仙台で真冬日。何年ぶりかは不明であるが、盛岡にいた頃は、普通であった。2週間くらい続くこともあった。その間に日差しがでると少しは雪が解けて、それが凍るので、足下はさらに悪くなる。まだ、1週間くらいはこの寒さが続くとか。。。植物を栽培しているガラス室には加温装置がないので、植物が気になるところである。明日以降、晴れ間が見える分、植物にとっては恵みなのかも知れないが、ギリギリ、まさに、土俵際のような寒さである。この寒さ、明日の朝の東京の最低気温が-3oC以下なら、34年ぶりとか。34年前、1984年。ちょうど、渡辺が大学受験の年。希望を持って、共通一次試験という決戦にのぞんだが、逆転はならず。。。1月末から2月初め頃だっただろうか。出願前の寒さと雪で、仙台に来ることを決めた。その寒さがもどってきたのだろうか。もうしばらく、寒さに耐えるしかない。 この寒さで大変な中、草津白根山の噴火。警報、予報を出す最後の砦ともいえる気象庁も抑えきれず。。。劣勢に回った状態なのかも知れない。2011年3月11日以降という話もあるが、その前の1995年1月17日以降なのか、いずれ、日本周辺の地殻がactiveな方向に傾いているのだろう。その意味で、身の回りの山に対する警戒を改める機会なのかも知れない。34年前、このようなことが起きることを想定できなかったが、寒さと雪の降り方のレベルを理解するのは、ずいぶんと分かりやすくなった気がする。寒いところで生活したからなのか。科学技術が発達したからなのか。いずれ、真剣に自然に正対しないといけない時代なのであろう。
そんな寒さの中でも、世の中的には通常営業。一方でインフルエンザが流行とか。おかげさまで、渡辺は10年ほど感染することもなく。そんなことよりも、昨日の降雪での雪かきでの筋肉痛の方が無視できないレベルに。翌日に筋肉痛でなくて、即日に。。。本気でトレーニングをしないといけないような。。。真剣にというか、本気でというか、出前講義をする側でなくて、拝見する側を久しぶりに体験した。題材はタマネギ。わかりやすく言えば、品種改良。タマネギを刻むと、涙が出る。普通は。ところが、とある会社が開発したタマネギ「スマイルボール」。甘くて、辛味というか、催涙成分もほとんどない。講義をされるのは、地域のボランティアの方。また、開発した会社から、実際のタマネギも提供。素敵な講義であった。大学で講義をするときは、わかりやすさもであるが、どこまで最先端を話すか。一方で、出前講義は、分かりやすく、楽しく。そんな中での、実物で実験しながら。毎日の野菜の見方が、変わるのではと、期待をしつつ。寒さに耐え忍ぶことに。。。何より、いろいろな意味で収穫の多い、楽しい講義でした。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. そういえば、しばらく前に、今治に関係した新聞記事が。。。。もう少し「しまなみ海道」が有名かと思っていたが、地元だけなのかと思うと。。。広報のあり方とか、そんなことを。開通してから、20年近いような気がするので。。。とはいえ、難しい問題なのかも知れない。地理を理解するというのは。どうなのだろうか。。。
土俵際、最後の砦、真剣(1/24)
2018年1月24日 (水)
1日1歩、3日で3歩
2018年1月24日 (水)
こんにちは!増子です。伊藤さんのダイアリーにもありました通り、いよいよきましたね、大寒波と、どか雪が!うちの周りも雪で埋まっております。 毎朝雪かきしていたら、雪かきスコップが壊れてしまい、先日新調しました。新たな相棒、よろしくたのんだ。 年明けからぐっと気温も下がり、本格的にインフルエンザが猛威を振るっているようです。 私の娘、小学生なんですが、彼女の学年は先週から順番に学級閉鎖となり、昨日ついに全クラスコンプリートしました・・・。 改めてすごい感染力。今までこんなにひどい目にあったことはないのでびっくりしてしまいました。皆さんも気をつけてくださいね。 さて、2018年が明けてしばらくがたちました。先日の投稿にも書きましたが、昨年末から、こっそり渡辺研インスタグラムの投稿をはじめました。 @tohoku_u_prg 1日1投稿することにしてまして、関連ダイアリーのURLを併記しています。だいぶ溜まってきましたね。今はケーキネタだけですが、片平キャンパスの写真なども載せていきます。 いずれ、フィードを取得してアルバムのように載せれるようになったらいいな。 ハッシュタグでソートしてケーキの写真だけ、日常の写真だけ、とか載せたりもしたいな。 とはいえ、今はSnapWidgetを使って、ざらっとだけ載せますね。そーれ。
#渡辺研ケーキ会 のみにするには、お金がかかるみたいなので、今のところここまでですが、いずれ良い方法を見つけたいと思います。 今後もコツコツ載せていきます。 マスコSNOW
2018年1月23日 (火)
雪ですね。
関東地方では空の便も陸の便も大混乱みたいですね。
仙台も今朝の積雪は18cm。
早朝からの雪かきで既に足腰が痛い伊藤です。
仙台に住んで11年目で多少雪にも小慣れてきましたが、
久々に積もるよ〜!!の予報に、昨日からちょっとドキドキ。
娘の足が大きくなっているはずたけど、去年のブーツはまだ履けるかしら?
次男坊が去年雪用の手袋をなくしたままで、購入してなかった!
毎日自転車通学している長男、、、明日はさすがに自転車は無理かな?
4月から勤務地が山の上に変わった旦那、、、雪山にうちの車で登れるかしら?
あれやこれや考えだすと憂鬱になるのですが、、、
それでもやっぱり雪は綺麗です。それから、こんなに可愛い造形物や
こんな不思議な造形物を作り出してくれます。大きなパンケーキみたいで美味しそうでしょ♪
あっ!それから人工的なこんなのも好きですね。
通勤に時間がかかるとか、溶け始めた雪で足元がグチャグチャだとか、
マイナーな感情を抱きがちな雪ですが、、、
ちょっと目線を変えて雪を楽しんでみるのも良いかもしれませんよ。
今日も1日頑張ろう!
いとう
【アウトリーチ活動】科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクト講演会(1/21)
2018年1月22日 (月)
記事を書いているのが、22日の月曜日。明日の朝にかけて、関東甲信では大雪の予報。では、仙台は。。。交通機関への影響の大きさを考えると、仙台の雪は、ある程度の対策ができているので、大きなニュースにならないのかも。。で、そんな21日の日曜日。埼玉県が取り組んでいる「科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクト」。何度か、HPなどで書いたことがある「今治自然科学教室」の高校生版というのでしょうか。
SSHなどを実施してない高校で、部活動などでの理科の課題研究を色々な高校が集まって、指導すると言うもの。自分の高校よりも他の高校の先生の方が、その領域への専門性が高い場合も。。。そう考えると、色々な高校の先生方と高校生が交流することは大事なこと。そんな規格があるというのを、科学者の卵養成講座でのコンソーシアムの会議で、話を伺い。。。今回の講演会になったわけです。話の内容は、前半に課題研究の進め方のポイント。後半は、渡辺のこれまでを振り返ってのキャリア教育。うまく時間をまとめることができず。。。前半で大半の時間を使ってしまいましたが、後半のキャリ教育については、こちらが理解してほしいところは話ができ、あとは、講義資料からということで。いくつかの質問も、とてもしっかり考えていました。是非、当たり前を当たり前と思わないで、不思議と思う心を醸成して下さい。 渡辺の講義のあと、このプロジェクトの大きな成果である生徒研究発表「Mg空気電池の研究」を日本学生科学賞文部科学大臣賞を受賞された生徒さんからの発表。今のMg空気電池の問題点を整理し、それを解決する。工学的センスというのか、ものづくり日本の再生に大事なことなのだろうと。そんなことを思いながら、拝見。よい刺激を頂きました。ISEFに参加するとか。がんばって下さい。
この後、分野別成果報告会ということで、物理、化学、生物、地学に加えて、情報等の研究分野もあって。みなさん、科学オリンピックにチャレンジされるというのは、まさに、チャレンジングなことだなと。渡辺の時代は学校の部活くらいしか、学校で活動はなく、また、学校外のことも特になく。その点、気ままでしたが、今の高校生は、大学のオープンキャンパスへの参加であったり、ある意味、大変。そんな中で、こうした活動に参加している生徒さんたち、研究ですごいことができるのかも知れないけど、そうでなくても、たくさんのことが学べるプロジェクトだなと。。。ありがとうございました。 最後になりました、今回の場を設定頂きました、埼玉県教育委員会・前田様をはじめとする関係の方々に、お礼を申し上げます。このプロジェクトは、次年度も継続するとか。何かの形でもまた、コラボできれば幸いです。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 細かな内容は打合せということで書くことができないのですが、前日には、埼玉県立熊谷西高等学校へ。科学者の卵養成講座にも2名の受講生がおり、教頭の石川先生には、2012年2月に福島高校のSSHでの研修会で、お世話になった方で。また、こうしてよい形で連携ができたこと、ありがたい限りです。
【学会発表】PAG XXVI & FF21 & UCSD Plant Biology Mini Symposium (1/16)
2018年1月20日 (土)
週明けから、今シーズン第一級の寒波が襲来とか。仙台も積雪と真冬日が到来するとか。。。例年がどれくらいの雪なのか、思いつかないのですが。。。そんな寒さとは違う気候のサンジエゴでのPAG XXVIでのポスター・口頭発表。あわせて、UCサンジエゴでのFF21 & UCSD Plant Biology Mini Symposiumにも招待頂き、口頭発表を。年始早々に、慌ただしい予定でしたが。いつもなら、学会に参加して、すぐに記事をと思うのですが、今回は、ちょうど移動と重なり、また、学部1年生向けの講義である「展開ゼミ」が佳境に。。。そんなで、web上でのコメントも重なったことから。。。ちょっとでなくて、かなりおそめの報告に。 サンジエゴの日中の最高気温が20oCくらい。日差しも強く、まさに、カリフォルニアの空。ただ、日が陰り始めると、一気に気温が低下して、朝の寒さは仙台の日中の気温くらい。寒暖の差が激しいのは、この時期の特徴なのか。。PAGは、Plant and Animal Genomeの略称。今では、次世代シークエンサーも登場し、解析アルゴリズムの進化・深化などにより、de novoでのゲノム解析も可能な時代。あとは、ターゲットを絞り、何をやるのかという時代なのかも知れないと。いくつかのセッションでの話を聞きながら。で、こちらは、ポスターセッションで発表するとともに、System Genomicsのセッションで口頭発表も。発表内容は「アブラナ科植物の新規一側性不和合性」。こちらは、まずまず。
あわせて、カリフォルニア大・サンジエゴ校(UCサンジエゴ)のProf. ZhaoがorganizeしたFF21 & UCSD Plant Biology Mini Symposiumで、「アブラナ科植物の自家不和合性」について。Prof. Zhaoは昨年11月に来仙し、ミニシンポジウムを行ったことによる招待。今回のように、1回の出張で2回の異なる発表をするのもはじめて。植物科学の関連分野でも著名な方々が発表。もう少し分かりやすいイントロを入れることの重要性を改めて。。。こちらは、多数の反省ということで。年始から「まずまず」と「多数の反省」からのスタートとなり、ベースラインからのスタートだと考えれば。。。この反省を次に活かすことを考え、今年度の3ヶ月を乗り切るということを考えた1 weekのカリフォルニア・サンジエゴ出張でした。
わたなべしるす
PS. 学会会場では、以前、雑誌のeditorをやっていたときにお世話になった先生、科学者の卵養成講座と類似の企画・運営をされている他大学の先生などなど、あちこちでお世話になっている先生方に、現地でもお世話になり。。。たくさん助けられました。ありがとうございました。また、どこかでよろしくお願いいたします。