔らかい組織になる細胞とはなにか違いがあるのでしょうか。粘膜が落ち込むという出来方は体の様々な組織に通ずるということをまた驚きました。だからこそ、私達にとってとても身近な歯の研究は再生医療にとても重要な立場にあるということが、どこか不思議で、面白かったです。

ところで、お話の中であった口から手が生えてきてしまったマウスをみて皆さんはどのような感情が芽生えましたか。私は凄い!という感情やかわいそう!という感情より先に、髪の毛が口に入ってしまうようなあの気持ち悪さを感じました。歯の代わりに毛が生えてきてしまったら私には耐えられないなとふと思いました。みなさんはどう思いましたか。

ミニ講義では留学生の方とお話ししました。私はパキスタンのHannan AhmedとフィリピンのCristine Casiagalでした。お二方とも本当に気さくに話してくださり、緊張していた私は嬉しかったです。まずはお互いに自己紹介をしました。将来大学でやりたいことや興味のあることを英語で話しました。

英語で将来のことを話すのは初めてだったので、苦戦しました。一番苦労したことは私が一番苦手な会話です。普段日本語でも話さない将来のことを英語で話す緊張感の中で、会話をどう続ければいいのか。不安でいっぱいでしたが、とにかく笑顔を意識して頑張りました。Hannan AhmedとCristine Casiagalにも拙い英語でしたが、気持ちは届いたと思います。

私は都市デザインを学びたく、東北大学に入りたいのですが、関東でなぜ学ばないのか。という質問に上手く答えられませんでした。東京は騒がしすぎるというふうに答えましたが、それだけが理由ではなかったので、もう一つの理由も話したかったです。しかし、どのように言えばいいのかが緊張で分からなくなってしまいました。本当は被災した東北という視点から学ぶ都市デザインに強く心が惹かれたからです。被災を知らない部外者が何を言っているんだという意見も受け入れます。ただ、東北大学で学ぶ都市デザインが他の時で学ぶそれと、大きく違うと思っています。学問を学ぶときは、学ぶ土地も大切だと第4回のミニ講義で学びました。学ぶ土地が違うとその土地の数分見方が大きく変わると考えています。だからこそ私は東北大学で都市デザインを学びたいです。本当はこのようなことを言いたかったです。しかし、母国語である日本語で気持ちを正確に言うのも難しいことなので、難しかったです。来年はこのことを英語で堂々と言えるくらい英語力を上げたいです。

もう前回の講座の振り返りまできました。こう振り返ると、本当に濃くてあっという間の半年でした。残りの講義も悔いが残らないように頑張っていきたいです。

前回の第6回講義では将来のことについてご講義いただきました。

私は今まで、"今"楽しいことに全力で取り組んできました。その中で、さまざまな人に、その場であった人に、今を楽しませるような職業に就きたいと思ってきました。その思いの中で、私が大好きなディズニーに関わりたいと思ってきました。先日家族からやりたいことも出世もできないからと猛反対されましたが、でもやはり、"楽しい"を作りたいという思いに変わりません。人に夢や希望や楽しさを与えられる職業って本当に憧れがあります。ただ、その、人の"楽しい"を作りたいという夢と、上にも書いた都市デザインを学びたいという今やりたいことは、100%重なっているわけではないと思います。なので、今までそのことについて悩んできました。しかし、この講義を聞いて、将来なりたいことと、今何ができるのかということを明らかにしつつ、今やりたいこと、今できること、今チャンスをいただいていることを全力でやることで、自分のなりたい何者かに近づいていくのかなと思いました。先生方のお話の中で印象に残ったことが結局は運だということでした。どんなに努力してもどうなるかは運次第なところがあって、しかし、もちろん、努力を怠ればどんなに運がついていても結果は出ないということなのかなと思いました。そして、努力をしている人が輝いて見えるように、運は努力を見ていなくても、人間が努力を見ていると思いました。だからこそ、大切なのは、今いただいているチャンスに向かって全力で取り組むことだなと思いました。

例えば、この卵でいえば、卵という、学校では教えてくれないようなことを学べる機会を一回一回大切にしながら、講義ごとに動画を見ることを疎かにせず、貪欲に学んでいく姿勢で、質問やレポートを書いていくことが大切だと思いました。今までの講義を振り返ってみて、私の姿勢は貪欲になり切れていなかったと思います。貪欲になりきるためにも、一つ一つの講義を楽しみながら自分のできうる限りの100%の力で、レポートや質問を行い、わからないことを自分で調べていくことが大切だと思いました。やはり、そのためにも学校の宿題をもう少し計画的に行い、卵の活動をしているときに心の底から卵を楽しめるように努力したいと思います。第一歩として、冬休みの宿題をまずは頑張ります。

こうして4ヶ月ほど前のレポートや、ポートフォリオでの質問を振り返ってみると、自分の幼稚さやあの頃の期待感や情熱を思い出し、初心に返る想いです。参加者の方でこのブログを読んでくださっている方々いらっしゃいましたら、是非お試しください。

4000字で収めるつもりが6000字を超えてしまいました。10000字を超える作文が初めてだったので終始読みにくいところが多々あると思いますが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。あとから溜めて振り返ることの大変さを思い知ったので、2021年はもう少し細かく振り返りブログを書かせていただきたいと思います。その際はまた、よろしくお願いします。ただ、生まれて初めての10000字作文をパソコンで打つのはとてもいい経験になりました。

最後になりますが、2021年もよろしくお願いいたします。よいお年を。

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.12.30

EGG DIARY(6)

 皆さん、こんにちは!

ついに今年も残り僅かとなりました。私個人としては、コロナ禍だからこそ学べたものや挑戦できたことが多く、とても充実した一年となったと感じています。

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 さて、第6回目の講義では、渡辺先生に進路選択についての特別講義をして頂きました。提出レポートで、今までに自分がなりたかった職業について書きだすものがあり、そこではっきりと将来何をしたいのかを再確認することができました。 また自分の行った研究が、5年、10年の先の未来でも活かせるような大局観を持つことが大切であることも分かりました。講義では、高校生までに熟成されるべきポイントをお話頂きました。少しピックアップしていきます。

・身の回りの自然に興味を示し、それを友人と議論しながらその内容の謎を共有し、物事に対して自分で考えようとする心を持つこと。

・論理的な文章を書けるように「国語力・文章力」をつけること。

・反復練習を大切にすること。

・物事の客観視や、リーダーシップを養うこと。

・自分の「器」の理解とその範囲内でなにが出来るのかを考えること。

その他にももっとたくさんの機微に触れるポイントがありましたが、これらのポイントは職業を問わずして、社会で生きていく上で非常に大切なことだと思いました。 

また、現役の大学生や大学院生とも交流し、大学で行っている研究やアドバイスなどを聞くことができ、貴重な体験でした。  

 

 残りの高校生活を充実したものにするべく、これらを参考にしながら実行していきたいです。

今年はここまでです。皆さん、良いお年をお迎えください!

それでは、また来年^-^

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.12.27

2020年の活動を振り返ってみて 1

はじめまして。

の方が多いと思われます。

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校1年次の萩原と申します。

12月も中程になり肌寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

インターネット上に意見を載せることが身近ではなく抵抗があり、初投稿になります。

やはり、自分で書いた文章が全世界に公開されていると思うと恥ずかしい反面、身が引き締まる思いがいたします。

さて、ここまでだらだらと私自身のことについて書いてきたのですが2020年も終わりに近づいているということで、今年のまとめとしてこのブログに今までの活動で感じてきたことを書き綴りたいと思います。もしよろしければご覧ください。

始まりは7月まで遡ります。

7月17日がこの科学者の卵のエントリー締切日でした。新型コロナウイルスの影響で締切日が延長された上での7月17日でした。私はこの卵の活動に興味を持つのが遅くなり、エントリー締切日が伸びたことでエントリーができました。

締切日が伸びたことでこうして本当に素敵で温かい卵の活動に参加することができました。エントリーを勧めていただいた家族、先生方、選んでくださった卵の先生方に感謝の気持ちで一杯です。

そんなこんなで最初の活動は9月5日です。もうあれから4ヶ月近くも経っていると思うと改めて時の早さを感じます。

ガチガチの緊張の中初めての講義は遺伝子組み換えのお話でした。本当に興味深く、アグロバクテリウムについてとても興味を持ち、登下校で調べ続けていた1週間でした。

また、OB、OGの方々からのエールに胸躍り、気を引き締めたことを懐かしく思います。自分の未来をこれからどのように描いていくか、希望の光を感じました。

レポートではグラフを与えられ、そのグラフがどのようなグラフなのかを付け加えた後、更にグラフに折線を加えるというものでした。私は地価に着目しました。地名ブランドのあるなし、駅近かどうかと言う二つの要因からどのように需要が変わるのかということをグラフ化しました。改めてレポートを見てみると、グラフを単一化させないところに熱意が感じられます(笑)

2回目の活動は9月26日でした。

プラズマのお話、自家不和合性のお話。また、ミニ講義として英語の発音やイントネーションについてのお話をしていただきました。

プラズマのお話では、初めましての知識が沢山あり、本当に刺激を受けました。プラズマのような小さな世界を想像してみては、科学の力の大きさや希望を感じ、わくわくしました。個人的に私が1番面白かったお話が、プラズマをドーナツ型の装置で閉じ込めると言うものです。ドーナツ型という、身近で単純だけど美しい答えに感動しました。もしかしたら今私の目の前にあるこのレモンの形も何かの答えになるかもしれないと思うととてもワクワクします。

自家不和合性のお話では、植物の未知に触れることができました。自家不和合性は、他者の遺伝子を取り入れることができるために新しい環境でも生き残ることができるが、自身が他者の遺伝子を取り入れたことによって環境に対応しきれず数が減ってしまう可能性もある。反対に自家和合性は自身としか受精できないために他者の遺伝子をと入れることはできないが、安定して子孫を残すことができる。このように自然界において正解がなく、それぞれの生き方にメリットとデメリットがあんだなと感じました。

では人間の生態のメリットとデメリットは何でしょうか。

メリットは、独自の文化としての文明を開化させていたり、知能が発達していたりするためにこうしてパソコンを使って仲間と意見交換をすることができる点はとても大きなメリットだと思います。では、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。例えば、生きるために必要なものが人間は多すぎると思います。ただ、こうして自身の生活のデメリットを考えると本当に気が付かないなと思いました。ただその無駄が生活を豊かにしているというメリットにもなりうると思いました。皆さんはどう考えますか。

ミニ講義では、英語の発音やイントネーションについてのお話でした。私はこの講義から、学校の英語の授業で使用する文章に、CD音源で声のトーンが上がっているところに矢印を引き、リスニングの時にはより聞きやすく、音読では、より正しいイントネーションを心がけたいています。この心がけの効果が出ているのかはあまりわかりませんが、正しいイントネーションを意識して音読をすることで何倍もCD音源が耳に入ってきやすいような気がします。もしよろしければ、皆さんもお試しください(笑)

3回目は、10月17日でした。量子アニーリングとがんについてのご講義をしていただきました。ミニ講座では事前に読んだ科学記事についての発表をすることになり、発表に向けてディスカッションを行いました。

量子アニーリングのお話では、量子アニーリングがどのようなものなのかというところから、量子アニーリングを用いて自分の解決したい問題を考えることができました。数式を考える難しさと独創性のみ考えていて、今見返してみると独創的で面白いけど実用性と需要があまりにもないなと思いました。では、今改めて考えてみるとレポートで書いた内容より独創的なものは出てこないです。もっともっと成長して独創的で需要のある量子アニーリングを用いたい問題を見つけ出したいです。

レポートにも書いていたのですが、量子アニーリングの自然に問題を解いてもらうという考え方が本当に面白くて、新しくて、知見が広がりました。確かに、今習っている数学を自然界での現象で置き換えることで、最小値を求めることは可能だったし、もしかしたら小学校の時に試していたかもしれないのに何故思いつかなかったのだろうと、頭の固さに気づかされました。中学受験の時は、算数だけで数学の問題を解いていたので、その頭の柔らかさを取り戻すためにはどうすればいいのだろうと思いました。やはり、何でもかんでもスマホに頼り、考えずにも答えが出てしまう生活がよくないのかなと思いました。答えがある問題は簡単に答えが分かる世界になってきている今、答えのない問題にいかに柔軟に個性を出しながら自分だけの答えを出すのかが大切になるのだなと思いました。では、どのように今後の世の中に対応していけるか考えると頭の柔らかさを鍛える必要があるなと思いました。頭の柔らかさを鍛えるというのは本当に難しいと思いますが、答えのない問題の様々な考え方を自分の中に取り入れて、自分の考え方の幅を広げていくことが大切なのかなと思いました。多様性ですかね。

がんのお話ではがん細胞について少し知識が増えたことがうれしかったです。がんといえば増殖が止まらないからどんどん大きくなっていていくイメージを持っていたのですが、がん細胞も死ぬからこそ、増殖スピードと死滅のスピードが一定になったところで増殖が止まっているように見え、大きくなることも止まるということを知り、本当に驚きました。よくよく考えてみたら当たり前のことなのですが、知らなかったという無知さも良性の腫瘍と悪性の腫瘍の違いも理解できて、今後の人生においてとても大切なことを知ることができたと思いました。

また、オーダーメイド医療についても知ることができました。教科書に載っているオーダーメイド医療はどこか小難しく、手間もお金もかかるうえにどのような効用があるのかを明記されていなかったので、オーダーメイド医療に距離を感じていたのですが、本当は、遺伝子異常であるがん細胞を殺すためにそのがん細胞に特異的に効く薬を投与することだということを知り、とても身近に感じました。

このがんのお話では、今までどこかとっても遠いところにいるように感じていた死は自分の体内で考えられないくらいたくさん起きているのだと実感しました。いつか死ぬのであれば、今こうして学ばせていただいていることも無駄にしないようにブラッシュアップし、自分の知見にしていくとこが大切だと思います。

ミニ講義では、科学記事を読み、考えました。内容としては、森林が減ることが新型ウイルスの発症、拡大につながるというお話でした。森林減少が新型ウイルスの拡大につながるという観点は私にとってとても新しい考え方で、読んでいて本当に面白かったです。根本的な新型ウイルスの発症、拡大の解決は、環境破壊の解決だということで、やはり現代社会に起こっている社会問題は根本的にどこかで繋がっているのではないかと思いました。

そして、4回目のミニ講義で自分たちが考えた社会問題とその解決策についての発表を行うことになり、その発表に向けての話し合いも行いました。10月17日は私の誕生日で誕生日が10月17日に近い人が発表をすることになり、無事に発表者に選出されました。オンラインでの発表は苦手意識があったので緊張しましたが、より一層頑張ろうと思いました。ただなかなか沢山ある社会問題の中でどの社会問題を取り上げる中が決まらず、会議を重ねようやく題材が林業人口の減少に決まったものの、私たちができることというテーマにも悩み続けました。発表内容も無事決まり、資料を作ったのですが、一枚にまとめるのが難しかったです。私の友達にスライドの図形をうまく活用し、視覚的に分かりやすいスライドを作る子がいまして、その子のスライドを真似してみたのですが、やはり何を図示化すればいいのかが分からず、最終的に箇条書きの部分が出てきてしまい、悔しいです。発表する際に聞き手がイメージしにくい部分や口頭で説明しないけど分かってほしい、イメージしてほしいところはどこでどのように補完すればいいのかを意識しながら今後スライドを作っていきたいと思います。どなたかおすすめのスライド構成ありませんか。

なんだかんだで、3回分の講義の振り返りをしていたら4000字になってしまったので残りの3回分の講義はまた投稿したいと思います。

目標としては、今年のことを来年に持ち越さないためにも2020年中には投稿したいと思っています。また、長文になってしまう可能性が大きいですが、というより4000字より多くなる予定ですがよろしくお願いします。

読みにくい文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

第二弾もよろしくお願いします。

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.12.26

世界で一番大きな卵

こんにちは。仙台二華高等学校1年の川村琉菜です。皆さんもご存じだとは思いますが地球上に生存する生物の中で一番大きな卵はダチョウの卵です。ですが鳥類の中で最大とすると17世紀に絶滅したエピオルニクスの卵が最大だそうです。なんと鶏の卵180個分の重さがあるとか。この卵だったらぐりとぐらのカステラも作れそうですね。

 

さて今回は第5回の講義について書いていきます。

今回の授業は「哺乳類の進化における歯の重要性」「エンザイムハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」についての講義でした。

 

まずは、福本先生の「哺乳類の進化における歯の重要性」について。

歯はエナメル質と象牙質と歯髄からできています。エナメルの硬さは水晶と同じくらい。ですので治療の際に歯を削る場合ダイヤモンドの粉が使われているドリルなどで治療するそうです。ではそんな丈夫な歯があるのに生え変わりが起きるのでしょう。答えは簡単です。長生きするためです。詳しく説明しますと、永久歯を完全に作るのには何年もの時間が必要になります。そのため永久歯しか生えないと栄養が摂取できません。例えば歯の生え変わりのないキリンだと寿命は10~15年、歯が生え変わるゾウだと60~70年生きるといわれています。

また、皆さんは食事のときよく噛んで食べなさいと言われたことはないでしょうか?それにはちゃんと理由があるのです。よく噛むことで脳が活性化されますし、唾液に含まれる抗がん作用や消化酵素を分泌することで健康にもなります。健康のために数回噛んですぐに飲み込む、硬いものを食べないなどは避けましょう!

そして、歯が再生医療に活用できるかもしれないというのは知っていましたか?歯の中の歯髄という部分には歯髄細胞というものがあります。そのほんの一部に歯髄「幹」細胞というものがあります。これは歯髄細胞になる前のもので歯と同じ発生過程をたどる肺、肝臓、腎臓、腺組織の再生医療に活用できるようです。ES細胞やiPS細胞のように倫理的な問題やがん化のリスクが少ない、かつ抜けた歯からも採取でき約1万人を救うことができるという素晴らしいものです。これからも歯を大切にしていこうと思います。

 

次に中山先生の「エンザイムハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」について。

みなさんは酵素というものは知っていますか?酵素は化学反応を円滑に進める作用を持つ物質です。タンパク質でできており生物が作り出すことができるものです。20種類のアミノ酸が100~数100個つながってできているのでアミノ酸配列が少しでも異なると違う酵素が作り出されることになります。その数約10¹³⁰種類。宇宙に存在している星の数よりも多いことになりますね。酵素が化学反応を円滑に進めると書きましたが、どのくらい円滑になるかというと10⁶~10¹⁴倍です。なかなか想像ができない数字ですよね。アルビノ、色素欠乏症というメラニンをもともと持っていないまたは持っていても少ないため肌や髪の色が白くなってしまう病気はアミノ酸配列が異なるためにおこる病気です。また洗濯用洗剤にも分解酵素が含まれており、衣服の汚れを分解してくれます。目には見えませんが意外と身近にも利用されてると知り驚きました。

また、先生の研究についてのお話の中でも様々な発見がありました。例えば花の色にかかわるフラボノイド化合物についてです。十種類あるフラボノイド化合物のアントシアニジンやオーロン、カロテノイドなどが色とりどりの花を作る重要なものとなります。アントシアニジンを構造式で表した時の右側の環の修飾基(OH)の数が多いほど花の色が青くなるそうです。赤い花と青い花全く違う色のようですが両方ともアントシアニジンが使用されていると聞き植物の仕組みに興味がわきました。

その現象を利用して、青い花が咲かない品種に修飾基を多くつける遺伝子を組み込んで作られたのが青いバラ「アプローズ」です。正確には青というより藤色に近いのですがバラの歴史上もっとも青いバラが作られたことになるそうです。同じ方法で青みを帯びたカーネーション、胡蝶蘭、ダリア、ユリが作られたそうです。どれも美しい色をしています。

また、先生は黄色い花が咲かない品種に黄色い花を咲かせる研究をしてらっしゃるのですが、黄色い花を作る研究には(すべての研究でもそうですが)長い時間と労力が必要だということがひしひしと伝わってきました。

 

今回のブログは第6回講義の後に書いているのですが、書くのがすごく大変なのでこれからはためずに書けるように頑張ります!!ここまで読んでいただきありがとうございました。皆さんもお体に気を付けてお過ごしください。

投稿者:事務局 |個別ページ

2020.12.24

たまご日記⑥

 皆さんこんにちは。八戸聖ウルスラ学院高等学校の野呂知世です。今回の講義は「教授の進路選択アドバイス~人生を戦略的に考える~」とのことで、自分の将来について考える時間となりました。

 今回の講義のレポートも、かなり考えさせられる質問が多かったように感じます。まず、文章の意味を理解できなくて、始めにその意味を調べたり考えたりすることになりました。私が特に迷ったのは「グローバル化を超えた社会」という言葉です。ん?グローバル化を超える?どういうことなん??と、かなり混乱しました。さて、そもそも「グローバル化」とは?調べてみました。

 

『普段何気なく使用している言葉であるグローバル化。その意味は、「社会的・経済的に国や地域を超えて世界規模でその結びつきが深まること」です。』

https://www.clouderp.jp/blog/what-is-globalization.htmlより引用 

 

 外とのつながりがない状態から、社会的・経済的なつながりが強まること。さらにこの状態を超えるとなると、どうなるのでしょうか?私は、つながりが今以上に深まることで、その境目がなくなってしまうのではないかと考えました。つまり、世界が一体化してしまうということです。皆さんはどう考えたでしょうか?

 

 ところで皆さんは、将来の夢、つきたい職業は決まっているでしょうか?私は、中学生の頃から薬剤師になりたいと考えていました。薬局に勤めていた祖母が貸してくれた薬草や漢方薬についての本をきっかけに、薬学に興味を抱くようになりました。しかし、この科学者の卵養成講座を通して、何かを突き止める、研究者にも興味を抱くようになりました。この講座にはとても感謝です!

 研究者になりたい、では、何を研究したいのか。私が考えている分野は大きく分けて2つあります。1つ目はもちろん、薬学についてです。もともと興味があったのですが、今回の新型コロナウイルス感染症のワクチン開発の現場が特集されている番組を目にして、薬の開発に憧れを抱いたからです。2つ目は、生物学です。特に、寄生虫とプラナリアですね!寄生虫に興味を抱くようになったきっかけは、地球温暖化の影響で、寄生虫が北上してきている、という記事を見たことです。その記事で注目されていたのが、ロイコクロリディウムです。ロイコクロリディウムは、カタツムリの触角に寄生します。下に画像を引用させていただきましたが、カタツムリが苦手な方はご注意ください、、(一応、個人的に可愛いと思っている画像なので...)

 

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https://ja.wikipedia.org/wiki/ロイコクロリディウムより引用

 

 

 ちなみにプラナリアは、中学生のときに取り組んだ自由研究で出会いました。可愛い(と私は思う)+ 脅威の再生力 ってすごくないですか!?(圧)再生力が凄いといえば、プラナリアの他にも、クマムシやベニクラゲとかですかね...??

 

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040900128&g=soc&p=20200408at68S&rel=pvより引用

 

 ですが、メンターさんとのやり取りで気付かされたことは、どちらも「具体的な夢ではない」ということです。薬を開発するにせよ、生物を調べるにせよ、はじめに目的をはっきりさせるべきとのこと。そしてその目的を果たすための目標を立て、今の自分の現状と比較すると良いそうです。早速やってみようと思ったのですが、なかなか書き出すことができませんでした。やはり、日頃から「自分の将来」を意識すべきなのだと感じました。

 

 今回の講義では、自分の内面までも考えることができました。高校に進学してから、中学生の頃よりも格段に忙しくなってしまったがために、この数ヶ月、自分のことを深く考えることはなかったように感じます。でも、忙しくなったのも、将来の自分を作っていくため、ひいては後悔しない未来を築いていくためだと感じました。「自分は今、なぜこの行動をとっているのか」「自分は今、何をしたいのか」この2つをこれから生活していく中で意識していこうと思います。

投稿者:事務局 |個別ページ

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