東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和3年度 活動ブログ

令和3年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2021.07.28

歪な卵

こんにちは。夏も本番に近づき、運動部にとっては辛い時期となってきました。山形県立米沢興譲館高等学校2年近野稜太です。
初めての活動ブログを作成するにあたり、多少緊張はしていますが、自己紹介と今回の講義の感想について書いていこうと思います。


[プロフィール]
氏名:近野 稜太(コンノ リョウタ)
年齢:16歳
所属:山形県立米沢興譲館高等学校
部活動:卓球部(部長)
好きなこと:卓球をすること 楽器を弾くこと


こんな感じです。学校生活はそこそこ楽しく送れていますが、まだまだ自分に対して満足のいかない部分が多く、日々自分と向き合い、これまでの自分に打ち勝つことを意識して生活しています。ですが、そんな自分に勝てた試しはほとんどなく、何をやるにしてもスマホがつきまとい、時間が経ってから後悔しか残らないようなことが多いです。
そんなわけで高校生活での大まかな目標は「自制された生活の実現」としています。


[今回の講義を聞いて]
初めにこの講義について知った時は、自分はネガティブな感情を抱きました。これは何故かと言うと「遺伝子組み換え」という技術は、ニュース等ですでに聞いたことがあり、尚且つそれを見た自分が「遺伝子組み換え」について悪い印象を覚えたからです。具体的には、「中国で遺伝子組み換えがなされた子供が産まれた」というニュースを見た際に「倫理的な観点から賛否両論の意見が出ている」という内容を聞きました。その時自分は「本来自然のまま産まれてくるはずの命が、人によって操作されるのはどうなのか」と疑問を抱きました。
しかしながら、今回の講義で「遺伝子組み換え技術」というものが農業などに利用されることが、人間にとって大きな利点となるということを知り、私のこれまでの「遺伝子組み換え」に対する考え方は大きく変わりました。もちろん人間と植物では全く違う話ではありますが「遺伝子組み換え」というもの全体に何となくネガティブな感情を抱いていた自分はいなくなりました。またそこから、物事を一面だけで捉える事は良くないことだと知っていても、やはり常に意識でもしていない限り、人は多面的な視点を持つことは難しいのだなとも感じました。
また、質疑応答の際に「遺伝子組み換え技術」に関する世間一般のネガティブな評判はどうお考えになっていますか、と教授にお伺いしたところ「根拠は無い」とはっきりとしたご回答をいただきました。私はこれにとても感銘を受けました。なんとなくモヤっとしたイメージが簡単に世間一般に広まってしまう現代で、今回の伊藤先生のような、日本の研究の第一線で活躍していらっしゃる方が、何かに関してしっかりと断言してくださる事の価値に気づき、感動しました。
私は特に「質疑応答」という時間はとても大事だと考えていて、東北大学の先生方ともなれば、その価値は益々高まると思っています。ですから、これから数回ある講義の中でも、そんな素晴らしい先生方と直接対話をすることが出来る「質疑応答」という時間を無駄にすることなく、自分にとって有意義になるようにしたいと思っています。


[最後に]
この記事のタイトル「歪な卵」についてですが、軽く前述した通り、未だ自分に打ち勝つことのできていない自分の事を表しました。周りはみんな努力して、自分もしなければと思いつつも、努力をする癖をつけてこなかった自分に絶望しつつまたスマホに手が伸びる、そんな堕落した自分をこの「科学者の卵」をきっかけに変えられればいいなという、淡い期待を込めました。
せっかく掴んだ貴重なチャンスを無駄にすることなく、醜くても孵化できるように、もがいていきたいです。

投稿者:山形県立米沢興譲館高等学校 |個別ページ

2021.07.22

百花繚卵!~crack1~

 こんにちは。暑さも厳しさを増し、太陽が痛いほど照りつけるこの頃、皆さんお元気でしょうか。米沢興譲館高校1年の安齋穂乃花(あんざいほのか)です。先日の講義終了後すぐにブログを書き始めたかったのですが、気づけばあっという間に7月も下旬となってしまいました...。反省しております。

 今回は初回ということで、自己紹介と前回の講義についての私なりの考えを述べさせていただきます。

【自己紹介】

好きな花・・・すべて 植物は存在してくれるだけで嬉しいし、幸せです!! 

       そして、私の名前の漢字に「花」が入っていて、本当にうれしいです。

好きなこと・・・植物を観察したり育てたりすること、空を見ること、

        ピアノを弾くこと、綺麗な鉱物を収集すること、本を読むこと、弓道 etc.

部活動・・・CSS部(コア・スーパー・サイエンス・クラブ) 

      中学校では吹奏楽部で、コントラバスを弾いていました!

 ☆下の写真は、最近私が出逢った「空たち」です。空を見つめていると、様々な想いが交錯します。

                         

                   

  

  

*ほかの受講生の皆さんのブログを拝見した際に、自分ととても良く似た趣味を持っている方がいて、びっくりしました!オンラインでなかなか対面での交流は難しいですが、少しでも早く皆さんのことを知りたいです。精一杯頑張ります。よろしくお願いします。

【講義の感想】

 記念すべき第1回講義は、伊藤幸博先生による「DNAと遺伝子組換え植物」でした。私は植物が大好きで、とても興味があるので大興奮の講義でした!「アグロバクテリウム法」という言葉は初めて耳にしました。植物に対して病原性を持つ一方、必要な遺伝子のみを形質転換できるのは、画期的で驚いています。また、家畜の伝染病の抗生物質に、植物の抗菌タンパク質を活用することで、様々な問題を解決できること学び、本当に素晴らしいと思いました。耐性菌ができにくかったり、未知のウイルスが含まれている可能性が低かったり、分解されて環境にやさしかったりするなど、魅力がいっぱいです。植物が秘めている大きな可能性を感じられる講義でした。

 また、伊藤先生の研究動機は、「家畜間の伝染病流行によって起こりうる畜産業崩壊を防ぎたい」ということで、目的がとても明確でした。研究を行うことで、自分が誰かの役に立てる、ということもモチベーションにつながるのではないかと考えます。私も、「研究を行うことで誰の役に立ちたいのか」「何のために研究を行うのか」をしっかりと考えていこうと思います。

 今回の講義でお話しいただいたような、植物の抗菌タンパク質を人間の医療にも応用できるようになるのが楽しみです。抗生物質の過剰投与によってできた耐性のせいで救える命が救えない......というような事例が少しでも減らせるとよいと思います。

【講義にむけた姿勢の振り返り】

 まず、講義を受講して痛感したのは、圧倒的な知識量の不足です(泣)次回からは、スライドの資料を読み込んでおくだけでなく、専門用語の基本的な意味を調べて書き留めたり、自分なりに図解してみたりするなど、「予習」をもっとしっかりしようと思います。早速ノートを用意したので、三日坊主にならないよう頑張って記入していきます。また、幸いにも質問させていただけたので、次回はもっと内容の濃い質問をできるようにしたいです。

【最後に】

 拙文ですが、最後までお読みいただきありがとうございました!初めてのブログで、ドキドキしながらタイピングをしていました。画面の文字越しですが、少しでも私の想いが皆さんに届いていると嬉しいです。初めての講義を終えて、私のたまごの殻には、少しだけヒビが入りました。孵化までは遠い道のりですが、活動を通して、一歩ずつ着実に自らの殻を打ち破っていきたいと思います。私のことは、「植物大好きな人」として覚えてもらえたら、とても嬉しいです。1年間、どうぞよろしくお願いします!

投稿者:山形県立米沢興譲館高等学校 |個別ページ

2021.07.19

遺伝子組換え作物の安全性のお話

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はじめまして。青森県立青森東高校2年の加藤優喜です。先延ばしに先延ばしを重ねて、第1回講座からかなりの時間が経ってしまいました。この先延ばし癖は改善せねばなぁと痛感しております。

自己紹介

ヒトの体や脳のしくみを考えるのが好きで、行動経済学や人類学に興味があります。具体的には、どのような考え方に基づけば正しい意思決定ができるのか、どんな食生活が人間の健康状態を左右するのかといったテーマを調べたり考えたりしています。とはいっても、私の学問への興味はすぐに変わり、結局何の分野を学びたいのか分からなくなりがちです(笑)。実際、物理や化学、生物の分野にも興味があり、特に物理は学べば学ぶほど不思議が増えるなぁと感じています。そんな興味のバラバラな私がこの「科学者の卵養成講座」で幅広い分野の学問を学べることは、本当に貴重な経験だと感じています。毎回の講座を大事にしていきたいです。

第1回講義の感想

第1回講義は伊藤幸博先生による「DNAと遺伝子組換え植物」でした。遺伝子組換えとは、人間しかできない技術だと思っていたのですが、アグロバクテリウムというバクテリアもこの技術を持っていると知って驚きました。アグロバクテリウムは植物に自分の遺伝子を導入する性質を持っていて、この性質を人間が利用し、アグロバクテリウムに遺伝子を組み換えさせているわけですね(アグノバクテリウム法)。また、遺伝子組換え技術を応用して、稲藁をバイオエタノールにできて米も食べれる優秀なイネを作る研究や、家畜への抗生物質使用量を減らすための抗菌タンパク質を低コストで生産する研究が行われていることも知りました。さらに、講義後のレポートは、自分の考えた夢の植物を仮想実験によって調査するという内容で、基本的な対照実験の考え方や、余計な変数がないかチェックしながら比較実験を行う力を学ぶことができたと思います。

遺伝子組換え作物、安全なのか問題

講義の内容と直接は関係ありませんが、印象に残った場面だったのでメモ。以下は、この講義の質疑応答の中で「遺伝子組換え作物は食べても安全なのか?」という質問に対して伊藤先生がおっしゃった内容です。

「わざと危険な作物になるように操作しない限り基本的には食べても安全。まれに、アレルギー症状が出るから危険であるといった主張を見かけるが、非遺伝子組換え作物でもアレルギー反応は起こる話であり、アレルギー反応と遺伝子組換え作物を食べたことに直接の因果関係を見出すのは無理がある。」

今は当たり前の話のように聞こえても、この考え方は科学的な視点で物事を考える上でとても大切なことではないでしょうか。ネットの記事や、報道の仕方によって印象が大きく変わるテレビなどをこの視点を持たずにぼんやり見ていると、私たちはうっかり騙されてしまうのではないかと思います。常日頃、科学的な視点を大事にしたいものです。次回の活動ブログも読んでいただけると嬉しいです。それではまた。

投稿者:青森県立青森東高等学校 |個別ページ

2021.07.18

卵(らん)!卵(らん)!もうすぐ夏休み〜(^。^)

みなさん、こんにちは。矢板東高校2年、鈴木結 です。 梅雨が明けて、もう「夏休み」ですね。補講あるけど...。 さて、今回初めて科学者の卵養成講座に応募し、無事、科学者の卵になることが出来ました。 応援してくださった私の学校の先生方、本当にありがとうございます。 これから、多くの方々と話し合い学び合って、たくさんの知識、考え方、視点、技術など様々なことを自分の脳みそに詰め込んでいきたいと思います。このブログも出来る限り、更新していきたいと思いますので、私の成長を見守ってください! 7月の第1回講義が終わってから、2週間が経過しました。初めから、私の好きな生物分野の講義で、とても興味深い話を聞くことが出来ました。「遺伝子」に関係する内容で、知らない言葉が多く出てきましたが、右手に「生物の教科書」、左手に「生物図表」をにぎって、自分でも可能な限り調べつつ、食らいついていきました。慣れないレポート作成もこれから、頑張っていきたいと思います。 また昨日の、「日本生物学オリンピック2021」にも、挑戦しました。得点は、自己採点の結果、半分くらいでした。残念です。やはり「遺伝子」の問題が難解で、この「遺伝子」の分野を今よりももっともっともっともっと学んで、来年(高校3年生になりますが)、再チャレンジしてみたいと思います。 やるぞオオオーーーーっっ!                                                                                         矢板東高校 鈴木結

投稿者:栃木県立矢板東高等学校 |個別ページ

2021.07.16

" Inside force " 1

皆さんこんにちは!! 岩手県立花巻北高等学校の2年小舘なごみです。 第一回受講から、かなり時間が経ってしまいました...。記憶が新しいうちに書いたほうがいいと言われたのに、早速守れなかったのは反省ですね(泣) ブログ自体初めてで拙い文章でありますが、よろしくお願いいたします。(今回は改行が上手くできませんでした、。) 第一回講義の感想は、とにかく楽しかった!! 終わった直後は、脳に情報がたくさん詰まっているような知識が増えた感覚になりました。初めて知ることが多くて、画面の向こう側で目をキラキラさせてました笑 自分は農学部志望で、特に品種改良の分野に興味があるため、今回の講座はとても楽しみでした。 イネを用いた有用タンパク質生産の話はとても興味深かったです。暗所で抗菌タンパク質を生産することで、費用がかなり削減されていたので驚きました。効率やコストの話から発展していたので、農学以外の分野の繋がりも感じることができたとともに、やはり科学技術を実用化するためには、利益やコストは重要な要素の一つになるのだと感じました。 また、遺伝子組み換えに対するイメージを変えることができたのも大きいです。アグロバクテリウムやサツマイモの話に驚かされました! 「自然界でも遺伝子組み換えが行われている」 このことを知れて本当に良かったです。つまり、サツマイモを食べていたら知らずしらずの間に遺伝子組み換え作物を摂取しているということですよね!?今まで遺伝子組み換えに対して不信感を持っていたのに、実はそんなことが起こっているなんて、。少し笑えてきます笑 本当に有意義な時間を過ごすことができました。 伊藤先生もとてもユーモアがある先生で安心しました。おコメちゃんの歌も可愛かったです。個人的に、先生がらっきょうが嫌いだからONION1と名前をつけた話が面白かったです。思わず、学校で友達にその話をしちゃいました笑 とても緊張しましたが、無事終えることができて安心しています。レポートの作成にかなり時間がかかってしまったのが反省点です。(本当なら30分だと思うと恐ろしい......。) 第一回から皆さんの意欲とエネルギーを感じたので、自分も積極的に頑張ります!!

投稿者:岩手県立花巻北高等学校 |個別ページ

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