東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和3年度 活動ブログ

令和3年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2021.08.03

転がるたまご 2

 お久しぶりです。

 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校一年次、松永理那です。約一ヶ月ぶりですが、この長い学校名は覚えていただけたでしょうか。

 

第二回講義は731日にありました。

①安藤先生「プラズマと核融合」

②渡辺先生「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」

Luo Han先生「How to Train Yourself to Sound Like a Native Speaker

以上の三講義ありましたので、第一回よりも少し長いですが、お付き合いください。せっかくなので③の感想を英語で書きますね。少しずつ英語パートを長くしていくと宣言したので...

 

①「プラズマと核融合」

 「最先端」をひしひしと感じる講義でした。宇宙の話って壮大で、聞いているとワクワクしますよね。もちろん核融合の話も初めて知ることばかりで面白かったのですが、私はブレイクアウトルームでのディスカッションで前回より積極的になれたことが嬉しかったのでそれについて書きます。

 事前に配布された講義ビデオで、先生から一つクエスチョンが出されたんです。

「地球の夜景の画像について、青い部分と黒い部分の違いは何か。」

明るい部分は光を使っている地域なのですが、暗い部分のうち、青い部分と黒い部分の違いは考えたことがなく、特に何も思いつきませんでした。そこで訊いてみると、たくさん意見を出してくださるんです。ある程度出た後、メンターの方に何か分かったか訊かれたのですが、しかしそれがまた上手くまとめられなくて。どの意見にも納得するところと疑問が残るところがあって。でも結果から言いますと、それで良かったようです。理由は一つとは限らないんですね。

 もう一つ、事後課題も面白かったです。噴出速度??燃料を高速で噴出することで速度が上がる??最初は手も足も出ないかと思いましたが、解き始めると規則性が見えて、楽しく解かせていただきました。(楽しく解いていたらレポート提出が夜になってしまったことは事務局の方に申し訳ないです。)

 

「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」

 この「自家不和合性」についての講義は、なぜか学校では習わないことだらけでした。おしべとめしべが同じ花についているものと、別々の花についているものがある。学校で習ったことはこれくらいで、その理由は今回初めて知りました。「自家不和合性」も「自家和合性」もそれぞれにメリット・デメリットがありますが、どちらも存在するというのが面白いですよね。まるで植物それぞれが判断しているみたいです。単純に考えたら、うまくいっているもののまねをしたいですから、どちらか片方しかできなさそうなものなのに。一種類になったらなったで大変だということも、植物は経験則で知っているのかもしれません。

 また、自家不和合性の植物は自家和合性のものに比べて、昆虫に花粉を媒介してもらう必要があるので花弁が大きい傾向があるそうです。シロイヌナズナという花は自家和合性なのですが、元は自家不和合性だったと言われていて、渡辺先生は遺伝子工学の技術を使ってそれを自家不和合性に戻したんですね。それで、花弁が大きくなったのか質問してみました。しかし流石に一代で花弁の大きさがそんな急に変わることはなかったということです。大きな花のシロイヌナズナも、いつか見てみたいですね。 

 

③ 「How to Train Yourself to Sound Like a Native Speaker」

   The teacher, Mr. Luo Han, spoke English very fluently, but according to him, he had never been to a foreign county whose mother tongue was English. I was really surprised to know that. I was also surprised to hear that many students asked questions to the teacher in English. I like English better than other subjects, but I was not able to do so. I was just very nervous then. I looked up to them, and this experience made me a little embarrassed. However, I want to talk with native English speakers with confidence sometime in near future. If you, reading this blog, are not good at English, why don't we improve our English skills together? The teacher told us that speaking practice is the best way to improve our English skills. Let's start speaking practice with care for "Voice Quality," "Intonation," "Liaisons," and "Pronunciation."

 

   Have a nice English!

投稿者:横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 |個別ページ

2021.08.03

The egg record 2

 こんにちは!宇都宮女子高校の平山陽菜です。
 今回の第2回講義は「プラズマと核融合」「植物の自家不和合性」、そして「How to train yourself to sound like a native speaker」の3講義でした。
 まず最初のプラズマと核融合の講義ではプラズマが核融合発電や宇宙に向かうロケットの燃料に応用されていることを学びました。(物理苦手生物選択の私は理解するのも大変でした...でも最新の技術に関連していて面白かった!!!)プラズマは現在の技術で扱うためには莫大な費用、大規模な設備が必要ですが高エネルギーをつくりだせます。私はプラズマが高温であることを利用し、技術の発展でコストや設備を縮小化できれば殺菌に利用できると考えました。特に今の時代は医療機関やcovid-19のクラスターが発生した場所の広範囲の殺菌に応用できると思います。
 次に植物の自家不和合性についての講義では、自家不和合性という自分自身の花粉では受精しないしくみをもった植物を学びました。植物には自家和合性と自家不和合性があって、そのどちらにも長所と短所があり、一概にどちらが生存に優れているとは断言できないと思いました。例えば、自家不和合性植物は全く同じ個体を残さず、ときには生存に有利な個体を作り出せますが、有利な個体は何代も続くわけではありません。一方、自家和合性植物は自分の花粉で受精するので、ある意味ではクローンのような子を生み出します。そのため環境に変化に適応することができませんが、すでに生存に有利な個体は何代も生存していきます。自家和合性も自家不和合性も持っていたらどうなるのだろうか、と思いました。もしや変幻自在で優性形質が何代も続く最強な植物になる...?
 最後の講義「How to train yourself to sound like a native speaker」では、講義のタイトルの通りネイティブの英語話者のように話すために必要な要素を学びました。私は英語の発音オタクで、アメリカやイギリスだけでなく様々な国の英語の発音をよくYouTubeで聞いたりしています。講義の後、改めて各国の発音を聞いてみると、訛りがあっても講義で習った「アクセント」や「声の出し方」などはネイティブスピーカーに寄せられていると感じました。


 ではまた来週。
 
 

投稿者:栃木県立宇都宮女子高等学校 |個別ページ

2021.08.02

卵としての成長~第2回講義~

こんにちは、青森高等学校2年川島海斗です。東京オリンピックが開催され、日本中が日本人のメダル獲得のニュースに沸く一方、新型コロナウイルスの爆発的感染拡大も同時に進んでおり、気の抜けない日々が続いています。さて、今回は第2回講義の感想を書きたいと思います。

最初は、安藤先生の「プラズマと核融合」という講義でした。私はプラズマという言葉は耳にはしたことはあるけれど、深く調べたことはないというレベルでした。また、核エネルギーについては、第二次世界大戦での原子爆弾や、2011年の福島第一原子力発電所での事故といった負のイメージが先行していました。良いところもあることは知っていながら、イマイチ安全性の不安が残っていました。しかし、講義を聞いて、プラズマが身近にあり、物質の第4の相といわれているのを知り、プラズマに対してとても興味がわきました。また、このプラズマを利用して、核融合発電による新エネルギーの開発が進んでいることを知り、とても画期的だと思いました。核融合装置は国際的な協力によって現在、フランスにITERが建設されています。発電方法は、空気中の水素のうち0.015%存在する重水素と三重水素を反応させるもので、長期持続的な発電法であると思います。

次は、渡辺先生の「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」という講義でした。この講義では、植物は多くが他の植物の花粉によって受粉しており、被子植物には、自らの花粉での受粉を避け、他の植物での受粉を行う「自家不和合性」が見られることを知りました。この性質において、植物は風や昆虫によって花粉を運んでもらえなければ、受粉できず生殖できないというデメリットがあるが、植物自身は、花弁の形や匂いで受粉しやすいように工夫しているところに多様性を感じました。また、ダーウィンの他殖性植物を用いた実験で自殖弱勢が見られていた植物が6代目を機に他殖個体よりも大きく生育する「ヒーロー」の誕生の点がとても面白く感じました。本来、自殖弱勢が見られる植物において、数世代にわたって自殖を続けることで自殖に適応することは不自然なことではないと思いますが、このように急激に変化が現れるのは、とても謎だなと思いました。

最後は、羅漢先生の「How to Train Yourself to Sound Like a Native Speaker」という講義でした。この講義では、英語の学習法特にSpeakingでの重要なポイントについて学びました。私は英語が大の苦手なので、今回に講義で学んだことをしっかりと学校の授業でも生かせるように頑張ります。将来、国際的な科学文献(natureなど)を英語のまましっかり読めてかつ、発表の場で苦労しないように普段の学校の授業でのSpeaking活動においてピッチの工夫や単語を正しい発音で話せるようにしたいです。

再び拙い文章だったかもしれませんが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

投稿者:青森県立青森高等学校 |個別ページ

2021.08.02

百花繚卵!~crack2~

 「向日葵は 金の油を 身にあびて ゆらりと高し 日のちひささよ」 前田夕暮

 皆さんこんにちは。米沢興譲館高校1年の安齋穂乃花です。いよいよ夏も本番ですね。金の油のような真夏の陽射しを浴びながら、向日葵がゆらりと高く咲いていて、太陽がなんとも小さく見える。前田夕暮さんの句にぴったりな夏です。ちなみに、私の家の庭は、向日葵たちに侵略されています!そろそろスペース的に限界を迎えそうなのですが、やはり植物が生き生きする夏は素敵ですね♡毎朝、庭の向日葵たちに熱いエールをもらっています。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、第2回講義の内容についてお話します。講義は3本あって、とても充実していました。①プラズマと核融合~プラズマ・宇宙・エネルギー~(安藤晃先生より)②進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雄しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~(渡辺正夫先生より)③How to Train Yourself to Sound Like a Native Speaker(羅漢先生より)です。

【①プラズマについて】

 プラズマという言葉は、何度か耳にしたことがありますが、詳しくは知りませんでした。安藤先生によると、プラズマとは物質の第四の相(電離したガス体)であり、いろいろな発光現象を伴うそうです。太陽やオーロラ、銀河、核融合、雷、果ては蛍光灯まで、プラズマ状態のものは身近にたくさんあるようです。蛍光灯がプラズマだとは思わなかったので、新鮮な驚きを感じました。さらに、プラズマは、エネルギー面でも力を発揮します。核融合発電では爆発的なエネルギーが生み出せるそうです(洗濯1回分の水45リットル+ノートパソコンのリチウムイオン電池のみで、約200MWhの電力)。前文の設定で生み出した電力は、一般家庭の年間電気消費量の数十年分、石炭40トン分です。数字が大きくて想像すらつきませんが、大きなエネルギー源となりそうで、すごいと思います。また、プラズマは、宇宙開発のキーテクノロジーである電気推進にも生かすことができると知りました。

 今回の講義では触れられていませんでしたが、医療分野(がん治療や滅菌方法)にも生かされているのかなど、もっと知りたいことがたくさん出てきました。プラズマを以前よりも身近に感じられるようになったので、自分でも色々調べてみたいと思います。

【②自家不和合性について】

 科学者の卵養成講座に応募した当初から最も楽しみにしていた講義だったので、とてもわくわくしました。植物が大好きなので、また一歩植物の世界で歩みを進められたかと思うと、嬉しいです。渡辺先生によると、自家不和合性とは、両性花である被子植物において、雌雄生殖器官が機能的・形態的に正常であるにもかかわらず、自己の花粉では受粉にいたらず、非自己の花粉で受粉が成立する現象のことだそうです。自家不和合性を農業に利用し、品種改良を行うことから、人間にとって都合がよく、よりおいしい農作物を作ることもできます。さらに、自家和合性を持つことを選んだ植物もいます。また、自家不和合性と自家和合性を使い分ける植物もいるなど、多様性が生まれていることもわかりました。様々な環境に適応するために、植物たちが多様性を生み出していったのだと考えると、本当に植物はすごいなぁ、と改めて感じました。ますます知りたいことが増えたので、文献から知識を得るだけではなく、身近にある植物をよく見てみるなど、自分なりに、生まれた疑問の解を考えてみます。

投稿者:山形県立米沢興譲館高等学校 |個別ページ

2021.08.02

やましたまご日記②

こんにちは。仙台育英学園高等学校2年のやました美玲です。

今回は、ミニ講義を含め3つの講義がありました。

 

一つ目は、安藤晃先生の「プラズマと核融合」という講義でした。そもそも「プラズマ」というものを講義の前は理解していませんでしたが、講義を受け、プラズマは未来を拓く重要な気体だということが分かりました。また、雷やオーロラなどの身近な現象もプラズマだということを知り驚きました。そして私が事前動画の中で1番悩んだのは、「青と黒問題」です。人工衛星から撮影した夜の地球の写真の青い部分と黒い部分の違い...。これについてZOOMのブレイクアウトルームでもみんなで話し合った時、一人正解を答えている方がいてすごいなと思いました。

 

二つ目は、渡辺正夫先生の「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」という講義でした。「自家不和合性」という言葉を私は今回の講義で初めて知りましたが、自分の花粉は受け入れず、他人の花粉のみを受け入れるという自家不和合性は、とても興味深いものでした。自家不和合性と自家和合性のどちらにもメリット、デメリットがそれぞれあり、どちらの方が植物にとって良いのかという問題はとても難しい問題だなと感じました。

 

三つ目は、Luo Han先生の「How to Train Yourself to Sound Like a Native Speaker」というミニ講義でした。英語の勉強方法について教えて頂きましたが、とても参考になる話ばかりでした。説明する際には、イラストやゲームの画面などを用いて説明をしてくれたため、分かりやすい、かつ面白い講義でした。先生への質問を英語でしている方がいてとてもかっこよかったです。私も、もっと英語を話せるようになるために、Luo Han先生の講義で学んだ事を実践したいと思います。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

投稿者:仙台育英学園高等学校 |個別ページ

≪ Prev 11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21

ブログトップへ戻る

高校別

仙台市立仙台青陵中等教育学校(0)

仙台白百合学園高等学校(1)

仙台育英学園高等学校(9)

光塩女子学院高等科(0)

八戸聖ウルスラ学院高等学校(0)

埼玉県立熊谷西高等学校(0)

宮城県仙台二華高等学校(10)

宮城県仙台第一高等学校(0)

宮城県仙台第三高等学校(3)

宮城県仙台第二高等学校(8)

宮城県宮城第一高等学校(0)

宮城県岩ヶ崎高等学校(0)

尚絅学院高等学校(3)

山形県立山形東高等学校(0)

山形県立新庄北高等学校(0)

山形県立東桜学館高等学校(0)

山形県立米沢興譲館高等学校(8)

山形県立酒田東高等学校(2)

山形県立鶴岡南高等学校(3)

岩手県立一関第一高等学校(8)

岩手県立宮古高等学校(0)

岩手県立水沢高等学校(1)

岩手県立盛岡第一高等学校(0)

岩手県立花巻北高等学校(4)

岩手県立葛巻高等学校(0)

岩手県立西和賀高等学校(0)

岩手県立軽米高等学校(0)

岩手県立釜石高等学校(0)

成城高等学校(7)

新潟県立新潟高等学校(0)

東京学芸大学附属高等学校(1)

東北学院高等学校(0)

栃木県立宇都宮女子高等学校(6)

栃木県立矢板東高等学校(5)

桜蔭高校(0)

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校(5)

浦和明の星女子高等学校(0)

渋谷教育学園渋谷高等学校(0)

福島県立安積黎明高等学校(0)

福島県立橘高等学校(0)

福島県立磐城高等学校(0)

福島県立福島高等学校(2)

秋田県立大館鳳鳴高等学校(4)

秋田県立秋田北高等学校(0)

秋田県立秋田高等学校(0)

立命館宇治高等学校(0)

筑波大学附属高等学校(2)

群馬県立高崎女子高等学校(0)

青森県立三本木高等学校(3)

青森県立五所川原高等学校(0)

青森県立弘前中央高等学校(0)

青森県立青森東高等学校(8)

青森県立青森高等学校(3)

鴎友学園女子中学高等学校(0)

PAGE TOP