東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2015.09.04

「躍動する夜空 宇宙の花火」の講演を聞いてきました。

  こんにちは。福島高校1年の本田実咲です。

あっという間に夏休みが終わり、もう9月ですね。

季節の変わり目なので、体調に気を付けたいと思います。

  さて、私は今日、理学研究科天文専攻主催の

シュリ・クルカルニ博士による一般講演会「躍動する夜空 宇宙の花火」 に

参加してきました。

  現在進行しているプロジェクトについてや、最新の話題、今後の可能性についての講演を

聞き、私が特に興味深いと思った事は、分光分析によって超新星を形成している元素がわかるというものです。

その理由をお聞きした所、原子核の周りにある電子の数が関わっていることがわかりました。

それは物理の量子力学が関係しているらしいのですが、私は説明の一部分しか呑み込めず、とても悔しかったです。

説明が全て理解できるように、これからも努力を続けたいと思います。

  次の科学者の卵養成講座では、いよいよ英語サロンが始まるので、とても楽しみです。

頑張ります!

投稿者:福島県立福島高等学校 |個別ページ

2015.09.02

酵母の実験・観察

橘高校2年の横山史佳です。

夏休みの期間を利用して、酵母についての実験・観察をしました。この実験・観察をしようと思ったきっかけは、以前、天然酵母パンを作るために、天然酵母を育ててパンを作ってみたものの、ドライイーストで作ったようなふっくらとしたパンができなかったことです。その経験から、そもそも酵母とはどのような生物で、育て方をどのように改善すればふっくらとしたパンを作ることができるのか気になり、調べてみようと思いました。

 まず、酵母とはどんな生物なのかについて調べたことをまとめます。酵母とは、広い意味で言うと、分類学上、球状または楕円状の単細胞真核生物のことで、より狭い意味では、芽を出すようにして細胞ができて仲間を増やすような菌類を指し、さらに狭い意味では、私たちの生活に役立っているサッカロミセス・セレビシエという菌を指すのだそうです。酵母は100分の1ミリよりも小さく、ヒトの体内にも、自然界にも存在しています。自然界での主なすみかは、樹液です。これは、酵母が固着して生活するよりも、液体の中で浮遊して生活するのに向いており、樹液には酵母の栄養分となる糖が含まれているからです。また、果実の皮にも生息しています。

そして、酵母は、酸素を使う好気呼吸と、酸素を使わない嫌気呼吸の両方を行うことができます。一般に好気呼吸は「呼吸」と呼ばれ、嫌気呼吸は「発酵」と呼ばれます。その化学反応式が下のふたつです。

呼吸 C6H12O6+6O2CO2+6H2O+38ATP

発酵 C6H12O62CO2+2C2H5OH+2ATP

酵母は酸素があるときは、グルコースという糖を基質として、呼吸を行い、エネルギーを供給します。しかし、嫌気的な環境になると、呼吸から発酵に切り替え、酸素を使わずにエネルギーを供給します。このような現象は、パスツール効果といいます。

酵母が発酵を行うとき、化学反応式からもわかるように、二酸化炭素とエタノールを発生します。この二酸化炭素をパン生地の中に閉じ込めることにより、ふっくらとしたパンができ、エタノールは風味に寄与するのです。

ここからは、実験・観察を通してわかったことをまとめていきます。

以前、酵母を育てたときは、完成したパンが膨らみませんでした。行った季節が冬であったために気温が低く、酵母が増殖できなかったと考えられます。それに加えて、鼻にツンとくるような臭いがしました。今考えると、酵母を育てる過程でカビが繁殖し、腐敗していたのかもしれません。調べたことをもとに、これらの反省点を生かして、実験・観察を進めました。

[実験計画] 

酵母を培養する(酵母液を作る)→酵母の発酵力を安定させる(元種を作る)→パンを作る


<一日目 8月4日>天気 晴れ

     気温 28.0℃

     湿度 44%

     時刻 13:26
まず、酵母を培養する過程です。パンを作るには、酵母の数を増やす必要があります。酵母の栄養分が糖であるということをもとに、糖の有無によってどのような違いが見られるかを調べました。

(準備物)ビン(密閉できるものを熱湯消毒して使う)※嫌気的な環境を作る。※カビの繁殖を防ぐ。

《ビン①》

・レーズン(オイルコーティングなしを水洗いして使う) 150g

・水 450g  

※レーズン:水=1:3 ※樹液と似たような環境

・ハチミツ 20g 20150902151017-b5a36c2dcd09ac42efea27732c79b932c8e56c57.jpg

《ビン②》

・レーズン 150g

・水 450g20150902151057-7b252f5f78a31448fb10dd7e883cb462ba10b14c.jpg

 また、レーズン酵母との違いはあるのかについて調べるためにビン③も作ってみました。

《ビン③》

・りんご 150g

・水 450g

・ハチミツ 20g20150902151145-3ed00152f061152ea8e4cf6933001c4f8e382c76.jpg

翌日からの観察記録は、後日更新予定です。

投稿者:福島県立橘高等学校 |個別ページ

2015.08.27

先輩のブログ投稿と東北大コラムまとめ

受講生のみなさん、こんにちは。科学者の卵養成講座事務局です。夏休みも終わり、すっかり涼しくなってしまいましたね。仙台も本日は寒いくらいです。

夏休みの間も「まちかどサイエンス」など、たくさんの投稿をありがとうございました。

まちかどサイエンスの皆さんの投稿のお陰で、普段何気なく観ている花火の色、帰省に使った新幹線、虫、植物など、たくさんのことが「科学」なんだなあと感じる毎日です。


8月23日に科学者の卵2期生の須藤舞子さんが「楽しい理科のはなし」を平成22年度活動ブログに投稿してくださいました。須藤さん、いつもありがとうございます!


詳細はこちらをご覧下さい↓

【出前講義】東京エレクトロンホール宮城で「楽しい理科のはなし2015--不思議の箱を開けよう--」(8/21)


渡辺正夫先生の出前講義のお手伝いをされたそうです。須藤さん以外にも、昨年度、学生メンターとしてご協力いただいた宮澤咲紀子さんもいらっしゃいました。

みなさんにとってはまだ想像もつかない大学生活かもしれませんが、こうやって元受講生や元メンターさん達が今でも講座や先生方のイベントに協力してくださる姿を見ると、みなさんにも科学者の卵養成講座を通して「人とのご縁、つながり」を広げていって欲しいと思います。


また、先日メールでお知らせした「東北大コラム」ですが、みなさんの中で渡辺先生に質問のmailをされた方もいらっしゃるようです。こちらに掲載中のまとめを載せます。


  仙台放送ニュースアプリ"東北大コラム"で渡辺教授が連載中 http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary2/2015/08/17131118.php


  東北大コラム第2回「ゲノム情報の光と影」掲載中 http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary2/2015/08/18114229.php


  東北大コラム第3回「すごい『トウモロコシ』の作り方」掲載中 http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary2/2015/08/19110057.php


  東北大コラム第4回「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」掲載中 http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary2/2015/08/20160320.php


  東北大コラム第5回「農作物の自殖と他殖」掲載中 http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary2/2015/08/21182423.php

こちらの「活動ブログ」と「まちかどサイエンス」は文章を書く練習になるので、まだ投稿したことがない方は是非、チャレンジしてみてください。

投稿者:事務局 |個別ページ

2015.08.20

有意義な夏休みを過ごしました。

こんにちは。 仙台二華高等学校の山本真瑠です。 夏休みも終わり、振り返ってみると様々な経験がありました。 なかでも先日、科学の甲子園宮城チャレンジに参加してきたことは、とても良い経験でした。 一年生のみでの参加ということもあり、前年度の筆記問題へのチャレンジでは知らないことも多くあり、とても苦戦しましたが、実技では、帆とプロペラを作成しその風によって台車を動かすという課題が出されました。この競技では、幸いにも良い結果を出すことが出来、次の課題への取り組みも力が入っています。 しかし、前回科学者の卵に参加したときに、紫陽花のpHに関して伊藤先生に質問をしに伺ったとき、「1つのことに囚われて考えてはいけない」と指摘されました。 確かに、『知識』というものはとても大切なものだと思います。ですが甲子園宮城チャレンジでの他校の方々の発想を見ていると、先生に指摘を受けたとおり多角的に考えるという視点が欠けているのかな...。とも思わされました。 今回このような経験を通し、自分の弱点が少し見えたような気がしました。 これを活かしながら、次回の科学者の卵も頑張っていこうかなと思います。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

2015.08.10

講演会のお知らせ 「躍動する夜空 宇宙の花火」 9月4日(金)開催

科学者の卵受講生のみなさん、OBOGのみなさん、こんにちは。

本日は東北大学 大学院 理学研究科・理学部から講演会のお知らせです。

天文、宇宙に興味がある方、おすすめです!


理学研究科天文専攻主催講演会【イベント】9月4日(金)開催

全国同時七夕講演会 シュリ・クルカルニ博士

一般講演会「躍動する夜空 宇宙の花火」 → ポスター


以下、http://www.sci.tohoku.ac.jp/news/20150804-3643.html より引用させていただきます。

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我々の宇宙内では頻繁に色々な種類の爆発が起こっており、それらの爆発により、生命を支える多くの元素が作られてきました。

それらの結果がどのような機器を使い、どのようにして研究されてきたかをわかりやすく説明し、夜空がいかに躍動的かをお話します。

※日英同時通訳


■日  時:平成27年9月4日(金) 18:30-20:00(18:00開場)


■会  場:仙台市情報・産業プラザネットU セミナールーム(2)B

仙台市青葉区中央1丁目3番1号(AER 6F) TEL:022-724-1200


■参加費 :無料


■お申込み:以下の申込みページよりお申込みください。

http://www.sci.tohoku.ac.jp/mediaoffice/20150804-3644.html


■定  員:申し込みは定員70名に達し次第受付終了となります。

定員に達した場合ホームページでお知らせいたします。


■申込締切:9月2日(水)


■内  容:

18:30 開会挨拶

18:35 短時間講演

18:50 クルカルニ博士講演「躍動する夜空 宇宙の花火」

19:30 質疑応答

20:00 閉会挨拶


【お問合せ】

理学研究科・理学部広報・アウトリーチ支援室

TEL: 022-795-6708

FAX: 022-795-5831

Email: sci-koho[at]mail.sci.tohoku.ac.jp

*[at]を@に置き換えてください。

投稿者:事務局 |個別ページ

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