東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成23年度活動ブログ

平成23年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

2011.08.31

ありがとうございます

質問にお答えいただきありがとうございました。

解決できて良かったです。

三日の講義、植物園見学楽しみです。

山形県立山形西高校の柴田季子

名前書き忘れてすみませんでした。

 

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2011.08.28

細胞塊の遺伝子発現 第2日@東北大学環境科学研究学科 珠玖仁准教授

第2日目は、

『スフェロイドからRNAを取り出し、DNAの逆転写』をしました。

今回は一般的とされているRT-PCR法で行いました。

 

<RT-PCRの原理>

逆転写酵素を使用してRNAを1本鎖cDNAに転写します。

その後、cDNA増幅のためDNAポリメラーゼを使用します。

RT-PCRには主に、

ワンステップ操作(逆転写と増幅が1つのチューブ内で連続的に行われる)、

またはツーステップ操作(逆転写と増幅が別々のチューブ内で行われる)の2つがあります。

 

今回の手順は、

 

 

 

001.JPG

 

①スピンダウン

②スピンカラムを用いたRNA抽出

③メンプレン上でのDNase処理

④RNAの溶出

⑤逆転写反応によるcDNA合成と、real-timePCR法による発現量の解析

を行います。

 

今回はかなりの時間がかかってしまいました。

慣れない作業のせいか、細胞を取り出すのだけで一苦労。

結局、全行程を行う事が出来ずにこの日は終わってしまいました。

先生、TAの方すみません。。

次回からはきちんと予習もして、せめてやらせていただいてる事位は

しっかり出来るようにしていきたいと思いました。

 

岩手県立一関第一高等学校

小野寺美咲

 

 

↓↓ここからは個人的な反省です↓↓

大学院の研究室は二回目と言えどもかなりの緊張・・・

長時間の作業に途中集中力が途切れてしまったことがありました。。

これは今後の課題です。

いくら理解するのが難しいとはいえ、

大学の先生や生徒の皆さんが分かりやすく

噛み砕いて説明をしてくれているのにも関わらず、

<科学を学びたい>と思って

自ら志願し東北大学におじゃましている私が

このような状態で受講していては駄目だと思いました。

 

TAの方や先生に失礼ですし、他の受講生にも失礼だと反省しました。

改めて自分の置かれている立場や状況、

沢山の周りの方々の支援を知る事が出来、

自分がいかに恵まれているかをとても感じることが出来ました。

次回は3週間後となってしまいますが、

心機一転頑張りたいと思います。

 

 

 

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2011.08.21

発展コース@HMC 第1回 〜内容編〜

本日2回目の投稿ですよ〜
では本日のタイムラインを書いていきます。
写真がないのが極めて残念。


一足早く工学部に到着し、建物に入ったらすぐに助手の方と合流しました。
本日一緒に実験を進めて頂いたのはバングラデシュから留学していらっしゃるラナさん。
会話はほぼ英語でした(汗

そして自己紹介をしていたらロフェッサー:三村教授がいらっしゃいました!

挨拶をして、まずは先生の部屋で実験の概要を説明して頂きました。

ここで学んだことは、
・三村教授の研究テーマ
・放射性廃棄物について

そして3日間のスケジュールも聞き、発展コースの実感も沸いたところで実験開始!!

実験室に入ってみると開いた口が塞がらない。
大学の実験室に入ったのは初めての経験で、中学や高校の実験室とは大違いでした。
これぞ百聞は一見に如かず。

写真...

今日行った実験は、
1.HMCの調製
2.時間によるHMCの吸着率の比較実験
(温度依存性を調べるパッチ試験)

の2つ。

1はそれの通りHMCを実際に作る実験です。
2は、HMCはどれぐらいの時間でどの程度の金を吸着するのかを調べる実験です。
どちらも非常に興味深く、好奇心を刺激されました。
個人的にはHMCの調製が興味深かったです。

あ、写真見つかりましたよ!!
調製中のHMCです↓
IMG_0965.jpg

概要編で言ったように目に見えますね!
これが金を吸着するのです。
実験を完全レポートできるのはまた今度の機会になるかな...

2つの実験を通して思ったことは、機械の扱いに慣れておくことが大切だということ。
今日だけでたくさんの機械に触らせてもらったと思います。
学校のよりも精密な電子天秤、装着式で取り出す量を1ml単位で調節できるピペット、純粋よりも更に純度の高い水、磁石と電磁界を用いた撹拌器...etc
三村教授やラナさんはいとも簡単に器具を扱っていましたが、自分含め私たちは扱うのが大変でした。
機械の扱いに慣れていなかったせいでどれだけ実験に誤差が出たか分かりません。
水溶液を決まった量計り取れなかったり、器具の扱いが分からず計測時間に誤差がでてしまったり...
そういうことが実験のデータを狂わせていく...
実験をする上で器具は必要不可欠。
だからこそ、きちんと扱えるようにしておく。
これが大切だと思いました。
これらの器具はまた扱うことがあると思うので、次の実験では手際よく行っていきたいなと思います。

以上が簡易レポートです。
いつになるかは分かりませんが完全レポートもブログに掲載したいと思います。
最後までご閲覧ありがとうございました。

最後に、本日の実験を計画してくださった三村教授、
実験を分かりやすく指導してくださったラナさん、
本当にありがとうございました。

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2011.08.21

発展コース@HMC 第1回 〜概要編〜

初めまして!
仙台二高の岩渕です!!
これから活動があったりいろいろと思ったり書きたいことがあったら記事を更新していくのでこれから1年間宜しくお願いします!!!





では真面目に。


本日、私達の発展コースの実験第1日目がありました。
私達のコースでは

「ハイブリッドマイクロカプセルを作って金を捕まえてみよう!」
というテーマの元に、東北大学工学部機械知能航空工学科量子エネルギー工学専攻工学科の三村教授に協力して頂き実験を行っています。


以下、(H)ハイブリッド(M)マイクロ(C)カプセルはHMCと略させていただきます。
題名も@HMCです。

ちなみにマイクロカプセルといっても目に見えます!

HMCは、TOAと呼ばれる「油」を「アルギン酸モノマー」から生成されている「アルギン酸ポリマー」が覆っているという構造になっています。

これが2つの構造図です↓
IMG_0967.jpg


分かって頂けたでしょうか?
つまり、モノマーがポリマーとなって、TOAを包み込んでいるのです。
そして、金を吸着する正体は


「TOA」


と呼ばれる物質です。
TOAは金を吸着する性質があり、その性質を使って今回の実験を行っています。

ちょっと待った。

カプセルということはTOAは包まれているはず...
なぜ覆われているTOAが金を吸着できるんですか!?


答:TOAが金を吸着できるのは、実はポリマーにはたくさんの小さな穴があるからで、そこから金が吸着できるからです。


今回の実験で使うTOAは金のみを吸着させますが、TOAの他にも特定の金属のみを吸着するものもあります。

実験の概要はここまで。

内容が長くなるので記事は2本立てとします。
次は内容編です。
それでは内容編で会いましょう。

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2011.08.20

大学院の研究室に突撃!!

今日は第1回発展コースがありました。

研修テーマは「細胞塊の遺伝子発現」

1.細胞培養、細胞観察、細胞操作技術の実地(無菌操作、細胞継代操作、顕微鏡観察)。

  細胞塊(スフェロイド)の作製。

2.細胞塊の観察、、回収。RNAの生成と相補DNAの作製

3.PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)の実施

4.考察とまとめ

と全部で4回行います。

 

第1回の今日は

細胞培養、細胞観察、細胞操作技術の実地(無菌操作、細胞継代操作、顕微鏡観察)。

細胞塊(スフェロイド)の作製を行いました。

 

工学部の環境科学研究科の研究室におじゃましました。

大学の研究室の皆さんと一緒に研究するという経験はなかなか出来ないことだと思うので、

「東北大生と研究出来る」という期待と、「ついていけるだろうか」という不安でいっぱいでした。

 

研究室に着いて、ドアを開けると、

まず雰囲気に圧倒されてしまいました・・・。

 

緊張してしまって最初はフリーズしてしまっていましたが、

TAの松前さんが緊張している私達に、明るく気さくに話しかけてくれたり、説明してくださいました。

 

まずはTAの周さんがお手本をかねてスフェロイドの作製の全行程を見せてくださいました。

見慣れない器具ばかりでしたが分かりやすく例えてくださったりしたので、理解する事が出来ました。

 

今回は実際にハンキングドロップによるスフェロイドの作製をやらせていただきました。

 

 

 

SH3F0001.JPG緊張で手が震えてしまったり、気泡が出来てしまったりもしましたが、

TAの周さんが優しく分かりやすく実験の説明やアドバイスをくださいました。

 

本日の活動はここまで。

最初は不安もありましたが、東北大の皆さんが優しくサポートしてくださったので、

なんとか行う事が出来ました。

 

なかなかすることの無い経験だと思うので

後、残り3回も頑張って、より良い実験結果を出せるようにしたいと思います。

 

今日は珠玖准教授、TAの松前さん、周さんをはじめ、工学部の環境科学研究科の研究室の皆さん、

ありがとうございました。

 

 

岩手県立一関第一高等学校

小野寺美咲

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